●おまえら男ならヒカルたんハァハァだよな?Part40○

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952学生さんは名前がない:03/05/28 03:40 ID:TA5UpJlW
 
953山崎渉:03/05/28 12:02 ID:hULyRHnT
     ∧_∧
ピュ.ー (  ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎――◎                      山崎渉
954学生さんは名前がない:03/05/28 15:39 ID:gtLrW8H0
ほれ
955学生さんは名前がない:03/05/28 17:04 ID:A83plMVX
          人_人_人_人_人
         < FUCK YOU!> 
       ^Y^Y^Y^Y^Y^Y
         パン  ∧_∧  パン
         =  (・∀・# )=
          ∧∧/  / ヽ ≡
   山崎渉→( ^^ ;)⌒(_ノ  ) =
         と, とノ(,,_つヽ__) パン
956学生さんは名前がない:03/05/28 21:01 ID:UoL0sLS+
          人_人_人_人_人
         < ヤメテヨ! > 
          ^Y^Y^Y^Y^Y^Y
         パン  ∧_∧  パン
         =  (・∀・# )=
         〃ヾ▼/  / ヽ ≡
 進藤ヒカル→(゚o` ;)⌒(_ノ  ) =
         と, とノ(,,_つヽ__) パン
957学生さんは名前がない:03/05/28 21:19 ID:dfZegUn4
a
958学生さんは名前がない:03/05/29 07:22 ID:EDuowew5
週刊少年漫画板にこんなスレが
http://comic3.2ch.net/test/read.cgi/wcomic/1054118621/l50
959学生さんは名前がない:03/05/29 14:14 ID:7fTTZ8TT
ほれほれ
960学生さんは名前がない:03/05/29 15:14 ID:MsenohPt
         パン /|||"||||ヽ パン
          = ||(゚∀゚*)_| =
         〃ヾ▼/ / ヽ  ≡
         (゚o`;)⌒(ノ ) =
         と とノ(,,_つヽ_) パン

            /|||"|||ヽ:
            |(Д ";)|||: ドクッ…
         〃ヾ▼   ):
        Σ (´ヮ`;)⌒∪):  ドクッ…
         と とノ(,,_つ:
961日記 ◆8glbRKJZxQ :03/05/30 22:27 ID:JvjEyWVO
 アキラが戻って来たとき、ヒカルはもう眠っていた。その顔色があまりにも白く、静かだったので、
慌てて駆け寄り、ヒカルの顔を覗き込んだ。
 小さな寝息が微かに聞こえて、アキラはホッと安堵の息を吐いた。額に触れ、熱を測る。
「………少し、熱いかな?」
ヒカルの体調がよくないことを知っていたのに、無理矢理引き留めてしまった。そのことも
あって、アキラは必要以上に過敏になっていた。
「寝てるときしか触れないんだな…………」
髪を梳くと少し湿り気を残した髪が、さらさらと指の隙間から零れていく。
 肉の落ちた頬に触れると、ヒカルは「ン……」と、小さく身動ぎした。が、目を覚ます気配はない。
ヒカルの中に抗えない危険な艶麗さを感じていたが、それでも寝顔は以前のまま、あどけなかった。
 
 ずっと寝顔を見ていたかったが、明日のこともあるし、そろそろ自分も眠らなければいけない。
「おやすみ…」
ヒカルの額にそっと唇を落とす。瞼が微かに震えた。
 ベッドからそっと離れて、マットレスに横たわった。
962日記 ◆8glbRKJZxQ :03/05/30 22:27 ID:JvjEyWVO
 横になったものの、すぐ側にヒカルが眠っているのかと思うと、眠れるものではなかった。
耳を澄ますと、柔らかい寝息や、微かな衣擦れの音が聞こえてくる。
―――――手を伸ばせば、彼に届くのに………
アキラは、ベッドの方に背中を向けて、無理矢理目を閉じた。

 ウトウトしかけたとき、ベッドで人が蠢く気配がして、アキラはそちらに意識を向けた。
ヒカルがベッドから降りてアキラの傍らに佇んでいる。目を開ければ、彼が逃げてしまうような
気がして、アキラは目を閉じたまま息を殺した。ヒカルは、アキラの枕元に跪いて、自分の
顔をじっと見つめている。
 ヒカルの繊細な指が自分の髪にそっと触れた。愛おしげに撫でる指先が、髪から、額、頬へと
移っていく。ヒカルは確かめるように、アキラの顔の上に指を滑らせた。暫くそうしていたが、
彼は小さく息を吐くと、またベッドへと戻っていった。

 ヒカルは一晩のうちにそれを何度も繰り返した。アキラに触れてはベッドに戻り、そして
また自分の枕元に跪いた。
 自分がどこにいるのかを確認するために……………アキラがそこにいるのを確かめるか
のように…………
 ヒカルは、繰り返し繰り返し、まるでビデオを巻き戻すかのように、同じ動作をなぞっていた。

 そして漸く安心したのか、ヒカルは今度こそ本当に眠ったようだった。安らかな寝息を
聞き届けてから、アキラも眠った。
963日記 ◆8glbRKJZxQ :03/05/30 22:28 ID:JvjEyWVO
 目を覚ましたとき、アキラはもう身支度を調え、出かけようとしていた。アキラが自分に
気が付いて、笑みを投げてきた。
「おはよう。起きたのかい?もっと寝てればいいのに………」
「塔矢、出かけるの?」
そんなつもりはなかったが、寂しい気持ちが態度に出てしまった。アキラが眉を曇らせる。
「うん。どうしても外せない仕事が入っていて………」
 本当は、今日一日アキラの側で過ごしたいと思っていた。特に何かしたかったわけでも
ない。
ただ、自分の視界にアキラをとどめておきたかったのだ。

