★日記が仇になりマフた@玄関住み国沢406★

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981TOP保全 ◆oYakATaMoE
10:24 頃更新

6月29日 新型プリウスでハイブリッド初体験をした人が増えたのだろう。
ここにきて「歩行者用のホーンを付けるようトヨタに言って欲しい」という意見を頻繁に聞くようになった
(ひかれそうになった人もいる)。私のWebサイトをご覧になっている諸兄ならすでに御存知の通り、
12年前の初代プリウスから問題になってます。

当時プリウスのチーフエンジニアで現在トヨタ副社長の内山田さんは、
1997年初頭あたりからこの問題を解決しようとしていたようだ。
というのも初代プリウスのプロトタイプ試乗の際、歩行者に対する存在音の件を指摘した所、
「法規的な問題で無理なんですよ」という答えが返ってきましたから。国交省に打診したらしい。

国交省(当時は運輸省)の答えは、何回も書いてきたように
「暴走族がホーンを二つ付けるのを規制しているため例外は認めない」。
この間、急速なプリウスに普及により、
おそらく毎日何千件もの「うおっ! 危ない!」が世界中で発生しているんじゃなかろうか。
少なくとも私自身、12年間で下をみて500人くらい驚かせている。

もちろん危険な状況ではない。クルマに気づいてくれない歩行者の後ろを
(たいていは道の中途半端な場所を歩いてます)歩く速度に合わせて走っていると、
やがて気配で気づくんだと思う。振り返るや皆さん相当なイキオイで驚くのだった。
ちなみに夜間はヘッドライトでクルマの存在に気づくため「驚かし行為」をしないで済む。

(つづく)
982TOP保全 ◆oYakATaMoE :2009/06/29(月) 10:37:26 ID:aeB8BzUs0
>>981 のつづき。

識者の中には松下宏さんのように「どんな状況でもクルマは下僕であるべき。
歩行者用認知装置など絶対不要。装着など自体許せない!」という原理主義の人もいる。
ちなみに前回この件をTOPで取り上げた時は、怒りのメールを送ってきました
(後日会った時も説教された)。おそらく国交省の中で強力に反対してる輩がいるんだと思う。

しかしここにきて「歩行者用の認知機能を付けろ」という声がいろんな場所から出てきた模様
(特に視覚が不自由な方だと無音のクルマは深刻な問題です)。
国交省もイヤイヤ対策会議を開くことになった。第一回は7月2日だという。
よくぞ12年間も放置してきたモンだ。傍聴も可能だというので、時間あったら行ってみたい。

というのもこの問題、すでにさんざん論じられてきており、流れとしては
「エンジン音のような擬音やチャイム、メロディの類いでなく、インバーターの音に代表される
本来の「騒音」を出すのがスマートではないか、みたいなことになってます。
国交省が選んだいわゆる「識者」の皆さん達は、どんな妙案を出してくれるのだろうか?

ちなみに自動車メーカーの工場内を走る無音の電動無人運送車はチャイムを鳴らして存在をアピールしてます。
「エンジン音を出せ」とか「メロディを流せ」いう識者が居たら大笑いしちゃうから傍聴は遠慮しておきましょう。
2年後くらいには対応策が登場すると思う。