【あなたがくれた】武装錬金総合萌えスレ51【一片の勇気!】 じゃあスレ立てに挑戦してみる
よろしくお願いします、戦士952
さて、埋めは最終話まで終わったコトだし、好きな話投票でもやらないか? と とりあえず俺は 1、第45話「二ヶ月前の春の夜」 2、第17話「FADE TO BLACK」 3、第38話「a friend of everybody」
んじゃあ、俺は 1.第48,49話 『戦士の休息』 『新たなる任務』 2.第50話 『Say it not so,Bravo.』 3.第38話 『a fliend of everybody』 一番切ねえ話 第32話 『早坂姉弟の世界』
物凄〜く気の早いこと言うけど、一通りスレタイ案が出尽くしたら 【○○(キャラ名)】【○○(台詞)】みたいなんを順番で全キャラ分やりたい… え?あ、はい、そうなんです。毒島タンの名前をスレタイに入れたいんです
自分が好きな話=ブソレン未読の人にお薦めしたくなるエピソードで挙げてみる。 1「沸き立つ力」 「同類項」からの、学園防衛戦というシチュが最高。少年誌のバトル漫画で 案外ありそうで無い流れだと思う。調整体の群れにたった二人で立ち向かう 主人公とヒロインに萌え燃え。扇動者による疑心暗鬼、友情による援護、覚醒 (後の悲劇の伏線だけど‥)による形成逆転など、よく詰め込んだものだなとw 2「諦めるな!」 ジェットコースターな展開。これもよく詰めたもんだ。 締めのモノローグ、後に再殺宣告を受けたカズキとTQNの選択を思うと 切なさが増します。早坂姉弟好きなんでどちらも助かって良かった 3「BOY MEETS BATTLE GIRL」 爽やかで微笑ましくて哀しい。赤マルで真のハッピーエンドになるのを願いつつ、 今は完結編を待ってこの順位に。青空の下、給水塔に座すカズキの孤独な背中が良い。
スレの流れを読まず投下してみる。2レスほど失礼します。 埋め立てってことで大目に見ていただきたい。 錬金戦団に戦慄が走り抜けた。 百戦錬磨の戦士たちが何者かに襲われ、核金を奪われるという事件が起こったのだ。 被害は日を追うごとに増え、カズキたちの周りにまでその魔の手は忍びよる。 「桜花センパイ!」 「ねえさん!!!」 桜花が何者かに襲われ、核金を奪われた。 「大丈夫、怪我は軽いわ。…でも、核金を…」 幸い軽傷ですんだ桜花。 だが、魔の手は確実に周囲に迫っていた。 そして。 円山、戦部、根来が次々と何者かによって襲われてしまう。 再殺部隊の戦士たちまでがやられてしまったことに動揺を隠せないカズキたち。 警戒が高まるなか、新たな犠牲者が出てしまう。 犠牲者は戦士・毒島。 どれほど抵抗したのだろうか、戦士・毒島は深刻な重傷を負っていた。 素肌も見えぬほどに包帯で真っ白の体にたくさんのチューブを繋がれて集中治療室で眠り続ける毒島。 そして、血の出るほどにこぶしを握り締め、毒島を見つめ続ける火渡戦士長。 「これ以上犠牲者が出るのを見てるわけにはいかない。 こちらから動かなきゃ…!!」 カズキたちが動き出す。 大きな戦力となる火渡に声をかけようとしたカズキたちを、犬飼が静かに引きとめた。
「…今の戦士長にここを離れることはできません」 「え…?」 「あなた方にならわかるでしょう。我々には戦う理由がある。 何かを求めていたり、誰かを守りたかったり。 …戦士長の戦う理由は、今ここにあります」 火渡は毒島のそばを離れることはできない、と。 犬飼はそう言っているのだ。 「…わかったよ。敵は必ず俺達が…!!!」 ……っ て 夢 を 見 た 。 やべえ錬金の夢見ちゃった!!!とか思ったよ。 起きてしばらくニヤニヤしてたら家族に変な顔されたw 全体通してドのつくシリアスな話だったんだが倫太郎があまりに格好よくて夢だと気づいた_| ̄|○ すげえ格好良かったよ倫太郎…!!(笑) カズトキ、火毒、桜秋が出てきたあたり自分にも萌え戦士として合格でつか?!(・∀・)
