【DEA†H NO†E】さくらTVと故・出目川氏と雑談厨のスレ【ch5】
DeathNote page.88 「会話」
煽り『キラの役割をこなす魅上だが、そのメッセージは…?!』
ニュース6にてキラの声明を読み上げる清楚高田
高田『キラは前科であろうと
その罪によってはその人間を許しません』
操作本部 モニターを見る松田と伊出
伊出「前科…
過去の罪でも許さないという事か…」
松田「か…考えてみれば
今はかなり小さな罪でも裁かれている訳ですから
過去でも大きな犯罪は裁く……
って事っすかね………………」
ホテル内 月と相沢
月 (違うぞ魅上…
キラは犯罪を抑止する為の存在であるべき
更正した人間への裁きは恐怖を生む…
魅上(おまえ)のやり方は
罪を許さない ただそれだけ…)
ホテル室内をモニタリングする松田に電話する相沢
相沢「松田どうだ?」
松田「あっはい
今日も映像・音声ともクリアです」
月 (…………………
思っていたより早く僕の考えとズレてきている
早く魅上とコンタクトを取り軌道修正を…………
高田の方はどうにでもなる…
後は魅上の頭がどこまで回るか…)
相沢「どうした月くん
元気がない様だが…」
月 「いえ…
いくらキラ逮捕の為とはいえ
こうして高田さんを騙しているのが………」
相沢「……………………」
月 「しかし今はこれしか方法がないのも事実…
早くキラを何とかしなければ
彼女は用済みになった時点で恐らく殺される…
学友 いや親友として彼女を助けたい」
相沢「それなら何も悩む必要はない
彼女の為…ひいては世の人の為
キラ逮捕に専念する事だ」
月 「はい…父の為にも………」
相沢「………
うむ…そうだな」
テレビ画面に映る高田
高田『----------本日から
視聴者の御意見 御希望に加えて
私 高田清美の意見も多少述べさせて頂く事に致しました
これは私とキラとで意見交換ができれば
より詳しい報道ができると考える物であり----------』
松田「おっ 早速
タッキィが月くんの指示通りに」
魅上自宅・高田のニュースを見る魅上
高田『現在 キラを支援すると表明している
多くの国・企業-------』
魅上(………
キラに意見……彼女らしいといえば彼女らしいが…)
高田『この支援とは言葉ばかりで
実際にどの様な形で協力しているのか
また していいのか明らかではありません』
アヒルのおもちゃと遊びながらニュースを見るニア
ニア(顔を出しキラに意見するという事が
どういう事なのかわかっているのか? この馬鹿女…
………レスターの報告では
高田は昨夜 何者かと密会している…
あるいはそれが関係しているのか…)
高田『特に各国の軍や警察がどうあるべきなのか
キラ自身が指示する事が これからの世界を
より良くしていく早道と私は考えます
キラにはこれに対し是非考えを------』
魅上(……………これはおかしい……
高田清美は今迄NHNのアナウンサーとしての立場を踏まえ
常に中立であった…
世界がキラに傾いたのも確かだが
これでは余りにもキラ寄りな発言…上からの圧力か?
