2010年1月28日 (木) 自分との約束
http://kunisawa.txt-nifty.com/midori/2010/01/post-edb2.html 私の母方の実家は『美登里』という中野駅の近所にある昭和元年開業のうなぎ屋である。
4人姉妹で長女が私の母親。結婚しなかった次女が店を継ぎ、3女(すでに千の風になった)
と4女は嫁いでます。これまで大きな問題もなく過ごせてきたのだけれど、店をやっている75歳
の叔母が厳しくなってきてしまった。
昨年の夏くらいから金銭感覚を喪失。というか1分前のことすら忘れてしまうことも。
祖母の最終コーナーのライン取りも全く同じだったので、そのあたりは親子です。
ただ全般的にはごく普通で、店をやっていても昔と変わらない。お金を触ったら必ず手を洗う、
といった食べ物屋の基本だって忠実に守っている。
といった意味じゃどこにでもいる高齢者なんだと思う。唯一にして最大の問題は「未だ経営者
である」という点。以前から祖父に似て気前よく豪快なお金遣いだったのだけれど、金銭感覚
無くなったものだから、使うのなんの! 気がつけばスッカラカンになってしまっていた。
1月末に150万円程度支払わなくてはならない。
本来ならそれ以前に誰か身内で引き継げば良かったのだろうが、ガンとして店を譲る気無し
(こらもう性格的な問題)。私には何度か店を継ぐよう言ってきてたものの、そんな時間無い
です(数年前、半年だけ少し手伝ったがケンカして終了)。
そうこうしているウチ、銀行にも店にもお金がなくなってしまったのだった。
すでに一昨年の借入金もあるし、高齢者なのでお金も借りられず万事窮す。
親戚で集まってカンカンガクガクやった結果、全員「ギブアップ!」だって。私もギブアップしたら
早晩破綻し、叔母は最終コーナーを曲がりきれずクラッシュすることになる。
というか、こんな場合はどうなるんだ?
つづく