★自分のためにボランティア@ヒョウンカ国沢145★

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11月7日 ボランティアの大きな役割の1つは、大きな被害を受け行政が大混乱状態に陥った
時の緊急措置みたいなものだと思う。なにしろ行政の当事者だって被災者。何も出来ません。
ボランティアって行政の機能停止中、何とか住民の衣食住環境を提供してあげたい、という
”やさしさ”からくるものだと考えてよかろう。したがって物資があれば、多少バラつきあっても配る
ことが優先される。しかし行政の機能が回復し始めると「ボランティア連中は勝手なことをしている!」と
思うらしい。例えば「物資を配る」という援助、行政だと同じ分量を公平にというのが基本。
「やれることから始める」というボランティアの姿勢と違う。川口町のボランティアセンターは
(役場の管轄ではない)、11月5日まで物資が豊富にあった。倉庫一杯になるほど援助物資が
たくさん届いていたためである。しかし11月6日から役場に搬入してもらうよう依頼した途端、
物資不足になってしまった。それじゃ、と食糧など足りないモノを役所まで分けてもらいに行くと
「それって誰が食べるの?」という強烈なイヤミ。援助物資をボランティアも消費しているのが
気に入らないらしい。考えて欲しい。ボランティアだって食べなければならぬ。日帰りのボランティア
ならお弁当を持参できるも、長期の人は不可能。そこで大量にある援助物資から必要なだけ
消費することになるのだが、行政は気に喰わないらしい。結果、7日のお昼ご飯はわずかに
ワカメ入ったミソ汁とイモ半分。私らのように衣食住足りたところから通ってきているなら何の
問題もないけれど、テントに泊まって一生懸命活動している人は可哀想だ。行政は給料を貰って
いる仕事。ボランティアの人は無償。そういったことすら行政は考えられないようなのだ。
これから募金や物資を送るなら「ボランティアのために」と書いて送って欲しい。大口を叩けるまで
行政が回復したなら、それも朗報か。ボランティアを無償の労働者だと考え始めたなら、復興作業は
行政の仕事です。有償の労働力を雇うべき。その方が地元にお金も落ちる。今回いろいろ勉強に
なりました。