萌えたー(*´Д`*)!!!!!!ハァハァ なににって倫太郎に!!(笑)ってそのコメントワロスww きっとソレは予知夢だなとか言ってみる。見てみたいなぁ、そんなカッコイイ倫太郎。(火毒もマジ萌えス)
好きな話 1位 BOY MEETS BATTLE GIRL 2位 ハートシフト 3位 FADE TO BLACK 次点 一心同体 ええ、ストロベリー大好きですw
1位 FADE TO BLACK もうこの話は文句のつけようがないできで蝶サイコー 2位 a friend of everybody 35話の顔が見えなくても一発で分かるが伏線になってたところが凄く好き 3位 早坂姉弟の世界 やっぱり和月にはこのくらい、暗い話があってると思う 他にも パピヨンVSバタフライ say it not so,bravo boy meets battle girlとかいろいろあって絞り込めないよ
むー、順位を決めるのは難しいなぁ… 自分は初めて読んだのが錬金二話『ミッドナイト・ラン』でそこでコミック買うの決めたからw その時は『あの和月がラブコメ!?』って新鮮な組み合わせに惹かれたってのもあったけど。 なんで錬金にハマッた回はどれっていうのも埋めネタに入れてください(←何を勝手に)
>>960 犬飼格好良すぎて爆笑した。今、自分の中で彼の評価が急上昇した。
好きな話ありすぎて選ぶのしんどいな…
なんで、皆と被らなそうなところから3つ
1位 第27話 「二人ぼっち」
ラストのTQN、桜花、秋水がためらってる中、
一人特攻するカズキ燃え
2位 第18話 「もしもキミが自分を偽善と疑うならば」
弱さをみせるカズキ、空気の読めないブラボー、LXE登場、
「どうだい気分は?」「蝶、サイコー!」 と見所たっぷり
3位 第72話 「GONE INTO FLAME」
ロッカーとシルバースキン、過去の希望と未来の希望に全米が泣いた
>>960 倫太郎燃えw
>>965 ハマッた回は第4話 「ホムンクルス・寄生」
カズキの「それでも ゴメン」 でキタ
>>ハマッた回 一話目。表紙見て和月ダメポと思った直後、おかっぱの女子がうなじ。 更には学園ものでいいひとな主人公と、まひろ。 和月が俺の中で和月先生になった瞬間だった。 55話辺りで進化して和月神になった。 好きなのは順に1位「二ヶ月前の春の夜」 2位「FADE TO BLACK」3位「GONE INTO FLAME」です。 967氏と同じで七十二話はロッカーとシルバースキンに鳥肌が立った。 「早坂兄弟の世界」に近い、和月氏特有の谷の深さが好き。 なんていうか、好きな話のサブタイって気合入ってるのが多い。 サブタイ自体が力を持ってるというか、雰囲気があるというか。
969 :
960 :2005/06/20(月) 01:17:55 ID:gRO8SfIh
チラシの裏スイマセン!! けどどうしても皆に報告したいことが!!! 親友(女)から結婚すると連絡もらったんですよ! 心の奥底からお祝い言ったわけですよ!! 彼女ありがとうって本当に幸せそうですよ!! で、いろいろ話聞いてたんですが結婚相手、お名前が 犬 飼 さ ん と 言 う そ う で す 。 予知夢! ある意味予知夢だったよ今朝の夢!!!! (電話口で噴出しそうになった自分を許してください親友。_| ̄|○ ) つか倫太郎(仮)! 俺の大切な親友なので幸せにしないと許さんぞ(゚Д゚)ゴルァ!!! 今度倫太郎(仮)を紹介してくれるそうです。 今からものすごく楽しみです。
