韓国時間の23日明朝に行われた陸上男子ハンマー投げ決勝で、室伏広治
(29歳)は自己ベストの82m91を投げ、銀メダルを獲得した。 翌24日の夜明け
に行われた女子ハンマー投げ予選で室伏由佳(27歳)は65m33cmを投げたが
惜しくも予選敗退した。
お気づきになられた方もいると思うが彼ら二人は兄妹だ。彼らの父親の室伏重信も
ハンマー投げの選手でアジアでは有名な第一人者だ。ここまでなら優秀な競技者
だった父親と、それを引き継いだ子供たちぐらいの話しにしか思わないが、実は驚く
べきことが隠されている。室伏兄弟の顔をみれば分かるが彼らは一般的な日本人の
顔をしていない。東欧人のような顔つきをしているのである。
アジア大会を5連覇したあと「アジア人の体つきでは到底世界のトップになれない」と
絶望感を味わった室伏重信はルーマニア代表の槍投げ選手だった女性と結婚する。
そして息子と娘の二人ができるとすぐに離婚した。いわゆる子供を儲けることだけが
目的の政略結婚であった。酷い表現をすれば「脱亜入欧のための人種改良」といえる
だろう。室伏重信は広治と由佳にハンマー投げをさせて今日の栄光に至った。これは
日本人の執拗な執念深さと恐ろしさを感じさせられるストーリーでもある。
24日午後、韓国女子バスケットボールは全敗でギリシャを去った。イ・ミョンジン大韓
バスケットボール協会専務は「レギュラー選手たちが抜けたのと世代交代に失敗したの
が原因。シドニーオリンピックのときの四強神話に最悪の結果で泥を塗ってしまった」と
評した。25日夜明け、ロシアとの8強戦で完敗した女子バレーボールチームの張小宴
(30歳・現代建設)は「代表チームを引退するが今後が本当に心配だ。そのうちオリンピック
の舞台に立つのも大変な時期がくるかもしれない。後輩たちにはなんとか頑張ってほしい」
と語った。
オリンピックの金メダルがどれほど重要なのかは別に考えるとして、少なくともオリンピック
の熱気が熱いアテネでの室伏一家の輝きと、韓国球技全般の沒落が非常に対照的に
映った。 /アテネ=ユビョングチォル
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