くるまオタク養成講座W(;´Д`)棒力教室(;´Д`)
カローラとアリオンの区別も出来ない御大がおりますかい(w
クライスラー300C、評判良いので一度は乗ってみたい車種ではありますが、縁は無さそうです。
チョップトップしたみたいなプロポーションも、判り易い形でアメリカ車(ちょっと悪の華めいたそれ)を
表現しているようで良いと思います。
なんで縁が無いかっつうと、高いから(w)です。
現在、新車価格で600〜700万もするアメリカ車を選ぶ人っつうのはかなりの好き者でしょう。
そっち方面にマニアックな方は私の身近にはいないようです。
その値段ならシトローエンC6が買えますしねぇ・・(w
クライスラーも、その半分の価格の車でヒット作が出せたのならば、身売りされる事も無かったかも?
もっとも、安価な大衆車作りには経験が少ないダイムラー側にも責任の一端はあるでしょうけど。
あと300Cで思い出した事。
この車が輸入され始めた頃、Lhd仕様しか選べなかったのに対して
「右ハンドルが有れば欲しいかも」と、誰かがあるスレに書かれていたのに対して
「ああいう車なんだから、Lhdで少し斜に構えて乗るのが『作法』ってもんだ」
というような書き込みが有り、思わず笑ってしまった事が有りました。
やはり“普通じゃないけど萌える車種”ならではでしょう。
乗り手を選ぶ車ってことですね。
御大の昔のシトロエンとかここのもう一人の御大のような昔のアルファロメオもそうですね。
491 :
名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/06/15(金) 19:30:14 ID:xF21xFXfO
確かに、300Cとゼロ・クラウンはどっちも回帰指向の鯨ぐるまだが、キャラは別物だと思う。
50年代のレターカーが頭にあって、飛び付く椰子が多いんですかね。
“御大”はホントに勘弁シテクダチイ・・・・
一つ訂正。
>>481に書いた“第三京浜・港北IC近くの家具屋”はイケアでした。
“ノキア”は携帯電話でした・・。何でそんな勘違いしたんだろう??(まぁ、こんな者ですので w)
私のシトローエンは、世界中で200万台以上も売れたような車ですし、
そんなに乗り手を選ぶっつう事も無ければ、敷居が高いって事も無いと思います。
エロスパ氏の車も、スパイダーの方はともかく75には同じ事が言えるのではないでしょうか?
話をクライスラー300Cに戻すと。
この車は確かに乗りこなすのが難しそうですよね。この場合の“乗りこなす”ってのは
エンジンやシャシーの性能を引き出すとかではなく、“服を着こなす”とかと同じ意味で。
どんな方が、どういう格好をして、何処を走らせればサマになるか?っつう事が、
全く思い浮かばない車であります。
強いて言うなら「ブルース・ブラザーズ」のダン・アクロイドみたいな人が夜の街でも流したら
格好良いのではないでしょうか(w
そう考えると、どんな車でも多かれ少なかれ乗り手を選ぶものではあります。
軽トラックは軽トラックなりに。マイバッハはマイバッハなりに。
私等は車を選ぶ時、或いは車の方からも選ばれているのかも知れません。
もっとも服や持ち物を選ぶのと同じように、車を選ぶのもその人の趣味の表れるところですので、
いきなり全く似合わないような車を選ぶって人も、そうはいないでしょうけど。
イタリア調のソフトスーツに革ベルトのブレゲを締めて、車はワゴンRではサマにならないでしょう。
(ワゴンRを貶す気は全く無いです。一応念の為)
そういう趣味の方はワゴンRを選ばないでしょうが、それは同時にワゴンR側から拒絶されている事に
その人が(無意識の内に)気付いているからでもあると思います。
494 :
名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/06/16(土) 10:39:11 ID:oqlxtu1DO
よくわからないまま売文しているライター方に退職勧告するための試験制度でつか?
496 :
名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/06/16(土) 21:30:26 ID:oqlxtu1DO
私事ながら、先週四国自動車博物館に行ってきまして、ランチア・フラミニア・ザガートやミド・エンジンのラリー、デルタS4をみました。フラミニアの筆舌に尽くしがたい美しさ。やんちゃなザガートがいかにランチアの上品さを保とうと苦心したか伺えました。
さて、一方ル・マンコでR、あらうことか国内では一切TV放映無し。
ネット配信もなかなか困難な状況。
しかしこのル・マンをなんとテレビで見られないなんつうのは
我が国は自動車劣等国でRことを端無くも露呈した感があって全く以って情け無ひ。
ボルドールもみたいです!!艦長!!
