【ネギま!】11番 釘宮円萌えスレ22【妄想力】

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589名無しさん@お腹いっぱい
「痛っぁあ・・・・大丈夫ですか、円さん?」
「大丈夫、大丈夫。・・・つつっ・・・」
何気ない拍子に、頭をぶつけてしまった二人。
お互いを気遣うものの、でも、何か違和感を感じていた。
「あれ?・・・・・」
「えっ?・・・・・」
二人は、お互いを見つめて言葉を失う。
目の前に存在するのは、自分自身、自分が自分を見ているのだ。
「ぼっ、僕がっ・・・・!?」
「わっ、私が・・へっ!?」
思わず上げた声が、自分の物では無い事い気が付き、二人は自分の体へと目を下ろした。
「あれ?・・・僕の体じゃ?・・・これ・・円さんの・・・」
「えっ?・・・私、小さくなってる?・・あ、ネギ君の体っ・・」
自分の体と相手の体を交互に見比べながら、二人は同じ結論に達した。
「えぇーと・・・入れ変わっちゃったみたい・・・ですね。」
「あはっ・・・そっ、そーね・・・えへっ・・・・」
鏡や写真、ましてビデオ映像でも無い、実体としての自分が目の前に存在している。
しかし、内に存在している心は自分の物ではなかった。
自分ではない自分が、今、目の前に居る。二人はただ見つめ合う事しか出来なかった。