1 :
池袋の迷い犬(‐‖Д‖‐)きょうちゃん:
どうしようか
2 :
学生さんは名前がない:2007/01/29(月) 16:43:01 ID:iWQXDHEy0
レ ベ ッ カ 宮 本
3 :
学生さんは名前がない:2007/01/29(月) 16:43:02 ID:B5/60qKs0
日本語でおk
4 :
池袋の迷い犬(‐‖Д‖‐)きょうちゃん:2007/01/29(月) 16:45:44 ID:PfMO4a+z0
マジやべぇどうすっか
なあ、本気どうしよう
5 :
学生さんは名前がない:2007/01/29(月) 16:46:08 ID:8GYuNcg/0
宇宙にでも逝け
6 :
池袋の迷い犬(‐‖Д‖‐)きょうちゃん1/295:2007/01/29(月) 16:50:04 ID:PfMO4a+z0
どこから話そうか。
始まりは・・・三ヶ月前だった。
その頃恥ずかしながら俺は彼女いない暦=年齢記録を更新し続ける
ちょっとイカしたシャイヴォーイだったよ。
大学の、相変わらずの退屈な講義・・。ハンパな友人関係。同じことの繰り返しの日常。
僕に変えようもないし、なんとなく居心地も悪くなかったから変えようともしなかった。
そんなとき、そう、ちょうどそんな時
僕はあの女性(ひと)に出会ってしまった――――
また2次ゲーのやりすぎか
8 :
アフロ:2007/01/29(月) 16:51:53 ID:JL+IZ+az0
魔 法 少 女 プ リ テ ィ サ ミ ー ア ニ メ 化 決 定
9 :
池袋の迷い犬(‐‖Д‖‐)きょうちゃん1/295:2007/01/29(月) 16:54:15 ID:PfMO4a+z0
その女性(ひと)の名は―――そうだな、ここでは慶子としておこうか。
慶子は、同じ第二外国語のクラスだったんだ。
彼女は快活で、聡明で、本当に魅力的な女性・・
だったのだと思う。
ここで少しだけ戸惑ってしまうのは、僕の性格的なものが関係している。
実は僕は、高校生の頃は教室内で口を開いて会話するのも稀であったような
びっくりするくらいの・・そうだな、よく言えばシャイ、悪く言ってしまうと
社会に上手くなじめないタイプの人間だった。
ア ニ メ 降 板
11 :
池袋の迷い犬(‐‖Д‖‐)きょうちゃん3/295:2007/01/29(月) 16:57:11 ID:PfMO4a+z0
そんなこんなで、大学入学後も友達はほぼ出来ず、サークルにも入ることは出来ず、
あまりに暇で、退屈な日常を送っていた。
でも幸いなことに中学や高校には友人が各二人くらいはいたんだ。
どうしても寂しくなったときは、そいつらに連絡をとって、地元の街で遊んだりもしたよ。
12 :
池袋の迷い犬(‐‖Д‖‐)きょうちゃん4/295:2007/01/29(月) 17:00:10 ID:PfMO4a+z0
ま、そういうわけだから、別に俺は自分がひどく孤独だと思い悩むことは――
まああるにはあったが、そんなには多くはなかった。
ただ、俺は元からそれほど大声で騒いだり暴れたりという類の行為がそれほど好き
ではないので、さっきも言ったかもしれないが、そこそこ満足して退屈な大学生活を
送っていたよ。
13 :
学生さんは名前がない:2007/01/29(月) 17:00:42 ID:+JWukwHRO
……
14 :
誠☆彡゜.。・゚+゜。*。.+゜. ◆4/9....... :2007/01/29(月) 17:01:46 ID:QRiejqGZ0
期待age
15 :
池袋の迷い犬(‐‖Д‖‐)きょうちゃん4/295:2007/01/29(月) 17:06:56 ID:PfMO4a+z0
ただ、友達はいいにしても、彼女が。彼女が欲しいという気持ちは自分の中で
少しくすぶっていたんだ。
「なんだこいつ」「童貞こそ至高」「死ねバーカ」「ハンパもの」
こう思われるかもしれないが、人間って所詮そういうもんだろう?
ここの気持ちを誤魔化しては、たぶん俺がこれから話す話はうそ臭くて、
見てられないものになるだろうから、言っておくよ。
16 :
池袋の迷い犬(‐‖Д‖‐)きょうちゃん4/295:2007/01/29(月) 17:11:52 ID:PfMO4a+z0
去年の十月の中ごろ、だったかな。
十月というと少しずつ寒さがまし、枯れ葉が落ち始め
なんて想像する人が多いかもしれないが、去年はいわゆる「夏と秋の境目」が
とてつもなく曖昧な年だった。
半そでで大学に行ったのを覚えている。
そして、俺が通う大学のトレードマークである建物に絡まるツタもまだ青々としていた―――
17 :
学生さんは名前がない:2007/01/29(月) 17:13:08 ID:yvrYbDkW0
甲子園に通ってるのか
18 :
誠☆彡゜.。・゚+゜。*。.+゜. ◆4/9....... :2007/01/29(月) 17:13:32 ID:QRiejqGZ0
陸橋乙
19 :
池袋の迷い犬(‐‖Д‖‐)きょうちゃん7/295:2007/01/29(月) 17:13:56 ID:PfMO4a+z0
いつものように遅刻ギリギリで第2外国語のクラスに入る。
ここの教室内には友達は一人もいない。
適当な席に座り、いそいそと教科書とノートを取り出した。
そして、
寝た。
20 :
学生さんは名前がない:2007/01/29(月) 17:17:16 ID:+JWukwHRO
続き早く
21 :
池袋の迷い犬(‐‖Д‖‐)きょうちゃん8/295:2007/01/29(月) 17:18:19 ID:PfMO4a+z0
バイクに乗る俺。後ろには女が乗っている―――
ん?誰だコイツ。見覚えがあるが・・
思い出せない。中学だったか高校だったかのクラスメイトだっけ?
