【医療】CTスキャンの被爆量、想定より多かった 数十年後にがん発症リスク
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1261234740/ 2009年12月18日 18:35 発信地:ワシントンD.C./米国
【12月18日 AFP】CTスキャンを受ける際に浴びた放射線が原因で数十年後にがんを
発症する可能性があるとする2つの論文が、14日の米内科学会誌
「アーカイブス・オブ・インターナル・メディシン(Archives of Internal Medicine)」に掲載された。
CTスキャンは、X線を照射し、検査対象の臓器や組織の3D画像をモニターに映し出す。
米サンフランシスコ(San Francisco)の4病院が行った研究は、現在の検査で通常照射される
放射線量は、中央値でさえ、想定されていた値の4倍であることがわかったとしている。
CTによる1枚の冠動脈造影図の被爆量は、胸部レントゲン写真309枚に匹敵するという。
同研究は、冠状動脈をCTスキャンした270人のうち、
40歳の女性1人がCTスキャンが原因でがんを発症したとしている。
もう1つの研究は、2007年に米国で行われた7200万回のCTスキャンが原因で、
今後2万9000人ががん発症する可能性があると指摘した。
このデータには、すでに腫瘍(しゅよう)があった患者や終末医療の一環で
CTスキャンを受けた患者は含まれていない。
研究者らは、放射線の照射に起因するがんは、照射治療の20〜30年後に発症することが
わかったと述べ、「医療用CTスキャンの放射線量はこれまで認識されていたよりはるかに多く、
防ぐことができるがんを年間数万例も生んでいる。
照射量に関する規定を見直すべきだ」としている。(c)AFP
▽記事引用元
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2675837/5054546 AFPBBNews(
http://www.afpbb.com/)