バイクともかくクルマでっせ問題は。ふさ浣腸!
要するにアウデーとぷぢょさんがヂーゼル対決な訳です。
いまや欧州では完全にコモンレール式ヂーゼルが環境負荷の少なひエソジソとして
次世代エソジソの中核とならうとしてゐる、
あらうことかブレッラ・ヌパイダさへこれを打ち出してゐる。
我が国はこの分野で完全に遅れをとってゐる訳です、
北米ともかく欧州では現状のハイブリッドは既にダメの烙印を押されてゐる。
チョソヨタがだうしても欧州でファビョりたひならル・マンで
ご自慢のハイブリッドの優秀さを披露すれば良ひのだけれど
そんなのは当然無理な訳です。F1の二の舞になって股も恥かくだけ。
そんなこんなが現今のル・マンにスポンサーが付かなひ理由の一つではありますまひか。
それと、まぁF1ともかく基本的にレーサーのみならづスポーツカー、ストラダーレも競り合ふル・マン、
今時売れるのは冷蔵庫と土方の缶詰だけでスポーツカー冬の時代では
パンピーの興味もル・マンに向きますまひ。
欧州マンセは判らなくないですが、
自分は舘内端氏の主張に一票を投じます。
よってディーゼルはバツです。
個人的には舘内端自身がバツ
アテクシ的にはヂーゼルとハイブリッド、どちらがEかは現時点では判断しかねます。
欧州でのヂーゼル主流も欧州のドライヴィングパターンからさう判断したとも、
股、最初からヂーゼルありきで出来レースでハイブリッド落としたとも噂はキリ無く
本当のところは不明です。しかし、既に欧州ではコモンレール・ヂーゼルで行くのだ、
と流れが出来た以上、日本車も北米市場だけではなく欧州も狙うのなら
この分野で負けたらおしまひです。VHSなのかβなのか、WinなのかMacなのか、
まだ混沌としてしてゐる今、一方だけしか無ひとなると・・・、だうでせうか?
本当に、もしハイブリッドで行くならル・マンなどその示威の場として最適な筈。
それをみすみす逃がす、そして興味も持たなひ・持たせなひやり方は如何かと。
そして、自動車劣等国つか自動車”文化”劣等国であることを股も露見させる
ル・マン放映の無ひこと、この側面からもぢつに情け無ひ話であるます。
単に金儲けの商材以外・単なる使ひ潰しの道具としてしか意味が無ひなら
それではシナチョソ車と同ぢになってしまふ。世界の中の”日本車”を確立するには
はっきりとした”文化”が必要なのです。
\300マソのクルマにLの字付けて\460マソで売ることが文化では無ひ!
ハイブリッドもディーゼルも、結局のところは燃料電池車までのつなぎと思うと、
普通の人にとってエコっつうのはエコノミーな訳で、車両価格を燃料代で取り戻せない事明らかな
ハイブリッドが主流にはなり辛いと思うのですが、どうなることか。
他スレで見たトヨタのレース用ハイブリッド車の話
http://www.chunichi.co.jp/article/economics/news/CK2007061002023028.html ハイブリッドでレースはやりたくても、ベース車両が無い今、
とっくに生産を終えた車を引っ張り出さねばならないお粗末(w
>>496 フラミニア・ザガート、良いですねぇ。高知にはもう一つ「世界クラシックカー博物館」つう所も有るとか。
山中湖高村美術館とかさいたまのオールド・ロコ等、日帰りで見学出来る博物館が幾つも休館中の今、
ヒマが有ったら行ってみたいものです。
四国自動車博物館っつうのはネッツトヨタ南国って会社が運営しているそうですが、
やはり元は個人のコレクションだったのでしょうか?収蔵車に特定の傾向が見られるようです。
海外の博物館に行くと文字通り老若男女いろんな層の人が来て賑やかな事に驚かされますが
日本の博物館ではそういう光景は殆ど見られません。
「これだけしか客が入らないのでは、土地代にもならんだろうなぁ」みたいに思う事も多いですし
(だから休館中が多くなるのでしょう)
往年のGPカーがエンジン掛けてみせてくれると、その轟音に髪が真っ白いオバァちゃん達が
手を叩きながらキャーキャーと嬌声あげて大喜びするなんつう光景は、日本では考えられないものです。