 「コレ、朝食。ヨーグルトなら食べられる?」
アキラが差し出したコンビニの袋を受け取って、
「何時に帰ってくるの?」
と、必死に訊ねる。縋り付きたいが、その一歩が踏み出せなかった。
 「夕方までには帰るよ。それまで、ここにいてくれる?」
ヒカルは何度も頷いた。
964日記 ◆8glbRKJZxQ :03/05/30 22:29 ID:JvjEyWVO
 アキラが出て行った後、ヒカルは暫くボンヤリしていた。自分の部屋と同じくらい、
馴染んでいる場所なのに、何故か少しよそよそしい気がした。
 アキラが買ってくれたヨーグルトをとりだした。
「また、こんなに買ってきて………」
無糖やら、フルーツ入りやら、それ以外、なにやら似たような名前のヨーグルトが、山ほど
出てくる。
 元気なときでもこんなに食べたら、お腹を壊してしまう。
「アイツは限度ってモンを知らネエよな…」
プレーンタイプのヨーグルトを一つとって、蓋をめくる。甘酸っぱい匂いが鼻腔をくすぐった。
 スプーンの上の小さな山をヒカルは見つめた。混じりけのない白が、目に痛い。
「バカじゃネエの………」
何で、こんなことで一々傷ついた気分になるのだ。綺麗な白が、ヒカルの汚れを余計に
目立たせているような気がした。
 それを口に運んで、目の前から消した。カップの中にスプーンを突っ込んで、敵のように
すくい上げては、頬張った。
―――――だって、オレは悪くない………だから……落ち込む必要なんてナイ………
それなのに、勝手に涙が出てきた。ヒカルはしゃくり上げながら、ヨーグルトを嚥下した。
965落日(三) ◆2DpdawnHik :03/06/01 00:56 ID:AUqSXYLS
「おまえ……どういう事だよ、コレ…!」
先に口を開く事ができたのは和谷の方だった。
「どういうって、何が?」
言っている意味がわからない、というように、ヒカルは首を傾げる。
「おまえ、何、呆けてるんだよ。」
カッとして、和谷はヒカルに掴みかかろうとした。
「おいっ!」
「やめろっ!」
その手を伊角がまた押しとどめる。
「乱暴なことはするな。」
止めに入った伊角を和谷はぎろりと睨み付けた。
「てめぇには関係ねぇ。」
ぎりぎりと火花が散るほどに睨み合う二人の後ろで、その緊張を断ち切るように、くしゅん、と小さく
くしゃみする音が聞こえた。
一瞬、出遅れた。
ヒカルの身体は伊角に抱き寄せられた。
「出て行け…!」
「…何だって?」
何の権利があって、そんな事を言う、そう言い返してやろうと思ったのに、抱き寄せられたまま伊角
の胸に身体を預けているヒカルに、猛烈な怒りを感じた。
「おい、何とか言えよ、ヒカルッ!」
が、伸ばしたその手を、伊角が振り払った。
「黙れ。」
鈍く光る目に睨み据えられて、一瞬たじろぐ。
「声を荒げるな。彼が怯えているじゃないか。」
ヒカルの華奢な肩を抱きしめたまま、伊角は和谷を睨み上げて、言った。
「彼にそんな暴力をふるうような人間を、近寄らせるわけには行かない。」
そうして腕の中の少年に、柔らかな声で言い聞かせる。
「もう、心配しなくていいから。おまえは俺が守ってやる。」
その光景に、和谷は怒りに目が眩みそうになる。
「出て行け…!」
966落日(三) ◆2DpdawnHik :03/06/01 00:57 ID:AUqSXYLS
「あの……」
後ろからかけたれた声に、和谷は打たれたように振り返る。
そして女房の目から室内の光景を隠すように、戸の前に立ちはだかる。
「来るな!」
そして乱暴に彼女の腕を掴んで、そこから引き剥がすように部屋の外に出る。
「え、でも…」
「いいから…!」
そうしてまだ部屋の方を気にする女房を無理矢理引き摺るように、和谷は歩き出す。
緊張に身体を強張らせながら、伊角はヒカルを抱きしめたまま、和谷が女房をこの部屋から引き離
してくれた事に感謝していた。

必死に何か言い募る女房の声と、きつい口調で彼女を咎める和谷の声が次第に遠ざかり、彼らの
声も物音も遠くやがては聞こえなくなって、伊角はやっと深く息を吐いた。
可哀想に、と思う。
前から彼のことが好きだったのだろうか。
それとも、自分と同じように「彼」の代わりを求められて、そのまま夢中になってしまったのだろうか。
どちらにしても、自分と同じように、彼もこの少年に溺れてしまっているのだろう。自分たちが抱き合っ
ているのを目にした時の、彼の目に浮かんだ暗い炎を思うと胸が痛む。ぎりりと奥歯を噛み締めて、
自分たちを殺しそうな勢いで睨みつけていた彼の、怒りがまだこの部屋に立ち込めているようだ。
あれは自分自身の姿であったかもしれないのだ。
それでも、先程の彼の振る舞いを思うと、やはり彼には任せられない、と思う。
今の彼には、かつてのような強さはないのだ。
僅かな風にも怯えるような、この頼りない存在を守れるのは自分しかいない、と思う。
あの友人が、どれ程彼を恋うていたところで、それと、彼を守りきれるかとは別だ。
あのように乱暴な言葉で、乱暴な振る舞いで、あれでは彼を更に怯えさせるだけだ。
昔の彼とは違うのだ。今の彼は、弱く、脆く傷付きやすく、だから彼がこれ以上傷つく事の無いように
風にも晒さぬように、誰かが抱え込んで守ってやらねばならぬのだ。
967落日(三) ◆2DpdawnHik :03/06/01 00:58 ID:AUqSXYLS
それとも。
ズッと胸の底で何かが蠢くのを感じる。
あのように乱暴に、強引に、彼を抱くのか。抱いたのか。
このか弱く儚い存在を、無力さをよいことに、踏み躙ったのか。
いや、きっとそうに違いない。
嫌だと拒む声を無視して、逃げる力もない彼を強引に捉えて、その身体を引き裂いたのか。
悲しみに付け込んで彼をいいように扱ったのか。
ありえない事ではない、と伊角は思う。
彼はいつもそうだ。
抑えるべき時と所でも、己を抑えるということをしない。
素直で正直とも言えるような彼の直情さは、ある意味、彼の美点でもあり、動くよりも先にまず考え
込んでしまう自分は、時としてそれを羨んだこともあった。だが彼との事を考えると、自分の想像も
あながち誤っていないのではないかと思う。
その証に、彼は先程も、こんなにも怯えている少年に掴みかからんばかりではなかったか。
許せない。
あのように乱暴に彼の身体を扱ったのか。歯向かう力さえ持たぬこのか弱い存在を、力任せに強引
に犯したのか。
目に浮かぶようだ。
友人の優しさを信じて無邪気に儚げに笑う少年に、その笑顔に邪まな情欲を燃やされて、欲望のまま
に少年の身体を押し倒す、かつては親しかった友人の姿が。

暗い妄想に、目の底がぎらりと光った事に、伊角は気付いていない。
湧き上がる熱を、彼は怒りと解釈した。
親しい友人だと思っていた人間が、か弱く儚げな少年を強引に犯している。
怒りを滾らせながら、彼はその妄想に浸った。


遠くで一日の始まりの、大内裏の開門を告げる太鼓を打つ音がする。
だが、空にはまだ夜明けの気配がない。雲が厚いせいだろう。
三谷の狩衣を一枚、たよりなく羽織ったままヒカルは家に帰り着くと、ぐったり
とした体をひきづって寝室に向かった。
あの後、それでも気になって、加賀が盗賊達の大袋を検分するのを見ていたが、
青紅葉はなかった。
あったのはよく似た――おそらく同じ匠の手によって作られたのであろう別の
笛だった。
さすがにそのまま寝るには、あまりな状態だったので、自分で湯を用意して
体を清める。
後腔に手を遣り、盗賊達がそこに放ったものを自分で清めたときには、情けな
さに胸がふさいだ。
母が朝餉に呼ぶ声が聞こえたが、断って床についた。
明り取りの窓から、薄く朝日が差し込んでくる。雲は晴れたらしい。
体より、心が重かった。
こんな時、あの美しい人が生きていたら、どんなふうにヒカルを慰めてくれたの
だろう。
体の熱さは傷の発熱の為だけではない。溶けきらない四肢の奥からくるものだ。
心は沈んでいるのに、体だけが火照って不満を訴えている。
なんという因果な体か――。
どうしようもなく遣り切れない、哀しいような虚しいような、そして悔しいような
気持ちは、言葉で言い現しようもなく、ただヒカルはじっと目を閉じて、眠りが
すべてを飲み込んでくれるのを待った。
傷付いて、草むらに羽根を休める千鳥のように。


