武装錬金のまひろたんはエロカワイイPart2

このエントリーをはてなブックマークに追加
659名無しかわいいよ名無し
今朝のマジレンジャー観て、
もし武藤兄妹がチェンジしたら…というのを妄想。

「何を隠そう…(ry」



性格的には、あまり変わってませんでした。
660名無しかわいいよ名無し:2005/12/01(木) 11:14:19 ID:DFFUOxWK
TQN曰く、「女カズキ」だもんなw
661659のつづき…その1:2005/12/05(月) 13:52:23 ID:NNLil3qF
「お兄ちゃん…」
「まひろ…」
不安そうに互いを見つめあったまま、
なぜか自分の名前を呼ぶ武藤兄妹。
「このカッコのままじゃ、ちーちんやさーちゃんとお風呂入れないよぉ!」
カズキ(?)がいきなり爆弾発言をかました。
「や、やめてくれ…オレを 変態に仕立てる気か!?
それに、そんなことをしたら斗貴子さんに…モゴモゴ」
まひろ(?)は恐怖を想像したせいか、みるみる顔があおざめてきた。


ある朝、目が覚めると武藤兄妹の身体が入れ替わっていた!
ふたりはプリ…じゃない、パニックになったが、原因は不明。
試しに頭をぶつけてみたり、階段から落ちてみたが、一向に元に戻る気配は無い。
幸い今日は休日だが、果たしてこれからどうしたものだろうか?


「お風呂かぁ…きゃああっ!!」
突然、兄の姿のまひろがそれはもう気色の悪い悲鳴をあげた。
「ゲェッ。今の状態で悲鳴はやめてくれ、吐き気が…。
で、どうしたんだ一体?」
カズキは自分の喉から発せられる、
実の妹の高い声色にかつてない違和感を感じなから尋ねた。
するとまひろは顔を真っ赤に染めながら、内股でおどおどしつつ答えた。
「し、下が…お、大きく…。」
「なっ…!?」
健全な男子なら、生理現象など妄想だけでも充分だった。

662659のつづき…その2:2005/12/05(月) 14:31:16 ID:NNLil3qF
「か、身体はっ、も、問題ない、かもっ?」
裏声な上に、ひきつった表情で大混乱なまひろ。
一方のカズキもあせりまくりで、
「や、やばっ! こんな時に斗貴子さんが来たら…」
「…私がどうしたって?」
「うわわあぁぁっ…!!」


噂をすればなんとやら、当の本人のご登場である。
今まで以上に、話がややこしくなるのは間違いない。
(ここは何とか誤魔化して…)
と、カズキが思った矢先の事だった。
「斗貴子さんスベスベ〜」
「うひゃあっ!!」
遅かった。
斗貴子にしてみれば、いきなりカズキが飛び込んできたのである。
中身はまひろでも見た目はカズキ。
もちろん、例の告白後の斗貴子には事情など知る由もない。
(斗貴子さんが危ないっ!)瞬間的に察したカズキは、非常手段にでた。
(何を隠そう! このオレは演技の達人だぁっ!)
「斗貴子さんスベスベ〜」
なんと、カズキも斗貴子に飛び込んだのである。
まったく解決になっていない。それどころか、事態は一層悪化している!


「コ、コラッ、キミたちやめなさいっ! やめて!」
斗貴子は斗貴子でパニックになってしまったようだ。

暴走した武藤兄妹を止めることはできるのであろうか?

   つづく…?
663名無しかわいいよ名無し:2005/12/09(金) 12:39:52 ID:9G+qEL2p
もの凄く期待して待ってます
664名無しかわいいよ名無し:2005/12/09(金) 22:27:06 ID:KNbNlN+3
死ぬほど萌える予感
665名無しかわいいよ名無し:2005/12/11(日) 14:24:35 ID:ksSXVAmc
666名無しかわいいよ名無し:2005/12/11(日) 14:49:43 ID:ksSXVAmc
667名無しかわいいよ名無し:2005/12/12(月) 14:49:39 ID:4CCXzrto
期待保守
668659のつづき…その3:2005/12/13(火) 00:43:14 ID:t8NVNMk6
「こっ、こうなったら!!」
ふたりに襲われた(?)斗貴子は意を決すると、カズキ姿のまひろを一旦引き離し、
間髪入れずに「痛恨の一撃」を腹部へ目がけて放った!
「!!」
ドスッ、という嫌な音とともにまひろは泡を吹きながら倒れこんでしまった…。
それを15cmの至近距離からまのあたりしたカズキ。先程までの攻めはどこえやら、
「あわわ…まひ…斗貴…」
と、開いた口が塞がらない。
「ったくもう、他人の前でやるなと言っただろう。」
斗貴子はまたか、という呆れた顔をしつつ、まひろを部屋へ向かって引きずり始めた。
そして去り際にカズキに対し、
「大丈夫。肋骨の隙間に抜き手を入れて肺を強打しただけだから。」
と言い残すのだった。
「大丈夫なのソレ!? …って、前にもあったような?」
白目のまひろを自室へ連れ帰ろうとする斗貴子。
しかしカズキは、人違いに気付かない斗貴子を止めることはできなかった。
(斗貴子さんに逆らったら殺される…すまん、まひろ。)           だが以前の海水浴といい、これから先カズキは何度も斗貴子にボコボコにされることになる…。
669659のつづき…その4:2005/12/13(火) 01:50:48 ID:t8NVNMk6
日が暮れた。
カズキとまひろは依然、入れ替わったままである。


