なんてこった。正直どのブソレンスレよりもクォリティ高いぜ
ワクテカ
髪を洗い終えたカズキは、例の乾いたタオルで軽く拭きはじめた。
さすがにいつもの如くバサバサッと乱暴にしてしまうと怪しまれると思い、
自分なりにゆっくりと丁寧に水気を取りのぞいていく。
そして、いざ髪留めを使おうとしたのだが…。
(あれ…どうやってまとめるんだ???)
やはり兄といえども、普段やり慣れてない人間にはできない事がある。
すると…
「どうした? 上手く留められないのか。ちょっと見せてみなさい。」
湯槽から発せられた声にカズキはビクッとした!
今度は斗貴子がサポートに名乗りを上げたのである。
そうかと思えば、彼女は颯爽(さっそう)とカズキが可否を表明する前に洗い場へあがってきた。
湯の滴るシャープで引き締まった裸体がまっすぐ近づいてくる。
斗貴子は胸の先端をひじでやや覆ってはいるものの、
今は特にバスタオルを纏っているわけではない。
久しく忘れていた心臓の鼓動が、斗貴子の接近に比例してどんどん高まってきた。
(どうしようどうしようどうしようどうし…)
葛藤とも動揺ともとれる心の混乱は、しかしすぐに分断されることになる。
「ホラ、ちょっと貸しなさい。」
斗貴子はサッと髪留めを手に取ると、今はカズキのものである長髪をいとも簡単にまとめあげてしまった。
そして、
「もののついでだ。背中も流してやろう。」
と、今度はスポンジにボディーソープをしみ込ませて泡立てる。
この間カズキはただ流されるままでいたが、少し経ってから急に嬉しくなり、にやけつつ一言、
「 斗貴子さんっ、ありがとー!!」
斗貴子は急に「ふっ」と吹き出して、
「おかしなコだな。何か面白いことでもあるのか?」
と微笑みつつカズキの背中をこすっている。
「うぅん、何でもないよ。でも斗貴子さん大好きっ!」
何でもないはずなどない。
カズキはさり気ない斗貴子の行為が嬉しかったのである。
一方の斗貴子は不思議そうな表情を浮かべながら、
「どーした。何か変か?」
と、首をひねっている。
カズキは依然ニヤニヤしたままだ。
ふと、カズキは一つの事に気付いた。
「あれ? まひ…じゃない、お…お兄ちゃんどうしたんだろ?」
そういえば本来の自分の肉体を最後に確認したのは、
昼間斗貴子に痛恨の一撃を浴びせられ、引きづられていく姿である。
すると斗貴子が、
「嗚呼、カズキならさっき疲れて寝…」
と言い掛けたその時だった!
「おにいちゃーーん!!」
浴場の引き戸が突然ガラッと開いたかと思うと、そこにはまひろの姿が!
数秒の凍てついた間の後、
「キャーッ!?」
という男声を含んだ悲鳴があがる。
ただ、独りだけ悲鳴をあげなかった人物がいたものの、
彼女はこの世のすべてを超越した黒いオーラを燃やしながらつぶやいた。
「臓物をブチ捲けろ…」
いよいよ終盤へ続劇
オーケイ、続き待ってるですよ
GJ。次回も期待してるぜ
神キテター
激しくGJです
期待あげ
wktk
少年は泣いていた。
本来、彼は涙知らずな性分ではけっしてなく、善悪の狭間に悩んだり、
身の上で弱気になった際も瞳が潤んだりする優しい男である。
ただ、今回の涙は以前のモノとは性質が異なる。
少年は両手を目元にあて、鼻筋を鳴らしながら萎(しお)れたように声を出していたのである。
「ひっく、ひっく」
という音は止まりそうもない。
そんな少年の頭をなでたり、背中をさすったりして慰める少女。
しかしその表情は相当困惑していた。
あの時、まひろをブチ捲けそうになった斗貴子に対し、
カズキは必死に立ちはだかり、事態を鎮静化。
身体もロクにふかぬまま衣服を身につけると、
やつぎばやにあっぷあっぷしていたまひろを連れ妹の部屋へと引きこもった。
「今度入ってきたら本当にブチ捲けるからな!!」
と、後方で聞こえる罵声を背に浴びながら…。
「ひっく…さっきあんなにやさしかったお義姉ちゃんに…ひっく…2回もたたかれた」
「あれは誤解だよ、誤解。そのカッコで女湯来たら犯罪だし…。」
「おまけに…ひっく…お兄ちゃんにみられちゃうし…」
それに対し、カズキはフォローの言葉がにつまってしまう。
「…なぜ入れ替わったりしたんだろ? ま、まさか…」
そこまで言い掛けてから、カズキは口をつぐんだ。
何か心当たりがあるのだろうか。
(あれは違う。そんなチカラはないはずだ。)
しかしカズキとは逆に、ようやく落ち着いてきたまひろの口が開いた。
「もしかしたら、私のせいかも。」
次回、最終話へ続く
キタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・* !!!!!
