【ユニクロには】P I KO【負けない!!】

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164学生さんは名前がない

今思えば、かつての私には、ツキや運というもの、
いやそれ以前の人としての人生も用意されていませんでした。
神のきまぐれで世に産み落とされた存在。小学生の粘土細工でいう、
丸めてたら床に落ちて踏まれて伸びて使えなくなったパーツ、
あれくらいしか生きる価値が認められなかったように思います。

両親が気まぐれで改姓した名前が「屑」。僕につけた名前は「ゴミ」。
愛を込めて名づけたという両親の言葉を信じる事はできませんでした。
僕が生まれたその日に祖母が他界、翌日に祖父が蒸発。世後3日で親族全員リストラ。
1歳の誕生日には地殻変動で従兄弟の家が砕け散り、
5歳の誕生日には通っていた幼稚園が、実は和紙で出来たハリボテだと発覚。
5歳の誕生日の翌日の大雨でとけて消えてしまいました。
せめてもの癒しにと街のペット屋で買った犬は、実はFBIが探していた米国の国家機密。
散歩中に黒服に囲まれ、ボコボコにされて、目が覚めたら犬は消えていました。
泣きながら山にこもり、友達になったチンパンジーは、なんと話題の天才チンパンジーのアイちゃん。
初めてアイちゃんが他人に心を開いたからと、研究所に勤めるよう薦められ、
ようやく人生が開けたかと思えばアイちゃんが僕に語る言葉は「へたれ」「生きる価値無いよ」「童貞。童貞」
小学校に入学してみれば、あだ名は「カップラーメンに入ってるあの四角い乾いた卵みたいなの」。
長くて呼びにくいと、僕の名を読んでくれる友人は減って行きました。
あの卵さー。呉市が日本一の生産量なんだってね。そんなトリビアを砂場の石に語る毎日でした。
165学生さんは名前がない:04/11/30 10:51:31 ID:mnFK3Jtr
その人生が変わったのは、今も忘れぬ中学1年の11月30日。
通りすがりのクマにうんちを投げつけられ、通りすがりのベンガルトラに尿をかけられ、
激凹みながら帰っていた時です。
偶然マウンテンゴリラに投げ飛ばされ入った所が、寂れ果てた服屋さん。
そこで一際輝いて僕の目に飛び込んできたのが、そう。PIKOでした。

店員が居なかったので、つくし三本と取り替えた
PIKOのトレーナーを着たあの瞬間から、僕の人生が変わったのです。
まず、映画でも無いのに僕のトレーナーの着こなしがカンヌで最優秀賞。
全身をPIKOでコーディネートしきった僕に心酔した政府が、国民栄誉賞。
国連もなんとか称えたいと、UNIPIKOという団体を新しく立ち上げてまで僕の就職を世話してくれました。
それから皆さんご存知だと思いますが、世界の為替相場が大荒れ。
世界恐慌以来の急激な変化の末の、円安-ドル安-ユーロ安-PIKO高。
PIKO T一つで、国会図書館を買い上げて僕の専用オナニールームに
改装したのも懐かしい話。
その後も続いたPIKO高は留まる所を知らず、
昨日などPIKOロゴの「P」の部分でマイクロソフト本社ビルを、
「I」でビルゲイツの全財産を、「CO」でフィリピンを、
そしてあのグルグル部分でユーラシア大陸をぽんと即決購入です。

どうですか。あなたもPIKOで人生の栄光をつかんでみませんか!

江口 徹(仮名)さん  17歳「PIKOは私の人生です!」