開けた朝は、夜明け前が嘘のように素晴らしい秋晴れだった。
ヒカルはいつも通り、庭に出て太刀を振る。
大事な父譲りの太刀が、夜の路地で取り落とされたまま、盗賊の手に渡らずに
返ってきてよかったとヒカルは思う。
昨夜の出来事の中での唯一の慰めだ。
厩によって、それから身支度を整えて伊角の家にむかった。
伊角の家でも昨夜の大捕物は話題になっていて、
「どうだったんだ? 詳しく聞かせろよ、参加したんだろ?」
と笑う伊角に、ヒカルは黙ったまま曖昧な笑顔を返してごまかした。
そういえば、最近こんな作り笑顔ばっかりしているな、と自分でも思う。
最後にちゃんと笑ったのっていつだろう。
そのヒカルの顔を伊角が手のひらに包んで自分のほうへ引き寄せた。
「何?」
「おまえの顔、ちゃんと正面から見たくて」
例の夜以来、気恥ずかしくてまともに近衛の顔をみれなかったから、と言う。
伊角は時折、こんな赤面するような言葉を、なんのてらいもなく口に乗せて
みせる。
「ねぇ、伊角さん。俺、そんな物欲しそうな顔してるふうに見える?」
突然、奇妙なことを尋ねるヒカルに、伊角は笑みを浮かべた口元を少し引き
締めると
「どういう意味かわからないけど…」
と口ごもった。
「ここのところ、俺、そんなにおかしかったかな?」
「おかしくはなかったけど……」
「けど?」
「これ、言うと俺はこないだの前科があるから、近衛にもう口をきいて貰え
 ないかもしれない」
「伊角さん?」
「このところの近衛は、その、ひどく色っぽかったよ」
伊角が、出仕した内裏の片隅にヒカルだけを呼びだして、少し注意を喚起して
おこうかと思ったほどに。そんな事が気になるのは自分の邪さのせいだと、結局
呼びだすだけ呼びだして言わなかったのだが。
ヒカルは、少し暗い表情で目を細めた。
加賀の言った『物欲しげ』の意味は、やっぱりそうなのかと、胸が重苦しくなる。
「俺、迷惑かな?」
そのヒカルの体を、伊角はまわりに人の目がないことを確認することもせずに
思わず抱きしめていた。
驚いたのはヒカルだ。
伊角の黒の束帯の上着に埋もれたヒカルの耳に、穏やかな吐息のような囁きが
聞こえた。
「傍にいてくれ」
ヒカルの背にまわった伊角の手に力がこもった。
「あの夜にいった言葉は、酔っぱらったせいじゃないんだ。近衛が好きだから、
 そばにいてくれると嬉しい。お前を女扱いにしてるわけじゃないんだけど
 ……怒るか?」
「怒らないけど……」
怒りはしないし、現にこうして伊角に触れられているのは悪い気はしない。だが、
ハッキリ言って昨日の今日だ。今は、同性にそういった対象として見られること
が疎ましく――気色が悪いばかりだった。