残念ながら俺は中学以来クラスメイトの顔と名前はわざわざ覚えないように
勤めていた。なんでと言われたら困る。
しいて言うなら中二病かな。
―――と、目覚めた。そして苦笑。
「バイクなんか乗れねーよw」
22 :
学生さんは名前がない:2007/01/29(月) 17:19:36 ID:+JWukwHRO
23 :
池袋の迷い犬(‐‖Д‖‐)きょうちゃん9/295:2007/01/29(月) 17:21:38 ID:PfMO4a+z0
勿論今のは夢の話。
まったく恥ずかしい夢を見てしまったな、バイクの免許もないのに
バイクに乗っているばかりか、後ろに女性を乗せているとは。
童貞の妄想もここまでいくと立派だ。
女性はどんな顔をしていたっけ、全然思い出せないな。
確かに顔を見たんだけど・・。
俺はしばらく考えていた。無論授業など全く頭に入ってはいない。
24 :
池袋の迷い犬(‐‖Д‖‐)きょうちゃん9/295:2007/01/29(月) 17:25:31 ID:PfMO4a+z0
そうそう、関係ない話だが俺が不逞学生と思われるのもアレなので一応言っておく。
ここまで授業を無視しているのにはわけがある。
俺の第2外国語の先生は、いわゆるネ申と呼ばれる人だった。
つまり、中間や期末の考査が5点もしくは0点(!)でも、出席さえしていれば
単位をくれるという人だったのだ。
ここまで書いて思ったが、やっぱりそれでも一生懸命授業してくれる人に対して
寝ているのは失礼だな、以後気をつけよう。
もう後期は終わってしまったが。
25 :
池袋の迷い犬(‐‖Д‖‐)きょうちゃん11/295:2007/01/29(月) 17:27:26 ID:PfMO4a+z0
さて、そんなわけだから俺はもはや授業などお構いなしに俺のバイクの後ろに
乗っていた女性の顔をとにかく思い出そうとしていた。
暇が為せる業だよねw
でもその時は真剣だった。
26 :
池袋の迷い犬(‐‖Д‖‐)きょうちゃん12/295:2007/01/29(月) 17:31:29 ID:PfMO4a+z0
そんな時、ふと隣を見たんだ。
そしたらいつものような退屈な光景が広がってた。
2外のクラスなんて小さいもの、名前はあまりわからないが見知った顔が並んでいる。
―――!
いた。その女はいた。
その女は涼しい顔で授業を受けていた。
それが、その女性(ひと)を意識した、初めての日。
そんにゃ時、ふと隣を見たんら。
そしたらいぃちゅものぉおぉぉ゙お゙ッッようにゃ退屈にゃ光景が広がってたのぉおぉぉ゙お゙ッッーッvv、お゙お゙ーーっッvv。
2外のぉおぉぉ゙お゙ッックラスにゃんて小しゃいぃものぉおぉぉ゙お゙ッッーッvv、お゙お゙ーーっッvv、名前はぁあみ゙ゃ゙あ゙あ゙ッあ あぉまりわからにゃいぃが見知った顔が並んれいぃるのぉおぉぉ゙お゙ッッーッvv、お゙お゙ーーっッvv。
―――!
いぃたのぉおぉぉ゙お゙ッッーッvv、お゙お゙ーーっッvv。そのぉおぉぉ゙お゙ッッ女はひぃたのぉおぉぉ゙お゙ッッーッvv、お゙お゙ーーっッvv。
そのぉおぉぉ゙お゙ッッ女は涼しいぃ顔れ授業を受けていぃたのぉおぉぉ゙お゙ッッーッvv、お゙お゙ーーっッvv。
それぅぅッ、そのぉおぉぉ゙お゙ッッ女性(ひとぉ)を意識したのぉおぉぉ゙お゙ッッーッvv、お゙お゙ーーっッvv、初めてのぉおぉぉ゙お゙ッッ日。
28 :
池袋の迷い犬(‐‖Д‖‐)きょうちゃん13/295:2007/01/29(月) 17:37:47 ID:PfMO4a+z0
その日から―――
その子が気になって仕方なくなった。
恋ではないと自分に言い聞かせていたけど、もう既に恋は始まっていたのかもしれない。
夜になると決まってその子は俺の夢の中に出てくるようになった。
起きると彼女を意識しすぎている自分が情けなくなるほど、本当に毎晩、毎晩
は?
こんなのが295レスも続くの?wwwwwwwwwwwwwww
30 :
池袋の迷い犬(‐‖Д‖‐)きょうちゃん14/295:2007/01/29(月) 17:39:50 ID:PfMO4a+z0
夢の中の光景はいつも同じ。
背景は真っ白。何一つないが、逆にそれが美しいと思える景色。
俺はそこに座り、隣にその子が、もうめんどくさい。慶子がいた
チラシの裏にでも書いてろカス
32 :
学生さんは名前がない:2007/01/29(月) 17:40:22 ID:4KA7PG8b0
つかもうぜドラゴンボール!
33 :
池袋の迷い犬(‐‖Д‖‐)きょうちゃん15/295:2007/01/29(月) 17:42:00 ID:PfMO4a+z0
もうどうしようもないくらい、彼女に恋をしていた。
2外のクラスに行けば、いつも彼女に会える。それだけで満足だった。
話そうだなんて考えない、本当に夢の中で会えるだけで良かったんだ。
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35 :
池袋の迷い犬(‐‖Д‖‐)きょうちゃん16/295:2007/01/29(月) 17:44:08 ID:PfMO4a+z0
そんなこんなでもう僕の心はダメになりそうだった
現実では彼女に話しかけられない、でも僕は彼女が好きだ
ある日僕は決心した―――
想いを打ち明けよう。
どこで?
決まっているだろう。
いつも逢うあの場所で
36 :
池袋の迷い犬(‐‖Д‖‐)きょうちゃん17/295:2007/01/29(月) 17:45:51 ID:PfMO4a+z0
彼女に想いを打ち明けようと決心した日の夜――
月が、びっくりするくらい綺麗だった。
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38 :
池袋の迷い犬(‐‖Д‖‐)きょうちゃん18/295:2007/01/29(月) 17:47:42 ID:PfMO4a+z0
いつもと同じ真っ白な光景。そこに彼女はいた。
いつもどおりの涼しい顔で座っていた。
俺も座っていた。
胸が苦しい、言葉が出ない。
喋れ、なんか言え!俺はまたこのままかよ―――
39 :
池袋の迷い犬(‐‖Д‖‐)きょうちゃん19/295:2007/01/29(月) 17:49:00 ID:PfMO4a+z0
彼女の、慶子の顔が少しだけ揺れた気がした。
その横顔は息を飲むくらい白く美しくて――
妖しかった。
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41 :
池袋の迷い犬(‐‖Д‖‐)きょうちゃん20/295:2007/01/29(月) 17:50:57 ID:PfMO4a+z0
俺は何かに魅入られたんだと思う。
「スキだ!バカ!俺は本気であんたを愛しているんだよ!」
自分でもびっくりするくらいの大声が出た。
子供の頃から引っ込み思案ででかい声なんか出したことのない俺が大声で叫んだ。
( ゚д゚ )
43 :
池袋の迷い犬(‐‖Д‖‐)きょうちゃん21/295:2007/01/29(月) 17:54:43 ID:PfMO4a+z0
彼女は少しだけ頷いた。
ハハッ、やった!やったぞ!俺にでもやれば出来るじゃねえか!
