【ネギま!】超鈴音は中共の工作員!!【愛国無罪】

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6名無しかわいいよ名無し
度重なる中国各地の反日暴動、内政干渉、捏造の数々……中国政府の横暴なまでの反日政策が、
ここ麻帆良学園においても嫌中派の急増という暗い影を落とした。
勿論3-Aとて例外ではない。

「おはようアル……」
朝の教室には一日の始まりを象徴する爽やかな空気が溢れ、生徒達は和気藹々とお喋りやおふざけに興じていた。
登校してくる者達へ口々におはようの挨拶が投げかけられる。
しかし、超の場合は違った。
しん……。
部屋は一瞬にして静まり返り、皆の冷ややかな視線が超へとぶつけられる。
「チッ…」
誰かの舌打ちが響いた。
「うわっ、チャンコロのおでましだぁ〜♥」
無遠慮な雑言をぶしつけてきたのは桜子だ。
今ではもう慣れたとは言え、自分に向けた敵意が充ち満ちたこの空間は、やはり不快なものに変わりなかった。
ある時期を境に豹変してしまったクラスメイト達、彼女らの口撃の一つ一つが、超の神経を着実にえぐりとっていく。

一時間目、英語の授業が始まった。
担当はクラス担任でもあるネギ先生だ。
超の背筋を冷や汗が流れ落ちる。
(やるネ…もう限界アル、言うなら今しか無いネ!)
「……先生っ!」
教科書を開き授業を開始しようとした矢先の挙手に、ネギはやや目を丸くしながらも超を指さした。
「ハイ、超さん。なんでしょうか?」
超は意を決して席を立ち、強い意志の込められた目でクラスメイト達を眺め回しつつ、大きく息を吸い、そして口を開く。
「ここ最近、嫌中感情が高まるに連れ、私と古の二人へのイジメとも取れる行為が……目立つようになってきたアル。
 学校はあくまでも神聖な教育の場であるべきネ。
 ネギ先生、先生はこれについてどうお考えアルか!?」
ネギならば、何とかしてくれるのではないか……そんな淡い期待が超には有った。
だが。
ネギはニヤァと意地の悪い笑みを浮かべると、まるで別人でもあるかのような口ぶりで、こう言った。
「……僕ぁ特別、中国政府に恨みがあるという訳ではありませんが……。
 まぁなんですか、あなた方は中華料理こそは至高・中国は料理文化を極めたと、そう吹聴して回っているそうじゃぁ無いですか。
 それに引き替えイギリス……まぁ僕はウェールズの出身ですが、大英帝国は……料理に関しては見るべきものが何も無いと、
 世界中で笑い話の種にされている。
 こいつぁ不公平ってもんじゃぁないですかね?」
予想外の流れに超は狼狽する。
「な、何言って……」
『そうだそうだ!!!』
超が言い終わらぬ内に、教室中からネギの発言を囃し立てる喝采が沸き起こった。
「全く、これだからチャイニーズは困るですぅ」
のどかがニヤニヤといやらしい笑みを浮かべながら言った。
「中華思想ってヤツ?ウザイんだよね〜」
明日菜の苛立ち混じりの言葉が追い打ちをかける。
「もっと自分の立場ってもんを自覚した方がいいんじゃない?」
裕奈の声に、再び拍手喝采が巻き起こる。
「あ、あぁ……」
膝下をガクガクと震えさせながら、超は絶望に掠れた声をあげた。
3-Aに……いや、少なくともここ麻帆良学園において、超の居場所は何処にも見あたらなかった。