ヒカルは、夕暮れの陽射しの差す大通りを歩く。
空は燃えるように赤い。その赤と同じ色をしたトンボが群れをなして遥か上空を
飛んでいる。
伊角の家からの帰り道、いつもならこんな陽も落ちないうちに警護の仕事が終わ
れば、検非違使庁に寄るのだが、今日はそれは出来ない。
検非違使庁に行くなら曲がらなければいけないその道の端で、ヒカルは庁舎が
あるほうをじっと見ると、何かを断ちきるように、再びまっすぐに歩き出した。
足の向く先は、もう顧みる人のいない町の碁会所だ。
ガタガタと音をさせて木戸を開け、ひんやりとした空気が支配するその空間に
足を踏み入れる。
毎日寄っているから、たいして掃除する場所もないのだが、ヒカルは黙々と、
あるかどうかも分からないホコリを掃きだし、水を汲み、布をひたし、その部屋
の隅々まで掃除する。
ひととおりの手順が終わって、ヒカルは久しぶりに碁盤を出してきて、部屋の
真ん中にすわった。
伊角の警護の仕事についてからは、掃除をする時間は捻出できても、碁石を
持つ時間はなかったのだ。
まっさらな、何も置かれていない十九路をじっと眺める。
かつて、この碁盤の上で、何百何千の対局がされたのだ。
――寝不足のはずだが眠気はない。
じっとしていると体の奥によどんで開放を待つほむらが、じりじりとヒカルを
苛む。
このほむらが体を眠らせてくれない。
立ち働いていれば、ひとときはその熱さを忘れることもできたが、それさえ
今は許されない。
加賀が言うからには、そうなのだろう。自分はこの体をどうにかするまで、
検非違使庁に顔を出すこともかなわないのだ。
なんで、こんなになってしまったんだろう?
こんな時、以前なら手を伸ばせばすぐ横に佐為がいた。
ヒカルが望めば、彼はそっとあの白くて長い手をヒカルの体にからめて、その
欲求に応えてくれた。
佐為は、いつも信じられない程丁寧にヒカルに触れてくるのだ。
今年の夏に泊まりがけで一緒に避暑に行って以降、その傾向はさらに増した気
がする。
佐為の指が体中から、柔らかく快楽を掘り起こすのをを感じ、言葉を紡ぐのも
おっくうになるほどトロトロにとろかされて、それからやっと佐為の熱いそれが
入ってくる。
酔わされて朦朧としたあたまでいつも思うのは、佐為ってうまいよなっていう
ことだ。
体中を甘い痺れに支配されて、もうこれ以上耐えることは苦痛でしかないと涙が
こぼれる寸前になった時、佐為はまるでヒカルのその心を読んでいるように、
中に入ってくるのだ。
丁寧な愛撫と裏腹に佐為のそれは、情熱的にヒカルの中を攻め上げる。
優しくて綺麗で時には可愛くさえある佐為の、そんな熱い部分に触れるたび、
それに心を暖められて、嬉しくなって、そういう時は、ヒカルも佐為に思いきり
甘えてみたりするのだ。
「佐為、もっと……」
と。
ヒカルの右手は、自然に股間に延びていた。
自分で指貫の帯を緩め、すでに立ちあがりかけていたそこに手を添えた。
それは佐為が消えて以来、ずっと自分に禁じていた行為だった。それが終わった
あとの虚しさなんて、やってみなくてもいくらでも想像がついたからだ。
だけど、今は、どうしようもなくそれがしたかった。
それほど、追いつめられていた。
ヒカルの左手は、狩衣の留め紐を手早く解くと、臙脂色の単衣の隙間から自らの
胸元へと忍び込んだ。
自分の乳首が、とがっていくのを指先で感じながら、ヒカルはそのまま体を
碁会所の床に横たえる。
古びた木の匂いがした。
(佐為、ごめん……)
心の中で謝った。なぜなら、佐為は決してこの碁会所では、こういった行為に
及ぶことはなかったからだ。
内裏の一角でさえしたことがあるというのに、佐為はこの場所で睦みあうことは
絶対にしなかった。ここは佐為にとって聖域にもひとしい、碁を打つための場所
だからだ。
しかし、ヒカルはそれでも、できるだけ佐為の匂いと気配がこの濃い場所で
したかった。
心の中でその人の名を呼んで、謝りながら、手は忙しく動いていた。
右手に擦られるまだ色も薄い陰茎は、あっという間に熱を高め、尖端からは
濁った涙をこぼし始めている。
ヒカルは寝転がったまま、かの人の愛撫の感触を思い出しながら左手を体に
這わす。
「……ん……」
静かな碁会所では、小さな上ずった声も、はっきりと響いた。
こうしていると、疼いてくるのは腰から後ろの門のあたりだ。
ヒカルは右手を後ろへと運んだ。
自分でそんなところをいじるのは、たとえここに人の目がないとわかっていても
恥ずかしいことだったが、指は勝手に動いて、その火照った入り口をさぐった。
背を丸めて、より深くまで感覚を追っていく。冷たい床も、今はヒカルの体温を
受けて熱くなっている。
「は……っは…、」
ヒカルの二本の指が奥まで到達する度に、腿の付け根から膝のあたりまでの
筋肉がフルフルとわなないた。
眉をきつくよせて、苦しげな程の表情で、ヒカルは最後の境地にいきつくために、
自分の左手で何度もきつく乳首を嬲った。あまりに強くそうしたので、そこは
擦り剥けて痛いほどだった。
「う…くっんん…!」
自分の肉が右手を指をきつく締め付けるのを感じながら、ヒカルは喉をそらした。
背筋を駆け登る解放感。ヒカルの根の尖端から吹き出たものが、受け止めるものも
なく指貫の中を汚した。
(やっぱり、そうじゃないか)
ヒカルは大きく肩で息をついた。
欲望を吐きだした後も、こんなにも自分は悲しい。
なぜなら、いつも最後にヒカルの体を穿って奥を濡らす、あの感覚がない。
ちっとも晴れていない体の疼き。いや、前より酷くなっている気がする。奥に
熱いものを放たれるあの感覚を求めて。
ヒカルは疲れた体を床からおこした。
乱れた前髪が目の上にかかって、よく、前が見えない。
男に抱かれるのが好きなわけじゃない。あかりを抱いてその中にいたって自分は
ちゃんと射精することができる。
だけど結局、欲しいのは佐為なのだ。触れて欲しいのは佐為だけなのだ。
なのに、肝心の佐為がいない。佐為だけが。
(佐為、佐為、おまえ何処いっちゃんだよ。俺を置いて、どこいっちゃったんだ)
その時、ヒカルは何を考えていたわけでもない、ぼんやりと自分の手が腰の
太刀の柄にのびるのを見ていた。
太刀が抜かれ、それを自分の手が持ち上げて、首筋に持っていく動きを
他人事みたいに眺めていた。
そして、その冷たい刃の感触を首に感じたときも、どこか遠くの出来事
みたいだった――
「何をしているんだっっ!」
自分のものではない叫び声と、手からもぎ取られ、部屋の端まで投げ飛ばされた
