★段取りなしで全てを決行@ウリナラ国沢403★

このエントリーをはてなブックマークに追加
287TOP保全 ◆oYakATaMoE
2009-04-21 10:22:00 更新

上海モーターショー開幕
http://kunisawa.txt-nifty.com/kuni/2009/04/post-8ba2.html

上海モーターショーが始まった。
玉石混淆(宝石と石が混ざっている状態)と言いたいところながら、大半は石である。
大手メディアは目利きでないため、石を玉と言われ鵜呑みにし「凄い!」と報じているようだけれど、
大量に出展されているハイブリッド車も大半がステッカーのみ。

http://kunisawa.txt-nifty.com/photos/uncategorized/2009/04/21/imgp1842.jpg
ベンツS400ワールドプレミア! 大山鳴動し”馬”15匹

ベンツのS400というハイブリッド車すら、
モーター出力わずか15馬力という手の込んだアイドルストップでありました。
以前アピールしていた大出力モーターの本格的なシステムはどうしたんだろう?
GMのプラグインも冷静になって考えれば、プリウスの足下にも及ばない燃効率だったりする。

ただ「上海ショーはつまらないか?」となれば全く違う。
関係者の熱気たるや日本の高度成長期を彷彿とさせる。
しかも中国人はクルマ好きが多い。比較的冷静な韓国などと全く違う。
自動車メディアなど何十社あるか解らないほど。
かつて日本もこうだったなぁ、とシミジミ感じさせます。

http://kunisawa.txt-nifty.com/photos/uncategorized/2009/04/21/imgp1701.jpg
プレスディだってのに大混雑。これじゃ写真なんか撮れぬ

(つづく)
288TOP保全 ◆oYakATaMoE :2009/04/21(火) 10:52:21 ID:24bXLZzM0
>>287 のつづき。


だからこそ世界中の自動車メーカーが上海にやってくるんだと思う。
今や世界一の規模を持つモーターショーだと言ってよかろう。
破綻しそうなGMも大々的にブースを構え、ホンダはワールドプレミアのセダンを出展。
日産ですらGT−Rのカットモデルを持ち込むなど、気合い入っている。

そんな中、「どうして?」なのが三菱自動車とスバル。
この2社、中国でのブランドイメージは極めて高い。
中国ではラリーの人気が高く(ロシアにも言えることながらタフで速いと評価されているようだ)、
売れ行きも順調。アジパシも中国戦が一番盛り上がる。なのに!
両社共に競技車両を1台も出展していないのだった。

http://kunisawa.txt-nifty.com/kuni/images/2009/04/21/imgp1730.jpg
どこのメーカーも競技車両を出したくて仕方ない

聞けば両社揃って「いかんせん上がラリー嫌いで……」。
上海は近い。その気になればフェリーで運べばお金だってかからない。
「マーケットを読む能力がない」というのは決定的だと思う。
中国でも「三菱自動車とスバルはどこへ行くんだろう?」と強く感じた次第。
こういう失策の積み重ねが、会社の規模の差になっていくのだろう。

あまり書きすぎると誌面(ベストカー5月10日売り号)でのワクワク感がなくなるのでこのあたりで。
「国沢光宏の日々」でも上海モーターショーの情報を少し。