共産主義時代やそれ以前から続く東欧の子供向けアニメーションおよびアートアニメーションの世界。
西欧やアメリカとは異なる独特な世界観が特徴です。
芸術性が高く、セル画アニメに限らず、
人形、切り絵からガラス細工、クレイ、油絵など様々な技法で表現されます。
テーマも、プロパガンダもありますが民話や伝説、寓話をモチーフにしたものが多いのも特徴です。
過去の名作や各地で行われるアニメーション映画祭、今後の展開などについて幅広く語りましょう。
代表的なアニメーション作家の紹介
チェコ
オーストリアやソビエトに支配される中で人形劇で民族の伝統を守ってきたため、人形劇を大事にする国。
そのためか、著名なアニメーション作家も多数輩出。
イジー・トルンカが創設したトルンカスタジオは今でもアニメーションを作成。
ズデニェック・ミレル
もぐらくん(クルテク)で有名なアニメーション作家。
もぐらくんやネズミ、うさぎ、かえるなどの愉快な仲間達が森の中や人間世界のまわりでゆかいな活躍をします。
【Krtek】クルテク【チェコ語でもぐら】
http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/cartoon/1171539525/ ヤン・シュヴァンクマイエル
シュルレアリスムのアニメーション作家、映画監督。
人形のみならず俳優もつかったストップモーションアニメが多い。食のグロテスクさをテーマにすることも多い。
アリス、ジャバウォッキー、オテサーネクなどファンタジックかつホラーな作品も多い。
ヤン・シュヴァンクマイエル
http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/cartoon/1171270643/ カレル・ゼマン
エッチング画と人物の融合が得意な特撮監督。アニメーションの作品も多数製作している。
晩年にはカナダで切り絵アニメの指導などを行った。
アニメ代表作「水玉の幻想」、「千夜一夜物語」、「クラバート」、「ホンジークとマジェンカ」など
イジー・トルンカ
人形アニメ作家でカンヌやヴェネツィアなど各映画賞を受賞しスタジオを作って後輩の育成にもつとめた。
川本喜八郎が師事したこともある。
代表作「皇帝の鶯」、「チェコの古代伝説」、「真夏の夜の夢」、「手」など
イジー・バルタ
80年代に「笛吹き男」などで鮮烈にデビュー。独特な表現様式と空間技法が特徴。
一時期仕事に恵まれなかったが、90年代にゴーレムのパイロット版を完成させた頃から再び活動再開。現在も活動を続ける。
代表作「笛吹き男」、「ゴーレム」、「屋根の上のポムネンカ」
他の作家はここを参照
http://a-a-agallery.org/artist/index.html
ロシア
帝政ロシア時代よりアニメの伝統があり、共産主義時代はディズニーに対抗できるような作品が求めら
イワン・イワノフ・ワノー、ロマン・カチャーノフなど様々な作家を輩出。
共産主義時代最大だったソユーズムルトフィルムは現在博物館となっている。
イワン・イワノフ・ワノー
初期ロシアアニメを代表するアニメーション作家。長老的存在。
ユーリ・ノルシュテインと組んで作成した「ケルジェネツの戦い」は、動くイコンとも言える高い芸術性と完成度を誇る。
代表作「イワンと仔馬」、「森は生きている」、「ケルジェネツの戦い」
レフ・アタマーノフ
イワン・イワノフと共に初期ロシアアニメを代表するアニメーション作家。「雪の女王」で有名。
宮崎駿や高畑勲が「雪の女王」に深い影響を受けたという。
代表作 「雪の女王」、「黄金のかもしか」
ロマン・カチャーノフ
「チェブラーシカ」で有名なアニメーション作家。かわいいキャラクター達がかもし出すロシア的な寂寥感が特徴。
70年代からは人形アニメから手をひきセルアニメを作成していた。
代表作「ミトン」、「チェブラーシカ」
ユーリ・ノルシュテイン
イワン・イワノフやロマン・カチャーノフに師事した経験があるアニメーション作家。
民話色の濃い濃密な切り絵アニメが特徴。ハリネズミのキャラクターが有名。
代表作「ケルジェネツの戦い」、「狐と兎」、「霧につつまれたハリネズミ」、「外套」
ロシアアニメについてはここを参照
http://matome.naver.jp/odai/2138126139647046001
こうゆうスレだとまず挙がるのが
「ファンタスティック・プラネット」
進撃〜の元ネタとしても今注目されつつあるとかないとか
8 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2014/02/12(水) 17:26:51.08 ID:b4fTdoiv
ムーミンのパペットアニメーション、
今NHKBS2でやってるけどかわいいよね。
日本でつくったアニメもいいけど。
チェブラーシカも数年前にNHKでやってたよね。
クルテクも昔やってた。
クルテクは今もときどき不定期でぽつぽつやってるよ。ETVで。
今もってゆーか、“クルテク”で日本公開されるずっと前から
教育テレビで「ゆかいなもぐら」とか「もぐらのトッピィ」とかのタイトルで
たまにやってたんだよね
昔、NHKの東欧アニメ特集でやってたやつが忘れられない。
無表情の人が一列に並んで、ひじで隣の人を突いていく。
突かれた人は、もう一つ隣の人をひじで突く。
列の最後の人は、なぜか絶壁に立っていて、その人が突かれたら、
バランスをくずして崖に転落する。
ほんとに、意味不明。
このスレ見つけてカレル・ゼマン初めて見たけど面白かった
15 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2014/06/12(木) 17:15:48.27 ID:iIdw2QwJ
>>14 カレル・ゼマンいいよね
アニメも秀逸だけど、
特撮監督として撮影した「悪魔の発明」や「盗まれた飛行船」なんかも
今でいうスチームパンクの香り高い作品でおすすめですよ
>>16 ありがd。
間違いなくこれです。
子供だったから意味不明だと思っていたけど、
大人になった今見ても意味不明だね。
今年もハウスとジブリでヨーロッパのアニメ引っ張ってくるのやるのかな
19 :
名無しさん@お腹いっぱい。:
あげ