次回で最終回ですか。
少し寂しいですが、楽しみに待っています!
ドキドキ
ほしゅ
ワクテカ
(お兄ちゃんは強くて、明るくて、とても心配性で、絵が凄く上手くて、熱血で、
青汁が大好きで、ちょっぴりエロスで、でもとってもやさしくて…
お兄ちゃんは私をいつも守ってくれた。
お父さんとお母さんが仕事で外国へ行ってしまったのに、
全く心細くならなかったのもお兄ちゃんがいつも一緒にいてくれたから。
この銀成学園へ入学したのは制服に憧れたのも勿論だけど、
またいつでもお兄ちゃんのそばへいられるから。
たまぁにお兄ちゃんがボケボケなのも、私と血がつながっているから……って、これはみんなのウワサ話。
お兄ちゃんはいつも私を守ってくれた。
桜の散る夜、怪物に飲み込まれた時も。
霧の舞う日、学校が恐怖に包まれた時も。
夏の終る前、月に伸びる山吹色の光を視た時も。
お兄ちゃんはいつも私を守ってくれた。
でもお兄ちゃん自身は誰が守ってくれるの?
詳しくは判らないケド、お兄ちゃんがずっと戦ってきたのを私は知ってる。
ひとりぼっちになって悩んだり、悔しがったり、悲しんだりはしないのかな?
…そんな私の気持ちが杞憂だったのは、さっき改めてはっきりした。
斗貴子さん。
私のお義姉ちゃんになる女性。
一心同体って言葉を聞いたとき、お兄ちゃんを守ってくれるのはこの人しか考えられなくなった。
それは確かに厳しくて、すぐ手が出る癖があるけれど、
さりげないやさしさをみせてくれる女性。
さすがお兄ちゃんの恋人!!
でも、私もお兄ちゃんを守りたい。
斗貴子さんみたく恋人にはなれないけれど、守られてばかりはイヤ。
お兄ちゃんとは何度か離れ離れになったけれど、もうこれ以上哀しいのはイヤ。
何より、お兄ちゃんばかりつらい目にあうのがイヤ。
私の願いは、お兄ちゃんといつも一緒にいること。
一緒にいれば、お兄ちゃんが受けとめることを私も分かち合えるから。
だから、私は願ったの。
…でも違う。これは違う。
私がお兄ちゃんの姿になっても、心はお兄ちゃんじゃない。
身体はお兄ちゃんでも私は私。
反対に身体が私でも、お兄ちゃんはお兄ちゃん。
お兄ちゃんといつも一緒にいることとは違う。
斗貴子さんはお兄ちゃんと『一心同体』を誓ったんだ。
私もできるだけ一心同体に近づきたかった。
私とお兄ちゃんは恋人にはなれないのだから、せめて―――。)
まひろの兄を守りたい想いが身体中に伝播した時、
その胸元からまばゆい山吹色(サンライトイエロー)の光があふれだし、二人を暖かく包み込んだ。
そして―――
『逆転兄妹』 おわり
※「その後」が気になる方には『ファイナル』があるかも…
キテター!
けど全然終ってねーw ファイナルを是非とも希望します。
グッジョブ!!
