533 :
ある叔母さんの日記:
朝方急ぎの仕事を済ませ、11時に美登里へ。すると本来なら開店の準備に来るはずの
ミツサロが来ていない。後で聞いたら、夜遅くまでパソコンをしていて寝坊したらしい。
助っ人にきた板前さんと組合の若社長との打ち合わせをすませて、急いで店内を掃除。
お吸い物を仕込み、漬け物を盛る。テンテコ舞いなのにミツサロときたら後ろで腕組んでるだけ。
何とか12時半くらいにのれんを出せました。ところがここで、値決めで大騒動。
ミツサロの頭の中は突如10年前に戻ってしまったようで、猛烈に安い!
板前さんが「それじゃ赤字になりますよ」 と言うのを頭ごなしに怒り
「ウチのこれからのウリはウナギ天国デナイノ! 」と昨日の50%安の値付けをしちゃう。
といったモメごとを店内で大声出しながらやってるんだからお客さんは苦笑いです。
しまいにゃ板前さんもお手上げになり「もう若旦那の好きにやってください‥ 」。
15時くらいまでに来店された方はいつもより倍のうなぎを食べられました。
お客さんに損をさせなかったのだから良かったですけど……。
また助っ人の板前さんは何店舗も展開している有名なうなぎ屋さんに居た方で、深蒸し流。
店内で食べて貰うにはいいのだけれど、少しチカラを入れると簡単に割れたり串から
外れたりしてしまう。
ミツサロにはそのあたりの機微が解らないため、いつもの調子でうなぎを扱うモンだから
次々と崩していってしまう。自分の昼ご飯を続々と作ってます。もしかしてワザとやってるの?
534 :
ある叔母さんの日記:2010/07/06(火) 20:05:42 ID:lAWVqp/40
14時過ぎにうなぎが売り切れたため洗い場で食器洗いをしていたら板前さんが呼んで
いる。急いで行くと、ミツサロが「お前がスベやんか!」と串売りのお客さんに向かって
叫んでます。というか、どうしてお客さんとケンカ腰で対応しちゃうのよ。
板前さんにしてみれば何でお客さんにケンカ売るのか全く解らない。
昼に板前さんに「ミツサロは認知症なのでよろしくお願いします」と言うと
「ボクの知り合いも厳しい状態だから解りますよ。絶対に怒ったり意見したりしたらダメです」。
と理解してくれたのだけれど、あまりにパワーのある認知症な上、性格的にキツい。
このあたりから徐々に板前さんもヨソヨソしくなってきた。
夕方になって再びお客さんが増え出すと、いつもは二階の座敷でパソコン見たり
居眠りしてるだけのミツサロが采配をふるおうとする。「串は売り切れですか?」と
聞いてくるお客さんに向かって 「夏は売れるので待ってくれないと困る!」と怒り、
昔名話をするお客さんに対し「ワタシは助っ人の若旦那であり高名な自動車評論家デナイノ。
ムカシのことなど知るわけ無い」とけんもほろろの扱い。
バイトのK君が来たので店を頼んでレジの現金を金庫に隠す。本日中の売り上げを守らなきゃ。
やがて二階で大声! 駆け上がっていくとミツサロが「この黄昏どもが!」と怒鳴ってる。
聞けばおれのスレを見て、おまえこそ認知症じゃないかと書いてあったそうなのです。
「三歩歩く」という書き込みで切れたらしい。
ここまで来ると、もはやダメでしょう。安売りするから利益は全く上がらず
(ミツサロの昼食代は高い)、レジから現金を抜く。さらにお客様とケンカ。
レジには監視カメラ。
これじゃ評判を落とすだけ。せっかくグーグルで 『うなぎの名店』を検索すると、
最初の検索結果のリストに出てくる「美登里」ながら、創業した父の遺志は継げていない。
火曜日は定休日。水曜日は営業すると言っているけれど、休もうと言って聞かない。
といっても5秒で忘れるので10回ほど繰り返したが、忘れちゃうんです、どうせ。
22時までほぼ付きっきりでミツサロの”介護”をしていたら心身共にヘトヘトに
なってしまった。このトシになってこれほど厳しい修行が待っているとは思わなんだ!