はははあはは!
そして彼女はこう言った「本当にあいしているの?」
俺は言う「勿論さ!」
「本当に?」
「当たり前だろバカ!!」
彼女はここで初めて俺に微笑んでくれた。
その微笑みは――――
言葉で言い表せないくらい、本当に
怖かった。
「愛しているのなら ず っ と 一 緒 だ よ ね 」
44 :
学生さんは名前がない:2007/01/29(月) 17:54:51 ID:ej9Y4kgD0
これはちゃんと完結するのかね?
いいかげんにしろよ
46 :
池袋の迷い犬(‐‖Д‖‐)きょうちゃん22/295:2007/01/29(月) 17:56:44 ID:PfMO4a+z0
当たり前・・ともう一度言いそうになった瞬間、目が覚めた。
これが俺にはじめての彼女が出来た瞬間だった。
みんなもそう思うだろう?
47 :
池袋の迷い犬(‐‖Д‖‐)きょうちゃん23/295:2007/01/29(月) 17:59:31 ID:PfMO4a+z0
その日、俺はいつものように3時から始まる2外の授業のために家を出た。
確か11時過ぎくらい。
俺は満足感でいっぱいだった。夢とはいえ、女性に愛を伝えたのははじめてだったからだ。
「夢の中の彼女とはいえ、俺はあの子と、慶子と付き合っているんだ」
足取りは軽かった。大学までの時間は本当に短かった。今日も彼女に会えるからこそ。
そして、教室のドアを開けた―――――――
48 :
バビブベボン ◆xSK1SiC5MI :2007/01/29(月) 17:59:45 ID://3pbDlm0
しねばいいとおもうよ^^
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50 :
池袋の迷い犬(‐‖Д‖‐)きょうちゃん24/295:2007/01/29(月) 18:02:02 ID:PfMO4a+z0
あ・・・・れ?
彼女がいない。いつも、授業が始まる二十分前には教室にいるんだぞ。
おかしい、なんでいないの?
まじめなあの子がサボるとは思えない、それにおとといの授業では本当に
元気そうだったからまさか風邪ではあるまい?
聞きたかった。そのへんに座ってる奴に彼女がなぜいないのか。
このときほど大学に友達がいないことを後悔したことはなかった・・・。
51 :
池袋の迷い犬(‐‖Д‖‐)きょうちゃん25/295:2007/01/29(月) 18:04:08 ID:PfMO4a+z0
先生が、ネ申の先生が出席を取り始める。
俺の名前が呼ばれる。ハイ、と答える。
くだらねー大学の奴らの名前が呼ばれる、
彼女の名前が呼ばれる
返事はない。なんなんだよ、その日の授業が終わるまで、彼女は現れなかった。
52 :
池袋の迷い犬(‐‖Д‖‐)きょうちゃん26/295:2007/01/29(月) 18:06:12 ID:PfMO4a+z0
90分のつまらない授業が終わって、彼女に会えなかったことに落胆を隠せないまま
僕は教室を出ようとした。
そのとき、とんでもない言葉が耳に入った。
「ねぇ、サエー、あさっての慶子の御通夜何時から行く〜?」
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54 :
池袋の迷い犬(‐‖Д‖‐)きょうちゃん27/295:2007/01/29(月) 18:08:47 ID:PfMO4a+z0
「な・・・・どういうことだ!?もう訳がわからない。」
俺は電撃が走ったようになった。
こ・・こういうジョークがいま大学で流行っているのかな?
「ね・・ねえ、それどういうこと?」
震える声で、その言葉を発した女の子に声をかけた。
自分から現実の女の子に声をかけるなんて、何年かぶりだったと思う。
それくらい―――言わないでもおれの気持ちはわかるだろう?
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56 :
池袋の迷い犬(‐‖Д‖‐)きょうちゃん28/295:2007/01/29(月) 18:11:34 ID:PfMO4a+z0
冷静に考えれば、シチュエーションとしてそうおかしくはないのかもしれないが、
普段一言も口を開かない俺に話しかけられたことに、彼女たちは明らかに動揺していた。
「え・・?あ・・あの・・慶子さぁ、昨日死んじゃったんだって。
わたしらも超びっくりしたんだけどさ、飲み会の帰り、0時前くらいに
酔っ払って赤信号の歩道橋歩いちゃってダンプにひかれたそうだよ・・」
俺は・・・・・・・・・・・・何も考えられなかった。
57 :
学生さんは名前がない:2007/01/29(月) 18:12:07 ID://3pbDlm0
お前も一緒にしねばいいよ^^
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59 :
池袋の迷い犬(‐‖Д‖‐)きょうちゃん30/295:2007/01/29(月) 18:13:29 ID:PfMO4a+z0
家に帰って0時前のことを考えてみた。
俺は、寝ていた。どうだろう、よくわからないが彼女と一緒に座っていた夢の
最中かもしれない。
涙がこぼれた。彼女がそんなことになっているときに、俺はなにを・・
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61 :
学生さんは名前がない:2007/01/29(月) 18:14:24 ID://3pbDlm0
で?スレタイとどういう関係があるんだよ
62 :
池袋の迷い犬(‐‖Д‖‐)きょうちゃん31/295:2007/01/29(月) 18:14:55 ID:PfMO4a+z0
いつの間にか寝ていたらしい。
ここは夢の世界、でもいつもとは違った
周りは真っ暗、なにも見えない。
不安になって俺は歩きだした。
ドン、と何かにぶつかる。
それは、人、だった。
>赤信号の歩道橋
また夢オチですか^^;
r;ァ'N;:::::::::::::,ィ/ >::::::::::ヽ
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65 :
池袋の迷い犬(‐‖Д‖‐)きょうちゃん32/295:2007/01/29(月) 18:18:40 ID:PfMO4a+z0
その「人」は真っ黒だった。
なにかわからないけれど、その「人」はものすごく嫌な感じがした。
俺は突然怖くなって走り出した。
そして転ぶ。なんてこったよ。
「人」が近づいてくる。真っ暗で何も見えないのに、「来る」のがわかる。
「 一 緒 に い て く れ る ん で し ょ う 」
「人」の正体がわかった。
もう知るか。
「うるせえよクソ!てめぇみたいな真っ黒い奴がしゃべんなゴミ!」
r;ァ'N;:::::::::::::,ィ/ >::::::::::ヽ
. 〃 ヽル1'´ ∠:::::::::::::::::i
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. ! , -==、´r' l::::::/,ニ.ヽ
l _,, -‐''二ゝ l::::l f゙ヽ |、 ここはお前の日記帳じゃねえんだ
レー-- 、ヽヾニ-ァ,ニ;=、_ !:::l ) } ト
ヾ¨'7"ry、` ー゙='ニ,,,` }::ヽ(ノ チラシの裏にでも書いてろ
:ーゝヽ、 !´ " ̄ 'l,;;;;,,,.、 ,i:::::::ミ
::::::::::::::::ヽ.-‐ ト、 r'_{ __)`ニゝ、 ,,iリ::::::::ミ
::::::::::::::::::::Vi/l:::V'´;ッ`ニ´ー-ッ-,、:::::`"::::::::::::::;゙ , な!
