アクセル/ブレーキ踏み間違え事故防止装置を考える

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853名無しさん@そうだドライブへ行こう
>>852
◆ひと呼吸置いて

鍋に入れようとした「塩」が砂糖だと気づいても、そのまま入れてしまう。交通心理学が専門の大阪大大学院の篠原一光准教授(42)は
そんな例を挙げ、「頭ではアクセルから足を離せばいいと分かっても、体はすぐに反応できない」と話す。
何度もアクセルとブレーキを踏み替える街中では、注意が散漫になり間違えやすい。普段と違う体勢での運転も感覚でペダルの位置を
認識するため、「踏み間違いのもと」。バックで駐車しようとして後ろに体をねじる時は注意が必要だ。「指さし確認をする電車の運転士の
ように、次の行動を頭に意識させ、不測の事態があってもひと呼吸置くことが大切」と篠原准教授は注意を促す。

三田洞自動車学校(岐阜市)の教習指導員池戸誠さん(43)は、オートマチック車の普及後、必要以上に強くアクセルを踏むケースが
増えたと感じる。高さ10センチの段差を乗り越える練習中に暴走する教習生も多い。県内で事故があったのはほとんどがガラス面の
多い店舗だったことも考え合わせ、「踏み込み過ぎることや、自分の車がガラスに映って距離感が狂うことも、要因として考えられる」と指摘する。
一方、労働安全衛生総合研究所(東京)で職業運転手の事故防止策を研究していた主任研究員中村隆宏さん(42)は「通常、駐車する時は
低速度。だから、距離感を失っても車止めで止まるはず」と話す。