在日外国人を救済…無年金障害者、民主党が改正案
http://mindan.org/shinbun/news_t_view.php?category=13&page=49 民主党は6日、在日外国人を含むすべての無年金障害者の救済に向け、横路孝弘厚生労働ネクスト大臣の提案した
「特定障害者に対する特別障害給付金の支給に関する法律の一部を改正する法律案」の国会提出を確認した。
改正案では、議員立法を受けて今年4月から施行された
「特定障害者に対する特別障害者給付金に関する法律(特別障害給付金支給法)」からもれた
在日外国人、在外邦人、未納・未加入の無年金障害者についても福祉的措置として
月額4〜5万円の「特別障害給付金」を支給するとしている。今国会での成立を目指している。
厚生労働省が試算したところによれば、無年金障害者は全国に約12万人(うち、在日外国人は推定5000人)いる。
坂口力前厚生労働相は一括して福祉的な措置で救済を図るべきだとするいわゆる「試案」を02年7月に発表した。
しかし、法案の段階では救済対象を国民年金が任意加入だった時期に未加入だったために
障害基礎年金を受けられない元学生と主婦に限定し、在日外国人はまたしても切り捨てられた。
今回の民主党案は特別障害給付金支給法成立時の「必要とあれば検討する」とした国会附帯決議に則っている。
民主党は昨年10月、党内に無年金問題ワーキングチームを設置し、
在日韓国人を含む障害当事者と意見交換を行うなどして法案づくりにあたってきた。