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67 :
池袋の迷い犬(‐‖Д‖‐)きょうちゃん33/295:2007/01/29(月) 18:21:22 ID:PfMO4a+z0
「魔法使いにね・・黒くされちゃったのよホントよ 私はあなたのかのzy・・」
声が頭に響く、倒れこむ。「人」が近づく―――!
68 :
池袋の迷い犬(‐‖Д‖‐)きょうちゃん34/295:2007/01/29(月) 18:23:38 ID:PfMO4a+z0
朝になった。ユメからさめた。俺は生きている、何事もない。
変なゆめ、変なユメ。
朝じゃなかった。まどから見える景色は真っ暗。
部屋の時計は午前二時。
ふう、と一息つく。
何気なく、窓の外を見る。
下に誰か立っている。人がたっている。
r;ァ'N;:::::::::::::,ィ/ >::::::::::ヽ
. 〃 ヽル1'´ ∠:::::::::::::::::i
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l _,, -‐''二ゝ l::::l f゙ヽ |、 ここはお前の日記帳じゃねえんだ
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70 :
池袋の迷い犬(‐‖Д‖‐)きょうちゃん35/295:2007/01/29(月) 18:25:45 ID:PfMO4a+z0
人は一歩ずつ近づいている。俺の家に近づいてくる。
俺は嫌な予感がしたので、慌てて外に出ようとする
また転ぶ。腰が抜けて起き上がれない。
何が起きたか大体わかってきている。
外を見たい。外を見たくない。
人は近づいてくるだろう。
約束を果たしに。
窓のサッシに白いものがうつる。
71 :
池袋の迷い犬(‐‖Д‖‐)きょうちゃん36/295:2007/01/29(月) 18:26:49 ID:PfMO4a+z0
それは、人の手首だった。
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レー-- 、ヽヾニ-ァ,ニ;=、_ !:::l ) } ト
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73 :
池袋の迷い犬(‐‖Д‖‐)きょうちゃん:2007/01/29(月) 18:28:03 ID:PfMO4a+z0
以上になります。お楽しみ・・いただけていないみたいですね。
これも全て僕の実力不足。文章を書く難しさがわかりました。
74 :
池袋の迷い犬(‐‖Д‖‐)きょうちゃん:2007/01/29(月) 18:30:57 ID:PfMO4a+z0
>>72 お疲れさまです。
スレッドの趣旨を説明させてもらいますとここはただの季節はずれの
怪談話スレッドです。世の中には比較的面白い怪談話はゴロゴロしてるんで
それを拾ってこうっていう感じですわ。
創作はここまでとして、あとは皆さんの期待にそうような話をコピペできたら
と考えています。よろしければ皆さんもご一緒にドゾー
全然怖くなかったんだけど(;^ω^)
76 :
学生さんは名前がない:2007/01/29(月) 18:32:39 ID://3pbDlm0
心からシネバいいんじゃないかって思った
>>75 結構マジに頑張ったんだけどね 才能ねーww
本気でSSは難しいわ
>>76 サーセン・・もっと纏まってたほうが読みやすかっただろうか
79 :
池袋の迷い犬(‐‖Д‖‐)きょうちゃん:2007/01/29(月) 18:36:53 ID:PfMO4a+z0
よーし、おじちゃん怖い話探してくるぞー
80 :
ソウイチ ◆i/6mbwRRUE :2007/01/29(月) 18:38:47 ID:n7jwNsfi0
ダンプに轢かれたとこで悲しい気分になった
81 :
池袋の迷い犬(‐‖Д‖‐)きょうちゃん:2007/01/29(月) 18:39:10 ID:PfMO4a+z0
52 名前: 本当にあった怖い名無し 2006/07/25(火) 18:04:32 ID:W8QA9Ca00
俺と友人のA、それから他の友達4人で夏に旅行に行った。
昼間はハイキングしたり釣りやったり、それから夜はバーベキューに花火。
ごく当たり前の楽しい旅行だった。Aはデジカメで写真を撮りまくってた。
宿泊はとある山荘で。
深夜、そろそろ眠くなってきた頃、あと一枚しか撮れそうにないっていうんでAがみんなを並ばせて、
カメラにタイマーをかけて6人の集合写真を撮った。
俺達6人はmixi…ではないが、似たようなSNSに加入していて、
そこでメッセージのやりとりをしたり、遊ぶ計画を立てたりしていた。
各々旅行の話を日記に書き、それに対してコメントしたりと盛り上がった。
そのうち、あの集合写真をみんなに送ってもらおうという話になった。
Aは何日かログインしていなかったので、俺がメッセージを送ることに。
「最後に撮った集合写真、みんなに送ってよ」
次の日、Aから返事。
「あれなあ、うまく撮れてなくて、見てもしょうがないよ」
「うまく撮れなくてもいいからさ、送ってくれよ」
十時間ほどたってまたログインしてみると、写真の添付されたメッセージが来ていた。
他のみんなにも送った、とAは書いていた
82 :
池袋の迷い犬(‐‖Д‖‐)きょうちゃん:2007/01/29(月) 18:39:49 ID:PfMO4a+z0
53 名前: 本当にあった怖い名無し 2006/07/25(火) 18:05:13 ID:W8QA9Ca00
窓際に6人が並んでいる。窓は大きくて、ほとんど壁一面と言っていいくらい。
外は真っ暗で、部屋の中の景色がくっきり映りこんでいる。
でも何かおかしい。
俺達は窓を背にしている。当然、窓には俺達の後姿、背中と後頭部が映っているのだが…
ひとりの女の子、Bの後ろの窓には、何も映っていなかった。夜の闇の色が窓を塗りつぶしているだけ。
写真全体はよく撮れている。Aは嘘をついたのだ。
Bの後ろの窓の異変に気づいて、俺達にこれを見せたくなかったのだろう。