オーケーオーケーそう来なくっちゃ
「ファイナル」お待ちしております
なんて続きが気になる終わり方なんだ
ファイナルといわず、ピリオドまで待ってます
ベタベタに甘える感じのキボンヌ
そういえば赤丸買うの忘れてた…
ファイナルとくれば「ピリオド」もよろしく
720 :
名無しかわいいよ名無し:2006/01/24(火) 22:19:42 ID:Uygg50/t
大丈夫とは思うが、念のため‥
721 :
名無しかわいいよ名無し:2006/01/27(金) 02:03:51 ID:/yw6BxcQ
捕手
「錬金術は、それを扱う者を不幸にする――」
はたしてこの言葉の因果か、それとも未知なる意志の賜物か、
カズキはそのチカラによって生命(いのち)をつなぎとめ、現在に至る。
戦いが終わり武装錬金の発動は自らの意志で凍結したが、
彼の左胸にはその瞬間にも心臓の代わりに鼓動する、錬金術の成果が作動(い)きていた。
パピヨンですら全貌を説き明かせたとは言い難い「賢者の石」には、
まるで神の采配の如き奇跡をもたらす事がある。
だがそれはヒトの意志を汲みつつも、しかし全くの意図せぬ方向へと導く可能性を秘めていた。
「一心同体に近づきたい」
という、彼の妹の願いに呼応して。
――そして、やさしい光は徐々に終息していった。
既に何事もなかったのように、まひろの部屋はいつもと変わらぬ落ち着きを取り戻している。
先程までの光の影響からか、まだ視覚がはっきりしない。
ちょうど映画の上映直後に、劇場から屋外へといきなり出たような際の感覚だ。
ただ、つい今しがたまでの自分とは異なるのだけは解る。
胸部からの山吹色(サンライト・イエロー)の光は、間違いなく核鉄の働きによるものだった。
今回の入れ替わりもどういう理屈なのかは不明だが、少なくとも錬金の力によるものだったらしい。
現在の状態は今朝の、丁度入れ替わり当初の様子に似ている。
あの時もかつてない違和感があって、訳も解らず途方に暮れてしまったのだった。
「トントン」
と、不意にドアノックが聞こえてきた。
「はーい」
……やはり、声も変だ。
一日のうちでこんな出来事を目まぐるしく体験するとは思ってもみなかった。
一方、扉の向こうからは、
「斗貴子だ。先程の件で話があるんだ。入るぞ。」
と、そう言い終わるや否や彼女は戸を開けて入室してきたのだが、
ふとこちらに目線を向けた瞬間、目が点になってしまった。
そしてこちらを指差しつつ、少し震えながら問い掛けてきた。
「キ…キミは誰だ?」
「へっ!?」
ふわふわとしたヴォリュームのあるロングの「黒髪」、
背は高く、バストもかなりあるが相反した低い声。
武藤兄妹の姿はそこにはなく、ただ独りだけの人間が存在した。
「―― 一心同体――」
遂に、まひろの願いは具現化された。
『ファイナル』おわり
→To be concluded
ぐはぁぁぁぁGJ!
やはり、やはりファイナルのその先が・・・
結末はいったい…???
この先どうなるんだ
節分sage
まっぴーのお豆ちゃんハァハァ(;´Д`)
ところでageって何?
>
>>722激しくGJ
待機モードに入る(*´Д`)
「キ、キミは誰だ?」
と、斗貴子は指先を震わせつつ尋ねた。
すると、「そこ」にいる人物は周囲をキョロキョロと何か探したような仕草の後、
自分の身体を一通り確認した上でようやく口を開いた。
「斗貴子さん…オ、オレはまひろ…じゃない、私はカズキ! …って、あれれれ???」
彼(彼女?)は首をかしげつつ、いかにも「頭上に巨大なクエスチョンマークが浮かんでますよ〜」的な、
戸惑いの表情を隠せないでいる。
一方の斗貴子は何かを察したようで、一回唾を飲み込み気を落ち着かせてから、
おそるおそる問い掛けてきた。
「キ、キミはカズキなんだな?」
「そうだよ、私はお兄ちゃんだよ!」
「…………。」
斗貴子は右手を額に充て、苦い眼差しを向けるほかなかった。
――それから二人はこれまでの経緯について話し合った。
当初、入浴に話が及んだ際には斗貴子から再び黒いオーラが沸き出してきたのだが、
まひろの願いが原因であると解ると、逆に何か負い目を背負ったような悲しい雰囲気に包まれてしまった。
「簡単に言うとフュージ〇ン…あ、錬金術だから人体錬〇かな?」
武藤兄妹はだいぶ慣れてきたせいか、口元にも余裕が伺える。
しかし他方の斗貴子はとてつもなく悲しそうな声と瞳であり、今にも泣きそうである。
「キミは本当に後悔はしてないのか?」
「後悔はしないよ。自分が望んだ結果だし、もう哀しいコトになりたくないから。
でも、お義姉…と、斗貴子さんはどうしてそんな淋しそうなの?」
「そ、それはだな…その、わ…私はいいんだ。
例えキミの姿が変わったとしても、心が変わらないでいてくれれば。
だがキミの両親や友人はどうなる?