太刀が壁に跳ね返って落ちる音に我にかえった。
目の前に賀茂アキラの、小奇麗な顔があった。
975学生さんは名前がない:03/06/01 21:55 ID:htvnUjWr
キタ━━┓┏━━━(゚∀゚)━┳━━━┓!!!                       ..   ┏┓
.┏━━┛┗━━┓     ┃┏━┓┃                       ...    ┃┃
.┗━━┓┏━━┛     ┃┗━┛┃                      ...     ┃┃
.     ┃┃           ┃┏━┓┃                     ...      ┃┃
.┏━━┛┗━━┓     ┃┃  ┃┣━━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━┫┃
.┗━━┓┏━━┛     ┗┛  ┃┣━━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━┫┃
     .┃┃             ┃┃                            ┃┃
     .┃┃             ┃┃                            ┗┛
     .┃┃         .┏━━┛┃                            ┏┓
     .┗┛         .┗━━━┛                            ┗┛
ああっちくしょー、ヒカルたん切ねー…!!
一人エチーに邪魔が入らないかとハラハラした!
ちゃんと鑑賞後に助けに入った若゛ポルァ(w
未亡人の身体って奥が深いんだねヒカルたん(;´Д`)
976学生さんは名前がない:03/06/02 01:37 ID:B0MtqsYE
やっぱり最後は若゛が埋めてくれるんかにゃ?
だったらいいにゃ〜
でも、あんまりな期待は違った時ショックだから胸の奥に仕舞っとく。
続き楽しみにしてるyo!
「君は、いったい何をしているんだ! 自害でもするつもりか!!」
「違う。そんなつもりじゃなかった」
「そんなつもりもなく、君は自分の首に刃を添わすのか!」
「佐為に会いたかったんだ」
そう、死ぬつもりなんかなかった。ただ、会いたかったのだ、佐為に。
突然現れた賀茂アキラをみて、こいつはいつもみたいに自分をつけて、
この碁会所の外で待っていたんだヒカルは気付いた。そして、いつまでたっても
出てこないヒカルにしびれを切らして、碁会所の中に踏み込んだのだろう。御苦労な
ことだ。
「おまえ、佐為が何処いったか知らない?」
「佐為殿は死んだ。死んだんだ」
「――でも、遺体は誰も見てない」
「いないのなら、死んだのと同じだ」
ヒカルはアキラの顔を睨みつけた。
綺麗な、相変わらず夜の湖水のように澄んだ瞳がヒカルを見ていた。
(何もかもわかったような顔しやがって)
理不尽な思いに腹がたってきた。
怒りのためか頭がはっきりしてきて、ヒカルはふいに自分の状況を飲み込んだ。
乱れた着衣と精液の匂い。きっとアキラには自分がここで何をやっていたか、
わかってしまっている。
よりにもよって、こいつに、一番知られたくないやつに、自分のこんな姿を
見られてしまった。恥ずかしくて悔しくて、それが怒りをさらにかき立てた。
ヒカルは、最近自分が何故アキラを避けていたか、やっとわかった気がした。
それは、アキラが綺麗だからだ。
彼の心根を現すような真っすぐに降りた黒髪も、深い色の瞳も、綺麗なだけに、
反対にその前に立つヒカルの醜さを際立たせる気がする。
こうやって、自分がこんなに汚くて苦しんでいるのに、アキラは自分だけは
清廉潔白なような顔をして、ヒカルを見ている。
それが憎らしい。
「お前なんか、何にも知らないくせに」
思わずこぼれたその憎まれ口を、アキラが拾って応えた。
「ああ。知らない。僕はずっと君のことを知りたかった。助けたかった。なのに、
 逃げ回っていたのは君じゃないか」
ヒカルはアキラの言葉に、キョトンとした表情を返した。
嘘をつけと思う。言った言葉とは裏腹に、ヒカルはアキラにはみんな見透かされて
いるような気がしていたからだ。だから、ずっとアキラの前で居心地の悪い思いを
してきたのだ。
自分の一番隠しておきたいみっともない部分まで読み取られてしまいそうだと思った。
こいつはこんなに綺麗なくせに。
だから逃げていたのだ。
「それとも、君は陰陽師が人の心が読めるとでも思っていたのか」
ヒカルは少しだけ苦く笑った。それはそうだ。良く考えたら、そんなわけがないのだ。
陰陽師だからって、人の心が読めるなんて。
それどころか、幼いころから式神しか友達がおらず、こんなに人の心の機微というもの
に疎いやつはいないというのを、誰より一番知っていたのは自分ではなかったか。
「言ってくれなければ、わからない」
アキラが、まるで嘆願するようにヒカルの顔を覗き込んだ。
そのアキラの真剣な表情はヒカルの心を動かすに足るものだった。
(こいつ、なんかやつれたな)
ヒカルは考える。
自分はここのところずっと、自身の悲しみに足を取られて、他の人間のことを顧みる
ことなど出来なかった。
だけどきっと、こいつは本当にヒカルの事を心配して、知らない所でこの辛さを
わかちあってくれていたのだろう。
じゃあ、こいつなら本当に今のヒカルのこの苦しさも、わけあってくれるだろうか?
その時、ヒカルは突然すべてがどうでもよくなってしまった。自分の小さな矜恃も。
アキラに対する怒りもだ。
一番見られたくなかった自分の姿をアキラに見られて、自暴自棄になっていたの
かもしれない。
「じゃあ、抱いて」
囁くヒカルの声に、アキラの体がピクリと震えた。
「抱いて欲しいんだ、誰かに。この体の中に入ってきて欲しい、おまえでもいい」
「佐為殿のかわりに、か?」
「そうだよっ」
以前、自分を好きだといってくれた相手に、ひどいことを言っているのはわかって
いた。だけど、アキラがヒカルの心を知りたいというなら、これが今のヒカルの
本心だ。きれい事でごまかそうとは思わなかった。
「他の誰でも嫌だ、佐為じゃなきゃ嫌だ。なのに、…佐為がいないんだ」
声が震えているのがなんとも自分でも情けなく、ヒカルは下を向いた
「だから……」
「僕に、佐為殿の身代わりになって、君を抱けというのか」
ヒカルは黙ってうなずく。
「わかった。やってみよう」


