暴走大学生が時速100キロで乗用車と正面衝突!
神奈川県警は24日、乗用車の大幅な速度超過で対向車線にはみ出し、衝突した車の男性(29)を死亡させたとして、
横浜市の明治大4年の男(21)を逮捕した。
男は法定速度30キロの市道を70キロオーバーで爆走。「ドライブをしていた」と供述するが、現場は静かな丘陵地帯で、
夜には暴走車両が集結するところだった。
「100キロ近いスピードを出してしまった」。
法定速度30キロ、道幅わずか約8メートルの片側1車線の市道でなぜ、これほどまでの暴走運転をしたのか…。
逮捕されたのは同市保土ケ谷区上星川の明大4年、平林裕一容疑者。
旭署の調べによると、平林容疑者は23日午後9時すぎ、同市旭区大池町の市道で、約70キロオーバーの猛スピードで左カーブに進入。
曲がりきれず対向車線にはみ出し、同市保土ケ谷区上菅田の会社員、黒川智司さん(29)の乗用車に正面衝突した。
黒川さんは全身を強く打ち、搬送先の病院で約6時間後に死亡。平林容疑者と同乗していた友人男性(21)も負傷させた疑い。
両車両とも普通乗用車で、車両前部を中心にほぼ大破。市道にブレーキ痕は、ほぼなかったという。
平林容疑者も軽いけがを負った。
現場は、戸塚カントリー倶楽部(同市旭区)と横浜カントリークラブ(同市保土ケ谷区)に囲まれた緩やかな丘陵地帯。
両ゴルフ場をぬうように市道がはしり、旭署は「急カーブや緩やかなカーブが断続的に続く」と説明する。
付近の住民らによると、市道には夜になると法定速度を無視した暴走車両が集まるという。平林容疑者は事故当時、飲酒運転をしておらず「友人とドライブをしていた」と供述するが、
旭署は暴走運転の理由などを含め、詳しい状況を調べる。
★地元住民も警戒
現場近くの戸塚カントリー倶楽部の関係者は、現場周辺について
「平日でも、夜には法定速度をはるかに超える車やバイクが集まる。交通量も少なく、起伏に富んだ道が“ローリング族、ドリフト族”には人気なのでは」
と証言。