さくらTVと出目川と何かのスレ

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煽り 諦めない男たち。
あらすじ メロ鯵にいたシドウにより突入は失敗。
 予想外の展開に短期決戦を考える月の次なる策は、
 大胆にも捜査本部にキラからとしてデスノートを送り、
 目の取引をし再度突入させる策。だが、そこで父が!?
煽り 命を賭ける決意!!

捜査本部
父「私が死神と目の取引をする
 いやさせてくれ」
一同「……・・・・・・・・・・・・次長・・・・・・」
月(・・・・・・・・・・・・・・・そこまで思い詰めていたのか
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 こうなると止めても・・・
 それに誰かが目を持たなければ・・・・・・・・・・・・・・・
 次の策は進まない・・・)
松田「次長僕がやりますって・・・
  僕なんか他に役に立たないんですから」
父「松田気持ちは有難いが・・・
 私は私の責任でノートを持ち出しそして
 自分と娘の命と引き換えに渡してしまった・・・
 取り戻す事ができそれに犠牲が伴うのならば私が犠牲になるべきだ」
月「・・・・・・・・・しかし父さん・・・言い難い事だが・・・」
父「!?なんだ?ライト」
月「いざという時に・・・犯罪者であろうとノートで人を殺さなければ
 ならない局面になった時…………父さんにはできないだろう?……」
父「!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
父「いや 殺す・・・そしてその13日後に私も死ぬ・・・」
月(・・・・・・・・・・・・私も死ぬ・・・か父さんらしい・・・
 このままでは粧裕も自分もいつ死ぬかわからない・・・
 それに犯人達に生かされている現状も父さんには屈辱で
 苦悩でしかないはず・・・当然といえば当然の選択か・・・
 ・・・・・・・・・・・・父さんがノートに名前を書く様な
 展開になったら・・・・・・・・・・・・・・・
 その時は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)
月「わかったよ父さん目の取引をするなら父さんだ」
リューク(ククッついに父親まで利用かよ?・・・・・・・・・・・・)
月「あなたの話によれば目の取引をして人間を見ると名前と寿命が見えるが
 ノートの所有権を持った人間だけは名前しか見えない
 そうですね?死神リューク」
リューク「はいそうです」
井出「うむキラもリュークに嘘を言わせているとは思えない
  メロ側にも目を持つものがいるなら次長に今から所有権があったのでは
  写真を見られただけでもバレてしまう」
月「よって取引をするのは敵のアジトに突入する直前
 それまでは一番顔の割れている可能性の低い井出さんに
 ノートの所有権というのを持ってもらう
 ・・・・・・・・・・・・死神リュークキラの遣いとして来ただけで
 キラの事は我々の事は教えない・・・」
リューク「はい絶対教えません」
月「しかし僕達が全てキラの思惑通りになる必要もない」
「?」
71page.72「確認」:2005/07/15(金) 04:48:47 ID:c06JP7Bp
月「父さんが目の取引をしたからといってキラが殺せないメロ側の生き残りを
 父さんが殺さなければならない訳ではないそれはあくまでも最終手段だ
 確保が第一だが最悪顔の映像や写真を手に入れられれば
 それを報道しキラに殺させると脅す策をとればいい」
松田「えっそれだったら次長は目の取引しなくてもいいんじゃ?
  ・・・・・・・・・・・・・・・」
父「いや突入時どんな状態になるかわからん
 そこで「目があればよかった」では後の祭りになる
 備えられるなら備えていくべきだ」  
松田「で・・・でも相手にも目を持った者が居るのなら
  次長がノートや目を持っているとわかった時点で次長が
  殺されるんじゃ?・・・」
月「いや現場で相対したとしてもこっちは顔を隠している
 いや相対する事もないリュークの話ではキラはメロ達の
 目を持った者の名前も顔も知っている」
リューク「はいそうです」
月「つまりこっちが突入する時は向こうの目はキラが殺した後」
リューク「そうですね23時58分にその人間は死にます。
月「それならもし誰かを取り逃がしてもノートさえ
 こっちが押さえれば何の問題もない
 万が一ノートを持って逃げられてもこっちは顔を隠していくんだ
 向こうがまた他の人間で死神と目の取引をし父さんの写真でも
 見ない限りバレはしない」
松田「・・・・・・・・・・・・なるほど」
月「しかしキラもアジトにどれだけの者がいるかは
 把握できていないから万全を期す為に我々にノートを与え
 踏み込ませる事を考えた
 キラの策に乗るのは癪だがいい策だ・・・」
リューク(っておまえがキラなんだし・・・・・・・・・・・・よくまあ悪知恵が働くよ・・・)
月「決してキラを正義と認めてはならないが
 マフィアでありノートを持つメロ達を放っておく事はできない
 それなら今はこの策を成功させる事に専念するべきだ
 そしてメロ達を倒したらノートはこっちに渡すが
 目を持ったものは目を放棄するそれがキラの条件だな?」
リューク「はいいくら手を組むといっても
    いつまでも目を持たれていては困る放棄しなければ
    そいつを殺すと言っていました」
松田「・・・・・・・・・・・・それじゃ本当に次長の寿命が
  縮むだけじゃ・・・・・・・・・・・・」
父「それで奴等を壊滅できるなら私は構わん
 それにノートも死神も得られるなら今後キラを追う為に
 悪い条件ではない」
72page.72「確認」:2005/07/15(金) 04:49:32 ID:c06JP7Bp
月「今は11月10日までにこのアジトを徹底的に
 調べあげる事・・・人数・・・出入り口・・・逃げ道・・・
 それとリューク」
リューク「はい?」
月「向こうにも死神がいて見張っていると考えられるが
 それはキラから何か言われていますか?」
リューク「いえ・・・なにも」
月「その死神はこの前の部隊突入時へるめっとを取り
 犯人たちの手助けをしています」
リューク「そうなんですか?」
月「その死神のいる場所へ行ったらリュークにはその死神が
 見えるそうですね?」
リューク「はい見えます」
月「犯人たち側にまた同じ手助けをさせない様にできますか?」
リューク「・・・・・・・はいできると思います」
月「どうやって?」
リューク「その死神はノートを人間から取り戻したいだけですから
 私が一言「黙ってみていればノートは戻る」といえばいいんです」
月「確実ですか?」
リューク「はい確実です
 死神は人間の言う事より死神の言う事を信じます」
月「11月10日23時59分・・・その数分前に
 リュークが相手の死神に話をつけその後59分に突入」
父「うむ」
リューク「はい」
リューク(ふーっ・・・何だコレ?でも面白・・・
 これでシドウにもノートが戻り一件落着にはなりそうだし
 何よりも総一郎が目の取引をして突入ってのは面白そうだ)
月「突入時にはフル装備はもちろん通信機だけではなく
 ヘルメットに皆さんの視線と同じ様に見えるカメラを付けます
 では明日にでもアジトの四方に望遠の監視カメラを設置し――」
73page.72「確認」:2005/07/15(金) 04:50:12 ID:c06JP7Bp
11月7日
相沢「今までに出入りで確認できたのが18人」
月「さすがにメロが外に出る事はないだろうが
 ここで間違いないだろう」
井出「18人中17人がFBIのマフィアの資料に入っているって事は
 突入時にはこの17人は死んでいると考えていいな」
相沢「キラを信じるならそういう事になる」
ピピ
月「!模木さん」
模木「先ほど外に出たグレッグ=パーカーが
 食糧を大量に買い込み車でアジトに向かっています
 それで――
 同じ銘柄のチョコを大量に箱買いした裏も取れました」
相沢「決まりだな」
井出「ああチョコでというのもなんだが
 出入り口がふたつしかないのもわかったしいよいよ三日後が
 楽しみになってきた」
父(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)
父「ライト」
月「?」
父「頼んだぞ」
月「・・・・・・ああ」

