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名無しさん@そうだドライブへ行こう:
俺の実家は北海道の僻地で、戦前生まれの爺さんが住んでいる。
その僻地たるや半端なものではなく、地デジは映らない、携帯は圏外、
バスは一日2便、車は一時間に一台通るか否かというレベルだ。
正月に帰省していたら爺さんがこんなことを言った。
「車を運転していたら、家まであと10kmを切ったあたりだったかな。
今日(三が日のある日)は雪だったからゆ〜っくり走っていたら、
直線道路のはるか前方に見慣れない車が一台と、大きな黒い塊が転がってた。
さらに速度を落としてゆ〜っくりと通過したら、黒い塊は鹿だった。
そして鹿と正面衝突した車が見るも無残な姿で立ち往生していた。
この辺は携帯が通じないから助けも呼べないだろう。 こりゃ助けてやろうと思ったんだけど、
車内をよく見ると若いべっぴんさんが何やら一生懸命に携帯をいじっていたので、そのまま素通りしてきたよ。」
この甘味車両、とりあえず爺さんの地域とは全く無関係だったので爺さんの判断は正しかったわけだ。