こと文化面に関する限りでは、この先も日本が欧州に追いつく事は有り得ないでしょうね。
ところで、現在ランチアブランドではスポーツカーは生産されていないようですが、
どうせ出ても買いもしない(であろう)野次馬にとっても少々淋しい気がします。
かつて、フィアット傘下入りする前に有った、四国自動車博物館に収蔵されているというフラミニアとか
フルヴィアをベースとしたザガートボディーの美しいクーペなど、大した数は売れなかったようですが、
ブランドイメージを高める上では不可欠な存在だったと思うのです。
http://i66.photobucket.com/albums/h254/Dinkel_photos/LanciaZagato900/P8191579900.jpg http://www.region-muenchen.de/g/autoanzeigen/11.jpg あらためて書くまでもなくフルヴィア・スポルト。
今の車のでは考え難いAピラーの細さが繊細な印象を作り出していると思います。
もっともこれはデザイン上の工夫でもあり、室内側から撮られた写真では特に細くは感じませんが。
このような洒落たクーペを品揃え出来ない理由としては
勿論、つい最近までフィアット自身に元気が無かったという事もあるでしょうし、
ベータ・モンテカルロだのストラトスだのといった車を作っていた頃とは異なり、今ではアルファとか
マセラーティとかのブランドも身内に抱えていますから、ランチアにスポーティーな車を割り振るだけの
余裕も中々生まれないという事もあるのでしょう。
それに、少量生産っつうのはとかく高いモノにつきますから、採算のとれる価格を設定すると
中身は同じで100万円高いみたいな車になってしまい、幾らも売れないって事にもなるのでしょうか。
でもねぇ・・。かつてのBMCみたいにクロームのモール一本追加しただけみたいな車ではともかく、
形だけで100万円分格好良ければそれで良いと私は思うのです(無責任ですけど w)
常識的には“上辺だけの形に惑わされず、中身をしっかり見るのが賢い消費者”なのでしょうが、
そういう車が対象とするのは“賢い消費者”ではなく“くるまバカ”でしょう。
こういうことに限っては“賢い”なんつう事程ツマランことは無いでしょ?(w
そういう意味で残念だったのが、新フルビア発売断念のニュース。
どのディテールも似てないくせに、全体を見るとフルビア以外の何者でもないあのデザイン、
1.8Lツーシーターで、ABS以外の補助デバイスは一切はぶくという潔さ。
発売されたら値段にかかわらず絶対買う、と意気込んでいたのに悔しい限りです。
思えば一昨日はエロスパ氏の
>\300マソのクルマにLの字付けて\460マソで売ることが文化では無ひ
つう言葉に深く頷き。昨日は自ら
“例え中身は同じでも、100万円分格好良ければ100万高くっても構わない”
なんて書く。毎度のことながらワガママ、勝手な事を書き散らす私・・(w
言い訳染みて来ますが。レクサス、差額程格好良くも無いでしょう?
それこそ”120年を超える自動車の歴史の中で、ナンダカンダ〜”みたいな枕詞をつけて語れるくらいに
格好良ければ差額も納得しますけど。(それでも私は買わないだろうな・・多分w)
>>505 http://www.diseno-art.com/encyclopedia/concept_cars/lancia_fulvia_coupe.html これですね。
勿論形それ自体も大変良いと思いますが、それ以上に、現在生産中のどの車種よりも
私のイメージするランチアに近いと思えるだけに、生産に至ることがなくなったというのは
大変残念に思います。
昨日も書いた事ですけれど、かつて名声を博した由緒正しいブランド名を幾つも抱えるフィアットも
結構大変なところは有ると思います。
ものによっては、他のメーカーに任せてしまっても良いと思うのですけど、そうもいかないのでしょうか?
例えばランチアはVWグループに委譲してしまうとか。
もし、万が一にもそんな事になれば、「ドイツの血が入ったランチアなんて」と、
マニアさんは拒絶するのでしょうか?