確かにキミはカズキであり、まひろちゃんかもしれないが、
現在(いま)ここにいるのはカズキの身体でもなければ、
まひろちゃんの身体でもない、いわば全くの未知なる存在…。
心の広い彼らなら受けとめてくれるかもしれないが、これまで培われてきた記憶の中にいる元のキミ達兄妹に、
この先逢えないかと思うと淋しくてな…。」
武藤兄妹は「はっ」となった。
他人に嫌な想いをさせてまで望んだ世界など、心の底から喜べるハズなどない。
ありのままである日常―――それこそが真の願いであることに武藤兄妹は気付いたのだった。
「ピカッ!!」
本当の事を悟った時、再び山吹色(サンライトイエロー)の光が胸元から溢れだし、
気が付いた際には武藤兄妹は本来の姿へ戻されていた。
「カズキ、まひろちゃん…」
斗貴子は安堵の笑みを浮かべている。
すると武藤兄妹はお互いに名前を呼び合い、ニヤッとしたかと思うと、
まるで申し合わせたかの行動に出た!
「斗貴子さんスベスベ〜♪」
「うひゃあっ?」
『逆転兄妹』 完
730 :
名無しかわいいよ名無し:2006/02/08(水) 20:26:58 ID:sBSGvKJy
鬼兵将棋
>>729 いくつか言いたい事もあるけれど、2言でまとめさせてほしい
Good Job そして お疲れ様
久々に来たら最終話キテター!
激しくGJでした。おかげでまひろたんスレが生き返りました。
●えと、『逆転兄妹』を投下した者です。
二カ月半にわたりご声援ありがとうございました。
最初軽い気持ちで投下したところ意外に反響があり、
全10話完結予定で「その3」から連載形式で書き始めました。
●当初はまひろの視点で展開するはずでしたが、話がウホッ…になりそうだったのでボツに。
結果、まひろ萌えスレなのにカズトキ気味になっちゃいました(大汗)
●おまけに風呂場の描写に力入れすぎたため、全10話で収まらなかった挙句、
だんだん本文が長くなり最終話でもまとまらずじまい…
それがピリオドに至った裏事情です(反省)
●ちなみに鳥つけなかったのは、フル携帯入力なのとゲリラ投下を楽しんでいたからです。
スイマセン
●ところで別の話も既に構想あるので(まっびーメイン)、近日お目見えするかもしれません
激しく乙でした。
またの投下を心待ちにしておきます。
次は是非お兄ちゃんとラブラブなのを(ry
バレンタインなわけだが
洋菓子だから、さーちゃんの独壇場だな…
さ「では、チョコレートで連想ゲ〜ム〜ッ♪」
ち「…なにそれ?」
ま「おもしろそー!!」
さ「ルールはカンタン。
連想ゲームでチョコの名前をどんどん言うの!」
ち「それって、沙織が物凄く有利なんじゃ…?」
さ「いいからいいから、沙織を信じて!」
ま「何か賞品でるの?
さ「優勝した人にみんなでポッキー1ヵ月分おごるの!」
ま「何を隠そう、この私は連想ゲームの達人よ!
やるぞぉ〜!!」
ち「わかった、わかったよ、まひろ…(はあっ)」
さ「じゃ、早速『ダース』」
ち「あ、えと『チロルチョコ』」
さ「次はまっぴーだよっ!」
ま「じゃあ…『♪チョッコボ、チョオコボ、チョッコッボ〜♪
チョッコボチョッコッボ〜♪ チョッコボチョッコボ〜♪』」
さ&ち「FFッ!?」
つづかない
保守
私の名前は武藤まひろ、15歳。
埼玉県にある私立銀成学園高校の1年生!
詳しいプロフィールは、みんなの本棚にあるハズだからようくチェックしてもらうとして、
あのプロフィールにはまだ書かれていないヒミツがあるの。
それが何かというと、実は“liKe”の部分。
「ちーちん、さーちゃん、斗貴子さん」…に続いて、もっとも大切なヒトの名前が抜けているのです!
「お兄ちゃん」
…もう一度言うよ?
