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♀д♀:
1.走行中の列車の中央に、爆弾をしかけます。
2.爆弾の両端には光の感知装置があり、
同時に光を受けると爆発しませんが、
光を受けるタイミングがずれると即時大爆発を起こします。
3.列車の先頭と最後尾に、それぞれ懐中電灯を持った人間を立たせ、
合図と同時にスイッチを入れさせます。
(このとき、二人の身体や感覚の個体差によるタイムラグは無いものとします)
4a.列車の中の観測者にとって、先頭から照射された光と最後尾から照射された光は同速度で移動し、
同時に爆弾に到達します。よって爆発は起こりません。
4b.列車の外の観測者にとって、先頭から照射された光と最後尾から照射された光は同速度で移動しますが、
その移動時間中も爆弾の位置は移動するため、爆弾に光は同時には到達しません。
ゆえに、列車は爆発し大惨事となります。
5.列車の外にいた人は、列車が大爆発を起こした世界を生きていくことになり、
列車の中にいた人は、列車は無事に次の駅に到着し、何事もない平和な世界を生きていくことになります。
パラレルワールドの完成です。