jlihjdvjasdl;ofmvldj lflkrlkf u kll llo fkllflf l いままで2chのご利用 感謝します
971 :
名無しかわいいよ名無し :2005/06/20(月) 04:53:52 ID:FSIUyDWW
jlihjdvjasdl;ofmvldj lflkrlkf u kll llo fkllflf l いままで2chのご利用 感謝します
>>969 マジかッ!?・・・世の中奥が深いなぁ・・・
メガネをかけた犬のぬいぐるみ好きだったら追加報告プリーズ
おめでとう倫太郎! 隊長より先に結婚てのが、なんか一波乱ありそうな気もするが…… 結婚式にテンション高いオカマや全裸のマッチョが乱入しそうな不安もあるが…… それでも今、君は輝いてるよ! 俺の中で、負け犬からワンランク上がった感じ。
毒「ご結婚おめでとうございます」
戦「うむ、めでたいな。仲間の時には、今度は嫁と共に祝えよ」
円「みんなからのお祝いも用意してるわ。なんと戦士長からもよ」
火「カッ! 曲がりなりにも部下だからな。感謝しやがれ」
犬(い、言えない…今更
>>969 で結婚するのは兄(いると思いねえ)だなんて言えない…!)
後日、彼がどうなったのか…それは想像に任せましょう。
好きなエピソードっちゅう事で「日常パート」の話で気に入っているのから。 1.戦士の休息 ウホッ良い水着!というよりも、カズキとTQNの初々しい関係が素敵だ。 ちょっとお互いを意識し始めてるあたりとか、もう、ね。 2.二人ぼっち チン○くらべする男達がバカで良い。銀成学園女子の制服着た細(シー)がトラウマ。 3.VS蛙井(前編) 武藤兄妹のかけあいが良い。でもこの話の一番良いとこは… >ハマった回 TQNの気持ちを汲んで、あえて踏みとどまるカズキの姿。こういうの見せられたら こいつらくっついて欲しいなって思うじゃんw 以降、流し読みから毎週楽しみな マンガに変わった。
>>965 に従ってハマった回を書いてみる。(好きな回は
>>963 )
きっかけは最萌トーナメント。ここ数年ジャンプを買わずに一部の単行本だけ買ってた自分はテキトーな気分でトーナメントを楽しんでいたが、準決勝のTQNvsルキアを見て興味が湧き、古本屋で(野ブヒ朗先生スマン…)1巻を購入。
最初の印象は「ぱっとしないなぁ…」だったが、2話ミッドナイト・ランから4話ホムンクルス・寄生の流れでカズキの気持ち、
TQNのスパルタン&ビューティーっぷり、パピヨンのマスク、そしてカズトキの微妙な関係に完全にハマり、その日のうちに残りの単行本を全部買い、翌週には再びジャンプを買うようになった。
なんか曖昧だが、2話から4話の流れでハマったということで。
あと、帰ってきたら何か集英社から来てた。開けると…
http://k.pic.to/1r62j …
……
………
http://i.pic.to/flrp 嬉しいがこれ2個目…(1個目は実家においてある。)
完全にチラシの裏になっちゃったな。スマン。
>>976 アレですね、いわゆる「保存用」「観賞用」って感じで使いなさいとw
懸賞とか当たったこと無いからうらやましいぜぃ
