2012年03月28日 トヨタとBMW
http://kunisawa.asia/article/54662533.html トヨタはBMWグループと電池の共同開発について正式に契約を結んだ。
いろんな意味で驚かされる。まず「パナソニックはどうしたのか?」という点。
性能高いけれど危険性も高いニッケル正極のリチウム電池の開発に失敗したパナソニックは、
マンガン正極で安定した性能を実現していたサンヨーを丸ごと買収。
これで一件落着したのかと思いきや、テスラとも提携を結ぶ。実際、RAV4の電気自動車は
パナソニック製18650電池を使う。パナソニックのパソコン用リチウム電池、
まぁまぁの性能が出ています。ただ量販電気自動車用としちゃ耐久性などいくつかの点で厳しい。
やっぱり自動車用のリチウム電池が欲しい。
しかし昨年あたりから2014年の電気自動車量販計画を出したり、プリウスPHVの低コスト化を
匂わせたり、リチウム電池の開発成功を思わせる状況になっていた。
一方「元サンヨーの電池が上手くいっていない」という情報も。
そんな中でのBMWである。どうやら順調という状況じゃないようである。
もう一つ。面白いウワサがあります。BMWもレベル高い開発部門を持っている。
化学についちゃドイツは優秀。世界最大のケミカルメーカーであるバイエルの農薬など、
世界中を席捲しているほど。もしかするとBMWが素晴らしい技術を開発したんじゃないか、
と言われているのだった。こら大いに可能性あります。
BMWにとっても一社だと量販効果が出ない。かといってベンツやVWと組むのも好ましくない。
トヨタなら一石二鳥だということである。この件、案外早い時期に何らかの発表があると
予想しておく。トヨタにとっちゃノンビリと基礎研究をしているような時間が無い。
ここ1年くらいで結論を出さなければならぬ。
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