「私のお兄ちゃんっ!」
1つ年上なお兄ちゃんの名前は「カズキ」。
同じ学校に通ってて、同じ寄宿舎で寝起きしてるの(さすがに部屋は違うよ)。
ちょっぴりエロスらしいケド、私たちがピンチの時は身体を張って守ってくれた人。
なんでも「武藤遺伝子」とかゆーものがあるおかげで、私たちはよく似てるらしい。
でも私、青汁好きじゃなぃよぉ…。
ま、それはともかく。
お兄ちゃんと私は兄妹だから、どんなに相手を好きになっても恋人にはなれない。
でもね――やっぱり大好きなんだよねぇ。
プロフィール的には“liKe”じゃなくて“love”。
私はいつのまにか、ポケボケだけど強くて優しいお兄ちゃんを男の人としてみていた。
だけど、それはけっして報われない恋。
実の兄妹だから結婚はできないし、ましてや赤ちゃんなんて…。
ところで、最近なんだかお兄ちゃんの様子がおかしい。
急にどこかへいなくなったり、なんか身体を鍛えはじめたり…まぁ、理由は一つしかないけど。
4月に斗貴子さんという女の人が転校してきてから、明らかに変わった。
岡倉先輩いわく、
「奇行にターボがかかった」。
斗貴子さん本人はこの前お茶したときも、
「私とカズキはそういう間柄ではない!」
と、全面否定したけど怪しい。
だいたい赤面しながら「違う」って言っても全然説得力ないよ〜。
でもね、私も斗貴子さんならお義姉ちゃんになってもいいなぁ…と思った。
一見厳しそうだけど、凄く気が利いて頼りがいのある女性。
お兄ちゃんと付き合ってくれれば二人ごとスベスベできるし!
だから私はお兄ちゃんと斗貴子さんの仲を応援するつもりだった。
…でも、やっぱり恋心を消すことはできない。
斗貴子さんへの嫉妬とかちっともないし、むしろ好きなんだけど、
お兄ちゃんと私の関係は、兄妹のまま。
今は少なくとも、私の一方通行な想いだけが募っているだけ。
私は矛盾した気持ちを抱えたまま、自分のベッドへもぐりこんだ。
そして、翌朝――。
つづく
キター! かな?
741 :
名無しかわいいよ名無し:2006/02/21(火) 20:20:07 ID:Ez1XV2x8
ついでに保守あげ!
742 :
名無しかわいいよ名無し:2006/02/23(木) 13:58:14 ID:sVVlaz49
キタ━━━━━⊂(゚∀゚⊂⌒`つ━━━━━!!!!!!!!
最近スレチェックしてない間に投下されてることが多いぜ。
激しく期待してます。
保守であげるバカがいるw
お誕生日おめでとう、まっぴー!
今年は29日が無いから今日がお誕生日でいい…んだよね?
でも永遠の15歳ウラヤマシス(´・ω・`)
未来の我が妻よ、出会いを待ち焦がれつつHappy Birth Day To You
朝、いつも通り東の空から日が昇ってきて、カーテンのスキマから陽射しがベッドにさしこんできたよ。
私はいつも通りまだ重い目蓋(まぶた)をこすりながら、しばらくはフトンの中でぼ〜っとしてた。
これもいつも通り。
カラダが完全に起きるまでの一時間くらい、こうやってすごすのが幸せな瞬間。
いつも通りの変わらない日常が、また始まる――。
でもこの時間、ただ天井とにらめっこするのもつまんないっ!
そこで最近のマイブームが、私たちの小さい頃の写真をながめること。
だから寝る前にあらかじめ翌朝見るアルバムを枕元へ用意しておくの。
これならフトンから離れずに、好きなだけ写真みられるもんねっ☆
で、今日は私が赤ちゃんの頃の写真をみようかなぁ…と思って、
何を隠そう「準備万端の達人」としてワクワクしながら横になったんだよー。
あ、ところでなぜ私がアルバムにハマっているのか?
理由はカンタン、お兄ちゃんもいっぱい写っているからなのです!
自慢じゃないけれど、私はこの世で一番お兄ちゃんと一緒に過ごしてきた自信がある。
特にお父さんとお母さんが外国へお仕事に出かけちゃってるから、
いつも私を気に掛けてくれるヒトはお兄ちゃんだけだった…。
幼稚園、小学校、中学校と一緒だったけれど、また高校で同じ場所から通えるんだ。
この一年間、ガマンしたのだから思いっきり甘えてもいいよね?
そんなお兄ちゃんとの思い出が、はちきれるぐらい詰まったアルバム。
何回見ても飽きないし、その都度、昔のことがじわりじわりとアタマの中で蘇ってくるんだもんっ!