でもVWの技術が入って、かつてのランチアの特徴であった狭角V型エンジンが復活でもするならば、
ちょっとそれも良いかと。
・・まぁ例に拠ってただの思いつきですけど(w
フィアットに買収されたときも非難ごうごうだったらしいです。
同じトリノのメーカー同士なのに・・・いや、トリノ同士だからかな?
でもドイツメーカーになんか売ったら、ジャンニが草葉の陰で泣きまっせ。
しかも中身はアウディでしょうね。
来年デビューの3代目デルタ(正しくは4代目)ががっつり売れれば、
フルヴィアクーペ(フルヴィエッタってのは正式?)復活の目もあるでしょう。
最近の日本ではセダンが売れないそうですが、こと輸入車に限ってはそうとも言えないようで、
大小関わらず、セダン型も結構売れているように思います。
逆に輸入車のミニバン型とかコンパクトなワゴンとなると、正規輸入されている車の種類も限られますし、
今のところ売れ行きの中心とは成り得ていないようです。
国産を選ぶ人と、輸入車を愛好する人とでは多少の好みの違いが有るのでしょうが、
そのどちらにも今は無いのが、かつてのランチア・フルヴィア・スポルトとか、
アルファ・ロメオジュニアZのような小型の洒落たクーペ。
単に小型クーペと話を広げてみても、少し前までは国産にも有ったようなカローラやサニーのクーペ型、
ホンダのCR-Xとか、トヨタのサイノス、ニッサンNXクーペ等。今や全滅状態。
先日、クーペをベースとした格好の良いエステート、ワゴンっつう話が出ましたが、
そういう車が出る事も当分は無さそうです。
輸入車に目を向けても、リッタークラス〜1.5リッター辺りの小型クーペというのは無いようですが、
もう少し見方を変えて、クーペに限らず遊びの要素の強い小型車と考えれば
プジョーから207CCが発表されましたし、シトローエンのC3プルリエル、C4クーペ辺りが有ります。
VWのニュービートルとかもこの中に入れても良いのかも知れませんが、
此処まで話を広げてしまうと最初に書いたフルヴィア・スポルトとかジュニアZとかとは
かなり違う種類の車になってしまうと思います。
いずれにせよ、趣味性に特化した小型車を買おうと思うと結構な出費になってしまう現代。
余裕の無い時代性を象徴しているのか?
それとも、元々趣味性っつうのは高くつくものと思えば、今の状態が本来の姿なのでしょうか?
>>507 あ、リロードしていませんでした。大変失礼。
その話は(もしかしたら w)また明日にでも。
・・と、一日置いたところで元々が私の単なる思い付きから始まった話でしかないので
あんまり大した話はないのですけれど。
来年デビュー予定の新デルタ、フィアットの2リッター級・ブラーヴォがベースだそうです。
http://www.highmotor.com/wp-content/uploads/2006/10/fiat_bravo_02.jpg http://static.blogo.it/autoblog/lancia_delta_hpe_concept_uff_01.jpg このブラーヴォ、かなり評判が良いようですが、それだけに日本には入って来ないのは残念なところ。
これをベースとする新デルタも期待出来そうですが、輸入元が頼り無いのはマニアさん以外には
ちょっと不安なところではないでしょうか。
ブラーヴォみたいな、普通の車の魅力ってのもそうですが、
昨日書いたような小型クーペ等も、その本来の魅力というものは伝え難いところが有ります。
数字で表わせる部分だけを見るならば、全く何てこともない車でしかありませんから。
例えば、宝石のように美しい形を持ったフルヴィア・スポルトにしても、
スペックだけを取り上げれば(中期型1.3リッターモデルの場合)
“87HPの狭角V4エンジンで1ton弱のボディーを引っ張る前輪駆動車”と言うだけで終わってしまいます。
これだけで判断するならば「何処がそんなに良いの?」みたいに思う人も少なくないでしょう。
この事は、ランチアというブランドそのものを象徴しているのかも知れません。
何でも数字で判断したがる傾向の強い日本人には、中々その真価は伝わり難いブランドなのかも。
高級と言えば高級ながら、例えばイソッタ・フラスキーニのような、豪華さは有りませんし、
フェラーリのような莫迦力が有る訳でも無い。
むしろそうした“単純に判り易い豪華さは野暮であり、野卑”と感じるような人が、
本来選ぶような車なのでしょう。
511 :
名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/06/22(金) 03:24:09 ID:lqZfGUBTO
IFやFに代表される誰からみても豪華、というものではなく、車そのものの控え目の上品さがLCの売りということですかねえ。戦前のLCはトリノの高級車で、ミラノのIFやARとクオリティを競っていましたが、IFは戦後試作車8Cモンテローザを最後に自動車から撤退。
512 :
名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/06/22(金) 03:33:57 ID:lqZfGUBTO
ARは1900を皮切りに(1900を大衆車とはとても言えないが)、小型車への転換を計る(個人的にはモンテローザや1900は萌えるが)。こういったなか、ランチアは自分たちらしい車を作りつづけ、倒産のちも、『ラリーのランチア』というキャラを与えられながら、
513 :
名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/06/22(金) 03:47:59 ID:lqZfGUBTO
(続き)持ち前の上品さを内包し続けたのかと。
IFやFのアメリカで受ける類の豪華さ、マゼラーティ・クアトロポルテのケバさなどと比べ、本来の上品さとは何なのかわかる人のためのブランド=ランチアなのかと。
モンテローザって、中身はタトラ87だっけ?