1位 最終話「BOY MEETS BATTLE GIRL」 カズキと斗貴子さんなら、きっとなんとかなると思えた。 2位 第38話「a friend of everybody」 3バカと武藤兄妹がかっこいい。 3位 第16話「黒死の蝶」 ハマった回。「これがオレの最後の一撃!!」に燃えた。
1ハートシフト 題も良い。カズキを抱き締めた斗貴子さんの台詞、正気に戻ったカズキの目、 この時は姿をみせなかったSH。「カズキの心」に焦点をあてた切なさ全開の話。 2大切な存在を死守せんとする強い意思 三者三様の激情を吐露する熱い回。別名「すごいよマモルさん」な回 3早坂姉弟の世界 重いorz 真由美たん大爆発の回。姉弟の悲しい過去を聞いても武闘派路線を 突き進もうとする斗貴子さん。まさかカズキと戦う事はないだろと思ってた。 次回の話を読むまでは。 ハマったのは「FADE TO BLACK」から。本誌で読んだ時「あ あ‥」のとこで もらい泣きしたのはナイショだ。
ハマった回 第55話 レイニーエモーション ・みんなのお見送り ・カズキ寂しい顔 ・剛太せつねえ ・火渡悪そう ・再殺部隊勢揃い ・剛太かっけえ 助手に七巻読ませてもらって、ケツが割れる程ハマった。 その日に自分でコミックス全揃え。
皆みたく純粋に物語から入ったわけじゃないんだが ここは任せて(73)&ふたつの決戦(74) 理由:毒 島 に や ら れ た 。 そこから萌えスレ→本スレ→7巻買い→他巻買い→原作終了orz 早坂過去編と攻爵死亡の回で「おっ」とは思ったけど その時はそこまではまらなかったんだよな…。
>>969 えっ…犬飼センパイ、ご結婚されるんですか…??
あっ…え、えーと、おめでとうございます…
えっ?あ、イエイエ、別に私は元気ですよ?ええ、本当に…本当におめでとうございますっ…
式には呼んでくださいねっ…!!!
…え?イヤ違うんです、コレは目にゴミが入っただけで…ホント大丈夫ですからっ…
…………………お幸せにッ!!!! (ダッ!!)
オチ無いっス…イヤ、犬飼割とイケメンだから、意外にこんなことあるかなっ、と
イケメンというかおば様たちに人気のありそうな顔だ
犬飼はまだ二十歳になったばかりですよ? 結婚は…… いいなけつじゃない婚約者ぐらいはあってもいいかも知れん。
>>982 なんか毒島が勘違いして火渡戦士長と会話してるようにしか見えないw
てかそっちのが5100倍萌えるんだがw倫太郎と982すまんww
>>980 …助手(´∀`;)?気になるフレーズだ
1位 「BOY MEETS BATTLE GIRL」
この話を読めたから、武装錬金が好きだと胸を張って言える。
2位 「FADE TO BLACK」
この話のおかげで、カズキと斗貴子さんのふたりを心底応援するようになった。
3位以下は序列付けられないや
ハマったのはいつだったかな…
2003年夏だったと思うけどいつの間にかするりと心の中に滑り込んでたような
「ついに……ついに来てしまった……」 緊張と高揚感に包まれ、岡倉は思わず身震いした。サングラスとアロハシャツで変装し、訪れたのは 新 宿 ・ 歌 舞 伎 町 ここより一歩踏み出せば、そこはもう大人の世界。この日のためにバイトで稼いだ軍資金は財布の中。 こっそり調べた風俗マップは頭に叩き込んである。パンツも替えた。歯も磨いた。俺は今日、男になる!! 気合一発、歩きだそうとした瞬間 「あっれ〜〜、岡倉じゃん!」 心 臓 が 飛 び 出 し た 。 驚いて振り向くと、腕を組んでニヤニヤと悪戯っぽい笑みを浮かべた少女。私服と化粧のせいで普段の イメージと違うが、紛れもなく見覚えのある顔だ。 