☆★ウルトラマン子スモス★☆

「やーい、マンコ、マンコ」
コスモスは今日も同じクラスの男子からいじめられていた。
ウルトラマン・コスモス
それが彼女の名前。

コスモスのように美しく可憐に、育って欲しい・・・・・

そんな彼女の両親の願いがこめられた名前だった・・・・

しかし男子の性的欲求を呼び覚ましかねないその名前・・・・
コスモスは憎んだ。

名作の予感。

続きはムービーで

時々俺の近所で真昼間、猫が通路のど真ん中に寝っ転がってるのがいてよ、ちょうどその時俺はマウンテンバイクに乗ってて、
思いっきり加速して（３０キロ／ｈくらい）その猫を轢いてやった。そしたら猫がビビッて逃げた。それ以来、その猫は俺を見るとそそくさと物陰に逃げるようになった。
クソ猫をチャリで轢くのって、結構快感だぜ。
また、ある時なんか気持ちよさそうに昼寝しているクソ猫を見かけた。また通路のど真ん中で寝てたので、
砂利を思いっきり投げつけてやった。そしたら寝耳に水のごとく、飛び起きて逃げやがった。
クソ猫をいびるのって、まじで超ウケる！

ﾔｯﾎﾟﾛﾎﾟｰｲ!`(ﾟ∇ﾟ* )ﾉ

「気にするなよ。いい名前じゃないか」

コスモスの肩をたたいて慰めてくれたのは、同じクラスの本郷猛だった。
「本郷くん・・・・・」

コスモスの初恋だった。

そんなある日、コスモスは校舎の陰から、本郷が友達と帰るのをそっと見ていた。

「お前、マン子にやけに優しいな。ホレてんのかよ。マンコに」
「そんなんじゃねーよ。やめてくれよ。マンコなんて」
顔を赤らめて本郷は言った。
「本郷はB組の陽子が好きなんだよ。マンコはボランティアさ」
他の友人が言った。
「やめろって」
友人を叩く真似をして照れる本郷だったが、その顔は笑っていた。

本郷たちの姿を見送ると、コスモスは茜色に染まった夕暮れの空を見上げた。
夕日が涙で滲んだ。

コスモスの初恋は終わった

ふさぎ込むコスモスに、コスモスの母、ウルトラの母は言った。

「コスモス・・・あなたの名前には深い意味があるの。
いつかわかる時が来るわ。
・・・・・いつか」

数週間後、コスモスの母は急死した。

そりゃあ、俺の知り合いで「珍子」なんて人がいる。さすがに「マン子」はいないが・・・
ちなみに「珍子」と書いて「よしこ」と読む。

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ｺｽﾓｽ

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