2011年03月16日 5年は電力不足
http://kunisawa.asia/article/43852137.html 50ヘルツの地域は今後下を見て3年程度電力事情が極端に悪くなることを覚悟しなければ
ならないだろう。というのも原発の運転再開には様々な作業や手順を必要とするからだ。
これまでのケースを見ると、何事も無かったとして最短1年。
地震で緊急停止した新潟の柏崎原発は、2年近く掛かった。
福島第1に関して言えば、下を見て4機廃炉確実。福島第2も点検や修理、津波によるダメージ
の回復作業で間違いなく2年以上掛かりそう。無事に見える女川原発だって細かい修理が
必要だと思う。福島と女川を合わせた200万kW+440万kW+210万kWの850万kWを
失っているということ。
しかも運転再開には地元自治体の了承を必要とする。福島第1は全て廃炉になるだろうから、
仮に宮城県と福島県がOKを出したとしても、女川で1年半〜2年後の稼働。
高性能原子炉4機持つ福島第2の再開までに2年〜4年掛かる。
そもそも自治体が運転再開を了承すると思えません。
現在稼働に向けて準備中の柏崎原発の3機(計330万kW)も、新潟県が許可を出すか微妙。
今や東京電力に残された原発は柏崎の4機しかなくなった。これに旧式になった火力を全て
稼働させ、東北電力や西日本からの電力(合計107万kW)を持ってきても、
せいぜい4000万kW程度だろう。
一方、夏場のピークに必要とされるのは最低で6000万kW。通常だと6500kW程度の
発電能力を持つため何とか対応可能。これが4000万kWとしか供給出来ないとなれば33%
ものカットを必要とする。もはや工場のフル稼働など不可能。家庭用のエアコンさえ厳しい。
この状態、3年以上続く。
続く
>>985 続き
今後10年は原発の新設など不可能。とりあえず火力発電を作るしかない。
最新鋭の50万kW級コンバインドサイクル発電機を最低で40機!
早い時期に柏崎原発をフル稼働させたとしても、34機必要。通常だと1年で2機のペース
だから、どこでどうやって作るか、という問題も出てくる。
こうなると企業だって「はいそうですか。辛抱強く待ちます」と言わない。
工場毎に発電機(コージェネ)を採用するという流れになってくると思う。
個人だって東京電力の都合で5年間夏場のエアコンをガマンするのは納得できないだろう。
新しいエネルギー戦略が出てくるに違いないです。
・本日のECOカーアジアは「電気自動車を被災地に!」
>>964