【お嬢】スクラン沢近萌へスレ♯7【金髪】

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917名無しかわいいよ名無し
業界共通〆の24日にあと1日を残し、播磨はなんとか120Pの原稿を描きあげた。
真っ白に燃え尽きて寝ている播磨の横で、天満が晶からの電話に出ている。
どうやら、愛理はクリスマスから年明けまでを英国で過ごすことになった模様だ。

クリスマスパーティーの時に渡そうと思っていた文化祭のアルバムを渡さなきゃ、と
あわただしく包装をはじめる天満は、間違えて播磨の完成原稿を包んでしまう。

播磨が目覚めた時には食事の用意が整っており、その食卓で沢近出国のことと、
餞別を渡してきたことを聞かされても、播磨はとりたてて関心を向けなかった。

談講社に向かおうと、原稿を探しているところに、素っ頓狂な天満の声が聞こえる。
何故か、渡したはずのアルバムが残っている。そして、播磨の完成原稿は無い。

空港へとバイクを走らせる播磨。
ハンガーから誘導路へと向かう自家用ジェット機に立ちはだかる。
降りてきた沢近に餞別の場所を必死に尋ねる。
飛行機の風防越しにふたりの無言劇を見ていた沢近父には、何か気づくところがあったようだ。
忠実なナカムラに訝るような視線を向けると、ナカムラは沢近の気持ちについて語る。
寂しいけれど、残して行こう。
沢近母と話し合い、そう決める沢近父。
投げ出されるトランク類。
かくして沢近愛理は一人、日本に取り残されることに。
使用人には冬休みを与えたのに、どうやって生活するのよ、と噛みつく沢近を刑部邸に同伴する播磨で引き。