よりによってクラスメート、しかも一番口の軽い女に見つかるとは! 「ヒ、ヒトチガイアルネワタシトオリスガリノクスリウリアルヨ」 甲高い声音とともに微妙にカクカクした動きで首を振る岡倉。少女がジト目で睨んでくる。 「あんたねぇ……変装するなら、まずそのダサイ頭なんとかしなよ」 「バッ! おめ、リーゼントは男の魂なんだよ!!」 あっさり元の口調に戻って言い返す。 「大体、なんでオメーがこんなトコに居るんだよ。女が一人で来る場所じゃねーだろ」 「あぁ、アタシ? 友達にドタキャンされちゃってさ〜。アンタこそなんでココに居んのよ」 「お、俺はたまたま通り掛かっただけで……」 「嘘ばっかり。さっきからどうしようか迷ってたくせに」
「て、て、テメェ! ずっと見てたんじゃねぇか!!」 「なに? エロ本じゃ我慢できなくなってリアルに手出したくなったん?」 図星を突かれて返す言葉も無い。 「いきなりフーゾクなんて淋し過ぎ〜。あんた、ナンパする度胸も無いワケ?」 「……るせぇ。今年の分は海で度胸使い果たしたんだよ」 目を閉じれば酸っぱい思い出が蘇る。親友達はいつの間にか彼女持ったり後輩といい雰囲気だったり、 それに比べて自分は声掛けるお姉さんにことごとく袖にされたり、寮の管理人は役に立たないナンパ術 自慢したり、なんかもう自分だけ置いてけぼりのロンリーメモリー・イン・ビーチ。 「もう、仕方ないなぁ」 少女が岡倉の腕をグイッ、と引く。 「な、なんだよ?」 「こんな所で遊ぶなんてお金の無駄遣いじゃん。今日一日、ヘタレな岡倉にアタシが付き合ったげる。 感謝感激してむせび泣きなさい。……あ、もちろん全部アンタの奢りね」 自分の腕を絡み付かせて身体を寄せてくる。 「なっ!? 馬鹿言ってんじゃねぇ! なんで俺がオメェなんかと……」 「 ば ら す わ よ 」 「ウッ、…………」 「夏休み明けたら、あんた一躍ヒーローよ〜〜。歌舞伎町で脱・童貞の岡倉クン♪」 「未遂だろーが、未遂!」 「キャハハハハ、そっちのがカッコ悪いじゃん!」 岡倉はガックリとうなだれた。そもそも、こいつと口喧嘩で勝てる訳が無い。 結局この日、岡倉は当初の野望を達成することなく、稼いだ軍資金をさんざん貢がされ寄宿舎に帰った。 そして夕飯時にも姿を現さず、枕を涙で濡らしたという……。 (おしまい)
岡倉ァーーッw 多分、恐らく、いつかは、きっと良い日が来るさ。 好きな話 一位 二ヶ月前の春の夜(この話で一気にハマった) 二位 FADE TO BLACK(ひーざーまーくらー) 三位 新たなる任務(後半パートの絶望感に圧倒された)
ねえ、マジカノ女にするなら誰がいい? ・斗貴子 ・まひろ ・桜花 ・ちーちん ・さーちゃん ・千歳 ・毒島 ・ヴィクトリア ・その他 脳内変換無制限で。 俺は桜花様とまっぴー
まっぴーは原作公認の相手がいないからお得だな
剛まぴSS、埋めも兼ねということで…ドゾー
23:50:21 剛太の住む部屋。 剛太は、ホムンクルスとの戦いで受けた傷に包帯を巻いていた。 「……ってぇ。くそっ、あんなとんでもねえ化け物、もう二度と願い下げだぜ…」 毒づきながら手当てを続ける。 そこへ、剛太の服を着て頭にタオルを巻いたまひろが、バスルームから出てきた。 「はぁ〜、スッキリしたぁ♪」 剛太は包帯を巻きながら、まひろの方を見ずに言った。 「……ちゃんとあったまったのか? 風邪ひいたら困るしな…」 「大丈夫! ホットホットよ♪」 剛太は包帯を巻き終わり、「よしっ」と腕を軽く叩いた。 それを見たまひろの眼にやや翳りが生まれた。 その眼に気づいた剛太は言い訳のように、一人呟いた。 