■ダブルクラッチ
昔の車のようにシンクロの無い車種や、
そうでない場合でもシンクロがイタんで死にかけの場合にやむを得ず行います。
必要がない場合でも乗り手が自己満足のためだけに行う場合もあります。
通常クラッチ切っても、クラッチとギアまでの間のシャフトが惰性で回っています。
次に変えようとするギアは以前と異なる回転ですから、ギアが噛み合いません。
ダブルクラッチは、ニュートラルの状態でクラッチを繋ぎ、エンジンの回転数に
よってこのシャフトの回転数を合わせる作業です。
シンクロはこのシャフトの回転数を自動合わせる機構で、レバーを入れるときに働きます。
負荷のかかっている時や、飛び越しシフトなどで回転数の差が激しい時に
無理やり押しこむと痛めることがあります。
最近の車はシンクロの性能が良いので、必要ないという議論もあります。
必要がないのにやってると変にクセがついて、
ダブクラ使わないと入らないミッションになってしまう可能性があります。
(1)アクセル抜く+クラッチ切る
(2)ギア抜く
(ここまでが第一操作段階、普通のシフトチェンジと同じ)
(3)クラッチ繋ぐ(ギアはニュートラル)
(4)アクセル煽る(この操作でギアBOX内の回転数を同調させる)
(5)クラッチ切る(ギアを入れるため)
(6)ギア入れる(3,4の操作で同調しているのでギアはスコンと吸い込まれる)
(7)クラッチ繋ぐ
※(4)で煽って調整した回転数はギア内のためのものですので、シフトショックを
出さないためには現在の車速とギアから改めて回転数を調整する必要があります。