さて、そろそろアニメの様な出会いがあるはずだが…

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342学生さんは名前がない
「うー・・・と、届かない・・・」
「君、どうしたの?」
「あ!えっとその、私背が低いからあの本に手が届かなくて・
・・」
「俺が取ってあげるよ。これでいいの?」
「えっと、その右のやつです」
「え?君こんな難しい本読むの?」
「は、はい。やっぱり、変ですか?」
「全然変じゃないよ。この人の本なら、俺全部揃えてるよ。」
「すごーい!ホントですか!」
「あはは、俺んちすぐそこだから何なら遊びに来てもいいよ。
ボロアパートだけど。」
「わーい!ありがとう、お兄ちゃん!」
「お兄ちゃん?」
「ご、ごめんなさい。私ったら慣れ慣れしかったですね・・・

「あはは、全然かまわないよ。ちょっとビックリしただけ。お
兄ちゃんて呼んでくれたほうが嬉しいくらい。」
「う、うん!お兄ちゃん、大好きっ!(抱きっ)」
それからというもの少女は毎日のように俺のウチに遊びに来る
ようになった。
狭い部屋に二人きりなので、ドキッとするようなシチュエーシ
ョンになったこともあった。
いかん、何考えてんだ俺は。こんな幼い子に・・・