★ワタシのWebなんか読まなければいい@チャンゲ国沢458★

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768エコカーアジア保全 ◆oYakATaMoE
2011年10月13日 航続距離300kmが見えた
http://ecocar.asia/article/48467080.html
リーフの電池重量が半分になったら当然ながら2倍の容量を積むことも出来る。
となると電気自動車の航続距離は300kmを楽々超えてしまう。そんなこと可能だろうか? 
昨日発表されたテスラS用の電池を使えば、今すぐにでも出来てしまうかもしれない。
電池の進化速度は私たちの想像を遙かに超えてます。

テスラの4ドアモデルである『テスラS』にパナソニック製18650電池(パソコンに使われる
サイズ)が採用されるという。この電池、ニッケル系正極を使っているそうな。
何度か書いてきた通り、ニッケル正極のリチウム電池は高い性能を持つ反面、
発熱/発火する可能性を持つという大きな弱点を抱えている。

しかも電機業界の価値観である「最悪の状況になった場合、発火しなければ煙は出ても良い」
は、自動車業界の「火はもちろん煙もダメ」と全く違う。そんなことからニッケル正極を
開発してきたパナソニックの電池を使おうとしていたトヨタのリチウム電池戦略は大きく遅れて
しまったのだった。文頭に戻る。

テスラSに搭載されるニッケル正極の電池は圧倒的な性能を持っているかもしれない。
2009年12月から販売されているパソコン用ニッケル正極電池は、3,1Ahという容量を持つ。
最新の電池は3,4Ahである。こいつを日産リーフに搭載したらどうか? 
リーフに搭載されている電池パックは24kWhで300kg。

一方、テスラ・ロードスターの電池パックは53kWhと約2倍の容量を持つにもかかわらず
450kg。使われている18650電池、おそらく2,4Ah級だと思われる。
テスラS用の最新型3,4Ahを搭載した場合、3分の2の重量になります。
テスラ・ロードスターと同じ53kWhだと300kg! リーフの電池と同じ重量だったりして。

逆にリーフの電池を3,4Ahにすれば150kgで済むワケ。パナソニックが開発していた
ニッケル正極のリチウム電池ってやっぱり凄かった。だったらトヨタも使えばいいじゃない、
となるとイッキにヤヤこしい展開になる。ただリチウム電池の進化はまだ止まっていない。
来年にはシリコン系で4,0Ahも出るらしい。
電気自動車は面白い。(国沢光宏)