「なんだ、これCGじゃん!びっくりさせないでよ!」
Bの日記にはそう書かれていた。自分の姿が映っていないので驚き、よく見ると、
窓の色がなんだか不自然だ。どうやら画像を加工するソフトでBの姿をわざと消したらしい。
「Aのやつめー、一瞬すごく怖かったじゃん!」
Bはその次の日死んだ。用などないはずの遠くの駅で電車に飛び込んで粉々になったのだ。
Aがまた写真を送ってきた。CGでいじっていないほうの集合写真。
窓に映ったBの後姿――その周りにいくつもの白い顔が浮かんでいた。
「姿を消しても心霊写真の呪いは消せないんだな」とAはメッセージを送ってきた。
「いや、呪いなんて信じてなかったよ、初めは。Bが嫌な気持ちになると思って消したんだ。
消しさえすれば問題はないと思ったから送ったんだ。後姿が映ってなきゃならないなんて、
俺は気づきもしなかった。だって顔を消すのに必死だったからさ」
83 :
池袋の迷い犬(‐‖Д‖‐)きょうちゃん:2007/01/29(月) 18:40:54 ID:PfMO4a+z0
54 名前: 本当にあった怖い名無し 2006/07/25(火) 18:09:48 ID:W8QA9Ca00
俺は二枚の写真をプリントアウトして、値は張ったが霊媒師に見てもらった。
「これはCGですよ、馬鹿らしい」
霊媒師は、白い顔の写った写真を指してそう言った。
「それよりこっち、この写真に問題があります」
Aが修正したという、Bの後姿が消されている写真。
「夜の闇の色、どす黒い色がこの人の背後に固まっています。
何者かの深い恨みが、その色にこめられている」
ワロタw
86 :
池袋の迷い犬(‐‖Д‖‐)きょうちゃん:2007/01/29(月) 18:48:17 ID:PfMO4a+z0
>>81-83 この話のポイントはですね、比較的使い古されたネタなのに
上手くコンパクトに纏めきれているために、大変恐怖を煽るんですね。
こういう手法を、オカルト用語で「コンパクツ」といいます
87 :
学生さんは名前がない:2007/01/29(月) 18:48:33 ID:KJaYYPuS0
>>67 >私はあなたのかのzy・・
「じょ」を「zyo」と打ってるの想像したら噴いちまったwww
88 :
池袋の迷い犬(‐‖Д‖‐)きょうちゃん:2007/01/29(月) 18:50:23 ID:PfMO4a+z0
89 :
池袋の迷い犬(‐‖Д‖‐)きょうちゃん:2007/01/29(月) 18:52:52 ID:PfMO4a+z0
でも怖い話もあるんだコレが。
なんかこんなつまらないホラー話書いただけなのに
パソコンに向かってるあいだ、たまにギシギシ変な音が天井からしたんだよね
これはうそでなく
分母を295にしてた意味はなんなの?
うわーこの調子でまだまだ続くのかよ…と思ってちょっとダレたけど。
91 :
池袋の迷い犬(‐‖Д‖‐)きょうちゃん:2007/01/29(月) 18:54:44 ID:PfMO4a+z0
放置プレーもここまでくるとうれしくなっちゃうね
92 :
学生さんは名前がない:2007/01/29(月) 18:55:41 ID://3pbDlm0
はい次
93 :
池袋の迷い犬(‐‖Д‖‐)きょうちゃん:2007/01/29(月) 18:56:20 ID:PfMO4a+z0
>>90 別に深い意味はないw
あなたもどうです、今宵怖い話をしてみませんか。
人間二十年生きていれば一個くらい怖い体験、不思議な体験が・・
94 :
池袋の迷い犬(‐‖Д‖‐)きょうちゃん:2007/01/29(月) 18:59:01 ID:PfMO4a+z0
183 本当にあった怖い名無し 2006/05/13(土) 13:10:26 ID:d6nOfoGU0
先日、アンティーク好きな彼女とドライブがてら、骨董店やリサイクルショップを回る事になった。
俺もレゲーとか古着など好きで、掘り出し物のファミコンソフトや古着などを
集めていた。買うものは違えども、そのような物が売ってる店は同じなので、
楽しく店を巡っていた。お互い掘り出し物も数点買う事ができ、テンション上がったまま
車を走らせていると、一軒のボロッちい店が目に付いた。
「うほっ!意外とこんな寂れた店に、オバケのQ太郎ゴールドバージョンが眠ってたりすんだよな」
浮かれる俺を冷めた目で見る彼女と共に、俺は店に入った。
コンビニ程度の広さの、チンケな店だった。主に古本が多く、家具や古着の類は
あまり置いていない様だった。ファミコンソフトなど、「究極ハリキリスタジアム」が
嫌がらせのように1本だけ埃を被って棚に置いてあるだけだった。もう出ようか、と言いかけた時、
「あっ」
と彼女が驚嘆の声を上げた。俺が駆け寄ると、
ぬいぐるみや置物などが詰め込まれた、バスケットケースの前で彼女が立っていた。
「何か掘り出し物あった?」
「これ、凄い」
そう言うと彼女は、バスケットケースの1番底に押し込まれる様にあった、
正20面体の置物を、ぬいぐるみや他の置物を掻き分けて手に取った。
今思えば、なぜバスケットケースの1番底にあって外からは見えないはずの物が
彼女に見えたのか、不思議な出来事はここから既に始まっていたのかもしれない。
http://www004.upp.so-net.ne.jp/s_honma/polygon.htm ←正20面体はこれを参考までに
96 :
池袋の迷い犬(‐‖Д‖‐)きょうちゃん:2007/01/29(月) 19:00:01 ID:PfMO4a+z0
184 RINFONE U 2006/05/13(土) 13:20:06 ID:d6nOfoGU0
「何これ?プレミアもん?」
「いや、見たことないけど…この置物買おうかな」
まぁ、確かに何とも言えない落ち着いた色合いのこの置物、オブジェクトと
しては悪くないかもしれない。俺は、安かったら買っちゃえば、と言った。
レジにその正20面体を持って行く。しょぼくれたジイさんが古本を読みながら座っていた。
「すいません、これいくらですか?」
その時、俺は見逃さなかった。ジイさんが古本から目線を上げ、正20面体を見た時の表情を。