「まっぴー、お風呂行こ!」
沙織が千里とともに入浴の誘いにきた。
普段、3人娘は一緒にお菓子の買い物をしたり、勉強会を行なったりする仲である。
変に避けたりすればかえって怪しまれると思い、カズキは誘いを受けることにした。ところが、
「ねぇ、まひろ。斗貴子さんも誘おうよ!」
「ふえっ!?」
千里のさりげない一言が、カズキに素っ頓狂な返事をさせてしまう。だが、
(演技の達人を返上なんてできない!)
と自分に言い聞かせ、彼は妹になりきろうとしたのだった。
「まひろ、調子悪いのかな? 顔が紅くなってたような…」
「そうかなぁ? 普段もあんな気がするケド。」
ふらふらしながら斗貴子の部屋へと足を運ぶカズキ。
千里と沙織は、まだ真実を知らない。



「モジモジ…」
斗貴子の部屋の前で、ノックを躊躇(ためら)う少女。
ただ、やはり精神は男子高生である。
ヘソを見たり、お互いキスした事はあったが、純情街道まっしぐらの彼には耐性がなかった。
元来年上属性(それゆえロリコンとは無縁)のカズキにとって、
ベッドの下に存在する本以上の知覚はない。
けれども異常事態とはいえ、今まさに「入浴」という前代未聞の出来事に遭遇しようとしていた。
「えぇい、オレも男だ!」
まひろの姿で間違った方向の決意を表明してもまったく説得力に欠けるが、
カズキはゆっくりと、ただしよく聞こえるように部屋の扉を叩いた。



「と、斗貴子さんっ! お風呂いこ…う」
すると、中から疲れた顔した目下の人物が現われた。
が、カズキは顔をあげられない。
一方の斗貴子は平然として答えた。
「ちょうどよかった、汗を流したいところだったんだ。」


   つづく…
670名無しかわいいよ名無し:2005/12/13(火) 12:49:01 ID:rzT2RK1d
神キタ━━━━(。A。)━(゚∀゚)━(。A。)━(゚∀゚)━(。A。)━━━━!!!!
続き期待してます。
671名無しかわいいよ名無し:2005/12/13(火) 17:29:00 ID:EdUcqhxr
GJ!
けどこれって実はまひろたんSSではなくカズトキSSじゃ(ry

しかし続きキボンヌ
672名無しかわいいよ名無し:2005/12/13(火) 20:11:58 ID:hOksu08P
GJ!
身体はまっぴーだから全然問題無いです(*´д`)ハァハァ
673名無しかわいいよ名無し:2005/12/16(金) 14:25:42 ID:nGRxKKhf
ドキドキ
674名無しかわいいよ名無し:2005/12/17(土) 18:11:53 ID:MY+/Qjv8
(;´д`)ハァハァ
675659のつづき…その5:2005/12/19(月) 09:58:21 ID:WyqD0B+h
「まひろ、身体大丈夫? 顔が真っ赤だよ?」
眼鏡を外した千里がこちらを覗き込みながら、心配そうに尋ねた。すると、
「だっ、大丈夫だよっ? ち、ちょっと考えごとしてただけだから!」
と、ぎこちなくもなんとかかわそうとするカズキ。
「ふっ、考えゴトで赤面するなんてまるでカズキみたいだな!
もしこれが男子ならブチ撒けてたところだ…」
「こ、恐いよ斗貴子さん(ガクブル…)」
斗貴子のさりげなくも容赦ないセリフに、沙織は一瞬にして背筋が凍てついてしまった…。


寄宿舎には共同浴場があり、生徒たちは毎日夕方になると汗を流しにやってくる。
市内の銭湯に比べると広さでは適わないが、迷惑がかからない分、
お湯掛けなど自分たちで色々な遊びが楽しめたりするのだ。
こうした裸の付き合いは、食事と並んで生徒同士の大切なコミュニケーションの場。
しかしカズキは、女性陣とは裸の付き合いをした事がなかった(当然だが…)。


