779 :
学生さんは名前がない:04/04/25 13:55 ID:HNJUmLGW
カルピスからの一言
∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( ´Д`) <
>>773 禿同
_, i -イ、 \________________
(⌒` ⌒ヽ
ヽ ~~⌒γ⌒)
ヽー―'^ー-'
〉 |
/ |
{ }
| |
{ ,イ ノ
>>749 その話、今エロパロのスレで続きが投下されてますね。
もうすぐ埋め立てられそうなので、興味があったらお早めに。
あと、
>>682の続きもあるみたいです。
但し、内容は……
>>773 心配すんな。
そのスキンヘッドの男たちは続編で祐巳がきっちり殺してるから(w
781 :
学生さんは名前がない:04/04/25 20:15 ID:HNJUmLGW
カルピスからの一言
∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( ´Д`) <
>>780それは本当か!殺されてスキーリした
_, i -イ、 \________________
(⌒` ⌒ヽ
ヽ ~~⌒γ⌒)
ヽー―'^ー-'
〉 |
/ |
{ }
| |
{ ,イ ノ
このホッカルはニセモンだろ?
783 :
749:04/04/25 23:57 ID:VN9T1NlQ
>780
thx!!
エロパロって板初めて知りました。
なんか予想通りの完結の仕方で、最高というか最低というか・・・
他の人のも捜してみます。ありがとうございました。
ロム兄さんからの一言
∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( ´Д`) < お前達に名乗る名前は無いっ
_, i -イ、 \________________
(⌒` ⌒ヽ
ヽ ~~⌒γ⌒)
ヽー―'^ー-'
〉 |
/ |
{ }
| |
{ ,イ ノ
785 :
学生さんは名前がない:04/04/26 21:27 ID:j1SLUDsM
今、アニメのいばらの森のはじめのところみた。
即効泣きそうなってとめちまったじゃねぇかw
786 :
学生さんは名前がない:04/04/26 23:35 ID:j1SLUDsM
アニメばんでは、聖さまのよびだされたときの
「呼び出された原因は不純同性交遊かな〜」発言がなかったなwさすがに
787 :
学生さんは名前がない:04/04/26 23:41 ID:7K1eFTPA
深夜枠だからそれくらいは許されるような気もしたんだけどね
788 :
学生さんは名前がない:04/04/26 23:48 ID:j1SLUDsM
その発言みたとき、聖様がマジになって祐巳チャン襲ってるところを想像してしまった。
789 :
学生さんは名前がない:04/04/27 09:35 ID:X09N2Esd
聖さま、三年生であまり仲のよい友達がいないからって
ガキでブスの祐巳なんかにちょっかいかけて気の毒
>>780 見逃したっ!!!
これでその中の話の聖さまも浮かばれるかなぁ・・・
tes
794 :
749:04/04/28 01:34 ID:YecIiuj4
>>790,
>>791 あるけどどうすればいい?
スレのログか、該当部分のみか。
あとアップローダーは?