「佐為殿はどうやって、君を抱いていたんだ。僕はこんなことするのは初めてだ
 から、どうしていいかわからない。だからそれに従う」
黄昏時を迎えた碁会所は差し込む陽も弱くなり、相手の顔形がやっとわかるか
わからない程度に暗くなっている。
板敷きの、古いがよく手入れされた碁会所のその真ん中に二人で向かい合って
座り、ヒカルとアキラはお互いを見ていた。
「……着物、脱がして……」
先の自慰の名残で、ヒカルの狩衣の前身頃の留め紐はすでにはずれていた。
そこにアキラは手を伸ばし、そっとその厚手の絹を肩からはずした。
布は自身の重さで床に形を崩して落ちた。
「単衣も」
アキラの指がヒカルの単衣の襟元にかかる。
ゆっくりと押し広げられた布の間から、鎖骨のくぼみが覗いた。
一連の行為は、儀式のようだった。
一枚一枚、アキラに着物を剥がれ、ヒカルはその肌を彼の前にあらわにした。
隠すもののなくなった上半身に続き、アキラは、その腰の鞘だけになっている
太刀を解いて脇によけておき、ヒカルがついさっきアキラが現れるまえに絞め
直したばかりの指貫の腰帯の結び目をほどく。
ここまで来ても、まだ正座したままでこちらに手を伸ばしてきているアキラに、
ヒカルは言った。
「そんなに離れてたら、何にも出来ないだろ」
アキラは膝をよせ、厳かにヒカルを抱きしめた。
「これから、どうしたらいいんだ?」
ヒカルは欲に潤んだ瞳で、間近のアキラの顔を見上げる。
そして、つぶやくように告げた。
「――優しくして」
981落日(三) ◆2DpdawnHik :03/06/03 00:11 ID:f4MD6e3G
彼らは親しげに会話を交わしている。
けれど、ふと会話が途絶えると、少年は目の前の友人でなく、どこか遠くを見ている。
視線を引き戻すように肩を掴んでこちらを向かせる。
視線が絡み合う。
けれど少年は目の前の友人ではなく、彼を通り越して逝ってしまった想い人の姿を探す。
自分を見ない少年に怒りがこみ上げる。
けれど、手にした肩の細さに、虚ろな大きな瞳に、儚げなその姿に、怒りと共に別の感情がひたひたと
胸に寄せてくる。それは無理矢理にでもこの目を己に向かせようという強烈な情念だ。
虚ろに中空に視線を投げやっていた少年は、突如、目の前の友人の暗い欲望に気付き、そこから逃げ
ようと身体を浮かす。その腕を掴んで引きとめると、彼の身体が横倒しに床に倒れる。
そのまま逃げようとする身体を後ろから掴まえる。
「嫌だ、やめて!」
拒む言葉など耳にも留めず、身体を押さえつけ、衣を引き裂く。
あらわにされた白い背に、ぞくりと震えを感じる。
暴れる身体をものともせず身に纏っていたものを全て剥ぎ取り、仰向けに四肢を押さえつける。
「どうして……」
彼は、信じられない、と言った目でこちらを見ている。
怯えの混じった眼差しに、情欲を煽られる。
逃がしはしない。
騙されるものか。
何も知らぬ、稚い子供のような顔をして、無力な子供が助けを求めるようなふりをして、男を誘う。
そうやって幾人の男を己の闇に引き摺りこんできたのだ。
982落日(三) ◆2DpdawnHik :03/06/03 00:12 ID:f4MD6e3G
この目がいけない。
虚ろで、どこか寂しげで、庇護者を求めるような、それでいて、ひとの心の奥底に潜む暗い情欲を
呼び覚ますような眼差し。
そのような目で俺を見るな。俺を惑わすな。
「あっ、やだっ…!」
身体をうつ伏せに倒し、手近にあった紐で両の腕をまず後ろ手に縛り上げる。
それから引き裂いた衣の切れ端で彼の目を覆い、頭の後ろで縛る。
これでよい。
これで、あの眼差しが自分を惑わせる事はない。
満足げな笑みを浮かべて、捕らえた魔物の背を見下ろしながら、白い肌へ手を滑らす。
片手で胸元を弄りながらもう片方の手で幼い性を擦り上げてやると、彼は悲鳴のような泣き声を
漏らしながらも、その手に反応して未熟なそれはゆるゆると勃ち上がる。
その様子に、それ見たことか、と嘲りの笑みを浮かべながら、彼の後ろに己の欲望を押し付けて
やると、びくりと彼の身体が強張る。
「あっ…!」
両手で腰を押さえつけ強引に押し進むと、細い身体は受け入れる痛みに四肢を突っ張らせる。
奥歯を噛み締めて悲鳴を堪え、カタカタと小さく震えながら懸命に身体を支えている仔鹿のような
背をせせら笑いながら、乱暴に引き抜きかけ、次いで更に奥まで突き入れると、耐え切れずに高
い悲鳴が上がり、細い腕はもはや身体を支えることができずくず折れる。
983落日(三) ◆2DpdawnHik :03/06/03 00:13 ID:f4MD6e3G
容赦など要らぬ。
甘い顔を見せてやれば、これはまた何も知らぬげな顔をして、誰とも問わず彼を目にする男を
残らず誘惑するのだ。だからこれは正義だ。ヒトを闇に、暗い情欲に引きずり込む魔は調伏せ
ねばならぬ。
「イヤ…イヤだ……や、…あ、あぁ……っ!」
懇願する声など聞き入れず、むしろその声を楽しむように乱暴に抜き差しし、更に内部を抉る
ように動かすと、拒み続ける声は次第に愉悦を含んだものに変わり、その媚態が更に怒りを
増幅させる。前に手をやると萎えていた筈のものはまた勃ち上がり、蜜を溢している。
この淫魔め。
誰彼構わず男を咥えこみ、快楽の淵に引きずり込もうというのか。
だが俺は飲み込まれたりしない。
そのように淫らに喘いでみせても、俺は誘惑などされない。
繋がったまま強引に体勢を入れ替え仰向けに転がすと、痛みに少年が泣き叫ぶ。
萎えかけた陰茎をぎゅっと握りつぶしてやるとヒイィッと高い悲鳴が上がる。
それなのにゆっくりと抜き差しを開始すると、悲鳴はまた喘ぎ声に変わり、彼のものもまた勃ち
上がって淫らな涙を溢す。
「あ……あ、…あぁ、」
快楽に咽び泣く声が男の情欲を煽り、動きを加速させ、荒々しい動きの果てに、ついに少年の
最奥に怒りに満ちた欲望を吐き出し、同時に彼も震えながら白い精を腹の上に撒き散らす。
荒い息に胸を上下させ、半開きの赤い唇からは涎が零れている。白い身体はまだらに紅く染まり、
身体から、吐息から、男を惑わせるような甘い香りが強く薫る。麝香にも似たその香りに幻惑され
て、彼の内部で男のものがどくっと脈打ち、膨れ上がる。
身体の内部に感じる変化から身を捩って逃げようとする細い身体を逃すまいと掴まえる。
「お願い…もう、許して……」
啜り泣きながら許しを請う声は、更に嗜虐心をそそるものでしかなく、残忍な笑みが顔に浮かぶ。
手に落ちた獲物の顎を捉え、こちらを向かせる。白い布で視界を覆われた小さな顔が、怯えたよう
に頭を振る。流れ出る涙が目隠しの布を濡らしている。
顎を掴む手に更に力を込めると、彼の顔が痛みに歪み、彼は耐え切れずに小さく言葉をこぼす。
「ゆるして、伊角さん…」
984落日(三) ◆2DpdawnHik :03/06/03 00:14 ID:f4MD6e3G
はっと我に返って、伊角は頭を振った。
今、自分は何を考えていた?
耳元で心臓の音が激しく響く。背を冷たい汗が流れ落ちる。息が苦しい。
彼の声が、頭の奥でこだまする。
「許して…伊角さん……」
違う、なぜ、なぜ彼が自分に許しを請うのだ。
そんな事はない!そんな筈はない!!
違う。
あれは俺じゃない。彼をあのようにしたいなどと思った事などない。
彼を傷つけたいなどと、傷付いた彼を更に痛めつけたいなどと、思った事などない。
違う。
彼を憎んでなどいない。
愛しているんだ。守ってやりたいんだ。
俺は、彼を守りたいんだ。
彼がこれ以上傷つく事のないように、彼を脅かす全てから、守ってやりたいんだ。
985落日(三) ◆2DpdawnHik :03/06/03 23:03 ID:Z/FKhvPK
目を落とすと、ヒカルが掛け布にくるまってすうすうと寝息を立てている。
震える手を伸ばしてそっと髪を梳くと、
「んん……」
と、小さな声を漏らして、布をきゅっと握り締めて横向きに丸くなった。頑是無い無垢な幼子の
ようなその仕草に、胸が痛む。
絶対に違う。あのような夢に、白昼夢に、何の意味もない。あれは俺の願望などではない。
俺はおまえを傷つけたりしない。絶対にそんな事はしない。
おまえは俺が守るから、守ってやるから、だから。
彼の顔を見つめているうちに、ぽたりとしずくが一粒、彼の頬に落ちた。
慌てて覗き込んでいた顔を離し、目元を拭う。
そして、ぶるりと肌寒さに身を震わせた。
夜闇が迫っている。秋の夜はそろそろ薄ら寒い。火桶に火をもらってこようと伊角が部屋を出よう
とした時、足が何かを蹴転がした。
「あ……」
それは和谷の持ってきた手籠だった。
布からこぼれたかけらを拾い上げて、薄闇の中で目元に近づけ、くん、と匂いをかぐ。
糖蜜の塊――いや、これは違う。
六角の格子のそのかけらを口に含むと、しゃり、と口の中でこぼれ、馥郁たる花の香りと蜜の味
が口内に広がった。
甘い。この珍しい糖菓子をどのような苦労をして手に入れ、そしてどのような弾む気持ちでここに
持ってきたのか。彼の気持ちが手にとるようにわかる気がした。
そして彼が何を目にして、そして去って行ったのか。
彼の心を思うと、まるで己の事のように胸が痛む。
けれど。
それでも譲れない事はある。
譲りはしない。
986落日(三) ◆2DpdawnHik :03/06/03 23:04 ID:Z/FKhvPK
そっと元通りに籠に詰め直し、先程のように蹴倒される事のないように、部屋の隅に置かれた御台
の上に籠ごと置く。
明日になって彼が目覚めたら食べさせてやろう。きっと喜ぶだろう。「甘い」「美味しい」といって笑っ
てくれるだろう。
そして自分も今度は何か彼を喜ばせるようなものを持ってこよう。
あどけない寝顔に思わず頬が緩む。こんなに愛しいものがいただろうか。こんなに誰かを愛しいと
思った事があっただろうか。彼の顔を見つめ、そっと髪をなでていると、眠っているはずの彼の手が
伸びて自分の手を捕らえる。
どうした、と呼びかけようとすると、彼がぼんやりと目を開けてこちらを見た。
その視線が何かを探すように宙を彷徨う。虚ろな眼差しに胸がきりきりと痛むのを感じる。衝動の
ままに彼の身体を抱き寄せると、ああ、と、彼が胸の中で小さな息を漏らす。彼の目からこぼれる
涙が胸を濡らす。ぎゅっと細い身体を抱きしめてやると、震える身体は小さく誰かの名を呼ぶ。
目をきつくつぶり、奥歯を噛み締めながら、それでも彼を抱く腕に力を込めた。
いいんだ。それでもいい。たとえ今は他の男の名を呼んでいようとも。
そう、彼はもういないのだから。彼がこの少年を守ってやる事はもうできないのだから。
だから。
だから、と、伊角は自分に言い聞かせるように言う。
「何も、おまえは何も思い煩らう事はない。俺が守ってやる。
誰にも、おまえを傷つけさせたりしない。
おまえを守れるのは俺だ。俺だけだ。だから、」
だから、他の男になどその身体を預けるな。
他の男におまえを抱かせるな。
おまえは俺のものだ。俺だけのものだ。
987学生さんは名前がない:03/06/04 17:37 ID:xbls7+qw
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>> 977-980