そんなこんなでここは女子脱衣室。
みんなは早速、バスタオルを手に脱ぎはじめた。
ところで、男性諸氏はがっかりされるかもしれないが、
実は女子が着替えの際に互いを見せ合ったりすることは「あまり」ない。
むしろタオル等で隠したりするのが普通で、同性相手でも恥ずかしいのである。
さて、なぜこんな話をしたかというと…
「じゃあ先に入ってるぞ!」
斗貴子は皆が上着に手を掛ける前に、既に白のバスタオルで身体を包んでいた。そしてそのまま、引き戸をガラガラと開けて風呂場へ平然と向かう。
「早ッ!!」
カズキはまだ服にも手をつけてもいないのに。
「なーに今日も驚いてるの?」
肌色のブラをした千里は、またか…と呆れた表情を一瞬見せたが、すぐに脱衣を続けた。
「まっぴーって、いつもココで驚くんだもん。いい加減に覚えなよっ!」
上下スポーツブラ&ショーツの沙織によると、斗貴子の早着替えはまさに神業で、
いつも4人で入る際には25秒後には「じゃあ…(以下略)」の一言になるらしい。
カズキは、ちょっと悔しそうな顔を浮かべてつぶやいた。
「斗貴子さんのおヘソ見られなかった…」
「ヘソッ!?」
676名無しかわいいよ名無し:2005/12/19(月) 10:44:38 ID:UpRXI+bW
神キテター!
GJ!
677659のつづき…その6:2005/12/19(月) 11:03:30 ID:WyqD0B+h
「しょうがない事言ってないで早く着替えなさい、まひろ。」
精神年齢がもっとも高い千里は、3人娘のまとめ役である。
だから身体もいちばん…というわけでは必ずしもないが。
「早くお風呂で流しっこしようよ!」
一方の沙織は千里とは対照的に身も心も子供っぽい。海水浴の頃と比較すれば、若干成長はしているようだ。
(まひろゴメン、あとで青汁アメリカンサイズおごるから許してくれ…)
千里と沙織の脱衣を横目に、今度は自分が脱ぐことになったカズキ。
本日は休日だったこともあり、まひろはジャージ姿だった。
というか、朝目覚めた時点で既にこの格好だったため、カズキは大混乱に陥ったのだった。
そのジャージを竹カゴに入れ、トレーナーにハーフパンツのいでたちになる。
ふと、服の上からでも否応なしに強調されるバストが目に入った。
こうして見ると、兄の立場を抜きにしてもかなり大きいし、実際に重い。
今日一日、妹として過ごしてみて気になったのが身体のバランスだった。
普通に歩こうとしても、重心が男子だったときと異なるためふらついてしまう。
おまけに一歩進むごとにバストが上下左右に揺れるため、余計にバランスがくずれるのである。
普段とは違う動きだったためか、今のカズキは肩が凝りはじめていた。

次にトレーナーを脱ごうとすると、後方の長髪が邪魔をする。
そのふわふわした栗色の毛髪は、一本一本はか細いにもかかわらず相当ヴォリュームがあった。
(入るとき髪、まとめなきゃ…)
ロングヘアーを湯槽にひたせないため、カズキはきれいな装飾の何本かのビンを用意した。
シャンプー後に髪をとめるためである。

ふとカズキの目に洗面台が入った。
その姿見には、かわいらしい水色の下着を装着した少女が顔を染めて見つめている。
やはりスタイルは抜群で、3人娘では抜きに出ている。
そして先程タオルを巻いた斗貴子を思い出したとき、カズキは比較するのを無期限停止した。



  まだつづく…
678名無しかわいいよ名無し:2005/12/19(月) 12:24:11 ID:wOdwHqwl
イイゼーッ
679名無しかわいいよ名無し:2005/12/19(月) 12:44:25 ID:0nLG6ix+
⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒☆  *
 .人   人   人   .人   人   人   .人   人   人    ノ    ☆
/ .\/  \./  \./  \/  \./  \./  \/  \./  \./ ☆ *
    ┏┓    ┏━━┓ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ . ┏━┓
┏━┛┗━┓┃┏┓┃(*´д`)(*´д`)(*´д`)(*´д`)(*´д`)      ┃  ┃
┗━┓┏━┛┃┗┛┃┏━━━━━━━━━━━━━━┓   ┃  ┃
┏━┛┗━┓┃┏┓┃┃                      ┃   ┃  ┃
┗━┓┏━┛┗┛┃┃┗━━━━━━━━━━━━━━┛   ┗━┛
    ┃┃        ┃┃(´д`*)(´д`*)(´д`*)(´д`*)(´д`*)      ┏━┓
    ┗┛        ┗┛ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ  .┗━┛
⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒☆  *
 .人   人   人   .人   人   人   .人   人   人    ノ    ☆
/ .\/  \./  \./  \/  \./  \./  \/  \./  \./ ☆ *

激しくイイ!
680名無しかわいいよ名無し:2005/12/20(火) 17:28:45 ID:v2gT9CDI
イイヨイイヨー!
681名無しかわいいよ名無し:2005/12/21(水) 15:32:56 ID:QQG4RxYn
(*´Д`)ヤ…ヤバス
682名無しかわいいよ名無し:2005/12/24(土) 20:32:08 ID:X54kF3WZ
(;^ω^)ハァハァ
683落ち防止:2005/12/24(土) 20:43:39 ID:KUSJ4+Sz
つづきまちっ!
684659のつづき改め『逆転兄妹』その7:2005/12/26(月) 22:58:59 ID:LTxIQ+eI
(まひろって…見違える程女のコっぽくなったな。)
兄妹が最後に同時入浴したのはもう10年前のことだった。
あれから、予想以上に成長を遂げた妹。
しかし現在は自分自身がその妹の姿になってしまっている。
鏡の中のまひろが頬を膨らます時、カズキも寸分違わず頬を膨らます。
鏡の中のまひろがジャンプする時、カズキもジャンプし、その豊かな胸が自分の意図せぬ動きをする。
カズキにとって、それはちょっと哀しい出来事でもあった。
だが、いつまでも悩むのが自分らしくないのは彼自身が一番良く知っている。
とにかく今できることをし、無ければ自分で見つけてきたのは周知の事実。
カズキは今の自分に胸を張ってもいいのだ。(色々と)