私はベッドでにやけつつ、1ページ目を開いた。
あれっ?
…おかしいな?
最初の写真がないの…。
私が生まれた2月29日、太くて力強いお父さんの字で
「長女誕生ッ!」
…ってメモ書きがあるはずなのに――。
しかも、最初の写真は見慣れたものとは全く別のモノに差し変わっていて、
別の日付とともにお母さんの字でこう書かれてたの…。
「――まひろが我が家の一員になった日――」
つづく…
キタキター。謎めいた展開にハァハァ
まっぴーの誕生日らしい展開!
続き楽しみにしてます
念のため、あげ
wktk
まひろたん(;´Д`)ハァハァ
754 :
名無しかわいいよ名無し:2006/03/11(土) 15:24:08 ID:chQPd0Vw
ほしゅっ
古いアルバムのなかには思い出だけじゃなくて、私たち兄妹が共有する、
武藤遺伝子が引き起こした軌跡も記されているハズ…。
――でも、それはなかった。
細く丁寧なお母さんの字で書かれた記録。
私が、「武藤まひろ」になったのは、15年前の4月1日とされてるの。
最初はエイプリルフールじゃないのかなぁって半分疑っていたけれど、
それは生易しいウソじゃなかった。
私はお父さんとお母さんの本当の子供じゃない…。
――つまり、お兄ちゃんとも血はつながってないってコト――。
おかしいよ…。
昨日まではちゃんと本当の兄妹だったハズなのに、朝目が覚めたら全くの赤の他人になっていたなんて…。
ふと私は、頬をつたる二すじの流れに気付いた。
コレは涙?
私泣いてるの?
…な、涙が止まらなぃよぅ…。
なんでこんなことになったんだろう?
しかし私には解るはずもなかった。
そこで昼間、みんなの記憶とか普通かどうか、さりげなく質問してみたの。
いつも通り、ちーちんやさーちゃんとおしゃべりしながら、
入学式の後に初めてふたりと出会った事とか聞いてみたよ。
すると、ふたりとの思い出はいつもと変わらなかった。
ちなみに他のヒトも記憶はいつも通り。
ただ違うのは、私とお兄ちゃんが実の兄妹じゃないこと…。
決定的だったのは、やっぱりお兄ちゃんの優しい一言だった。
「どうしたんだ、まひろ?
悩みあるなら話してみろよ。
俺たちは血はつながってないけど兄妹だろ?」
私が今朝から何だか元気ないのを心配して、お兄ちゃんが声をかけてくれたの!
でもその言葉はとても嬉しかったのと同時に、とても悲しい一言だったのです。
…どうやら、私たちが義理の兄妹なのは既にカミングアウトされている模様。
私はその晩、ずうっと涙が枯れても泣き続けるしかなかった――。
つづく
続きを待機モード(半裸で逆立ち)で待つ
血のつながりは無いが俺のことお兄ちゃんと呼んでくれまっぴーハァハァ
「お兄ちゃん!なんか流行りみたいだから自分のこと『ボク』って呼んでいい?」
758 :
名無しかわいいよ名無し:2006/03/16(木) 18:48:20 ID:JkxcHSYh
>>755 キテタ─wwヘ√レvv〜(゚∀゚)─wwヘ√レvv〜─ !!!
義理だからもはやカズキと何でもありじゃないですか!!
続きまっとります
ドキドキ
ほしゅ
761 :
名無しかわいいよ名無し:2006/03/28(火) 18:49:30 ID:SOa9JNqT
まひろたん(;´Д`)ハァハァ
ほしゅほっしゅ
ここで
まひろたんはまだ初潮が来ていない
という新説を唱えてみる
「ねぇお兄ちゃん、私生理まだなんだよ。
だから…ね?v」
冬でもアイスクリームなまっぴー、コート姿が可愛かった…
人の幸せをあんなに喜べるまっぴーこそ幸せになって欲しいぜ
アフター良かった。まっぴーはやっぱかわいい
768 :
名無しかわいいよ名無し:2006/04/13(木) 20:39:27 ID:t1oOsOCt
ほしゅっ
正直第一話が最大の出番というのが
看護の達人・ナースまっぴーを忘れるな
海水浴の水着姿も忘れるな
あれで何回抜いた事か……
今北産業
773 :
名無しかわいいよ名無し:2006/05/01(月) 23:35:46 ID:hMGzudds
眠っているおにいちゃんのパンツの中が勃起しているのを見た。
…おにいちゃんのおちんちんって、やっぱりエロス。見てると濡れちゃう…
触るとほんにゃりあったかかった。
774 :
名無しかわいいよ名無し:2006/05/07(日) 00:05:50 ID:Bi9y6cXc
_/,.イ / /ミ;j〃゙〉 }U } ハ ヽ、}
..ノ /ハ 〔 ∠ノ乂 {ヽ ヾ丶ヽ ヽ
ノノ .>、_\ { j∠=, }、 l \ヽヽ ', _ノ
ー-=ニ二ニ=一`'´__,.イ<::ヽリ j `、 ) \
{¨丶、___,. イ |{. |::::ヽ( { 〈 ( 〉 エロスはほどほどにして頂こう!