515 :
名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/06/22(金) 07:21:18 ID:lqZfGUBTO
リアエンジンなのでメカニズムは似てるかもです。
質素ながら高級と言えば
その対極にあると思えるのが電気仕掛満載のレクサスLS600h
せっかく動力用に発電した電気なのだから、
少しは節電しようとは思わないものか?w
517 :
名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/06/22(金) 14:50:33 ID:lqZfGUBTO
もはや、高級内装付き発電機器という感じですね。
そこに趣味性を見出だすとしたら、どんなものになるのでしょうか。
内燃機関でない自動車とは、電車のようになっていくのかなあ。
518 :
名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/06/22(金) 15:11:20 ID:lqZfGUBTO
思えば、アメリカで好まれない・向かない上級車は、国内や隣国限定(ブリストル、アルピナ、トヨタ・センチュリーw、ランチア、ジル)など世界的にはかなりマイナーになってしまいますね。
さすがにイソッタ・フラスキーニやフェラーリを比較対象にするのは大袈裟だったでしょうけれど、
まぁ、そこは気分と言うかモノの例えという事で・・(w
かつてのランチアには、カロッツェリアがボディーを架装した車も多いですので、
中には派手な物も存在したでしょう。
また、ランチア自身もアメリカ市場を狙ったようなモデル(ディラムダ)も作っています。
しかし、やはりかつてのランチアを代表するモデルと言えばヴィンテッジ期のラムダであり、
その後の1.4リッター級小型車アプリリアではないでしょうか。
http://gazoo.com/meishakan/meisha/shousai.asp?R_ID=7363 残念な事に、アプリリアが当時幾らくらいで売られていたのかは正確な資料を持ちませんが
フィアットの同級車と比較すればかなり高価であり、2リッター級のフィアット・アルディータよりも
高い値段であったと書かれたものも読んだ記憶が有ります。
そういった、見た目の大きさとか豪華さよりも実質を重視する人が選ぶのがランチアだったと
いう事なのでしょう。
こう書くと、豪華絢爛を否定しているみたいですけれど。
私自身は実は豪華絢爛は嫌いでは有りません(縁は無いですけど w)
電気仕掛け満載はともかく、このスレにも以前書いた50〜60年代のキャディラックなんかも好きですし
天井にまで絵画の描かれたような、素晴しく手の込んだサルーン等も大好き。
要は豪華=高級という事でもないでしょうし、いろんなタイプの高級が有って良いと思うのです。
日本にも茶の湯・茶室文化みたいに、質素を良しとする文化も有る筈なのですが、
そこは自動車そのものがアメリカからもたらされ、かつては自動車はフォードの発明品と信じる人すら
多く存在した国。元々が輸入文化の産物である自動車には、昔から有る
そうした質素を旨とするような考え方は至らないみたいに思います。
520 :
名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/06/23(土) 05:36:42 ID:QWBSUviTO
アメリカという帝国で商売する場合、どうしても、高性能や大型化、豪華さを競わざるを得ないという点は確かにあります。(私自身も300Cが好きですw)
そこで、多少無謀かもしれないが、実質的なクオリティを志した自動車ブランドを列挙してみます。
大昔のビュイックあたりの役割を、そのまま引き継いでいるみたいな存在が、
今のクラウンですしねえ。
日本的な、飾り気のない美意識を備えた
詫びさびなクルマって、なかなか想像しにくいモノはあります。
522 :
名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/06/23(土) 06:00:40 ID:QWBSUviTO
(イギリス)AC(コブラ以前)、アルヴィス、ブリストル、ライレー、ウーズレー、ローバー、ヴァンデン・プラス、タルボ 、リーフランシス、クロスレイ
(フランス)オチキス、グレゴイア、サルムソン、パナール・ルバソール(?)