「あれれれれ?」
さていよいよブラを取り外そうとした際、カズキはあせった。
(外れない…ていうか外したコトがない…)
いくら手を後ろに回しても、なぜかブラのホックが外れない。
千里と沙織の目には、タコ踊りを舞う半裸の女子高生が右往左往しているだけにしか見えない。
「まったく世話がやけるんだから。まひろ、ストップ!」
千里がたまらず助け船を出した。
「こないだはまっぴーったら、ヘンなグッズいっぱいお風呂に浮かべるんだもん!
金魚のおもちゃやヨーヨーやカラーボールとか。お祭りでもするの?」
沙織も苦笑い(…で済んでしまっていいのか???)
千里の「ホラッ」というため息まじりの声が聞こえ、ホックは外された!
「もー、あたしたちも先に入るよ!」
ふたりは斗貴子に引き続き、風呂場の引き戸を開けた。
「あ、ありがと… ちー…ちゃん」
カズキはやっと服を脱ぎ去ることができたのであった。
685名無しかわいいよ名無し:2005/12/26(月) 23:20:43 ID:taRqAOxk
続きを待機(ウェイト)モードで待つ
686『逆転兄妹』その8:2005/12/27(火) 06:19:21 ID:9K41OAFj
女性陣が入浴する3時間前に時計の針を戻す。

一方の兄姿のまひろは気を失っていた。
悪くいえば意識不明で、完全にノックアウトされたまま運ばれたのだった。
こんなことになった直接の原因は先に記したとおりだが、まひろはその当事者のベッドで目を覚ました。
「あれ? ここは確か…」
「そう、私の部屋だ。」
まひろのセリフを補完しつつ、斗貴子は同じベッドの片隅に腰を落として語りかける。
「…ったく、兄妹揃って同じコトをするとはな。妹ならばともかく、キミには言っておいたハズだが。」
「斗貴子さん…」
「人前での羞恥心というものが無いのか? せめてこういう所ならばともかく。」


カズキと斗貴子の仲はもはや疑い得ない事実として、銀成学園全体の共通認識である。
しかしそれ以前よりまひろの思考上では、斗貴子は義姉ということになってしまっていた。
そんな兄とその彼女を、彼女はがっちり漁夫の利でいただくつもりだったのである。
それは信頼とともに、兄を独占されたくはなかったという嫉妬があったのかもしれない。
ただ、兄の姿になってからはカラダが暴走しやすいのか、理性が効きにくくなっている。
隣にいる斗貴子を見ていると余計に…。
「どうしたカズキ? ここならば続きは構わないんだぞ?」
この一言がいけなかった。


   つづく
687名無しかわいいよ名無し:2005/12/27(火) 08:16:04 ID:ih0DqNlQ
期待待機モードに移行します
688名無しかわいいよ名無し:2005/12/27(火) 08:34:25 ID:2Jr+VckB
(;^ω^)ハァハァハァハァ
689名無しかわいいよ名無し:2005/12/27(火) 11:45:46 ID:E0Z9OUPD
ちょ、萌えすぎる
690名無しかわいいよ名無し:2005/12/27(火) 14:18:40 ID:jCx1UAkQ
>>686
GJ!
691名無しかわいいよ名無し:2005/12/28(水) 12:19:10 ID:4rhLNX5D
この神展開、ヤバすぎる!
これほど続きが気になるスレは他にない!
692名無しかわいいよ名無し:2005/12/29(木) 23:08:35 ID:RdBx5GzO
萌えるチカラに限界はないっ!
693『逆転兄妹』その9:2006/01/01(日) 00:31:30 ID:vCgFdyYz
「つ…続き?」
まひろの喉がゴクンッと鳴った。
薄暗い部屋にて斗貴子のベッドでふとんをかぶる少年はただでさえこういった刺激には慣れていないのだが、
その妹ならば尚更免疫があるハズなど無い。
斗貴子の身体はか細く、今の自分ならばいとも簡単に折り曲げてしまえそうな程小さかった。
義姉として慕い始めた頃は、兄と常に行動を伴にする厳しいケド優しい女性(ひと)という印象だった。
それが現在の身体では男性ホルモンの影響からか、
斗貴子の顔がちらりと脳裏をよぎっただけで胸がはちきれそうになる。
普段の自分のスタイルと比べたらけっして良いとは言えないラインですら、
むしろスレンダーであることこそが個性的な魅力に思えるのはなぜだろう?

そう考えているうちに、いつのまにかベッドに上がっていた斗貴子。
そして顔をまひろのすぐ目の前に近付け囁いた。
「ここでは全く恥ずかしがらなくていい。キミと私は一心同体なのだから。」
(あ、だからなんだ…)
と、まひろは斗貴子の言葉に納得した。
普段クールで、女の自分でも惚れてしまいそうなカッコよさを持つ彼女。
しかし、2つ年上だからこそのお姉さんらしい行動と、
実は少し笑った際の可愛らしい表情に、兄が好きになった理由がわかったような気がした。


ただ、である。

自分は本当は女だ。
だがこれまでは憧れだった気持ちが肉体に引きずられ、
激しい感情に変わってきている。
ここで、わずか10センチに満たない距離にまで迫られたら…。
「と、と…とき…こさ、さんんっ…」
まひろは上手く舌がまわらない。
しかしこれまでにない斗貴子の笑みに、まひろは撃沈させられてしまった。
「ふっ、可愛いな。」