795 :
791:04/04/28 18:09 ID:oCqyImFy
>>794 うpしてもらえるのは嬉しいけど
うpローダーなんて使ったことないからよくわからんのさ
でもわざわざありがとうな
796 :
791:04/04/28 21:10 ID:RjZN9eID
797 :
心得をよく読みましょう:04/04/28 22:46 ID:Ho4DfzlR
うわぁ・・・ひでぇ話だな・・・
吐き気がしたよ・・・
799 :
790:04/04/28 22:54 ID:oCqyImFy
>>796 すまん 素で間違えた
自分が用意したわけではないが794さま
796氏の用意されたうpローダーにうpしてください
801 :
790:04/04/28 23:02 ID:oCqyImFy
>>798 神様ありがとう
そしてうpローダー用意してくれた796もありがとう
802 :
800:04/04/28 23:04 ID:YSm0eQTW
ちなみに、漏れは794の人と違う。
803 :
学生さんは名前がない:04/04/29 00:08 ID:qlKnLNqL
あ・・・あぁ・・・・・読まなきゃよかった・・・・・。
ハゲをやってくれたユミチャンはGoodJob。
804 :
学生さんは名前がない:04/04/29 00:11 ID:qlKnLNqL
// / // / .::::! .:. :::l :::: |:. ::| ! |:::. l:::
/// // / ::l :| ::::::|.::l:. i :::|:. ::::.ハ ::| |:. |:::::. l:::
′/ // /! :| :| ::::::||::|| | :::|:..|__L| ::| .::| |:: レ‐、 :|:::
/ :!.:l /::| :l ::! :::::||::||::| , イ!!丁/川:.:/ |:: ヒ i :|:::
/ .::!:| ::! :::| :l ::l :::::|| |/ヽ/レl/_ル|::/::: |:: | } ハ ::|:::
l :/|:| ::| ::::| ::l|_!L..:::||.| ,r'"´ ̄ /|/|:::: .|:: レ /| i ::|:::
| :l |:| ::| ::::ハヽト!ヽ_」!l 〃/ |:::: .l:: |イ::| i ::l:::
| :| l:|ト!l. :::| トヽr'"´j |::: /::: /::::::|/:: ::l::: 死んでも
ヽ! l:! l:. ::| | :::::i / .ィ |::: /:/ /!::::::||:::: :!:::: 私をよろしく !
! ヽ:. l |::::|:ハ `ヽ - ._-彡″ |:::..::/ /,':::::::|l:::::|:|::::::
ヽ! |::l|::| `ヽ、 `ニ"- l::::::////::/::::/::::|:|::::::
|::l|::| l::`ヽ //:::/// /:/:::::/:::::|:|::::/
| ||::l l:::::|:::ヽ-イ V/〃 /:/|::::/::::::::l/:/::
| lヽ| |::::|:::::::j::j /ハ / /:/ l:::/:::::::/::/::::
| l U /|::/:::::/:/ 〃 !i // //:::::::/::/:::::::
805 :
学生さんは名前がない:04/04/29 00:20 ID:qlKnLNqL
ってか、ヨシノも死んでるし・・・・・うは
806 :
790:04/04/29 02:08 ID:o4woP0F/
やっと読み終わりました
コメントはしないほうがいいですね
うpしてくださると言った794氏、うpしてくださった800氏
わざわざすいませんでした
誰も彼も死にまくり…。耐性の無い私にはあまりにも残酷すぎた… orz...
808 :
白薔薇牛乳:04/04/29 03:21 ID:Jw/tLOkc
2月14日。福沢宅、4:00PM。
RRRRRRR
聖「もしもし、佐藤ですが。祐麒くんいますか?」
祐麒「はい、福沢祐麒です・・・・・」
聖「ごきげんよう!祐麒っ!」
祐麒「よ!・・・・・そうだったね、今日はヴァレンタインデイ」
聖「うん。祐麒の分のトリュフチョコ作ったんだ」