523 :
名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/06/23(土) 06:21:06 ID:QWBSUviTO
(続き)ロレーヌ、プジョー、バロー
(ドイツ)アドラー、アウディ(戦前)、
(アメリカ)スチュードベイカー、ハドソン、ナッシュ
(イタリア)ランチア、アンサルド、ビアンキ
実質的なクオリティを目指すと言う話は、車は走るもの、あるいは運転するものと
言う立場を基本にする事と同義だと思う。
アール・デコかアール・ヌーヴォーかの違いと言っても良い。
例えば、すごく機能的に良く考えられた使い易く且つ美しい、つまりアール・デコ調のリビングの椅子があるとしよう。
これが良いからと言って、そのまま車のシートにセットしたら、多分華美なだけで、
自動車シートとしてはまったく実用的で無い、アール・ヌーヴォー調の椅子と言う事になるだろう。
豪華のみで良いなら、アホみたいに長いリムジンとか、もっと言えば豪華装備満載のキャンピングカーを引っ張ればよろしい。
しかし、そんなのは車の機能という観点からそんな事は一切考えていない。
アメリカ人はこういう豪華さが好きと思っている。
ドイツ人あたりは、まず車は移動する道具と言う土台に立ってその上で機能性だ豪華さだを考えるだろう。
数日で汚れてみすぼらしくなる、白い内装をふんだんに使ったりとかあんまりしない。
日本あたりは正体が無いと言うか、カオスになってる気がする。
525 :
名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/06/23(土) 06:32:08 ID:QWBSUviTO
とまあ、マイナーか控え目・地味(ある意味ではダサい)なものも列挙してしまいましたw
アメリカでも独立系メーカーのなかには決して華美ではない良質なブランドはあったのですが、それらは淘汰されています。
526 :
名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/06/23(土) 06:46:17 ID:QWBSUviTO
侘びに通じる自動車はなかなか思い浮かびませんねえ。日本の自動車メーカーがそんなことを試してみても、奇妙なものができるのは間違いないでしょう。
むしろ、ジャポニズムが根付くフランスあたりにうまく表現できる人材がいるかもしれません。
527 :
名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/06/23(土) 07:07:41 ID:QWBSUviTO
先程、ビュイックの名前が挙げられましたが、実際のところ、キャデラックの廉価版、GM大衆車の上級車という位置付けであって、ランチアと相通じる上質・高尚といったものとは別物かと思います。車格を無理に当て嵌めれば、同等と言えるかもしれないですが。
528 :
名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/06/23(土) 07:23:50 ID:QWBSUviTO
ビュイックはリヴィエラという強烈なデザインさえ産んでいますし、現役のルセーヌに22インチのクロムホイールが履かされている光景を雑誌等で発見しますと、ちょっと異質ですねえ。
>>522>>523 コピペか何か知らないが、「グレゴイア」って「グレゴワール」のこと?