驚愕、としか表現出来ないような表情を一瞬顔に浮かべ、すぐさま普通のジイさんの表情になった。
「あっ、あぁ…これね…えーっと、いくらだったかな。ちょ、ちょっと待っててくれる?」
そう言うとジイさんは、奥の部屋(おそらく自宅兼)に入っていった。奥さんらしき老女と何か
言い争っているのが断片的に聞こえた。やがて、ジイさんが1枚の黄ばんだ紙切れを持ってきた。
「それはね、いわゆる玩具の1つでね、リンフォンって名前で。この説明書に詳しい事が書いてあるんだけど」
ジイさんがそう言って、黄ばんだ汚らしい紙を広げた。随分と古いものらしい。
紙には例の正20面体の絵に「RINFONE(リンフォン)」と書かれており、
それが「熊」→「鷹」→「魚」に変形する経緯が絵で描かれていた。
わけの分からない言語も添えてあった。ジイさんが言うにはラテン語と英語で書かれているらしい。
「この様に、この置物が色んな動物に変形出来るんだよ。まず、リンフォンを両手で
包み込み、おにぎりを握るように撫で回してごらん」
彼女は言われるがままに、リンフォンを両手で包み、握る様に撫で回した。
すると、「カチッ」と言う音がして、正20面体の面の1部が隆起したのだ。
97 :
池袋の迷い犬(‐‖Д‖‐)きょうちゃん:2007/01/29(月) 19:01:29 ID:PfMO4a+z0
185 RINFONE V 2006/05/13(土) 13:37:16 ID:d6nOfoGU0
「わっ、すご〜い」
「その出っ張った物を回して見たり、もっと上に引き上げたりしてごらん」
ジイさんに言われるとおりに彼女がすると、今度は別の1面が陥没した。
「すご〜い!パズルみたいなもんですね!ユウ(←俺の敬称)もやってみたら」
この仕組みを言葉で説明するのは凄く難しいのだが、「トランスフォーマー」と言う
玩具をご存知だろうか?カセットテープがロボットに変形したり、拳銃やトラックが
ロボットに…と言う昔流行った玩具だ。このリンフォンも、正20面体のどこかを
押したり回したりすると、熊や鷹、魚などの色々な動物に変形する、と想像してもらいたい。
もはや、彼女はリンフォンに興味深々だった。俺でさえ凄い玩具だと思った。
「あの…それでおいくらなんでしょうか?」彼女がおそるおそる聞くと、
「それねぇ、結構古いものなんだよね…でも、私らも置いてある事すら忘れてた
物だし…よし、特別に1万でどうだろう?ネットなんかに出したら好きな人は
数十万でも買うと思うんだけど」
そこは値切り上手の彼女の事だ。結局は6500円にまでまけてもらい、ホクホク顔で店を出た。
次の日は月曜日だったので、一緒にレストランで晩飯を食べ終わったら、お互いすぐ帰宅した。
187 本当にあった怖い名無し sage 2006/05/13(土) 13:59:07 ID:nq8M5WDn0
ユウ(←俺の敬称)
98 :
池袋の迷い犬(‐‖Д‖‐)きょうちゃん:2007/01/29(月) 19:03:16 ID:PfMO4a+z0
189 RINFONE W 2006/05/13(土) 14:03:18 ID:d6nOfoGU0
月曜日。仕事が終わって家に帰り着いたら、彼女から電話があった。
「ユウくん、あれ凄いよ、リンフォン。ほんとパズルって感じで、動物の形になってくの。
仕事中もそればっかり頭にあって、手につかない感じで。マジで下手なTVゲームより面白い」
と一方的に興奮しながら彼女は喋っていた。電話を切った後、写メールが来た。
リンフォンを握っている彼女の両手が移り、リンフォンから突き出ている、熊の頭部のような物と
足が2本見えた。俺は、良く出来てるなぁと感心し、その様な感想をメールで送り、やがてその日は寝た。
次の日、仕事の帰り道を車で移動していると、彼女からメールが。
「マジで面白い。昨日徹夜でリンフォンいじってたら、とうとう熊が出来た。見にきてよ」
と言う風な内容だった。俺は苦笑しながらも、車の進路を彼女の家へと向けた。
「なぁ、徹夜したって言ってたけど、仕事には行ったの?」
着くなり俺がそう聞くと、
「行った行った。でも、おかげでコーヒー飲み過ぎて気持ち悪くなったけど」
と彼女が答えた。テーブルの上には、4つ足で少し首を上げた、熊の形になったリンフォンがあった。
「おぉっ、マジ凄くないこれ?仕組みはどうやって出来てんだろ」
「凄いでしょう?ほんとハマるこれ。次はこの熊から鷹になるはずなんだよね。早速やろうかなと思って」
「おいおい、流石に今日は徹夜とかするなよ。明日でいいじゃん」
「それもそうだね」
と彼女は良い、簡単な手料理を2人で食べて、1回SEXして(←書く必要あるのか?寒かったらスマソ)
その日は帰った。ちなみに、言い忘れたが、リンフォンは大体ソフトボールくらいの大きさだ。
ここまであそぼーおじさんの話無し
100 :
池袋の迷い犬(‐‖Д‖‐)きょうちゃん:2007/01/29(月) 19:04:10 ID:PfMO4a+z0
190 RINFONE X 2006/05/13(土) 14:05:48 ID:d6nOfoGU0
水曜日。通勤帰りに、今度は俺からメールした。
「ちゃんと寝たか?その他もろもろ、あ〜だこ〜だ…」すると
「昨日はちゃんと寝たよ!今から帰って続きが楽しみ」と返事が返ってきた。
そして夜の11時くらいだったか。俺がPS2に夢中になっていると、写メールが来た。
「鷹が出来たよ〜!ほんとリアル。これ造った人マジ天才じゃない?」
写メールを開くと、翼を広げた鷹の形をしたリンフォンが移してあった。
素人の俺から見ても精巧な造りだ。今にも羽ばたきそうな鷹がそこにいた。
もちろん、玩具だしある程度は凸凹しているのだが。それでも良く出来ていた。
「スゲー、後は魚のみじゃん。でも夢中になりすぎずにゆっくり造れよな〜」と返信し、やがて眠った。
木曜の夜。俺が風呂を上がると、携帯が鳴った。彼女だ。
「ユウくん、さっき電話した?」
「いいや。どうした?」
「5分ほど前から、30秒感覚くらいで着信くるの。通話押しても、何か街の
雑踏のザワザワみたいな、大勢の話し声みたいなのが聞こえて、すぐ切れるの。
着信見たら、普通(番号表示される)か(非通知)か(公衆)とか出るよね?