…いや 今のNHN…日本政府にでさえそんな勇気のある者はいない…
現状の高田に逆らう事は死を意味する…
…………今の高田に意見できる者がりうとしたら…………まさか…)
ニア(…………警察がどうあるべきか?…………
この提案 高田自身のものなのか……それとも…)
マイクのスイッチを入れるニア
ニア「レスター 高田の昨夜の密会の相手
何としても割り出して下さい」
レスター「………それが……」
ニア「?」
レスター「高田清美のガードはとにかく固く近付く事すら容易ではない
………甘く見ていた様だ………
昨夜の密会を探ろうとしたルポライターも護衛に捕まり
6時のニュースで不法侵入として報道 9時にはもう裁かれていた……
高田の携帯等の会話傍受への対策も徹底されている
もはや合衆国大統領以上のガード……
護衛もキラ関連の番組に何度も足を運び かつ
素性の確かな者で固めている
ここに入り込むのは相当難しい」
ニア「……もうジェパンニ・リドナーもそちらに着く頃です
何とか入り込んで下さい」
レスター「………努力してみる……」
ニア「……………」
高田、放映を終え護衛を従えながら移動
護衛「高様お疲れ様でーす」
高田 月に電話をかける
高田「私です どこに?」
月 「ペリネホテル1311」
その様子をモニタニングする松田と伊出
伊出「いやに早いな」
松田「こういう時は一秒でも早く逢いたいものですよ伊出さん」
高田「皆さん 今日も知人に会いますので
昨日と同様でお願いします」
護衛「はい 高田様」
ホテル内 相沢と月
相沢「じゃあ月くん 俺は本部の方に」
月 「はい」
月 (高田……この調子なら十分だ…
もう彼女には何を言っても……)
ホテル前 レスター
レスター「ニア 高田はペリネホテルに…
これから高田がホテルを出るまでは
高田の指名した人間以外は全て出入り禁止になる」
ニア(…どの部屋に入ったかもわからないという事か……)
ニア「では高田に指名させるくらいの護衛にならなければ意味がありません」
レスター「………努力する………」
高田 室内に入る
月と高田 暫く見つめ会い 月は高田に手を差しのべ 抱き締める
高田「や……夜神くん…
あれでよかったのかしら?」
月 「ああ……でもまずは
今日も来てくれた事に感謝してしまう」
モニタリングする捜査員面々
伊出「い…いくらなんでも抱き締めたりするのは早くないか?」
松田「な事ないですよ 昨日の雰囲気からすれば」
相沢「ふむ」
キスを交す月と高田
伊出「うわっ
こ…これは駄目だろ 消せ」
松田「な 何焦ってんすか 伊出さん」
高田の携帯が鳴る
高田「ごめんなさい……」
月 「いや いいんだ
高田さんが忙しいのはわかってる」
伊出「おっ!
これこそ恋愛のパターン」
松田「伊出さんは恋愛を映画でしか観た事ないんすね? …」
電話の相手はキラ=魅上だった
魅上「キラだ
テレビを見ろ さくらTVだ」
高田「キラ?!」
月 「!」
月 (まさか魅上 高田に直に…
! ……………………)
伊出「今 彼女「キラ」って言ったぞ」
松田「まさか…」
さくらTV司会者「さくらTVを…」
魅上「今映っている馬鹿な司会者が40秒後に死ぬ」
司会者「あう…」ドサッ
相沢「し…死んだ
まずい 本物だ」
松田「…いや キラから電話…
これは進展じゃ? …」
魅上「今は局内か?」
高田「………いえ…」
魅上「どういう状況に居る?………答えろ」
高田「………ゆ…友人と二人でホテルの一室に…」
魅上(……友人? ……ホテルの一室…………)
魅上「二人きり……ホテルの部屋………………
あんな事を言わせたのはそこに居る者か?」
高田「………あんな事?」
魅上「キラへの意見をおまえに言わせたのは
今一緒にいる者かと聞いているんだ」
高田(………このままでは夜神くんが……)
魅上「正直に答えろ 答えなければ
そこに居る者もおまえも死ぬだけだ」
高田「…………はい……
ここに居る友人のアドバイスもあって……私の判断で…」
魅上(………… ………… ………… …………)
魅上「その者と電話を代われ」
高田、月に携帯を渡す
高田「電話を代わって欲しいと」
月 (魅上……どう出る……)
伊出「月くんが電話に…まずいな…」
松田「流石の月くんもタッキィとの密会が
キラにバレたらどうしようも…」
月 「………代わりました」
魅上「………まさか……
あなたが神か?」
月 (やった!!)
月 「はい」
魅上(神!! キラ! ………)
魅上「………し…失礼ですが 神としての証は」
月 (………こいは意味不明な会話を装えば簡単だ)
月 「11月26日? 5枚?