車格もジャンルも関係無しに並べ立ててるだけに見えるけど
べつにコピペだろうが何だろうが構わないと思うが。
そもそもこのスレの常駐コテを含めてネットや本から得た情報を書き並べているだけ。
ネット上では誰でも物知りになれる。
リアルで話して何も見ないでスラスラと言える人が本当の物知り。
そりゃ、本も見ないで戦前の事を知っていたらその方が余程変でしょう(w
「何も見ないで」で思い出した話。
以前、行きつけのジムのサウナで、知人と
「Aで始まるメーカー名、Bで始まるメーカー名と三つずつあげていく」という遊びをやった事があります。
(レーシングカー・コンストラクターも可)
A=オースティン アルファ・ロメオ アルヴィス
B=ブガッティ ビュシアリ ブリストル・・・・
「アウディは出ないのか? BMWも無しかよ」と笑われながら続けて、Qは一つも出なかった・・。
(良い子はサウナ風呂では真似しないように w)
さて、昨日書いた事とは矛盾する話ですが。
「数字で判断するのが好きな日本人には良さが伝わり難い」ランチアでしょうが、
戦前の日本には何台か輸入されていたようで、二玄社の「昭和の東京 カーウォッチング」にも
その姿が映されています。
興味深いのはラムダにウェイマン式ファブリックボディーを架装した車。
ウェイマン式ボディーっつうのは御存知の方も多いでしょうが、合板・ベニアで作ったボディーで
表面には羽布を貼るっつう、初期の航空機にも近い構造のボディーですが、
塗装が無いので表面には艶が無く、その為に「落ち着いた雰囲気なのが“良い”」とされ、
愛好する方が多かったそうです。それこそ茶の湯、茶室文化ですね・・。
また、その頃最も人気が高かったパッカードも、宮内庁御用達だった事の他にも
「アメリカ車としては地味で、威圧感が無いのが良い」というのが、支持者の多かった理由だったとか。
地味に、質素にっつう行き方に関しては戦前の方が盛んだったのでしょうか。
もっともカタログ数値を読み、理解して買う人が少なかったという事もあるでしょう。
532 :
名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/06/24(日) 00:12:00 ID:kyA5+mYeO
バッカードが地味とは?
アメリカの高級車の草分け、ベンチマークだったという点から考えたら、フォーマルなイメージにはなるのだが。
アメリカの高級車の分類なんかしてみたら、それはそれでおもろいかもね。
533 :
名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/06/24(日) 00:18:06 ID:3TE8S2BBO
>>530 ここのコテ諸氏は単に物を知っているという以上に
その上で見識ってものがある。
そこが立派だな。
・・・・見識・・ですか・・・・。
>>532 まぁ、私がそう言っている訳でも無し。当時はそう見る人が多かったらしいっつう話ですが、
同時代のキャディラック等と比べるならば、パッカードのスタイルには
確かに落ち着きが有るかも知れません。
また、このクラスの(特にアメリカ車)は運転手付きで使用される事が多かったので
派手なクーペやロードスターは入って来なかった為も有るでしょう。
現在、クラシックカーイベント等に登場する戦前のパッカード等の多くは社外製の凝ったボディーを
架装された個体が多いようです。
しかし日本に新車で輸入されたアメリカ車の多くは生産地から遠く離れている事や
買主自らが自動車ボディーに明るくない人が多かった等の事情から、
細かく仕様を指定する事もなくメーカー自製(或いは標準仕様)のボディーが架装された車が殆どであり、
流線形の導入等、流行を追う事には熱心ではなかったパッカード等は
保守に徹した堅実な車に見えたことがプラスに働いたという面も有ったのかも知れません。
高級・高価格な車の場合、丈夫なシャシーはまだまだ使えても上屋が先に傷むので
日本の板金・ボディー屋さんで作った上物に載せ変えた車っつうのも有ったそうですが、
小規模なコーチビルダーが重用するアルミ板が昔の日本には殆ど流通していなかった事、
馬車の歴史が無いこの国では腕の良いボディー職人さんが少なかった事等から
その数は決して多くは無かった模様。
いずれにしても、戦災とそれに続くモノ不足の時代にその殆どが失われたという事は
大変残念な事だと思います。
535 :
名無しさん@そうだドライブへ行こう:2007/06/25(月) 22:07:14 ID:DN55zrfpO
パッカードの標準ボディの頑丈さ・威容は特筆すべきものだったらしく、1942年のスーパーエイトのボディプレスを、戦後ソ連が買い求め、ZIS110としてリプロダクトした程です。赤い皇帝スターリンはパッカードに萌え、自分の名前を冠したのでした。
逝ってる氏の話は1930年代前半までの木骨コーチビルドボディが主流だった頃の話で
535氏の話は、メーカー純正標準の全鋼製ボディが一般化してきた30年代半ば以降の話になるな。
スターリンはパッカードがお好みだったようだが、
チャイカの前身の1950年式GAZは1941年式ビュイック風スタイルで、これもステキ。