'| | 小, |:::::::|:::l\i ', l く
_| | `ヾ:フ |::::::::|:::| } } | )
、| | ∠ニニ} |:::::::::|/ / / / /-‐-、
トl、 l {⌒ヽr{ |:::::::::|,/// \/⌒\/⌒丶/´ ̄`
::\丶、 ヾ二ソ |:::::::/∠-''´
/\\.丶、 `''''''′!:::::::レ〈
カズキ「だが断る」
お前が断るなよw
777 :
名無しかわいいよ名無し:2006/05/10(水) 12:31:02 ID:qQ68G2ug
初777get
778 :
まひろ:2006/05/10(水) 23:05:52 ID:SOUAtqIN
おめでとー!
ふ、ふん!
このスレ的には963のほうがラッキーナンバーなんだからねっ!!
↑ヴィクトリアか!?彼女とまっぴーの絡みも見たかったな…
女子高生らしく一緒に買い食いしたり、ショッピングしたり…
まっぴーとヴィク子の見た目のカブりっぷりは、
ちーちんとTQN以上にヤバいと思うんだけど…
782 :
名無しかわいいよ名無し:2006/05/14(日) 13:38:42 ID:mSMQ1QPV
でもまっぴーは…キョニュー!
悲劇のヒロイン>>>>>きょぬー
どちらがいいかどうかはカズキのチンポに聞いてみればわかる!
やっぱり巨乳がいいって。ヴィク子じゃ勃たないって。
童顔で巨乳は男の浪漫です
この訴えは(ry
まっぴーのあにゃる
お兄ちゃんのおにんにんも余裕で飲み込むあにゃる
まっぴーの着ボイスを遂に設定!
やっとこういう時代になったよ〜!! ハァハァ
まっぴーの着VOICE(・∀・)イイ!
顔がニヤケっぱなしだぜ(*´∀`)
着ボイス、漏れ的にはビミョウだった…
prz
CDはどうなのかなぁ
いい時代になったものだ
つうかアニメ化ですってよ奥さん
OPとかだけでもいいから、激しく乳揺れするまっぴーキボンヌ
声が今をときめく平野綾か
学校パニック時の、あの凛々しいまっぴーをテレビアニメで
観る事ができるかも、なんてなぁ。待ち遠しいぜ。
首をサンライトハートプラスみたいに長く伸ばして待つぜ。
普段はコンパクトなんだなw
アニメオリジナルの話とかで大活躍を期待
ギャグキャラ要因でもOK
お色気要員としてのオリジナルまっぴーにも期待だ。
なんたって深夜(かも)だからな。
ところでまっぴーってリアルで言えばどのくらいの女の子なんだろ。
すごくかわいくてモテモテとか、すごく綺麗でモテモテって描写は無いし。
よくクラスにいる普通の(言い方悪いが中の上みたいな)女の子なんだろうか。
1年A組の男子には「武藤って顔はフツーだけど胸はでかいよな」「ああ、あの胸はいいよな」とか言われてたりして。
まっぴーは付き合ったりする対象っていうよりは
みんなのマスコット的なポジションなんじゃないかなー
ルックスとスタイルだけでいえば客観的に言って学園一の美少女ポジションにいてもおかしくない。
しかし、中身のボケボケぶりが全てを台無しにしている。
だがそれでこそまっぴー
まっぴーが剛太とかとくっ付けられる展開は勘弁、百合なら許す
剛太には、最後にして最大のダークホースであった若宮さんがいるじゃあないか!
…あれ?
そういやまっぴー本人の恋愛話はまったくないな…
せいぜい秋水にミーハーだったくらいで