398 :
ねこすけ:
おとがいを強い力でわし掴みにされ、ねこちゃんは白い喉をさらすようにのけ反った。黒魔導師の舌がねこちゃんの唇をそっと舐め辿る。
「……ぁっ」
それだけで、歯を食いしばり閉じていたねこちゃんの唇は、黒魔導師の舌を迎え入れるため花がほころぶように開く。
しのび嗤いの気配とともに、黒魔導師の舌がやすやすとねこちゃんの口腔に侵入を果たす。
絡めとるように口腔を犯す黒魔導師の舌に自らの舌をさしだし、独立したイキモノのように蠢くそれに、ねこちゃんは従順に奉仕をする。
流れ込む黒魔導師の唾液を飲み干しながら、己の下唇を噛んでは弄ぶその歯をアゼルは舌でなぞった。条件反射のように、ねこちゃんの身体は黒魔導師の愛撫に応える。
「んっ……っ」
399 :
ねこちゃん:03/03/17 02:20 ID:b/yVWqKM
黒魔導師の手が、ねこちゃんのおとがいから首筋、鎖骨のくぼみをとおって、銀環と青玉の飾りが光るすでに堅くしこって花蕾のようになっていた胸の突起をつまみ上げ、同時にもう一方の手が背の傷痕を確認するように指先で上下に辿る。
「んっっ…あっはぁ……」
ねこちゃんの身体が刺激に反応し唇が離れかけるのを、黒魔導師は下唇に歯を立てて制した。
「…っ!」
ねこちゃんの口腔に傷ついた下唇から微かな血の味が広がり、それを舐め味わうような黒魔導師の舌に、ねこちゃんの舌は執拗にきつく引き抜くほど深く吸われる。
挑まれ、奪われ、犯されると言うのがぴったりの、いつも苦く淫らな口吻け。