堺市南区で6月30日、乗用車に衝突されオートバイの専門学校生が死亡する事故があり、
大阪府警泉北署は6日までに、乗用車の同区桃山台、会社員東野浩容疑者(33)=
自動車運転過失傷害の現行犯で逮捕=がわざと車をぶつけたと断定、
容疑を殺人に切り替えて送検した。
東野容疑者は、路上で勝手に相手を見つけ、カーチェイスを挑む“走り屋”を自称。
「相手が挑戦してくるように感じ、痛い目に遭わせてやろうと思ってハンドルを切ってぶつけた。
死ぬかもしれないと思った」と供述している。
調べでは、東野容疑者は6月30日午後4時20分ごろ、南区三原台の府道で、
車高などを改造した乗用車で時速100キロ以上出して走行。
大阪府河南町平石、専門学校生山本孝治さん(19)のオートバイを約2キロの間、
追尾してあおったり幅寄せしたりした上、故意に車をぶつけて転倒させ、
死亡させた疑い。山本さんは頭を強打した。