祐麒「でも、聖、今からじゃ、ちょっと遅くなっちゃうんじゃないかな」
聖「だぁいじょうぶ。今届けるから」
4:32PM。福沢宅のチャイムが鳴る。
祐麒「はい」
祐麒はドアを開ける。
聖「祐〜麒っ!これ、ヴァレンタインの」
聖はチョコレートの入った包みを渡す。
祐麒「ありがとう」
祐麒は包みを受け取ると、部屋に向かう。
聖「待って、祐麒。部屋に行ってもいい?」
祐麒「いいよ。おいで」
2人は、部屋に入ると、包みを開ける。
祐麒「ねぇ、聖。これ、今食べていい?」
聖「もちろん。2人で食べよう」
包みを開けると、聖と祐麒は、それぞれ2個ずつ食べる。
聖「おいしかったぁ。でも、いっこ、残っちゃったね」
祐麒「目ぇ、閉じてごらん。あと1個は、一緒に味わおう」
祐麒は聖の口に、チョコレートを入れる。
祐麒「ずっと、舌で溶かしてて」
聖「(うん)」
祐麒の唇と、聖の唇が触れ、聖の口の中で、2人の舌が、優しくチョコレートを溶かす。
聖は祐麒を、強く、強く抱きしめる。
聖「祐麒、これ、一番あまいね」
809 :
学生さんは名前がない:04/04/29 11:17 ID:qlKnLNqL
2月14日。福沢宅、4:00PM。
RRRRRRR
聖「もしもし、佐藤ですが。祐巳ちゃんいますか?」
祐麒「はい、福沢祐巳です・・・・・」
聖「ごきげんよう!祐巳ちゃんっ!」
祐巳「!・・・・・そうだったね、今日はヴァレンタインデー」
聖「うん。祐巳ちゃんの分のトリュフチョコ作ったんだ」
祐巳「でも、聖さま、今からじゃ、ちょっと遅くなっちゃうんじゃない」
聖「だぁいじょうぶ。今届けるから」
4:32PM。福沢宅のチャイムが鳴る。
祐巳「はい」
祐巳はドアを開ける。
聖「祐〜巳ちゃんっ!これ、ヴァレンタインの」
聖はチョコレートの入った包みを渡す。
祐巳「ありがとう」
祐巳は包みを受け取ると、部屋に向かう。
聖「待って、祐巳ちゃん。部屋に行ってもいい?」
祐巳「いいよ。おいで」
2人は、部屋に入ると、包みを開ける。
祐巳「ねぇ、聖。これ、今食べていい?」
聖「もちろん。2人で食べよう」
包みを開けると、聖と祐麒は、それぞれ2個ずつ食べる。
聖「おいしかったぁ。でも、いっこ、残っちゃったね」
祐巳「目、閉じて。あと1個は、一緒に味わおう」
祐巳は聖の口に、チョコレートを入れる。
祐巳「ずっと、舌で溶かしてて」
聖「(うん)」
祐巳の唇と、聖の唇が触れ、聖の口の中で、2人の舌が、優しくチョコレートを溶かす。
聖は祐巳を、強く、強く抱きしめる。
聖「祐巳ちゃん、これ、一番あまいね」
わけがわからん
嬲り殺しにされる由乃ハァハァ
絶望して絶叫する令ちゃんハァハァ
812 :
795:04/04/29 17:02 ID:CUU6Ca63
>>798 ネ申様、激しく感謝!
早速読んでみます(´∀`)
>>799 いえいえ、こっちらもワザワザ突っ込んでスマソ。
813 :
795:04/04/29 17:24 ID:CUU6Ca63
神には申し訳ないけど
正直、読まなきゃ良かった……_| ̄|○
ってコレ
>>691でも書いたなw
814 :
学生さんは名前がない:04/04/30 18:25 ID:Uw9+KwmY
痛すぎるSSだ……_| ̄|○
815 :
学生さんは名前がない:04/04/30 22:19 ID:YWnXg+Q/
このSSを読んで、PTSDになりました。
聖さまが死んで、幾日過ぎたのだろう。季節はもう、冬天に木々の立ち枯れていく、そんな頃合だった。
私はその日も一人で家路へと就いていた。隣に、かつての友人たちの姿もない。
あれ以来、私が薔薇の館に足を運ぶことも少なくなった。
というよりは、むしろ、山百合会自体、もうほとんど崩壊してしまっていた。
聖さまがお亡くなりになり、気を病んだ由乃さんは、簡単だったはずの手術に失敗して亡くなった。
本当に、あっけない最後だった。令さまはそのことで精神の平衡を失って、学校に来なくなった。
噂ではどこかの精神病院に入れられているのだという。
聖さまを失われた蓉子さまは、本当に見る影もなくやつれてしまわれた。
げっそりと、頬は窪み、目には異様なきらめきを湛えて、一人であのテーブルの上で、ぶつぶつと、
毎日何やらしておられる。前にみたときは、魚の死体から鱗を一枚一枚剥がしておられた。
私がいくら薔薇の館に足を向けないようにしたところで、
