1 :
学生さんは名前がない:
ピポピポピポ
2 :
どすこい:2011/09/12(月) 05:03:07.57 ID:zBRcDBJ30
ポピーザパフォーマー
3 :
学生さんは名前がない:2011/09/12(月) 07:57:10.53 ID:Swd0fkvQ0
カギを探しているんです、と女の子は言った。
「カギ?」
「はい、ご存じないですか?」
「僕が持っているカギはこれだけだけど…」
僕は鞄からカギのついたホルダーを取り出す。自宅、バイク、そして事務所のカギ。
「いいえ、それじゃありません。ズボンのポケットに入っているカギはどうですか?」
「ズボンのポケット?」
そんなところにカギなんぞを入れた覚えはない。
不審に思いながらもポケットを探ってみると、果たしてそこには小さな金色のカギが入っていた。
「ああ! それかもしれません!」
女の子が歓声を上げる。
「ちょっと試してみてもらえますか!」
女の子は肩まで伸びた髪を持ち上げながら後ろを向く。
真っ白なうなじには、小さな鍵穴らしきものがあった。
僕は言われた通りにカギを差し込んでみる。
ガチャリ。
4 :
学生さんは名前がない:2011/09/12(月) 07:57:28.35 ID:Swd0fkvQ0
その手応えと同時にバカッと体が真っ二つに開いた。
女の子の、ではない。僕の体が真っ二つになったのだ。
肋骨が扉のように左右に開かれ、中では心臓が脈打ち、肺が大きくなったり小さくなったりしている。
そしてなんだかよくわからない赤い液体がドクドクと体の外に流れ出していた。
それを見た女の子はにわかに表情を曇らせて呟いた。
「やっぱり違った…」
「お、おい! どうなってんだよこれ!?」
「カギ、返すね」
女の子は無造作に自分の首からカギを引っこ抜くと、それを僕の足元に放り投げた。
「なんとかしろよ、これ!」
「ホント、どこいっちゃったんだろう、あたしのカギ…」
まるでお構いなしに立ち去ろうとする。
「待てよ、てめえ!」
僕はやや乱暴に女の子の肩をつかんで引っ張った。
振り向いた女の子は、しかし毅然とした口調で言い放ったのだった。
「そのカギはあなたのでしょう! カギを開けたのもあなた! あたし知らないわよ!」
「な…ッ!」
「死にゃあしないわよう」
そう言って女の子は僕の胸元に顔を近づける。
「その格好で生きるのも、案外良かったり…」
囁きながら僕の心臓をチロりと舐めた。
ゾクッとした。
5 :
学生さんは名前がない:2011/09/12(月) 17:57:54.76 ID:hr8IjVt60
なにそれ
6 :
学生さんは名前がない:2011/09/13(火) 13:18:27.40 ID:ZlhBnjlw0
ヒポヒポヒポ〜♪
7 :
学生さんは名前がない:2011/09/13(火) 13:23:28.98 ID:atelvmGZ0
なにこれ
なんかしらないけどくわしくしりたい
8 :
学生さんは名前がない:2011/09/14(水) 16:42:53.17 ID:5O2vBjjo0
僕のもなめて〜
9 :
学生さんは名前がない:
いいな〜