例えば、渦中のあの人と遥かなる蒼くんがオフ会をしたとしたら。

半引退してしまった二人の大学生活板固定、あなぽっこらくんと遥かなる蒼くん。
理由は違えど、偶然にも同時期に消えてしまったこの二人は、ひょんなきっかけからオフ会をすることになってしまうのだった。

――2009年10月12日　PM4:30　渋谷某所
あなぽっこら（待ち合わせ場所は、、ここ、でいいんだよなぁ？えっと、、かなるっちは……、まだ来てないか）
　　　　　　　　「少し早すぎたかなー（待ち合わせ時間は5時だもんなー」

「あのっ…」

あなぽっこら「……（待つか…」

「あのっ…！」
あなぽっこら「…ん？」

「すみません…少しお聞きしたいことが…」
あなぽっこら「はい。なんでしょう？（何かのキャッチセールスか…？」

「えっと……、、（ﾓｼﾞﾓｼﾞ」
あなぽっこら「……（なんだよ、さっさと話せよ…。まぁ、綺麗な人だから許すけどさぁ…」

「もしかして、あなぽっこらさん、ですか…？」
あなぽっこら「えっ…？（ﾊﾟﾁｸﾘﾊﾟﾁｸﾘ」
（沈黙）
あなぽっこら「……ぇええええ！？　ま、まさか…、、き、君がっ？」
遥かなる蒼「はい…。大学生活板で遥かなる蒼と名乗っていたものです…」

あなぽっこら「か、かなるっちぃぃぃ！？う、うそぉぉぉぉ……！ウソだろっ？」
遥かなる蒼「い、いえ……これが私です…」
あなぽっこら「ぅえええええ！そんなぁ…マジかぁ…！まさか…かなるっちが。。。（…かなるっちが”女”だったなんて！」

→NEXT　待ち合わせ場所のすぐ近くにある喫茶店へ

――PM5:00　渋谷の某喫茶店

遥かなる蒼「……」
あなぽっこら「……（マジかよ…。聞いてないよかなるっちが女だったなんて…。しかもこんなに可愛いだなんて…」
遥かなる蒼「……」
あなぽっこら「……（どうしよう、何を話したらいいんだ…。今日は適当にアニメの話でもしようって思ってたのに…」

遥かなる蒼「あ、あのぅ」

あなぽっこら「…は、はいっ！」
遥かなる蒼「出来れば、なんですが…、いつものように接してくれたら、、こちらとしても助かります…」
あなぽっこら「いつものようにと言われても…、、（無理だよ…、初対面でこんなに綺麗な人と…」
遥かなる蒼「せっかくのオフ会ですし、大学生活板のこと、お話しませんかぁ？」
あなぽっこら「あっ…、、はい。そうすね…」

（沈黙）

遥かなる蒼「…その前に。なんてお呼びしたらいいでしょう？……本名のほうがいいですかね？」
あなぽっこら「えっ、あ…いや、コテ名でいいよ…。とは言っても、かなるっちはもう俺の本名知ってんだろうけどさ…」
遥かなる蒼「ああっ。やっぱりあれは本名だったんですか…」
あなぽっこら「うん…」
遥かなる蒼「そうですか……」

（沈黙）

遥かなる蒼「あの…。私も本名言いましょうか？私だけ本名を知っている状態というのは対等ではないので…」
あなぽっこら「い、いや！大丈夫だよ。大丈夫大丈夫。今日は大生のコテ”あなぽっこら”、”遥かなる蒼”っとして会話しよっ」
遥かなる蒼「……わかりました」

あなぽっこら「……にしても。お互い、なんか大変だったね…」
遥かなる蒼「いえ…。私の場合、大変というかなんというか……。こっぽらさんに比べたら生易しいものですから…」
あなぽっこら（”こっぽらさん”かぁ…。くぅぅ…かわいいよかなるっち！かわいいよかなるっち！）
遥かなる蒼「……？こっぽらさん…？」
あなぽっこら「あ、ごめんごめんっ。……あれ。でもさ、かなるっちって、そういえば何で大生のコテやめちゃったの？」
遥かなる蒼「それは……」