心のタガがはずされた。

「斗貴子さんスベスベ〜!!」
「うひゃあっw」


窓にはまだ昼間だというのに、既に一面カーテンがひかれていた。


 元の時間軸につづくよ…
694名無しかわいいよ名無し:2006/01/01(日) 00:58:29 ID:UIlcaWgc
こ、こいつは素敵なお年玉だ。GJ
695名無しかわいいよ名無し:2006/01/01(日) 01:22:37 ID:X854ayR2
新年からキター!!!!!!
今年も良い年になりそうだぜ
696名無しかわいいよ名無し:2006/01/02(月) 14:27:14 ID:TF5OfJLm
>>693
697名無しかわいいよ名無し:2006/01/04(水) 18:58:13 ID:i0XPx2Fp
続きはおフロ?
698『逆転兄妹』その10:2006/01/05(木) 17:17:37 ID:T9gFdOck
「かぽーんっ」
と、桶を置いた音が四方をタイルで埋められた浴場で反響する。
時計の針は再び夕方、場所は寄宿舎の女湯。
3人娘プラス斗貴子はいつものようにバスライフを楽しんでいるように見えた。
ただ、まひろが本人ではないことを除いて。

(どどっ、どうしよ、斗貴子さんとい、一緒に風呂なんてはずかしい…)
カズキはいまだに顔をあげられない。
「あ〜っ! まっぴーまた紅くなったぁ。」
「まったく何考えてるんだか、このコは…。」
「まるでゆでダコだな、ホントにこんなトコまで兄貴とそっくりだ。」
3者は真相を知らぬまま、好き勝手な論評を加えている。
斗貴子は既に一通り洗い終え湯ぶねに身体を浮かべていて、沙織と千里もお互い身体を流し始めていた。
「じゃ、洗おうか…な?」
まずは掛け湯をし、椅子に腰掛けシャンプーから始める。
ふと、さわやかな芳香が漂ってきた。       (女のコのいい香りって、これが原因なんだな。)
まひろの髪は長い上、多くて洗うのが大変だ。
それに、さっきから下ばかり向いていたせいで気になってしょうがない事があった。
はずかしいからと視線を周りから背けると、必然的に自分のバストが見えてしまう。
おまけに今はオールヌードだ。
二つの膨らみの先端からその下に至るまで遮るものはなにもない。
タオルは身体を拭くために、濡れないようシャワーから離してある。
それは、どんなに見ないように努力しても限界がすぐそこにあるのを意味していた。
まひろの白い肌はもちもちしてやわらかく、またシャンプーをすくった掌は小さくて力も入らない。
自分の妹とはいえ、カズキは何か大変な事をしでかしている気もしなくはない。
ただ、周囲は女性ばかりにもかかわらず自分が気絶をまぬがれているのは、
まひろの身体が出す女性ホルモンがカズキとしての思考をセーブしているおかげでもある。

シャワーから噴射される温水が髪から肌に伝わると、
そこから弾かれるようにして水玉が回転しながら滑り落ちていった。


   つづく…
699名無しかわいいよ名無し:2006/01/05(木) 18:16:15 ID:SpfRtGcv
風呂もゆっくり入ってられないなw
700名無しかわいいよ名無し:2006/01/06(金) 11:15:44 ID:9G9MijiS
正直、欲情してきた
701名無しかわいいよ名無し:2006/01/07(土) 14:19:31 ID:JSsx0PRo
なんてこった。正直どのブソレンスレよりもクォリティ高いぜ
702名無しかわいいよ名無し:2006/01/07(土) 21:48:30 ID:okWUB204
ワクテカ
703『逆転兄妹』その11:2006/01/09(月) 20:31:33 ID:RLJGlw3c
髪を洗い終えたカズキは、例の乾いたタオルで軽く拭きはじめた。
さすがにいつもの如くバサバサッと乱暴にしてしまうと怪しまれると思い、
自分なりにゆっくりと丁寧に水気を取りのぞいていく。
そして、いざ髪留めを使おうとしたのだが…。
(あれ…どうやってまとめるんだ???)
やはり兄といえども、普段やり慣れてない人間にはできない事がある。
すると…
「どうした? 上手く留められないのか。ちょっと見せてみなさい。」

湯槽から発せられた声にカズキはビクッとした!
今度は斗貴子がサポートに名乗りを上げたのである。
そうかと思えば、彼女は颯爽(さっそう)とカズキが可否を表明する前に洗い場へあがってきた。
湯の滴るシャープで引き締まった裸体がまっすぐ近づいてくる。
斗貴子は胸の先端をひじでやや覆ってはいるものの、
今は特にバスタオルを纏っているわけではない。
久しく忘れていた心臓の鼓動が、斗貴子の接近に比例してどんどん高まってきた。
(どうしようどうしようどうしようどうし…)
葛藤とも動揺ともとれる心の混乱は、しかしすぐに分断されることになる。
「ホラ、ちょっと貸しなさい。」
斗貴子はサッと髪留めを手に取ると、今はカズキのものである長髪をいとも簡単にまとめあげてしまった。
そして、
「もののついでだ。背中も流してやろう。」
と、今度はスポンジにボディーソープをしみ込ませて泡立てる。
この間カズキはただ流されるままでいたが、少し経ってから急に嬉しくなり、にやけつつ一言、
「 斗貴子さんっ、ありがとー!!」
斗貴子は急に「ふっ」と吹き出して、
「おかしなコだな。何か面白いことでもあるのか?」
と微笑みつつカズキの背中をこすっている。
「うぅん、何でもないよ。でも斗貴子さん大好きっ!」
何でもないはずなどない。
カズキはさり気ない斗貴子の行為が嬉しかったのである。
一方の斗貴子は不思議そうな表情を浮かべながら、
「どーした。何か変か?」
と、首をひねっている。
カズキは依然ニヤニヤしたままだ。

ふと、カズキは一つの事に気付いた。
「あれ? まひ…じゃない、お…お兄ちゃんどうしたんだろ?」
そういえば本来の自分の肉体を最後に確認したのは、
昼間斗貴子に痛恨の一撃を浴びせられ、引きづられていく姿である。
すると斗貴子が、
「嗚呼、カズキならさっき疲れて寝…」
と言い掛けたその時だった!