志摩子さんとだけは毎日教室で顔を合わさねばならないのである。
そのたび毎に、彼女は私を凄まじい目をして睨むのだ。
「あなたのせいで、お姉さまは」
私はある日とうとう、彼女に呼び出された。放課後の人気のない中庭。
「あなたさえ、あなたさえいなければ」
志摩子さんの目的は分かっていた。そして、私はそのことについて何ら感慨も起こらなかった。
私の首にまわされた細い指に、徐々に力が込められていく。
「死ねっ」
志摩子さんは、悪魔のような顔で私を睨んでいる。ああ、彼女の顔はこんなにも醜かったのだろうか。
天使の微笑だと思ったそのお顔は、今はこんなにも醜く歪んで。
「うっ……」
指は痛いくらい喉に食い込んで、喉笛を掴み潰そうとしている。気管を潰されれば、たぶん私は即死する。
即死しなくても、窒息で苦しみながら緩慢な死を迎えるだろう。それも、もういい。
「ぐおおおおおおっ!!」
不意にその指が外された。
已に目を閉じ、ただひたすらそのときを待っていた私は、不審に思ってそっと瞼を開けた。
果たして、志摩子さんはぐしゃっと崩折れて、芝生にしがみ付いてしゃくり上げていた。
「おおおおおっ!!」
その後、志摩子さんが手首を切ったことを知った。
「あなたは生きなさい」
そう言ってくれたのはお姉さまだった。私は、私だけは生きなさいと。
でも、……お姉さま。私には、そんな資格ないです。そんな資格はないんです――
――そんなときの事であった。あの男と出会ったのは。
「やあ、久しぶりだね。裕巳ちゃん」
ヘラヘラと薄ら笑いを浮かべて佇んでいる、この男。ハンサムな顔付きだけに、
反ってその酷薄さだけが、見た目に際立った。花寺学園生徒会長、柏木優。
「この前は大変だったね。ユキチも『祐巳はこの頃死んだみたいだ』って、ひどく心配していたぞ」
「…………」
私はまともに相手にする気力さえ惜しくて、適当に無視して脇を擦り抜けることに決めた。
下を俯いた私に、奴はかまわず、無造作に、言葉を投げかける。
「さっちゃんにも言っといてくれよ。あんまり、自分のせいだって思い詰めるなよって」
――その言葉に私は足を凍りつかせた。
「なん……ですって……?」
「あれ、聞いてなかったの。何だかなぁ」
震える私の前で、柏木は造作もなく、言葉を連ねる。嘲るような調子で。
「おかしいと思わないか。今回の事件。例えばさ。何でさっちゃんはあのとき、
君が襲われた現場に都合よく駆けつけられたんだい? 祐巳ちゃんはもうちょっとで自殺するところだったんだろ?」
「…………」
――何で。そんなこと、分かるはずない。そもそも、今までそんな風に
何でと思ったことなど一度もなかった。むしろ、そんなことを考える余力がなかったという方が正しい。
「はっきり言ってやろうか」
私の戸惑いを見て取ったのか、柏木はこう言った。
……嗚呼、聞かなければよかったと何度も後悔するのだ。
「今回の件はウチ――小笠原家のゴタゴタが原因になって起きたことだったんだよ」
「!!」
凍りつく私に柏木は説明する。
「ウチの叔父さんや大叔父さんは、中々遣り手でね。政財界にも顔が利くんだが、その分裏じゃ、
色々と後ろ暗いことにも手を染めているのさ。金持ちに善人はいないということだね」
嬉嬉として、そう、はっきりと喜悦して、柏木は続けていた。
「例の男たちは、さる筋の手引きで、さっちゃんを誘拐するつもりだったんだよ。
だが、それには小笠原家の厳重な警護を掻い潜らなければならない。
そこで、まず警戒の手薄な君を人質にして、それからさっちゃんを誘き出す餌にする積もりだったのさ」
柏木は、舌をならすと、本当に面白そうに言った。
「君がそんなに苦しんでいるなんて大笑いだな。君が犯されたのも、あの生意気な糞白薔薇が嬲り殺しにされたのも、
全部君のスールのせいだっていうのにね。キキ」
「ウソ……よ……ウソ……よ……」
「本当だよ。ケケケ」
「ウソよ、ウソよ、ウソよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!」
嗚呼、聞かなければ良かった。聞かなければ良かった。聞かなければ良かった。聞かなければ良かった。
だけど、もう、聞いてしまった以上、その言葉を消し去ってしまうことなどできない。できはしない。
――本当なんですか、お姉さま。その話は本当なんですか。お姉さま、本当に、本当に、本当なのですか?
