スラムダンク風に大学生活を語るスレ

どうぞ↓

２

けど仙道なら

はずせ　はずせ

>>1
まだスレを立てるような時間じゃない

ギリギリ↑

ギリギリ↓

くわっ



俺たちは強いッ

君たちは弱い

当時の安西流はガチガチのシステマチックなノリ打ちで有名だった。
スロプロ界きっての名将は”白髪鬼”の異名を持つスパルタコーチとして知られていた。
「谷沢！」
「ハイ！」
「お前なぁんか勘違いしとりゃせんか？」
（や、ヤクザだよほとんど･･･）
「お前のためにチームがあるんじゃねぇ。チームのためにお前がいるんだ」
「･･････」
「分かったのか？分からんのか？どっちが？」
「は、はい！分かりました！」
「よし、じゃあ他店見回り２０件行って来い」
（ぐっ･･･）
「分かったのか？分からんのか？」
「は、はい！分かりました！！！」

（谷沢）
くそ〜冗談じゃねぇ！
サークル入ってまでなんでこんなパシリみたいなこと
させられなきゃならねーんだ！
打つ台もなんだか妙に古いし。
このチームは俺には合わねぇ！！
もっとフリーランスにプレイできるチームじゃないと
俺の持ち味が潰されちまう！！

やめてやる！俺がやりたいスロットはここにはねぇ！
旅打ちだ！俺が憧れた旅打ちのスロプロに挑戦する時が来たんじゃないのか！？
旅うちで俺のプレイがどこまで通用するか･･･すぐには通用しなくてもいい。
でも１年か２年･･･甘えや妥協の許されない旅打ちで揉まれれば
きっとデビルの想像も及ばないくらいのスロプロになれるはずだ！
いや絶対なってみせる！
自信はある！旅打ちで俺の才能を試すんだ！
その時が来たんだ！

それから約１年後―――忘れかけた頃に１本のビデオテープが送られてきた。
とあるパチ屋の店内が収録してあった。
「この店に谷沢も来てるらしいですよ」
「あっでた！　あれだ谷沢！」
「ひげなんか生やしてるよ」
「でも頑張ってるじゃねぇかあいつ、１人だけ他県人で･･･！」
「ああ、見直したぜ･･･！」

（谷沢は朝からポパイを乱れ打ちしていた）

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（安西）
まるで成長していないっ･･････！
誰か谷沢に機械割を教えてやる人間はいないのか？
あいつ態度はどうなんだ？
常連や店員と上手くコミュニケートできてないようだ。
そもそもこの店は何だ･･･それぞれがいい加減なイベントばかりだ。
設定札もまるで信用が出来ない。
一体店長は何をやっとるんだ！？
これじゃ谷沢はダメになる･･･！

早起きできる暇なフリーターといってもそれは地元でのこと。
自分より暇で徹夜並びをしてくるニートを谷沢は何度も目の当たりにした。
さらに学生時代ツキに任せたプレイで知識・機械割をおろそかにしていた彼には
自身が期待していたほどの収支は望むべくも無かった。

安西はその後も八方手を尽くして谷沢を探したが消息はつかめなかった。
谷沢の同期生達ももう就職を決めていた。
そして谷沢が旅に出て５年目の朝―――

『無職男性　借金を苦に自殺。薬物反応も？　谷沢龍二さん（２４）』

先輩「すまん、誰だっけ？君」

『いつかの安西先生の言葉が近頃よく頭に浮かびます…
「お前の為に店があるんじゃあるんじゃねえ！店の為におまえがいるんだ！」
ここではいくらお金をつっこんでも当たってくれません。
ここではアツい演出もまったく意味がありません。
あんこう札がささってる台を打つだけで
害悪で勝てると思ってたのかなぁ…』

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