「こ、こういうのは自分でやらなきゃな…。自分でやらねえと上手くならんし…」 まひろはしばらく黙っていたが、やがていつもの笑顔を浮かべた。 「じゃあ、ごーたんが上手くなったら、今度はわたしがする! わたし、看護の達人よ♪」 剛太は仕方無さ気に笑った。 「……ああ、そのうちな。……さてと、だいぶ遅くなったけどメシにしよっか」 「うん!」と頷いたまひろが時計に眼をやると、針は十一時五十九分を指している。 「あ゙〜〜〜〜〜〜〜!!!!」 突然、窓ガラスが割れそうな大声をあげたまひろを、剛太は叱りつけた。 「おい! もう夜中なんだから、デカい声出すんじゃどぅえぐぶえっ!!」 剛太は言葉を言い終わらないうちに、付き合い始めてから何度目かのまひろの強烈タックルで押し倒された。 「……ってぇな! 何しやが…むぐっ!」 文句を言おうとした剛太の口を、まひろの唇が塞いだ。 最初はひどく面食らっていた剛太だが、やがてまひろと同じように眼を閉じてその身体を抱き締めた。 時が止まったかと思うほどの長い口づけが終わると、頬を染めたまひろが顔を上げた。 剛太は苦笑いをしている。 「……ムードってもんがあんだろ」 「だ、だ、だってぇ、十二時になる前にもらって欲しかったんだもん。………わたしの…ファーストキス…」 言い終わると、まひろは恥ずかしさのあまり、剛太の胸に顔を埋めてしまった。 剛太は優しく囁いた。 「ありがとな、嬉しいよ…」
23:05:12 剛太の部屋のドアの前。 「……おなかすいた…」 まひろはもうかれこれ七時間以上、ドアの前に座り込んで恋人の帰りを待ちわびていた。 ドアを破って勝手に部屋に入ったら叱られるだろうから、しない。 先に何か食べてたらガッカリするだろうから、しない。 寄宿舎に帰ったら嫌われるだろうから、しない。 まひろは何したらいいか分からなくなり、ドアの前に座っているしかなかった。 「……ごーたん、どこ行っちゃったんだろ…」 同じフロアの住人と顔を合わせることもあったので笑顔で挨拶したが、怪訝そうな眼で見られるだけだった。 「……約束、忘れちゃったのかなぁ……へっくちん!」 不安が一時間毎に増していき、十時過ぎに通ったカップルのヒソヒソ話の中に「…通報…」という言葉が聞こえた時は、恐怖で身体が震えた。 「……わたし…嫌われたのかなぁ……へっくちん!」 寒さでくしゃみが止まらなくなってきた。 「……お兄ちゃん、心配してるだろうな……へくちん! へくちん!」 寄宿舎を出る際「あまり遅くなるなよ」と送り出してくれた、カズキの心配と落胆を浮かべた笑顔が浮かび、胸が痛くなる。 相手が剛太だと知ればもっと安心していただろうか。 「……ズルイよ。お兄ちゃんだって…」 まひろは膝を抱え、顔を伏せた。 「……ごーたぁん、早く帰ってきてよぉ……一人はヤだよぉ…」 「……おい、まひろか?」 唐突に聞こえたその声に顔を上げると、エレベーターの方から剛太が歩いてきた。 身体中に傷を負い、血にまみれ、足を引きずった剛太が。 「ごーたん!?」 まひろは喜びと驚きがごっちゃになったまま、駆け寄った。 「……ごめん…遅くなって…」 まひろは眼に涙を浮かべている。 「そんなこといいよ! どうしたの!? 何でこんなひどいケガしてるの!?」 剛太はまひろの眼を見ずに、 「……任務」 と一言だけ言った。