（沈黙）

遥かなる蒼「実は……、私、大学生活板で固定ハンドルを名乗る意義というものがわからなくなってしまって…」
あなぽっこら「コテハンを名乗る意義？」
遥かなる蒼「はい……。ぼくの固定のスタイルって、ただアニメキャラに挨拶して、性的もしくは虐待的なレスには反発するだけじゃないですか？」
あなぽっこら（あれ、急に一人称が”ぼく”になったぞｗ　うひょ〜ぼくっ子萌えぇええええ！）
遥かなる蒼「ただそれだけしかしないのに、大学生活板で固定をする必要があるのかなって思えてきて……」
あなぽっこら「うーん…、別に、そんな難しく考えるものじゃないんじゃないかなー？」
遥かなる蒼「そうなのかもしれませんけど、ぼくに対して不快に感じてる方もいますし…」
あなぽっこら「AKOとかぁ？」
遥かなる蒼「いえ…、あの方はいいんです……。むしろぼくは好きな方なんですよっ。コテハンの中じゃ一番好きかなぁ…？」
あなぽっこら「え？マジで？AKOのヤツこれ聞いたらなんて言うかなｗ　（しかもかなるっちがこんなに可愛い女の子だって知ったらｗ」
遥かなる蒼「AKOさんは、レスの内容がどうあれ、ちゃんとコテハンを名乗って接してきてくれますから……。ただ……」
あなぽっこら「ただ？」
遥かなる蒼「名無しさんのほうが怖くて……。例えば心優しい名無しさんがいたとして、ぼくに和やかに接してきたとしても、
　　　　　　　　次の日にはIDが変わって、その人が別人のように”馴れ合いをするな！”なんてことを言ってくるかもしれない…。ぼくはそれが怖いんです…」
あなこっぽら（かなるっち…、ああ、君はなんて純粋な子なんだろう…）
遥かなる蒼「こんな想いをするくらいなら、いっそのこと避難所に篭っていればいいじゃないかって、思い始めて……」
あなこっぽら「かなるっち……」
遥かなる蒼「あぁ、ごめんなさい。自分のことばかり話してしまって…」
あなこっぽら「ううん、それは別にかまわないよ。だけど、俺からも2，3言わせてもらうよ」

あなぽっこら「まず名無しの件についてだけど、これは２ちゃんねるの性質上仕方のないことだと思うよ？」
遥かなる蒼「……」
あなぽっこら「それにね、固定を名乗っているのなら、やっぱり名無しのために踊らなきゃいけないんだと思う。それが大生の掟でもあるから…」
遥かなる蒼「そう…ですか…」
あなぽっこら「俺は、かなるっちはきちんと踊れていたと思うけどなっ。だからこそ自分のスレが立ったりしたでしょ？」
遥かなる蒼「ぼ、ぼくはっ！別に踊るつもりなんかっ！ただ、大好きなアニメキャラの皆に挨拶していただけですっ！（ムッ」
あなぽっこら「まぁ、、それが結果的に、面白い感じになっちゃったんだろうね…　（ムッとした表情のかなるっちかわええｗｗ」
遥かなる蒼「そうですか……」
あなぽっこら「あと、馴れ合いの件だけど、それも気にすることじゃないと思うよ？」
遥かなる蒼「でも…」
あなぽっこら「2chなんて書き込んだ時点でそこからすべてが馴れ合いじゃん？本当に馴れ合いが嫌いな人間なら2chにすら書き込まないってｗ」
遥かなる蒼「そう、なんですかね……」
あなぽっこら「そーそー。もっと気軽に考えなきゃ。ジュゴゴゴゴー（ストローで飲み物を飲みつくす」

（沈黙）

遥かなる蒼「ぽっこらさん…」
あなぽっこら「ん？」
遥かなる蒼「固定ハンドルって、何なんでしょうかね…？」
あなぽっこら「うーんー……、これまた難しい質問を…」
遥かなる蒼「固定ハンドルって、結局のところ自己アピールしてるだけじゃないですか…、ぼくはそんなつもりないのに…」
あなぽっこら「コテハンが何なのかと問われて、これだっていう答えは言えないけど…。自己アピールする分には別にいいんじゃないかな？」
遥かなる蒼「でも……」
あなぽっこら「俺はさ、かなるっち。固定も名無しも関係ないと思うんだよね、少なくともアニメスレではさ」
遥かなる蒼「え……？」
あなぽっこら「だってさー、毎日のようにアニメスレにいるやつなんて限られてくるでしょ。このキャラが好きだーとかずっと言い続けてるヤツがいたら、
　　　　　　　　　そいつが例え名無しでも、”ああ、この人はいつものあの人だ”ってわかるじゃない？」
遥かなる蒼「確かに……。それはありますね…」
あなぽっこら「うん。そうだよ、固定であれ名無しであれ、皆何かしらのアピールはしているんだ…」
遥かなる蒼「はい…」
あなぽっこら「そして固定でも名無しでも誰であっても、この板を愛する気持ち、”大生愛”は持っているはずだから…」