でもその着信見たら(彼方(かなた))って出るの。こんなの登録もしてないのに。気持ち悪くて」
「そうか…そっち行ったほうがいいか?」
「いや、今日は電源切って寝る」
「そっか、ま、何かの混線じゃない?あぁ、所でリンフォンどうなった?魚は」
「あぁ、あれもうすぐ出来るよ、終わったらユウくんにも貸してあげようか」
「うん、楽しみにしてるよ」
101 :
学生さんは名前がない:2007/01/29(月) 19:04:21 ID:YQb1gl6b0
彼女が童貞30男に寝取られたのかと思ったのに
102 :
池袋の迷い犬(‐‖Д‖‐)きょうちゃん:2007/01/29(月) 19:05:13 ID:PfMO4a+z0
204 RINFONE Y 2006/05/13(土) 14:55:33 ID:d6nOfoGU0
金曜日。奇妙な電話の事も気になった俺は、彼女に電話して、家に行く事になった。
リンフォンはほぼ魚の形をしており、あとは背びれや尾びれを付け足すと、完成という風に見えた。
「昼にまた変な電話があったって?」
「うん。昼休みにパン食べてたら携帯がなって、今度は普通に(非通知)だったんで出たの。
それで通話押してみると、(出して)って大勢の男女の声が聞こえて、それで切れた」
「やっぱ混線かイタズラかなぁ?明日ド0モ一緒に行ってみる??」
「そうだね、そうしようか」
その後、リンフォンってほんと凄い玩具だよな、って話をしながら魚を
完成させるために色々いじくってたが、なかなか尾びれと背びれの出し方が分からない。
やっぱり最後の最後だから難しくしてんのかなぁ、とか言い合いながら、四苦八苦していた。
やがて眠くなってきたので、次の日が土曜だし、着替えも持ってきた俺は
彼女の家に泊まる事にした。
嫌な夢を見た。暗い谷底から、大勢の裸の男女が這い登ってくる。
俺は必死に崖を登って逃げる。後少し、後少しで頂上だ。助かる。
頂上に手をかけたその時、女に足を捕まれた。
「連 れ て っ て よ ぉ ! ! 」
汗だくで目覚めた。まだ午前5時過ぎだった。再び眠れそうになかった俺は、
ボーっとしながら、彼女が置きだすまで布団に寝転がっていた。
103 :
池袋の迷い犬(‐‖Д‖‐)きょうちゃん:2007/01/29(月) 19:06:11 ID:PfMO4a+z0
205 RINFONE Z 2006/05/13(土) 14:57:04 ID:d6nOfoGU0
土曜日。携帯ショップに行ったが大した原因は分からずじまいだった。
そして、話の流れで気分転換に「占いでもしてもらおうか」って事になった。
市内でも「当たる」と有名な「猫おばさん」と呼ばれる占いのおばさんがいる。
自宅に何匹も猫を飼っており、占いも自宅でするのだ。所が予約がいるらしく、
電話すると、運よく翌日の日曜にアポが取れた。その日は適当に買い物などして、外泊した。
日曜日。昼過ぎに猫おばさんの家についた。チャイムを押す。
「はい」
「予約したた00ですが」
「開いてます、どうぞ」
玄関を開けると、廊下に猫がいた。俺たちを見ると、ギャッと威嚇をし、
奥へ逃げていった。廊下を進むと、洋間に猫おばさんがいた。文字通り猫に囲まれている。
俺たちが入った瞬間、一斉に「ギャーォ!」と親の敵でも見たような声で威嚇し、
散り散りに逃げていった。流石に感じが悪い。彼女と困ったように顔を見合わせていると、
「すみませんが、帰って下さい」
と猫おばさんがいった。ちょっとムッとした俺は、どういう事か聞くと、
「私が猫をたくさん飼ってるのはね、そういうモノに敏感に反応してるからです。
猫たちがね、占って良い人と悪い人を選り分けてくれてるんですよ。こんな反応をしたのは始めてです」
俺は何故か閃くものがあって、彼女への妙な電話、俺の見た悪夢をおばさんに話した。すると、
「彼女さんの後ろに、、動物のオブジェの様な物が見えます。今すぐ捨てなさい」と渋々おばさんは答えた。
それがどうかしたのか、と聞くと
「お願いですから帰って下さい、それ以上は言いたくもないし見たくもありません」とそっぽを向いた。
104 :
池袋の迷い犬(‐‖Д‖‐)きょうちゃん:2007/01/29(月) 19:06:53 ID:PfMO4a+z0
彼女も顔が蒼白になってきている。俺が執拗に食い下がり、
「あれは何なんですか?呪われてるとか、良くアンティークにありがちなヤツですか?」
おばさんが答えるまで、何度も何度も聞き続けた。するとおばさんは立ち上がり、
「あれは凝縮された極小サイズの地獄です!!地獄の門です、捨てなさい!!帰りなさい!!」
「あのお金は…」
「入 り ま せ ん ! !」
この時の絶叫したおばさんの顔が、何より怖かった。
207 RINFONE [ 2006/05/13(土) 14:58:32 ID:d6nOfoGU0
その日彼女の家に帰った俺たちは、
すぐさまリンフォンと黄ばんだ説明書を新聞紙に包み、ガムテープでぐるぐる巻きにして、
ゴミ置き場に投げ捨てた。やがてゴミは回収され、それ以来これといった怪異は起きていない。
数週間後、彼女の家に行った時、アナグラム好きでもある彼女が、紙とペンを持ち、こういい始めた。
「あの、リンフォンってRINFONEの綴りだよね。偶然と言うか、こじ付けかもしれないけど、
これを並べ替えるとINFERNO(地 獄)とも読めるんだけど…」
「…ハハハ、まさか偶然偶然」
「魚、完成してたら一体どうなってたんだろうね」
「ハハハ…」
俺は乾いた笑いしか出来なかった。あれがゴミ処理場で処分されていること、
そして2つ目がないことを、俺は無意識に祈っていた。
105 :
池袋の迷い犬(‐‖Д‖‐)きょうちゃん:2007/01/29(月) 19:11:30 ID:PfMO4a+z0
>>96-104 まあこの話はそれほど怖いポイントはないんですが、
どことなく背筋が薄ら寒くなりますねー
長い割にはディティールがそこそこ凝っているので飽きずに読めるかと
うーん…まぁなんつーか。普通…だな。
107 :
池袋の迷い犬(‐‖Д‖‐)きょうちゃん:2007/01/29(月) 19:12:41 ID:PfMO4a+z0
333 本当にあった怖い名無し sage 2005/06/10(金) 15:37:28 ID:/fZO6l5y0