15:11:02 銀成市郊外にある食肉工場。 その工場の、おそらく解体作業室であるだろう一室に、剛太は逃げ込んでいた。 壁にもたれて座り、傷だらけの身体を休めると共に、乱れた息を必死に整えようとする。 剛太の身体中には大小様々な傷が刻みつけられていた。 特に、槍のような物で突かれた左脇腹と、肩から発射された何かに吹っ飛ばされた際に強打した背中が、尋常ではない激痛を発していた。 (何だってんだ、あの化け物…。あんなホムンクルス見たことねえ…) 剛太はパイプや照明が所狭しと張り廻らされた天井を睨みつけ、またうなだれた。 (……ったく、今日は必ず一緒にいるってアイツと約束したのにな…」 剛太はいつの間にか自分の思考が声になっていることに気づいていない。 「……とんだ災難だぜ」 『……トンダサイナンダゼ』 突如響いた機械音のような声に、剛太はギョッと顔を上げた。 いつの間にか剛太の目の前に、仮面を被った巨漢の人間型ホムンクルスが立っていた。 まるで何も無い所から突然現れたかのように。 剛太はゆっくりと立ち上がり、ホムンクルスに声を掛けた。 「……テメエは、何なんだ…?」 『……テメエハ、ナンナンダ…』 ホムンクルスはそうオウム返しに言うと、右手の甲から二本の鉤爪のような剣を出した。 「……へへ、いいぜ。俺も逃げんのに飽きたとこだからよ」 自嘲ってそう言うと、剛太は軽く両手を上げた。 「問題。さっきまで散々テメエにブチかましては弾き飛ばされてた、俺の武装錬金は今どこにあるでしょう?」 しかし、ホムンクルスはそれには答えず、剣を振り上げた。
(3、2、1…GO!) その時、天井付近を旋回していた剛太のモーターギアが急降下し、ホムンクルスに背後から襲いかかった。 だがホムンクルスは振り向きもせず、刃の付いた円盤を腰から外し、勢いよく後方に投げつけた。 虚しい音を響かせてモーターギアが弾き飛ばされた。 しかし、剛太はまだ笑っている。 「……ま、そうなるわな。じゃあ、これはどうだ!」 剛太は壁を支えにして、右脚に渾身の力を込めてホムンクルスを蹴った。 ホムンクルスは一、二歩後ろへよろめいただけだったが、それで充分だった。 次の瞬間、音を立てて崩れた天井の無数のパイプが雨のように降ってきて、ホムンクルスを串刺しにした。 ホムンクルスは野獣のような咆哮をあげた。 「へっ、テメエが来る前に切れこみを入れといたんだよ、クソッタレ」 剛太は、大きく旋回して戻ってきたモーターギアを両拳に装着すると、ホムンクルスの懐に飛び込んだ。 そして、ホムンクルスの頚と胸を素早く深々と斬り裂いた。 「これが災難ってヤツだぜ…。分かったか、クソ化け物…!」 仮面から伸びているチューブが断ち切られ、そこから激しく蒸気のような物が吹き出ている。 やがてホムンクルスの咆哮は小さくなり、その巨体はドサリと崩れ落ちた。 剛太が死を確認する為にその頭を強く蹴りとばすと、仮面が外れてホムンクルスの素顔が晒された。 「……けっ、なんつーブサイク面だよ…」 それだけ言うと、剛太はその場にバッタリと倒れ込んだ。 「……任務…完……了…」 (……アイツんとこ行かなきゃな…) 剛太はそのまま気を失ってしまった。
12:07:53 銀成学園屋上。 まひろは昼食を食べる手を止めて、ニヤニヤしながら何度も剛太からのメールに見入っていた。 「お〜い、まっぴー」 まひろが顔を上げると、出入口から沙織と千里が屋上に出てくるところだった。 その後ろには三バカと兄カズキに斗貴子、桜花が続く。 まひろは慌ててケータイをしまった。 そして、屋上でいつも通りの賑やかな昼食会が始まる。 しかし、和気あいあいとした雰囲気の中でも、どうしてもお喋りの合間ににへら〜とニヤけてしまう。 それを見た千里が冷静にツッこむ。 「……まひろ、笑いすぎ。気持ち悪いよ」 それに乗った沙織が大声でフォロー(のつもり)をする。 