若い兄ちゃんが携帯をいじっていた。
隣にばあちゃんがいて、ばあちゃんは
「医療機器使ってるから電源切ってください」と言った。
その男は「来たメールを読んでるだけだから」と言って、いじるのを止めない。
隣のリーマンが
「今は読んでるだけでも読んでるうちにメールが来るかもしれないだろ。切りなさい」 と言った。
兄ちゃん、怒り狂った口調で「ああ?!!」 逆切れだ!リーマンやばいぞ!(兄ちゃんはかなりいいガタイ)
見てる人が皆そう思ったとき、兄ちゃんは携帯をリーマンに突きつけながら言った。
「見ろよ!俺に来た最後のメールは4ヶ月前だ! それ以来誰も送ってこないんだよ! 今更誰が送って来るんだよ!!! 俺から送る相手もいないんだよ!!!」
みんな黙り込んだ。
しかしその中に一人だけ、無愛想な顔をして彼に近付く若い女がいた。
彼女は男から携帯を奪い取ると何か操作をして、再度男に突き返した。
男が呆然としていると、女は自分の携帯をいじり始めた。
しばらくして、男の携帯が鳴った。
男は目を見開いてぱちぱちさせながら携帯を見た。
もうね、多分みんな心の中で泣いてた。男も泣いてた。
世界は愛によって回っているんだと実感した。
ばあちゃんは死んだ。
話は変わるが、ホムセンで買い物していて、
米売り場で「米おいしいお」
ドリンク売り場で「水おいしいお」
と書いた紙が吊るされてた。
2ちゃんねらーのバイトが書いたんだなと思ったら、
ただの裏返しだったおw
リアル厨房の頃、筆箱に萌フィギア入れて登校し、
授業中に筆箱開けて「ちょ、おま、お前何でいるんだよぉ!?」
って言いながら筆箱の蓋をあたふたしながら閉めて、
オレの声に気づいた隣の席のヤツに
「い、いや、スマン・・・何でもないんだ」って言って、
周りをキョロキョロしながら蓋をゆっくり開つつ小声で
「部屋から出るなって言ったろ?」
「ついてきちゃったじゃねえよ!」
「ったく・・・」
「そんじゃ頼むから大人しくしといてくれよ」
「おいおい、それだけは勘弁してくれ」
「わぁ〜たよ。チョコレートパフェな。約束するよ」
「はぁ〜くそ〜またオレの小遣いが・・・」
「お前が来てから来てからというもののロクな事が・・・」
「ちょ、わ、ゴメン・・・悪かったよ」
「そ、そんなの言える訳ねぇだろ!」
「わ、わぁ〜た、わぁ〜たよ」
「す・・・・・好きだよ」
「こ、これでイイんだろ!満足か!?」
「はぁ〜あ・・・今日はマジで厄日だぜ・・・」
ってやってた事を思い出すと今でもキュンッってなる。
姉の部屋に全裸で入るのは本当に簡単なのか?
それを実践してみようと試みたが、うちには姉が居ないのである
代わりといっては何だが兄で試してみた
計画通り、全裸で兄の部屋にアンゲロ、アンゲロとつぶやきながら飛び込む
タンスをこじ開けるがブラジャーなど入っているはずもない
仕方なく酔っ払いみたくネクタイを頭に巻き、トランクスを腕に装着
兄が一度こちらを見たがチャットに夢中で気にされない
兄のベッドに潜りこみ「幸せだから!幸せだから!」と絶叫
だが兄は無視してチャットをやっている
まだ不十分
次の瞬間妹が兄の部屋に入ってくる
借りたCDを返すようだったがスケジュール外なので無視
ムッシュムッシュ叫びながら兄のトランクスを履き、半裸で兄に抱きつき
「俺に充電しろ!!俺に充電しろ!!」と絶叫
妹は大泣きで退散
確実に兄に無視される
開脚後転で窓際に近づき干してあったランニングシャツを外し首に掛ける
ゾンビの真似をしながら再び兄に抱きつく
パソコンの画面を見ると兄がチャットに書き込んでいた
「久しぶりに弟に構ってもらってる 何年ぶりだろう? かわいい奴だ」
俺は泣いた