遥かなる蒼「大生愛、ですか……」
あなぽっこら「そうそう。つっても俺なんかはそんなもん米粒程度しか持ってないしぃー、
　　　　　　　　　気付いたらコテハン名乗ってて、でー、気付いたらそのまま卒業手前まで来ちゃったけどね〜ｗ」
遥かなる蒼「……ふふ笑　こっぽらさんって面白い人…笑」
あなこっぽら（微笑むかなるっちかわええええええええええええ）

（沈黙）

あなぽっこら「かなるっちは大学生活板が好きかい？」
遥かなる蒼「えっ……、あ、、はい……」
あなぽっこら「なら、すぐにでも戻らなきゃ！皆待ってると思うよ？」
遥かなる蒼「でも、今更戻っても……、」
あなぽっこら「いいじゃん、かっこ悪くても。足掻けばいいじゃん？固定として一皮剥けるかもよ〜？」
遥かなる蒼「なら…こっぽらさんも…。こっぽらさんも一緒に戻りませんか？」
あなぽっこら「え゛っ……、、いや、俺は……その……」
遥かなる蒼「やっぱり無理ですか…」
あなぽっこら「うーん…。この就職難の時代にせっかく内定を貰ったのに、それを取り消されるわけにもいかないしなぁ…」
遥かなる蒼「そうですよね……。あ、言うの忘れました。内定おめでとうございますっ」
あなぽっこら「あ。うん、ありがとう…。あー……、でもどーっすかなぁ…」
遥かなる蒼「……？」
あなぽっこら「固定ハンドルならやっぱり踊るべき、だよなぁ……、戻るべきなんだろうか……」
遥かなる蒼「ぼくは大事に考えるべきだと思います。何せ自分の将来のことですから…」
あなぽっこら「そう、かなぁ？そうかもねぇ……。うーん……あぁどうしよ、、あ！じゃーさぁ、試しに今晩、お互い1ﾚｽずつしてみる？」
遥かなる蒼「ぼくは全然かまわないですけど、あなぽっこらさんは大丈夫ですか？」
あなぽっこら「わかんないｗ　なるようになる…、いやならんかなぁｗ　ま、やるだけやってみようかー。じゃあ今夜！約束ね！」
遥かなる蒼「はいっ、わかりましたっ」
あなぽっこら「さーっ…てと、、重苦しい話はこれくらいにしてぇ、アニメの話でもしよっか！」
遥かなる蒼「そうですねぇ、そうしますかぁ」

あなぽっこら「かなるっちは、えっと誰だっけ？ARIAの灯里ちゃんが好きなんだっけ？」
遥かなる蒼「えっ…、あ、いや……その。。　は、はい……///」
あなぽっこら（赤面するかなるっちかわええｗｗｗ　でもかなるっちみたいな可愛い女の子が何故灯里ちゃんなんだろ？レズッ気があるのかなぁ？）

（沈黙）

あなこっぽら「いやぁ、でもホントに驚いたよぉ。まさかかなるっちが女だったなんて。女キャラに挨拶いっぱいしてたからつい男だと…」
遥かなる蒼「え…？ぼく、男ですけど…？」
あなこっぽら「へ？」
遥かなる蒼「はれ？何か勘違いをしてました…？」
あなこっぽら「…えええええええ！その声と顔で男なのぉ！？（服装だって若干乙女チックじゃんっ…」
遥かなる蒼「は、はひぃ…一応は……」
あなこっぽら（マジかよ販促だろそれぇ…。この後、冗談半分でモーテルにでも誘おうとか思ってたのにぃ…）
遥かなる蒼「こっぽらさん？こっぽらさぁ〜ん？」
あなこっぽら「リアル二次元、ここにあり、だな…」

終わり

3行で

その　遥かなる蒼の彼方へ・・・

うんこぶりぶり

この２人はなんで消えたの？

かなるっちマジで戻ってこいよ・・・

避難所のスレにいることはわかったんだしみんなで戻ってきてほしいと言ってみたらどうだろう

まさかこう来とは・・・・ｯ！思っても・・・・いなかったぜｯ！

あげ

　

今回は全部読めなかった

いつもこんなこと考えてんのかよ

きめえから二度と戻ってくんなよ

かなるっちにただいまのﾄﾞｶｯﾊﾞｷｯ

>>6から読んでしまった

おやすみのごあいさつ