米ホンダ、ブレーキオーバーライドシステムを全生産モデルに装着へ 11年中
2010年5月27日(木) 17時23分
米国ホンダは26日、生産されるホンダとアキュラの北米市場向けモデル全車種に、8月より順次、ブレーキ
オーバーライドシステムを装着することを発表した。2011年末までに日本を含む全世界のほぼ全ての生産車で装着される。
米国内では未だ連邦政府によるブレーキオーバーライドの義務付けは決まっておらず、今回ホンダは
先手を打つ形で全車にブレーキオーバーライドの標準装備化を決定。
「ブレーキ・プライオリティー・ロジック」と銘打たれたホンダのオーバーライドシステムは、構造や作動内容の詳細に
ついては投入モデルの発表と同時に行うとして未公表だが、概要としては「単純にブレーキとアクセル双方が踏まれた時に
スロットルをオフにするのではなく、一定の条件下でアクセルが踏みこまれた状態でブレーキを踏んだ場合のみ電気的に
アクセルオフの状態になる(スロットルバルブを閉じる)」という仕組み。
ヒールアンドトゥなど、意図的にアクセルとブレーキ双方を踏む場合にはスロットルはそのままになるとのことだ。
参考までに、トヨタが米国向けのモデルを中心に導入を開始したブレーキオーバーライドは、スロットルの開度が3分の1以上、
車速5マイル/h以上でブレーキを目一杯踏み込んだ時に作動する。
http://response.jp/article/2010/05/27/140903.html