それほど怖くないかもしれないけれど、実際に起こってるので書きます。
一月くらい前、テレビをつけるといきなり背景が真っ黒で画面の中心に上から下まで緑一色の服装のぐったりした女の人が映りました。
なんかよくわかんないけど、緑色の長袖に緑色のズボンみたいなそんな感じです。
女の人が画面に映って1秒後くらいには普通のTV画面になったのですが、TVをつけると大体3割くらいの確立でその女の人が映ります。
なんだこれ・・って思って業者に電話して家に来てもらったんですが、何故か何回やっても出なくって業者は怒って帰っていっちゃいました。
どうも自分ひとりの時しか出ないみたいです。
流石に怖いので、何度かTVをつけるとき、目を閉じて暫くしたらあけたり
TVの電源をつけた瞬間部屋を出て、トイレ等を済ませてからTV画面を見るのですが
何故かその女の人が写っています。そして見て1秒後くらいに、見たのを確認したかのように普通のTVに戻ります。
1ヶ月前から現在まで、段々写る確立が高くなって今では9割近く映ります。
おかげで夜にTVはほとんど見なくなりました。これを科学的に解明してくださると有難いです
110 :
池袋の迷い犬(‐‖Д‖‐)きょうちゃん:2007/01/29(月) 19:18:35 ID:PfMO4a+z0
>>108 この話はですねー
淡々と書いてあるのがいいですね。下手に恐怖を煽ろうとする文体より
よっぽど怖い。普通のお悩み相談ぽいもんね、ぱっと見。
111 :
池袋の迷い犬(‐‖Д‖‐)きょうちゃん:2007/01/29(月) 19:20:10 ID:PfMO4a+z0
>>109 期待に沿えずにスマソ・・
どうだい、今までに何か怖い体験はしたことがないかな
実体験もSSも募集中です
こういうのって雰囲気だけとかわけわかんない系はあんまり好きじゃないなぁ。
ウィットが効いてて粋なやつがいいね。後からあーなるほど!こえー!みたいな。
ところでSSってなに?
113 :
池袋の迷い犬(‐‖Д‖‐)きょうちゃん:2007/01/29(月) 19:27:41 ID:PfMO4a+z0
>>112 なるほどねー。おk
SS=創作小説の略。つまりつくり話。
つまり俺が書いたみたいな奴のこと。
114 :
池袋の迷い犬(‐‖Д‖‐)きょうちゃん:2007/01/29(月) 19:32:17 ID:PfMO4a+z0
昭和の30年代のこと。
歩行者専用標識のデザインを新しく作る事になり、
デザインを政府が一般に公募したことがあった。
標識のイメージに合った写真やイラストの応募が、全国から集まった
その中から、九州に住むカメラマンAさんの写真が採用されたんですね。
そしてその写真をもとにして作られたのが、
親子が仲良く手をつないで歩く風景を表した標識。
今わたしたちが普段目にしている横断歩道の標識です。
ところが、Aさんのカメラは仲のよい親子どころか、
とんでもないものを写 してしまっていたのでした。
115 :
池袋の迷い犬(‐‖Д‖‐)きょうちゃん:2007/01/29(月) 19:32:47 ID:PfMO4a+z0
標識の絵柄を募集していると聞いて、
早速Aさんは愛用のカメラをもって町に出た。
横断歩道にぴったりな被写体を探すうち、
公園で父親に手をひかれて歩く女の子に目がとまった。
「これだ!」
Aさんは迷わずシャッターを切りました。
仲のよい親子が撮れたことにとても満足していました。
116 :
池袋の迷い犬(‐‖Д‖‐)きょうちゃん:2007/01/29(月) 19:35:44 ID:PfMO4a+z0
写真を送付してから何日か後―
テレビでは誘拐殺人のニュースを報道していて、
幼女を誘拐した犯人の顔がアップで写し出されていました。
それを見ていてAさんは妙な感覚に襲われました。
知らないはずの犯人の顔を知っている…。
どうしてだろう。
どこかで見たんだ…。
それもそのはずでした。
Aさんはつい先日、その男をモデルに写真を撮っていた。
Aさんが父親だと思ったのは実は誘拐犯。
娘だと思ったのは彼に誘拐された少女だったのです。
可哀相なことに女の子はもう生きてはいない。
そして少女が殺害されたのは、皮肉にもAさんが彼女の写真を撮った次の日だったということです。
横断歩道の標識、いちどじっくり観察してみてください。
手をひかれている女の子が、いやがっているようには見えませんか?
117 :
池袋の迷い犬(‐‖Д‖‐)きょうちゃん:2007/01/29(月) 19:37:09 ID:PfMO4a+z0
これも比較的有名な話ですねー
オチが大変しっかりとついてて僕はわりかし好きです、コレ
怖い話、不思議な話はオチが全てですからね
シャレコワとか一時期ハマったねぇ
119 :
池袋の迷い犬(‐‖Д‖‐)きょうちゃん:2007/01/29(月) 19:40:24 ID:PfMO4a+z0
>>118 わりかしクオリティの差が激しいよね
最近はあのスレッドもすっかり凋落したとのうわさだけど・・
120 :
バビブベボン ◆xSK1SiC5MI :2007/01/29(月) 19:46:50 ID:3Ytkj1zu0
ここまでクネクネなし
121 :
池袋の迷い犬(‐‖Д‖‐)きょうちゃん:2007/01/29(月) 19:51:03 ID:PfMO4a+z0
122 :
池袋の迷い犬(‐‖Д‖‐)きょうちゃん:
212 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:2001/07/07(土) 01:28
わたしの弟から聞いた本当の話です。
弟の友達のA君の実体験だそうです。
A君が、子供の頃A君のお兄さんとお母さんの田舎へ遊びに
行きました。
外は、晴れていて田んぼが緑に生い茂っている頃でした。
せっかくの良い天気なのに、なぜか2人は外で遊ぶ気がしなくて、
家の中で遊んでいました。
ふと、お兄さんが立ち上がり窓のところへ行きました。
A君も続いて、窓へ進みました。
お兄さんの視線の方向を追いかけてみると、人が見えました。
真っ白な服を着た人、
(男なのか女なのか、その窓からの距離ではよく分からなかった
そうです)
が1人立っています。