自分をだますのは案外簡単だった。
ヒカルはアキラに抱かれながら、佐為に感じていた。
アキラのもの静かでいて、どこか苛烈さも含んだ瞳の色は、思ったよりも
ずっと佐為に似ていた。
着痩せするのか、見るよりも実際に触れてみるとしっかりとした彼の体つきも、
それを手伝った。
ただ、その背に回した自分の腕に、長く艶やかな髪が絡まる感触がないことが
寂しかったけれど。
(おまえ、髪延ばせよ)
ヒカルは勝手なことを思った。
そして、何よりも決定的に違うのは、ヒカルの中に直接入り込んでいる、
あそこの形。
佐為のその体の線も、入ってくるモノの形もヒカルの体が一番よく覚えている。
だから、やっぱりアキラは佐為ではないのだと、ぼんやりと考える。
しかし、ただひたすらに佐為を求めるヒカルの体は、それさえ、佐為のもの
だとして、自分に思い込ませることに成功してた。
今日だけは、今だけは、幸せな夢をみていたいのだ。
喘ぎ声の合間に紛れて、ヒカルはアキラに懇願する。
「名前。名前、呼んで…」
姓ではなく、名前を。佐為が、かつてそうしていたように。


アキラがその背に腕を回して抱きしめると、普段の威勢のよさが信じられないぐらい
に、ヒカルは大人しく目を閉じた。
「喉、唇で……」
ヒカルの言う通り、喉に唇を押し当てた。それだけで閉じたまぶたが震えた。
「それで?」
「噛みながら、上に……」
熱のこもった、だが小さな声でつぶやくヒカルの言葉を受けて、アキラはその唇を、
その首の根元に近い位置からうなじのほうへとゆっくり這わせ、途中途中で軽く
歯をたてる。
ヒカルの臥せられた睫毛がわなないて、切なげな声が漏れる。
衣を脱がしてそのヒカルの肌の白さと柔らかさに驚いた。いつも着物からのぞく
腕や首が健康そうに淡く日に焼けていたから気付かなかった。自分も家にこもる
ことが多いせいか色は白いが、ヒカルの場合は日に焼けて普段目に見える部分
との差もあって、より白く感じる。
アキラの手は今、ヒカルの手に導かれ、その白い肌の上を這っていた。重ねられた
ヒカルの手の平は汗ばんで熱い。
背筋を丁寧にたどり、尻の谷間のギリギリまで侵入し、円みを帯びた臀部を手を
回すようにしてさする。
もっと優しくして欲しいというヒカルの要求に応えて、触れるか触れないかぐらいの
あやふやさで、その脇腹に手の平を往復させれば、それだけで、甘やかな声があがった。
ヒカルが、アキラを引き寄せるようにして、自ら体を後ろに倒した。
アキラもそれにならって、床に広がった衣の上に身を横たえるヒカルに体を重ねる。
ともすれば吹き飛びそうになる理性を必死にたぐり寄せ、『今の自分は佐為なのだ
から』と心に何度も言い聞かせながら、その皮膚に点々と口付けの後を残していく。
しかし、ヒカルが自ら手を伸ばし、アキラの着物をはだけさせてこちらの胸に唇を
押し付けてきた時には、その仕草のいとけないさに、さすがに我を忘れてむしゃぶり
つきそうになった。
その衝動をねじ伏せるように押さえ込んで、アキラはヒカルに言われるままに、組み
敷いた体に柔らかな愛撫を施し続ける。
ヒカルの手がアキラの腰に延び、その指貫を脱がせた。
自ら足を広げ、その間にアキラの体を導き入れて、アキラがかつて見たことない
ような、今にも泣きそうな顔で「来てよ」と訴える。
アキラは、固く反り返った自身の肉刀をその場所に添えたが、さすがに不安に
なって、ヒカルの顔を見ると、彼が小さく頷いた。
思い切って肉刀を突き入れた。
「あ…あぁぁっ!」
アキラに抱きしめられたヒカルの体が一気に収縮した。
入れられたそれだけで、ヒカルは精を放っていた。同時にきつく締め付けて
きたその肉の輪の感触に、アキラもまた、自分の中のものを放ってしまっていた。
早すぎる終わりにどうしたらいいのか戸惑うアキラにかまわず、ヒカルは肩で息を
つきながらも、腰をゆらして続きをねだる。
その動きに、アキラのそれはすぐに力を取り戻し、ヒカルの中で固く自己を主張
しだした。
まだやっと尖端の雁首が入っただけのそれを、アキラはゆっくりと奥に押し進める。
肉刀を押し包む、筋肉の甘い感触に眩暈がしそうだ。
味わうようにじっとしていると、ヒカルがアキラの肩を抱きしめて頭を寄せ、
耳元に囁いた。
「動いて。少しずつ」
なるべくヒカルの希望に添うように、アキラはまず、ゆるゆると小刻みに中の
自身を抽挿してみると、ヒカルの男根も、開放したばかりだというのに、まるで
そんなことはなかったかのように再びきつく立ち上がった。
力を得たアキラが肉刀を奥に押し込むたびに、中の媚肉がそれに応えるように
締め付け、飲み込む息とともに、ヒカルの喉が何度も笛のようなか細い悲鳴を
あげた。――甘い悲鳴だった。
一度だけ、アキラは近衛ヒカルが、こんな蠱惑的な声を上げるのをきいたことが
ある。あれは二年も前。
賀茂の屋敷で二人きりで夜を迎え、呪の念によって放たれた淫邪の蛇に襲われた
時だ。だが、あの時聞いたどこか悲痛な響きのあった声とは比べることも出来ない
ほどの艶が、その喘ぎにはあった。
アキラは徐々に、腰の押し出しを強め、より深くへとその体を貫いていく。
ヒカルの腕が、アキラの背で何かを探すように動いていた。
また、下肢は妖しく揺れている。
この段階では、既にああしろこうしろとアキラに指示するのもおっくうで、
ヒカルが自ら気持ちのよいところに当たるように腰を動かしているのがわかった。
「名前。名前、呼んで…」
ヒカルが薄く目を開けて、アキラを見ていた。
「ヒカル――」
「あ……」
名を呼べば、それでけで明らかに反応が違った。
「ヒカル」
「あ……あ……や……あっ……」
アキラがその内壁を突けば突くだけ、抑えきれないよがり声が、ポロポロとその
口からこぼれて落ちる。
睫毛を露に濡らしてヒカルは横を向くと、下に敷かれた衣の端を口に含んだ。
それで声は抑えられたが、目の前の白い首筋が波打つ様は、実際に声を耳にする
以上に、アキラの官能を刺激した。自然と、打ち付ける腰の動きは強く速くなる。
「んっ、んっ、んんっっ…、ん」
「ヒカル……」
「んっっ! んっ」
「ヒカル、ヒカル……!」
「ん…、ぅんんっっ、ん!んん!」
互いの実が限界を迎えて弾ける直前、唐突にヒカルはそれまできつく噛んでいた
布を放すと、強引な程の力でアキラの顔を引き寄せ、唇を重ねてきた。アキラも
夢中になって、その唇を吸い上げていた。
最初に頂点の地を踏んだのはアキラだ。
アキラが吐きだした樹液の熱さを中で受け止めて、ヒカルがその後を追った。
「ん―――っ!んっ!」
淫液がアキラの腹を濡らした。
ヒカルの体が足の爪先までつっぱって、腕の中から逃れそうになるのをアキラは
力を込めて抱き留める。
彼の口から上がった淫声を外に漏らすのがもったいないような気がして、
より唇の交わりを深くする。
自分の下で、ヒカルの体がゆっくりと力を失っていくのがわかった。
互いの胸の上下する速度が徐々に緩くなるのを待って、アキラは重ねたまま
だった唇を放した。
そのまま、体を起こし、ヒカルの中から出ていこうとすると、当のヒカルが、
掠れた声でそれを押しとどめた。
「やだ、まだ……中にいて……」
どうしたら、彼のそんな願いに逆らえるというのか?
アキラはもう一度、ヒカルの体を抱きしめ直す。
心地良さそうな溜め息が、ヒカルの唇から洩れたのを聞いた。