74page.72「確認」:2005/07/15(金) 04:50:36 ID:c06JP7Bp
11月10日23時47分
月「皆さん準備はいいですね」
父「OKだ」
相沢「OK」
月「夜神次長リュークを」
父「ああ横で聞いている」
リューク「はいL聞こえてます死神は地獄耳ですから…」
月「相手の死神はそこから見えますか?」
リューク「はいよく見えます入口の前で暇そうに座っています」
月「では手はず通りにお願いします」
リューク(ふーっまず気付かれない様に近づいてと…」
わさっ
リューク「シドウ声出すな」
ザッ
シドウ「えっ…あ…リュ…」
マフィア「ん?何か言ったか?シドウ」
シドウ「あはい異常ありません」
マフィア「さっきも寝言言ってたみたいだがちゃんと見張ってろよ」
リューク「何おまえ人間に使われたんだよ馬鹿じゃねーの?」
シドウ(・・・・・・・・だってこうしてないとノートが・・・)
リューク「いや…今の俺はおまえの事言えないか・・・・・・・・・
 いいか今から警察が突入して中の奴等を皆殺しにする
 おまえは黙って見てろ」
シ(え…皆殺しって…それされたら俺の任務が…)
リューク「あのなこの前の突入だってお前が余計な事しなければ
 中の奴等皆死んでノートはおまえに戻ったそう思わないか?」
シドウ(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あっそうだな
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・おお…)
リューク「わかったな?何もするなよOKなら口を閉じろ」
シドウ むっ
リューク「死神には話つけました」
父「L死神の方はリュークが上手くやった様だ」
月(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)
月「では夜神次長・・・死神と目の取引を」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  
父「リューク頼む」
リューク「………わかりました…」
ズッ・・
ギィィン・・・
月「夜神次長渡した犯人達のメンバーと思われる者達の
 写真を見て名前や寿命が見えますか?」
父「ああ見える」
月「23時59分!!」
父「名前と寿命が見えなくなった!!突入する!」
バン
11月10日23時59分 突入

煽り すべてを装備しノート奪還へ!!

次号作者取材の為、休載させていただきます。35号は「背水」!!