「おにいちゃーーん!!」
浴場の引き戸が突然ガラッと開いたかと思うと、そこにはまひろの姿が!
数秒の凍てついた間の後、
「キャーッ!?」
という男声を含んだ悲鳴があがる。
ただ、独りだけ悲鳴をあげなかった人物がいたものの、
彼女はこの世のすべてを超越した黒いオーラを燃やしながらつぶやいた。
「臓物をブチ捲けろ…」



  いよいよ終盤へ続劇
704名無しかわいいよ名無し:2006/01/09(月) 21:51:41 ID:EsTr99aH
オーケイ、続き待ってるですよ
705名無しかわいいよ名無し:2006/01/09(月) 21:56:52 ID:tKfiflB2
GJ。次回も期待してるぜ
706名無しかわいいよ名無し:2006/01/10(火) 11:35:06 ID:EzX6KXeZ
神キテター
激しくGJです
707名無しかわいいよ名無し:2006/01/12(木) 10:35:31 ID:HZCNEpPx
期待あげ
708名無しかわいいよ名無し:2006/01/13(金) 22:51:23 ID:t22iCxRH
wktk
709『逆転兄妹』その12:2006/01/14(土) 12:55:39 ID:jBxXLlVI
少年は泣いていた。
本来、彼は涙知らずな性分ではけっしてなく、善悪の狭間に悩んだり、
身の上で弱気になった際も瞳が潤んだりする優しい男である。
ただ、今回の涙は以前のモノとは性質が異なる。
少年は両手を目元にあて、鼻筋を鳴らしながら萎(しお)れたように声を出していたのである。
「ひっく、ひっく」
という音は止まりそうもない。
そんな少年の頭をなでたり、背中をさすったりして慰める少女。
しかしその表情は相当困惑していた。



あの時、まひろをブチ捲けそうになった斗貴子に対し、
カズキは必死に立ちはだかり、事態を鎮静化。
身体もロクにふかぬまま衣服を身につけると、
やつぎばやにあっぷあっぷしていたまひろを連れ妹の部屋へと引きこもった。
「今度入ってきたら本当にブチ捲けるからな!!」
と、後方で聞こえる罵声を背に浴びながら…。


「ひっく…さっきあんなにやさしかったお義姉ちゃんに…ひっく…2回もたたかれた」
「あれは誤解だよ、誤解。そのカッコで女湯来たら犯罪だし…。」
「おまけに…ひっく…お兄ちゃんにみられちゃうし…」
それに対し、カズキはフォローの言葉がにつまってしまう。
「…なぜ入れ替わったりしたんだろ? ま、まさか…」
そこまで言い掛けてから、カズキは口をつぐんだ。
何か心当たりがあるのだろうか。
(あれは違う。そんなチカラはないはずだ。)
しかしカズキとは逆に、ようやく落ち着いてきたまひろの口が開いた。
「もしかしたら、私のせいかも。」



 次回、最終話へ続く
710名無しかわいいよ名無し:2006/01/14(土) 14:26:31 ID:hvt8TI4p
キタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・* !!!!!
次回で最終回ですか。
少し寂しいですが、楽しみに待っています!
711名無しかわいいよ名無し:2006/01/15(日) 09:32:23 ID:1HBjfHmh
ドキドキ
712名無しかわいいよ名無し:2006/01/19(木) 11:38:05 ID:Wl+DzY+j
ほしゅ
713名無しかわいいよ名無し:2006/01/23(月) 02:47:21 ID:mZtoAOsi
ワクテカ
714『逆転兄妹・最終話』:2006/01/23(月) 18:06:08 ID:x0mSTou0
(お兄ちゃんは強くて、明るくて、とても心配性で、絵が凄く上手くて、熱血で、
青汁が大好きで、ちょっぴりエロスで、でもとってもやさしくて…

お兄ちゃんは私をいつも守ってくれた。
お父さんとお母さんが仕事で外国へ行ってしまったのに、
全く心細くならなかったのもお兄ちゃんがいつも一緒にいてくれたから。
この銀成学園へ入学したのは制服に憧れたのも勿論だけど、
またいつでもお兄ちゃんのそばへいられるから。
たまぁにお兄ちゃんがボケボケなのも、私と血がつながっているから……って、これはみんなのウワサ話。

お兄ちゃんはいつも私を守ってくれた。
桜の散る夜、怪物に飲み込まれた時も。
霧の舞う日、学校が恐怖に包まれた時も。
夏の終る前、月に伸びる山吹色の光を視た時も。

お兄ちゃんはいつも私を守ってくれた。
でもお兄ちゃん自身は誰が守ってくれるの?
詳しくは判らないケド、お兄ちゃんがずっと戦ってきたのを私は知ってる。
ひとりぼっちになって悩んだり、悔しがったり、悲しんだりはしないのかな?

…そんな私の気持ちが杞憂だったのは、さっき改めてはっきりした。

斗貴子さん。

私のお義姉ちゃんになる女性。
一心同体って言葉を聞いたとき、お兄ちゃんを守ってくれるのはこの人しか考えられなくなった。
それは確かに厳しくて、すぐ手が出る癖があるけれど、
さりげないやさしさをみせてくれる女性。
さすがお兄ちゃんの恋人!!

