公道での恥ずかしい行動

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98名無しさん@そうだドライブへ行こう
代車のミラに乗っていたときのこと。
あまりの加速の悪さに「もっと加速しろよこんちくしょー」と言わんばかりに
しばしスピードメーターを睨みつけて視線を前に戻すと、
前方には信号の無い横断歩道。
進行方向左側の歩道上にはその横断歩道を渡ろうと待っている歩行者。
そして対向車線の車は既に横断歩道の手前で停車済み。
この状況で止まらずスルーなど出来るはずがない。
もう横断歩道までの距離は少ないが、フルブレーキングすれば止まれるはず。
後続車との車間を一瞬確認して、ブレーキペダルを蹴飛ばした。

俺はそのとき初めて知った。そのミラにABSがないことを。
耳をつんざくスキール音、盛大なタイヤスモーク、
路面に黒々と刻印されるブラックマーク。
周囲の視線を集めながら、ミラは停止線ぴったりに止まった。

俺は停車中は俯いたまま顔を上げることなく、
視界の端で歩行者が渡りきったのを確認した瞬間
フルスロットルでその場から逃げるように走り去った。