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12月5日 トヨタの渡辺社長と富士重工の竹中社長が会談したというニュースが流れた。
TVなどによれば、これまで言われてきた提携の内容から出ていない。
もちろん私も全く知らないのだが、全体の流れからもう少し踏み込んだ予想をしてみたい。
大きな中身は三つだと思う。まず猛急で進むのは、いすゞの撤退によって生産余力をタップリ持つ富士重工の
アメリカ工場の活用。すでにトヨタの専門チームが太田の工場と、アメリカ工場の視察を済ませている。
結果「富士重工の生産技術ならトヨタの社内基準を十分満たすことが可能」と判定されたらしい。
2007年から稼働させるというので、年内にも具体的な動きが始まるだろう。
二つ目はハイブリット技術の伝授。といってもトヨタだってハイブリッド関係の技術者はフル稼働状態だ。
そこで富士重工の技術者をトヨタのハイブリット開発チームに出向させ、トヨタの戦力としながら技術の伝授を
しようとするんじゃなかろうか。富士重工の技術陣は優秀。やがて(一応2007年としている)スバルから
楽しいハイブリットが出てくると思う。
ちなみにレガシィと目されるスバルのハイブリッド車、東京モーターショーに出展されたハイブリットとは違い
トヨタ式のシステムかと。
最後が人事。当面トヨタは役員を送りこむようなことを考えていないようだ。
しかし”スバルに頑張って貰いたいこと”キッチリと指摘してくることだろう。
なんたってトヨタの凄さは人事ですから。その場合、ミニトヨタを作ろうとするのでなく、トヨタが持っていない
長所を伸ばすことを考えているに違いない。スバルのブランドイメージ、トヨタにとっても大いに魅力だと思う。