でも、私もお兄ちゃんを守りたい。
斗貴子さんみたく恋人にはなれないけれど、守られてばかりはイヤ。
お兄ちゃんとは何度か離れ離れになったけれど、もうこれ以上哀しいのはイヤ。
何より、お兄ちゃんばかりつらい目にあうのがイヤ。

私の願いは、お兄ちゃんといつも一緒にいること。
一緒にいれば、お兄ちゃんが受けとめることを私も分かち合えるから。
だから、私は願ったの。


…でも違う。これは違う。
私がお兄ちゃんの姿になっても、心はお兄ちゃんじゃない。
身体はお兄ちゃんでも私は私。
反対に身体が私でも、お兄ちゃんはお兄ちゃん。
お兄ちゃんといつも一緒にいることとは違う。
斗貴子さんはお兄ちゃんと『一心同体』を誓ったんだ。
私もできるだけ一心同体に近づきたかった。
私とお兄ちゃんは恋人にはなれないのだから、せめて―――。)

まひろの兄を守りたい想いが身体中に伝播した時、
その胸元からまばゆい山吹色(サンライトイエロー)の光があふれだし、二人を暖かく包み込んだ。
そして―――


 『逆転兄妹』 おわり



※「その後」が気になる方には『ファイナル』があるかも…
715名無しかわいいよ名無し:2006/01/24(火) 11:35:36 ID:qeu+BMrJ
キテター!
けど全然終ってねーw ファイナルを是非とも希望します。
716名無しかわいいよ名無し:2006/01/24(火) 11:38:16 ID:RvMzu11l
グッジョブ!!

オーケーオーケーそう来なくっちゃ
「ファイナル」お待ちしております
717名無しかわいいよ名無し:2006/01/24(火) 12:06:49 ID:UjWYAEfa
なんて続きが気になる終わり方なんだ
ファイナルといわず、ピリオドまで待ってます
ベタベタに甘える感じのキボンヌ
718名無しかわいいよ名無し:2006/01/24(火) 18:02:51 ID:qeu+BMrJ
そういえば赤丸買うの忘れてた…
719名無しかわいいよ名無し:2006/01/24(火) 18:04:13 ID:UQ2NPqzk
ファイナルとくれば「ピリオド」もよろしく
720名無しかわいいよ名無し:2006/01/24(火) 22:19:42 ID:Uygg50/t
大丈夫とは思うが、念のため‥
721名無しかわいいよ名無し:2006/01/27(金) 02:03:51 ID:/yw6BxcQ
捕手
722『逆転兄妹 ファイナル』:2006/01/28(土) 22:14:36 ID:OMum7uqo
「錬金術は、それを扱う者を不幸にする――」
はたしてこの言葉の因果か、それとも未知なる意志の賜物か、
カズキはそのチカラによって生命(いのち)をつなぎとめ、現在に至る。
戦いが終わり武装錬金の発動は自らの意志で凍結したが、
彼の左胸にはその瞬間にも心臓の代わりに鼓動する、錬金術の成果が作動(い)きていた。
パピヨンですら全貌を説き明かせたとは言い難い「賢者の石」には、
まるで神の采配の如き奇跡をもたらす事がある。
だがそれはヒトの意志を汲みつつも、しかし全くの意図せぬ方向へと導く可能性を秘めていた。
「一心同体に近づきたい」
という、彼の妹の願いに呼応して。


――そして、やさしい光は徐々に終息していった。
既に何事もなかったのように、まひろの部屋はいつもと変わらぬ落ち着きを取り戻している。
先程までの光の影響からか、まだ視覚がはっきりしない。
ちょうど映画の上映直後に、劇場から屋外へといきなり出たような際の感覚だ。
ただ、つい今しがたまでの自分とは異なるのだけは解る。
胸部からの山吹色(サンライト・イエロー)の光は、間違いなく核鉄の働きによるものだった。
今回の入れ替わりもどういう理屈なのかは不明だが、少なくとも錬金の力によるものだったらしい。
現在の状態は今朝の、丁度入れ替わり当初の様子に似ている。
あの時もかつてない違和感があって、訳も解らず途方に暮れてしまったのだった。

「トントン」
と、不意にドアノックが聞こえてきた。
「はーい」
……やはり、声も変だ。
一日のうちでこんな出来事を目まぐるしく体験するとは思ってもみなかった。
一方、扉の向こうからは、
「斗貴子だ。先程の件で話があるんだ。入るぞ。」
と、そう言い終わるや否や彼女は戸を開けて入室してきたのだが、
ふとこちらに目線を向けた瞬間、目が点になってしまった。
そしてこちらを指差しつつ、少し震えながら問い掛けてきた。

