また、フォームの改善をメーター300オーバーからはしていかないとだめです。スクリーン上部から
前方をみるような伏せ方は論外。頭を伏せるにしても、ただタンクにつけるようなフォームでは簡単に
顔が持っていかれてしまいます。頭部頂点からやや前方あたりが空気に触れ、切り裂くような状態、
つまりライダーからすれば、進行方向をスクリーン越しにかなり睨み上げるような状態にメーター300を
越えたあたりから変更していかねばなりません。また、メーター300オーバーでは、どんなに整備された隼でも、
路面の跳ね上げや空気の乱れを拾い車体が揺れてきます。これも必死に押さえなければなりません。
両レバーを風圧に対抗して押しながら、フォームを素早く改善していき、スクリーンを通して押し
迫ってくる前方の風景の恐怖やタイヤへの不安感に絶え、車体を押し込めながらアクセルをあらん限りに開ける・・・・・
その時間が10〜15秒。そうすれば、隼の本当の姿を見ることができます。