今までで一番悲惨な事故 ３あぼ〜ん
あーじゃあかいつまんで。
2台の車に分乗して、学校時代の仲間と伊豆の貸別荘で泊まりがけの飲み会を計画したんだわ。
とりあえず貸別荘に到着して、休憩後峠の向こうにある漁港へ宴会用のつまみでも買いに
行こうとということになって、その行きに事故った。
1台の車を運転していたのは、免許取得後数年経過して日常的に運転をするベテランドライバー。
もう一台の方は免許は数年前に取ったけど普段はあんまり乗らないし、乗るとしても
都内を軽く流す程度のほとんどペーパーと同じ女性ドライバー。
道は下り傾斜もカーブもキツイ峠道。ベテランドライバーの車は先行してさっさと峠を
降りてしまい、麓で女性ドライバーの車を待っていたらしい。
いつまでたっても連れの車が来ないのでおかしいなと思ったら、地元の農家のオヤジさん
らしきひとが軽トラで降りてきて一言
「途中でつぶれとる車、あんたらの連れじゃないかのお？」
あわててオヤジさんと一緒に上ってみると、見事に崖に激突して鉄くずになった
女性ドライバーの車が煙を吐いていた。
つぶれた車には若い女性ばかり5人が乗っていた。傾斜もカーブもキツイ山道を走ったことのない
女性ドライバーは、オートマなのにシフトを落とさす、ブレーキをガンガン踏んでいたらしい。
当然ブレーキはペーパーロックをおこし、サイドも使ったがやっぱり焼けてしまい役立たずに。
ブレーキがきかなくなってからぶつかるまで数分迷走したらしく、メーターは100キロを超えた
あたりで壊れて止まっていた。ドライバーは無意識に自分をかばおうとしてハンドルを左に
きってぶつかったので、ボンネットから助手席にかけて見るも無惨につぶれていた。
しかし爆発しなかったのが幸いだった上に、乗員は全員生きていた。特に助手席に乗っていた人は
まず死んでいるはずのつぶれ方だったのだが、ぶつかる直前に身体を縮こませたおかげなのか
ものすごい狭いすきまに体育座りの格好で挟まれていた。
2台の車に分乗して、学校時代の仲間と伊豆の貸別荘で泊まりがけの飲み会を計画したんだわ。
とりあえず貸別荘に到着して、休憩後峠の向こうにある漁港へ宴会用のつまみでも買いに
行こうとということになって、その行きに事故った。
1台の車を運転していたのは、免許取得後数年経過して日常的に運転をするベテランドライバー。
もう一台の方は免許は数年前に取ったけど普段はあんまり乗らないし、乗るとしても
都内を軽く流す程度のほとんどペーパーと同じ女性ドライバー。
道は下り傾斜もカーブもキツイ峠道。ベテランドライバーの車は先行してさっさと峠を
降りてしまい、麓で女性ドライバーの車を待っていたらしい。
いつまでたっても連れの車が来ないのでおかしいなと思ったら、地元の農家のオヤジさん
らしきひとが軽トラで降りてきて一言
「途中でつぶれとる車、あんたらの連れじゃないかのお？」
あわててオヤジさんと一緒に上ってみると、見事に崖に激突して鉄くずになった
女性ドライバーの車が煙を吐いていた。
つぶれた車には若い女性ばかり5人が乗っていた。傾斜もカーブもキツイ山道を走ったことのない
女性ドライバーは、オートマなのにシフトを落とさす、ブレーキをガンガン踏んでいたらしい。
当然ブレーキはペーパーロックをおこし、サイドも使ったがやっぱり焼けてしまい役立たずに。
ブレーキがきかなくなってからぶつかるまで数分迷走したらしく、メーターは100キロを超えた
あたりで壊れて止まっていた。ドライバーは無意識に自分をかばおうとしてハンドルを左に
きってぶつかったので、ボンネットから助手席にかけて見るも無惨につぶれていた。
しかし爆発しなかったのが幸いだった上に、乗員は全員生きていた。特に助手席に乗っていた人は
まず死んでいるはずのつぶれ方だったのだが、ぶつかる直前に身体を縮こませたおかげなのか
ものすごい狭いすきまに体育座りの格好で挟まれていた。
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とりあえず乗員を外に出そうと、ベテランドライバー組とオヤジさんはドアを開けようとした。
しかしグッチャグチャのめちゃめちゃに壊れた車のドアはゆがんで開かず、大の男6人がかりで
ドアとシートを壊しやっと運転手と後ろの席の乗員を外に出した。
運転席から引きずり出した女性ドライバーの左足首は解放骨折をしており、
皮一枚で足首がぶら下がっていた。
後部座席の3人もそれぞれ背骨・腰骨・顔面などを骨折しており、意識はなかった。
やっかいなのは助手席の女性で、つぶれて複雑にゆがんだ車内からどうやっても引き出すことが
できなかった。話しかけると返事があるので、意識はあるようだ。
シートベルトが首に食い込み苦しそうな様子だったため、一人のベテラン組がつぶれた車内に
入ってゆるめてやろうと助手席の女性を見てぎょっとした。