「キ…キミは誰だ?」

「へっ!?」

ふわふわとしたヴォリュームのあるロングの「黒髪」、
背は高く、バストもかなりあるが相反した低い声。
武藤兄妹の姿はそこにはなく、ただ独りだけの人間が存在した。

「―― 一心同体――」

遂に、まひろの願いは具現化された。


 『ファイナル』おわり

→To be concluded
723名無しかわいいよ名無し:2006/01/29(日) 09:21:31 ID:AHjnxW35
ぐはぁぁぁぁGJ!
やはり、やはりファイナルのその先が・・・
724名無しかわいいよ名無し:2006/01/30(月) 13:20:29 ID:YhjKNEdT
結末はいったい…???
725名無しかわいいよ名無し:2006/02/01(水) 17:42:11 ID:jcLs7y7X
この先どうなるんだ
726名無しかわいいよ名無し:2006/02/03(金) 23:13:06 ID:Fqw+ySAW
節分sage
727名無しかわいいよ名無し:2006/02/05(日) 00:40:50 ID:jefjTQfJ
まっぴーのお豆ちゃんハァハァ(;´Д`)
728 ◆IqDpveYzPk :2006/02/06(月) 21:20:53 ID:Ewxx0yua
ところでageって何?
>>>722激しくGJ
待機モードに入る(*´Д`)
729『逆転兄妹 ピリオド』:2006/02/08(水) 19:37:29 ID:rKuu2aHh
「キ、キミは誰だ?」
と、斗貴子は指先を震わせつつ尋ねた。
すると、「そこ」にいる人物は周囲をキョロキョロと何か探したような仕草の後、
自分の身体を一通り確認した上でようやく口を開いた。
「斗貴子さん…オ、オレはまひろ…じゃない、私はカズキ! …って、あれれれ???」
彼(彼女?)は首をかしげつつ、いかにも「頭上に巨大なクエスチョンマークが浮かんでますよ〜」的な、
戸惑いの表情を隠せないでいる。
一方の斗貴子は何かを察したようで、一回唾を飲み込み気を落ち着かせてから、
おそるおそる問い掛けてきた。
「キ、キミはカズキなんだな?」
「そうだよ、私はお兄ちゃんだよ!」
「…………。」
斗貴子は右手を額に充て、苦い眼差しを向けるほかなかった。


――それから二人はこれまでの経緯について話し合った。
当初、入浴に話が及んだ際には斗貴子から再び黒いオーラが沸き出してきたのだが、
まひろの願いが原因であると解ると、逆に何か負い目を背負ったような悲しい雰囲気に包まれてしまった。

「簡単に言うとフュージ〇ン…あ、錬金術だから人体錬〇かな?」
武藤兄妹はだいぶ慣れてきたせいか、口元にも余裕が伺える。
しかし他方の斗貴子はとてつもなく悲しそうな声と瞳であり、今にも泣きそうである。
「キミは本当に後悔はしてないのか?」
「後悔はしないよ。自分が望んだ結果だし、もう哀しいコトになりたくないから。
でも、お義姉…と、斗貴子さんはどうしてそんな淋しそうなの?」
「そ、それはだな…その、わ…私はいいんだ。
例えキミの姿が変わったとしても、心が変わらないでいてくれれば。
だがキミの両親や友人はどうなる?
確かにキミはカズキであり、まひろちゃんかもしれないが、
現在(いま)ここにいるのはカズキの身体でもなければ、
まひろちゃんの身体でもない、いわば全くの未知なる存在…。
心の広い彼らなら受けとめてくれるかもしれないが、これまで培われてきた記憶の中にいる元のキミ達兄妹に、
この先逢えないかと思うと淋しくてな…。」

武藤兄妹は「はっ」となった。
他人に嫌な想いをさせてまで望んだ世界など、心の底から喜べるハズなどない。
ありのままである日常―――それこそが真の願いであることに武藤兄妹は気付いたのだった。

「ピカッ!!」
本当の事を悟った時、再び山吹色(サンライトイエロー)の光が胸元から溢れだし、
気が付いた際には武藤兄妹は本来の姿へ戻されていた。
「カズキ、まひろちゃん…」
斗貴子は安堵の笑みを浮かべている。
すると武藤兄妹はお互いに名前を呼び合い、ニヤッとしたかと思うと、
まるで申し合わせたかの行動に出た!

「斗貴子さんスベスベ〜♪」
「うひゃあっ?」



  『逆転兄妹』 完
730名無しかわいいよ名無し:2006/02/08(水) 20:26:58 ID:sBSGvKJy
鬼兵将棋
731名無しかわいいよ名無し:2006/02/08(水) 21:18:36 ID:4wgaF18c
>>729
いくつか言いたい事もあるけれど、2言でまとめさせてほしい

Good Job そして お疲れ様
732名無しかわいいよ名無し:2006/02/08(水) 22:16:59 ID:EObA9K5Y
>>729
まぁなんだ…

最高。神。GJ。
733名無しかわいいよ名無し:2006/02/09(木) 22:55:33 ID:aEbEft74
久々に来たら最終話キテター!
激しくGJでした。おかげでまひろたんスレが生き返りました。
734『逆転兄妹・ライナーノート』:2006/02/12(日) 23:27:44 ID:w1eCDsCP
●えと、『逆転兄妹』を投下した者です。
二カ月半にわたりご声援ありがとうございました。
最初軽い気持ちで投下したところ意外に反響があり、
全10話完結予定で「その3」から連載形式で書き始めました。

●当初はまひろの視点で展開するはずでしたが、話がウホッ…になりそうだったのでボツに。
結果、まひろ萌えスレなのにカズトキ気味になっちゃいました(大汗)

●おまけに風呂場の描写に力入れすぎたため、全10話で収まらなかった挙句、
だんだん本文が長くなり最終話でもまとまらずじまい…
それがピリオドに至った裏事情です(反省)

●ちなみに鳥つけなかったのは、フル携帯入力なのとゲリラ投下を楽しんでいたからです。
スイマセン

●ところで別の話も既に構想あるので(まっびーメイン)、近日お目見えするかもしれません