何の事です?」
魅上(………11月26日…
ノートの送られて来た封筒にあった消印
指示が書いてあった便箋が5枚……
神だ やっと神と………)
魅上(しかし 私の名前や居住地まで知っている神が…
こんな遠回りな形になったのは
…………やはり…………)
月 (魅上…… 悟れているのか…)
魅上「神は今 自由には動けない…………」
月 「! そうです」
月 (魅上 おまえを選択した事は間違いじゃなかった)
魅上「今も見張られている……そうですね」
月 「そうです」
月 (よし! ここまで頭が回るとは期待以上だ
それに電話してきたこのタイミング…運も持っている)
月 「はい 高田アナとは本当にただの友人で
はい……はい そうです」
松田「月くんの顔が真っ青だ…もう駄目かも…」
伊出「何を話してるかだけでもわかればいいんだが…」
魅上「では後は 神の召すままに」
月、モニタに映る様にメモを書き出す
メモの内容:
キラが すぐ近くにいるであろう高田のボディガードのキラ崇拝者に
盗聴器などがないか部屋を調べさせろと言っている
やむをえずに先に取り外す
捜査員「! …………」
高田(盗聴……これは何……?)
相沢「仕方ない………」
伊出「ひとつくらいごまかして残せない物か?……」
相沢「いや そんな事をしてバレたら確実に殺される」
松田「大丈夫っすかね? タッキィと月くん…………」
月、カメラと盗聴器を外し終える
月 (これでもう本部には漏れない)
高田「ひ…ひどい
私を騙してキラを捕まえようと………」
月 「違う 落ち着いて
いいかい…清美……
僕がキラなんだ………」
高田「!?」
田「キラ…」
月 「そう 僕がキラ ただ それだけの事だ」
高田(…………夜神くんがキラ………)
月 「いいか 清美に僕が誰なのか聞く様なことは一切許されない」
魅上「わかってます
それより こうして神と会話できた事に感謝します」
月 「もうわかってると思うが
現状僕は未だキラを捕まえようとしている者に常に見張られている
しかし奴等はまだ殺せない
今後はお前への指示は見張りにわからぬ様清美にメモを渡す
今迄はどうやってキラのメッセージをNHNね送っていた?」
魅上「NHN局長のアドレスへ
海外を二重三重に経由して発信源がわからぬ様に…」
月 「よし! それなら簡単には辿れない
キラのメッセージは今迄通りのやり方でいい
いいか 清美の携帯は安全だ
メモの内容は清美が電話して伝える
何かあればその時清美に言うんだ 逆にまた僕に伝わる」
魅上「わかりました」
電話を切る月
月 「清美…大体の事は飲み込めたか?
僕がキラで今の電話の男はキラの能力を分け与えている者だ」
高田「………や…やっぱりすごい……
あなたは私の人生の中で 私が認め尊敬できた唯一の男性……
……そしてあなたがキラなんて凄すぎる…」
月 「ありがとう 力を合わせて創ろう
大学の頃 君が言っていた様な 心の優しい人間だけの世界を」
月 「僕は その新世界の神に 君は 女神になるんだ」
高田「夜神くん……」
月、高田の頬に手をあて、高田は服を脱ぐ描写
場面は切り替わり 月本部への帰途 本部で電話する月
松田「わっ 月くんから 月くん 無事か?!」
月 「はい…彼女が僕もキラ崇拝者で 彼女の恋人だと言ってくれた事で助かりました
彼女がキラに意見する事は自由ですが 暫くはキラが彼女に
電話をしてくる様な事はおそらくなく 送られてくるキラの指示を
彼女が読み上げるだけになるでしょう
しかし彼女から キラのメッセージは上司の誰かにメールで来ていると
聞きだせました そこから調査していけば あるいは………」
松田「おおっ 流石月くん」
月 「盗聴等はキラに協力していこうとする警察がその記録の為に
録っていた それで一応納得させました
僕は今後も彼女と本気で付合う形を取りキラを探ろうと思います」
松田「うんうん 結果オーライでこれならいけそうっすね」
伊出「うむ」
相沢「………………………………」
page.88 終わり 次号、連載2周年巻頭カラ0「同心」!!