ヒカルは夢心地の中にいた。
あの伊角に触れられた夜以来、快楽をもとめて泣いていた体も、今は静かだ。
手を延ばせばそこに人肌の温もりがある。
ただ、快楽が与えられただけではない。体だけでなく、気持ちも温かさで
いっぱいになるような、この感覚こそ、ヒカルが欲しかったものだった。
体を離そうとしたアキラを押しとどめて、その温もりの名残をおしんだ。
まだ、感じさせておいて欲しかったのだ。
すでに陽は落ちて、碁会所の中は暗く、相手の顔を見分けることも困難だ。
だが、今はそれでいい。
やがてアキラがそろそろと身を起こし、ヒカルの中から出ていくのを、
ウトウトとしながら感じる。
絹ずれの音がして、アキラが身支度を整える気配の後、目を閉じて寝たふりを
しているヒカルの体に、ふわりと着物がかけられた。
それから、かすかに木の軋む音がして、彼が出ていったのがわかる。
静かで、そして、幸せだった。
口の中で、もういない人の名を呼んで、ヒカルは体にかけられた着物を顎の
辺りまでまでひっぱり上げた。
ヒカルの鼻をつんと、菊の香の匂いがついたのはきっと気のせいだろう。
気のせいでもいい。
それが偽りのものだとしても、今はその心地よさに身を浸していたかった。


アキラは人気のない自分の屋敷に帰り着いて、文机の上に突っ伏した。
ずっと、ヒカルの事が好きだった。だが、そこに肉欲がともなっていたかと
いうと自分でもよくわからない。元々、閨事に疎い自分は、彼と世間話をして
いれば充分に満足だったし、まったく彼の肌に触れたくなかったかと言えば嘘
になるが、でも、彼が自分のものにならなくても、こちらに笑いかけてくれる
なら、それでいいような気もしていた。
だから、今日はじめて彼の体を手にした時も、彼を抱けるのだという降ってわいた
幸運に喜ぶよりも先に、自分に佐為の変わりが務まるだろうかという緊張が心を
支配した。
だが、一度触れてしまえば、それが自分自身に対するごまかしでしかなかったと
考えずにはいられない。
――まるで甘露で満たした瓶の中に身を沈めているようだった。
普段、自分の前で意地をはってみせる風情のかけらもなく乱れるヒカルの姿に
心を奪われた。
こんなにどこもかしこも感じやすい彼の体に驚き、捕らわれた。
昔、同じように体を穿たれて乱れたヒカルを、アキラは知っている。
しかし、二年前に聞いた彼の声は、あれほどにこちらの胸を焦がしたろうか?
下肢はあれほど、淫らに動いたろうか?
あの忌まわしい夜の思い出の中のヒカルは、その時、自分は何も出来なかったと
いう後悔の念とともに、何処までも痛々しいものとしてアキラの脳裏に刻み付け
られていたが、今日の彼は、自分の腕の内で積極的に快楽の沼に身を投げ出し、
全身でそれを享受しようとしていた。
受け止めるだけではない。能動的にアキラを引き寄せ、耳や胸を軽く噛んだりも
した。
誰が、こんな彼を作り出したのだろう。
そんなことは考えなくてもわかっている。
今は姿を消した、あの美しい人が、ヒカルをあんな風にしたのだ。
以前の自分なら、ヒカルと彼の閨事など想像したこともなかった。
そもそも、その手のことに想像するための知識が圧倒的に不足していた。
だが、今はそれがどんなだったか、自分は知っている。
他ならぬヒカルが教えてくれたのだ。この手を導き、唇をふさいで。
なまじ、藤原佐為とも親交が深かっただけに始末が悪かった。
目を閉じれば、あの白い腕がヒカルの腰をまさぐるさまを想像してしまう。
かの人がどうやってあの体を貫き、ヒカルがどうそれに応えたか、まぶたの
裏に思い描いてしまう。
優しげで落ち着いた声が「ヒカル」と名を呼び、ヒカルがそれに嬌声で答える。
文机に伏したまま、アキラはその光景を打ち消そうと、髪をかきむしった。
その夜、アキラの心を満たしたのは、想い人をはじめて抱いた満足感などでは
なかった。
身を焦がすような嫉妬だったのである。


995学生さんは名前がない:03/06/04 22:58 ID:xbls7+qw
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996学生さんは名前がない:03/06/04 22:58 ID:xbls7+qw
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997学生さんは名前がない:03/06/04 22:59 ID:xbls7+qw
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998学生さんは名前がない:03/06/04 22:59 ID:xbls7+qw
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1000学生さんは名前がない:03/06/04 23:00 ID:xbls7+qw
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