【世相】"若者のクルマ離れ" "自動車神話の崩壊"--米国 [01/18]
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1358473394/ クルマ社会の米国の都会で、自転車に乗る若者が増えている。10代後半の若者による運転免許取得数の減少も見られる。
若者のクルマ離れを止めようとメーカーは対応に必死だが…。
近代的アパートや改修された倉庫群が姿を見せるブルックリンのウィリアムズバーグは、今やニューヨークの「都市再生」を象徴する地区だ。
ケントアベニューの自転車専用レーンをおしゃれなレトロ風自転車が切れ目なく走り過ぎる様子は、この地区に集まるアート志向の強い若者の多くが、自分のクルマを持たずに移動している証拠だ。
■自動車神話の崩壊
米自動車メーカーが懸念するのは、ウィリアムズバーグの若者たちが自動車利用者数が減少する前触れなのかどうかという点だ。
クルマの利用者が減少する傾向は、運転免許を取得する10代の若者の数が減っている*1ことからもうかがえる。
*1=この記事に関連した別のFTの記事によると、米国で16歳で自動車免許を持つ比率はかつての50%からこの30年で減少し、2008年には30%まで下がったという
米フォード・モーターの未来学者、シェリル・コネリー氏は、「クルマに対する考え方が変わってきている」と話す。
今のヤングアダルト層にはクルマに代わる交通手段が増えている。オレゴン州ポートランドといった都市が自転車の利用を推奨して大成功を収める一方で、別の地域では30年前に比べ公共交通機関が格段に発達しつつあるという。
「今のクルマには、みんなが1960〜70年代に抱いていたようなイメージはない」とコネリー氏。フォードは、この自動車神話の崩壊に抗おうと必死だ。