☆★ディルの模倣犯・K田事件を忘れない15

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125Markab ◆8SZursY0/.
>>30
松スレに伏せ字とした理由として「ひとつには」と書いたそのままだった。
もうひとつの理由を書いておきたい。俺の個人的な感傷なのだが。その人の妻なる女性の名は広く流布して
いませんね。ディルレヴァンガー事件とその周辺で起こった事柄について知れば知るほど、これの第一の
被害者はこの人であると思う。人生と精神とに深いダメージを負ったという意味で。
この親父は心底糞だと思うのだが、この人の夫であるという一点においてあまり晒す気にならないのです。

「うちの子は悪くないんです」というこの人の言葉を伝えるログがある。無責任な発言と受け取られてきたが、
そうだろうか。この人が事件について会話を交わす生身の相手は限られていただろう。お前が悪い、お前の
育て方に問題があった、とごく身近な人間に責められていたのではないだろうか。君は電話に出なくていいよ、
と、あるいはここは俺に任せて落ち着くまで実家に帰っていなさい、と思いやってもよかろうその口で。
また、引っ越し支度に松原君のアパートを訪れ、ベランダに布団を干していたという目撃談。この無防備な
126Markab ◆8SZursY0/. :2010/06/16(水) 20:45:23 ID:ltAuoKtE0
>>125続き
行為に胸が痛む。いささかの用心深さがあれば戸を閉ざしたままそそくさと荷造りだけすればよいものを。
すでに当事者能力を失っていたのであろうこの人を猫惨殺の現場に行かせた人間の神経を疑う。
そしてあの写真。松原君の顔を覆い隠そうと指先まで張りつめたその指の指輪が印象的だった。ここにこの
人は来なくてもよかったのじゃないか。両親揃って出廷することが判決に影響すると誰かが言ったのか。
我が子の起こした事件のショックで臥せっているで充分通用しただろうに。
どうして、この人を守らなくては、と身内の誰も考えてやらなかったのか。

と言うのも、ディルレヴァンガー事件は、平凡な窃盗や暴行事件とは違います。「公衆の面前」で猫を切り刻み、
血塗れの指を拭きつつ悪意に満ちた言葉を打ち綴った猟奇犯が、自ら生み育てた子であった。一人の女性に
とってこれは耐え難い事態である。「私は敗北主義者です」という我が子の筆跡とともに惨殺された猫の死体が
写った写真を見せられた時、全身の血が引いたことだろう。精神の平衡を崩すに余りある恐ろしい体験だったと
察せられます。
127Markab ◆8SZursY0/. :2010/06/16(水) 20:45:53 ID:ltAuoKtE0
>>125,126続き
松原君はこの自分の犯した罪を言い逃れるために、この人が庭の猫糞を片づけていたという幼少期の体験を
持ち出した(http://www.fukuoka-tanteifile.com/file/file04.html 松原潤は、子供の頃、猫のふんの世話をする
母親を見て育った。<弁護士談>)。弁護に採用するにあたっては親父も了解済みだっただろう。この部分が
法廷で語られる間、私のせいで…とさぞいたたまれない気持ちであったことでしょう。
判決にさして資すとも思えないどこの家にでもありそうなエピソードだが、翻ってこのエピソードを猟奇的犯罪の
裁きの場に参集することになった父・母・子の三者間に置いてみれば、その内の一人にだけ重い負担をかける
ものであることを否めない。
「お母さんのせいにするな」と、この父はこの子を叱り飛ばしてもよかったのじゃないか。
この人を守ることのできるただ一人の人間が、それをしなかった。
以上、心底糞だ、の説明。長文ご容赦。