「まぁまぁ、今日はカレシとのスペシャルデーなんだからしょうがな……………あ…」 「さ、さーちゃん! し〜、し〜!」 「ちょっと、沙織!」 遅かった。 六舛は興味無さ気にパンを食べているが、岡倉と大浜は大口を開けて固まっている。 斗貴子はおにぎりにかぶりついたまま、眼をパチクリさせている。 桜花は「あらあら」と口に手を当てている。 カズキは…… 放心したまま、口と鼻から何か白い煙のようなものを出している。 煙に混じって何かブツブツと言っているので、斗貴子と桜花は聞耳を立ててみた。 「マヒロニカレシソンナイツノマニドンナヤツナンダナンデナニモイッテクレナカッタンダ」 斗貴子は無言でカズキの頭を撫で、桜花は無言でカズキの肩に手を置いた。 沙織はまひろに向かって、手を合わせて頭を下げている。 「……ゴ、ゴメン、まっぴー」 まひろは頭から湯気を出しながら、真っ赤な顔を両手で隠すしかなかった。
08:00:00 「ごーたん、起きて。眼を開けてよ…」 剛太は寝惚けて答える。 「……るっせえな、まだいいだろ……………って、何でお前がいるんだよっ!!」 飛び起きた剛太だったが、まひろの姿はどこにも無かった。 「……え?」 ふと枕元に眼をやると、ケータイがさっきのまひろのセリフを繰り返している。 どうやら吹き込んだ声を目覚ましアラームに設定してあるようだった。 「……ったく」 毒づいた剛太の顔は満更でも無さそうだった。 剛太はアラームを止めるためにケータイをいじっていると、まひろからのメールが届いていることに気づいた。 剛太はもう一度寝っ転がり、メールBOXを開いた。 4/19(金) 7:16 武藤まひろ Sb:happy birthday!! おっは〜♪まっぴーだよ〜ん☆ ごーたん、誕生日おめでと〜\(^O^)/ 二人で迎える初めての誕生日だね! これからもず〜っと一緒にお祝いしようね(^-^)v あ、それとプレゼントはすご〜く特別なの用意してるからお楽しみに〜♪ んじゃ、またあとでね〜(^o^)/ 大好きだよ(・_<) 「顔文字、大変そうだな…」 剛太は、他機種同士だから絵文字が使えないと、ふくれていたまひろの顔を思い出した。 剛太は簡単に返事を打って、送信した。 4/19(金) 8:18 Sb:無題 おはよう。祝いの言葉ありがとよ。今日はお前が来る頃には部屋にいるよ。まあ、今日ぐらいゆっくり過ごそうか。あー、それとステキな目覚めをどーも(イヤミだからな)。じゃ、後で。すきだよ 最後の四文字が気に食わないが、後でうるさいので剛太は仕方無く打ったのだ。 そして寝っ転がったまま、今日一日の流れを考える。 「えーと、今日は銀成市郊外の食肉工場の調査だけか…。あやしげな目撃情報だから、なんも無しですぐ終わんだろ…。あとは何か買い物でもしとくか…。あぁ、合鍵も作んなきゃな…。それから…」 夕方以降のことを考えると、少し胸が躍ってくる。 「よっ」と立ち上がった剛太の眼に、机の上の写真立てが映った。 中にいるのは、可愛らしい笑顔のまひろだった。 剛太は、写真立てを手に取ってしばらく見つめていたが、やがて軽くキスをしてからまた机の上に置いた。 The End
どーもです。 テーマは『映画・ドラマ』で… 色々凝ったり詰め込んだりで悪ふざけすぎたかもorz ・剛太が俺と同じ4月19日生 ・戦闘シーン書きたい ・まっぴー 書いた動機はこれだけです。 さあ、次は剛太には酸性血液の黒光り怪物と戦ってもらおうかな…
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