答えて下さい、お姉さま。はっきりと答えて。そして、もし、本当なら……私は、あなたを――――
「祐巳、一体どうしたの? こんなところに呼び出して」
寒空を雲が覆って寒風の吹きすさぶ。薄暗い、夕べ。
私は今、お姉さまと、二人きりでいた。あの、思い出の温室に。
「用があるなら早く言いなさい」
「…………」
祥子さま。こんなにお美しい方と姉妹になれたとき、私は舞い上がりそうだった。
姉妹になってからは、自分なんかではこんな方と釣り合わないのではないかと、
一人やきもきすることもしばしばだった。――今は、その全てが馬鹿馬鹿しい。
「……祐巳、あなた、この頃普通じゃないわ」
黙りこくる私に痺れを切らしたのか、祥子様は仰る。
「あなたの目は死んだよう。そう、いつも死人のような目をしている。しっかりしなさい。
あなたがそんなことで、一体何の意味があるというの。自分が悲劇のヒロインにでもなったつもりなの?」
「…………ッ!」
その一言にささくれだった私の心は、一気に爆発した。
「じゃあ、お姉さまは……お姉さまはどうしてそんなに平気なのですか!?
みんな、みんなおかしくなっているのに……どうして、そんなに平然としていられるのですかっ」
瞬間、お姉さまの顔にさっと冷気が差した。素早く手を振りかざすと、振りぬいて、私の頬を打った。
「私が何とも思っていないと思っているの……!?」
これで、お姉さまに打たれたのは二度目。初めて打たれたときは、本当に身も凍るような思いだった。
だけど、今は、自分でも妙に心が落ち着いているのが分かった。ぬるい痛みは冗談のようにしか感じられない。
「……私、柏木さんから聞きましたよ。全部」
「フフ」と冷たく笑いながら、そう、私は笑っていた。けらけらと、あざけるように。
そう、漏らす、瞬間。祥子様の顔が"別のもの"で凍りついていく。則ち――――恐怖。
「今回のことは、全部、お姉さまのせいなのですか? 私があの男たちにレイプされたのも、聖さまが酷い殺され方で殺されたのも。
由乃さんや令さまの運命が、志摩子さんや蓉子さまのお心が、全部おかしくなって、
だめになってしったのも――、全部、全部お姉さまのせいだったのですか?」
「祐巳……聞いてちょうだ……」
「答えてっ!!」
「かはっ!!」
私は祥子さまを温室の壁に追い詰めていた。
突き飛ばした肩はガラスの壁面に当たって、美しいお顔が苦痛に歪められる。
「――答えて」
「祐巳……」
お姉さまは私を、なぜか一瞬悲しそうな目でお見つめになって、それから、こう仰った。
はっきりと、いつもの、自信に満ち満ちたお顔で。
「そうよ。私の――小笠原家のせいよ。だけど、それがなんだっていうの?」
瞬間、私は祥子様の体に体当たりをかけていた。後ろは壁際、逃れる隙はない。
そうして、驚いたように目を見開く祥子様のお腹に、手に握った包丁は深々と刺し込まれていた。
「祐……巳……?」
「お姉さま……こうするしかないんです」
口を開かれた拍子に、血ががふっとこぼれる。その目に涙が満ちて、次第に瞳から光が失われていく。
さようなら、私のお姉さま。
……やがて、お姉さまの身体すっかり体温が抜け落ちて。
私はずっと抱き締めていたその身体をふっと離すと、棚の腰掛に座らせた。
そうして、包丁を上向かせると、私は自分の喉に突き立てた。
<了>
やっぱり聖さまはエロいな。
で、結局凸の一人勝ち?
826 :
学生さんは名前がない:04/05/01 22:57 ID:7aprQ6lm
柏木がこんなにやり手なわけない