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2月13日 唐突だけれど「難しい時代になったな」と強く思う。
例えば買ったクルマにリコールが出たとしよう。「面白くない」と感じるのは普通である。
文句を言うのもまぁ許容範囲内だろう。けれど最近は「クルマを引き取れ!」と要求する人も
少なくないのだとか。リコールでなく個別のトラブル(クレーム対応などと呼ばれるモノ)もそう。
「壊れるクルマなんか売ってけしからん!」と金銭的な保証を要求するユーザーが居るのだという。
もちろん私だって怒るし文句も言う。でも100%完全な機械など存在しないことは認識している。
「クルマを買い戻せ!」や「金を出せ!」は常識ある要求と言えまい。
12日の読売新聞夕刊で、間違えて新幹線に乗った受験生のため臨時停車したことの是非を
特集していた。早稲田大学の心理学の教授は「若い人は将来のため失敗の経験を積んでおく
必要がある」。教授が困っていても、助けたら本人の為にならんってこと?
34歳の会社員も「大切な商談に間に合わないという場合でもJRが新幹線を止めてくれる
ことはいでしょう。なぜ社会人はダメで受験生なら許されるのか」だって。
これ、全て平等じゃなきゃアカン論。特に後者は正論に感じる。でもそんな社会で暮らしたいだろうか?
たまたま人の良い車掌さんで、たまたま絵に描いたようにシュンとしてる受験生だったらそういうことも
あるだろうな、くらいの余裕があっていいと思う。
車掌さんだって「乗り間違えたので止めて欲しい!」と言われたなら、絶対止めなかったんじゃなかろうか。
同じく事故に遭遇した高速バスの乗客の中に受験生がおり、高速パトカーで学校まで乗せていったという
ケースもあった。警察は一生懸命弁明しているけれど、これまた「やさしいおまわりさんで良かったね!」と
私は考えます。悪さや怒りや不満の大きさの評価をキチンと出来ない人の意見を聞いたらいけません。