助手席の女性はたまたま近くに転がっていた自分のコンパクトミラーを手に持っていた。
鼻からも口からも大量に出血しながら、鏡をじっと見つめていた。
助手席の女性（当時20歳）の右目はまぶたが引きちぎられ、額が右目の上から生え際まで
ぱっくりと割れ黄色い脂肪と骨が見えていた。
鼻は骨折でひん曲がり、まるで失敗した福笑いのよう。
前歯はすべてなくなり、右頬にちぎれたまぶたが装着に失敗したつけまつげのように
張り付いていた。覆い被さっていた皮膚がほとんど無くなった右目眼球は、
衝撃で半分飛び出していた。
彼女は全身打撲の痛みと出血でふるえる手でコンパクトをつかみ、じっと自分の顔を見つめていた。
しかしグッチャグチャのめちゃめちゃに壊れた車のドアはゆがんで開かず、大の男6人がかりで
ドアとシートを壊しやっと運転手と後ろの席の乗員を外に出した。
運転席から引きずり出した女性ドライバーの左足首は解放骨折をしており、
皮一枚で足首がぶら下がっていた。
後部座席の3人もそれぞれ背骨・腰骨・顔面などを骨折しており、意識はなかった。
やっかいなのは助手席の女性で、つぶれて複雑にゆがんだ車内からどうやっても引き出すことが
できなかった。話しかけると返事があるので、意識はあるようだ。
シートベルトが首に食い込み苦しそうな様子だったため、一人のベテラン組がつぶれた車内に
入ってゆるめてやろうと助手席の女性を見てぎょっとした。
助手席の女性はたまたま近くに転がっていた自分のコンパクトミラーを手に持っていた。
鼻からも口からも大量に出血しながら、鏡をじっと見つめていた。
助手席の女性（当時20歳）の右目はまぶたが引きちぎられ、額が右目の上から生え際まで
ぱっくりと割れ黄色い脂肪と骨が見えていた。
鼻は骨折でひん曲がり、まるで失敗した福笑いのよう。
前歯はすべてなくなり、右頬にちぎれたまぶたが装着に失敗したつけまつげのように
張り付いていた。覆い被さっていた皮膚がほとんど無くなった右目眼球は、
衝撃で半分飛び出していた。
彼女は全身打撲の痛みと出血でふるえる手でコンパクトをつかみ、じっと自分の顔を見つめていた。
農家のオヤジさんが近所の家で電話を借り、救急車を呼んでくれた。
その間助手席の女性だけは助け出すことができず、ようやく車から出られたのは
レスキュー隊がきてから2時間後だった。
背骨と腰骨、右足首を骨折。顔面挫傷、全身打撲で全治３ヶ月。
しかし折れた背骨と腰骨の影響で、まとに歩けるようになるまで半年を要した。
顔は救急で入った病院にたまたま形成外科医が研修できていたので、運良く形成用の縫合を
してもらった。それでも全部で140針以上。眼球は眼底出血が見られかなり視力が落ちたが
失明には至らなかった。
なくなったまぶたを3回形成手術し、歯も差し歯にした。鼻の根本と額に大きな傷が残った。
もちろんまぶたはきれいには治らず、引きつれて完全に目を閉じることが出来ない。
割れた額のせいで右の眉毛は真ん中からない。毎回初対面の人にはぎょっとされる顔になった。
まあぶっちゃけ私の体験談なんですけどね。
それ以来女の運転する車には絶対に乗らないようにしてます。
事故直後、たまたま目の前に転がっていたコンパクトを覗いて、
「ああ、女としての自分は終わったんだな……」と悟りました。
あれから10年以上たちますが、まだ独身です。
あとから警察に現場写真と車の壊れた写真見せてもらったけど
もはや車と言える面影がないくしゃっとした鉄くずでした。
よく生きてたなーと今でも思います。
その間助手席の女性だけは助け出すことができず、ようやく車から出られたのは
レスキュー隊がきてから2時間後だった。
背骨と腰骨、右足首を骨折。顔面挫傷、全身打撲で全治３ヶ月。
しかし折れた背骨と腰骨の影響で、まとに歩けるようになるまで半年を要した。
顔は救急で入った病院にたまたま形成外科医が研修できていたので、運良く形成用の縫合を
してもらった。それでも全部で140針以上。眼球は眼底出血が見られかなり視力が落ちたが
失明には至らなかった。
なくなったまぶたを3回形成手術し、歯も差し歯にした。鼻の根本と額に大きな傷が残った。
もちろんまぶたはきれいには治らず、引きつれて完全に目を閉じることが出来ない。
割れた額のせいで右の眉毛は真ん中からない。毎回初対面の人にはぎょっとされる顔になった。
まあぶっちゃけ私の体験談なんですけどね。
それ以来女の運転する車には絶対に乗らないようにしてます。
事故直後、たまたま目の前に転がっていたコンパクトを覗いて、
「ああ、女としての自分は終わったんだな……」と悟りました。
あれから10年以上たちますが、まだ独身です。
あとから警察に現場写真と車の壊れた写真見せてもらったけど
もはや車と言える面影がないくしゃっとした鉄くずでした。
よく生きてたなーと今でも思います。