☆国沢さん、それもないだろう【休憩所】132.5☆

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931名無しさん@そうだドライブへ行こう
外国人とアルコールで意思疎通を図っていた蟹諏訪は完全に出来あがっていた。
周りの日本人は全員、シカトすると心に決めており、合意も取れていたが、蟹諏訪が
次の瞬間に吐いたセリフには破壊力がありすぎた。

「うぃー、ひっく! 俺はWRCドライバーの蟹諏訪だああ!」

黒い三連星の広報が噴いた。レンズ交換中のカメラマンはレンズを落とした。
キンタマ短大のスタッフがむせた。

「おいおい、いくら取材中にSSをバイクで走ったからってWRCドライバーはないでしょ」
「ぶわははははは」

周囲から出たこの言葉に蟹諏訪は激高した。声の主の元へ駆け寄り、胸倉を掴むと顔を殴りつけた。
一発、二発・・・脂肪という名の鎧の上から、蟹諏訪の怒りの拳が降り注ぐ。

「この黄昏ブタがあああ! 貴様が! 貴様がヌベたんだろう!」

「おい、やめろ蟹諏訪!やめろ!」

一瞬の空白のあとに慌てて止めに入った先輩の武ちゃんにも蟹諏訪の怒りの矛先が向いた。

「邪魔するなああ! 貴様も黄昏野郎かああ!」

細身の武ちゃんに蟹諏訪の肘が飛んだ瞬間、蟹諏訪の肘を蹴り落とした人物がいた。
全員の視線がその人物に集まる。

「お、お前は!」 「ヌベたん!」
「おい! この場面で俺のことをその名前で呼ぶなよ!」

ヌベたんもキレた。