●おまえら男ならヒカルたんハァハァだよな?Part29○
どぞ。
ログが流れたら再うpするんでいつでもいってくだせぇ
>939
2197の声はまんまヒカルたんかとオモタ。
ああ!まだ開店してない
勝手に店を開けたら、
タイ━━━━||Φ|(|゚|∀|゚|)|Φ||━━━━ホ!!!!!!されてしまうか!?
>938
ありがとう!すげー(;´Д`)ハァハァしたよ
オレも熱くマスター待ちなんだが…マスターの負担になっちまうのもナ。
店先で一杯やってても許してくれるだろうか…
いや、きっと可愛い喘ぎつきで不遜なコメントをよこしてくれるに違いない!
マスター、これリクエスト!オレリク!(;´Д`)ハァハァ
│
│ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ '| _____
│ | | |゚ バー ゚|
│ | | |。 ヤマネコ 。|
│ |,o |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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│______,|______,|_ ____
 ̄ \ ジャアカイテンスルカ
_________________l ̄ ̄ ̄''l 〃ヾ▼
__|____,|__|______| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l (゚ー゚*)
_|__|__|__|___._| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l ,OO_ |
__|__|__|__,,_| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l l|__|,l
"""''' """'''~"""'''""'''"""'''"" し'`J'""'''"""'''
ゝ;;;ヾ イラッシャイマセーヒサシブリダナ♪
((;;;::(())________ / 〃ヾ▼
ヾ;i| / (゚▽゚*)
|;;i| / / ,O っ日
l二二l / / | |〜
i;;;;;;;;i /  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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┬┐
┷,,|
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| バーヤマネコメニュー
. ▼〃ヾ / ・ヤマネコショウセツ
(,,゚▽゚)⊃ ・1000ゲトガッセン
〜/U /
. U U  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
オマイラ、オレノコエデズイブン(;´Д`)ハァハァシタヨウダナァ
〃ヾ▼
⊂(゚▽゚ *)つ-、
/// /_::/:::/
|:::|/⊂ヽノ|:::|/」
/ ̄ ̄旦 ̄ ̄ ̄/|
/______/
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マ・ス・ター♪
特製カクテル「ヒカルたんの吐息」、最高に(゚д゚)ウマー!
∧_∧
(* ´Д`)
初摘み・・・
確認のためpart27読み返していたんだが・・・
何かおかしいな・・・?と思ったら、一話抜けていたよ。スマン。
part27、969と972の間に入れておいてください。
9回目
〜〜〜〜〜〜〜〜
一人取り残されて、ヒカルは途方に暮れた。
「ひでえよ…オレ、なんにもわからねえのに…」
二つ並べてのべられた布団が、妙に生々しい。心細かった。
寝てればいいのか、座っていればいいのか…。ヒカルは、布団の前で悩んでしまった。
アキラに声をかけられるまで、三十分以上もそこでぼんやりと突っ立っていたのだ。
「塔矢…」
不覚にも涙がでてしまった。こんなことで、泣いてしまうなんて情けない。
「進藤?どうしたんだ?」
アキラが、頬に触れた。掌の熱が、ヒカルに伝わる。その身体からは、自分と同じ匂いがする。
それだけで、アキラと一つになれたような気がした。
強くアキラにしがみついた。
「塔矢…!」
言葉が出てこなかった。本当は、自分もずっと待っていたような気がする。
ヒカルは、初めて自分からキスを与えた。
突然、アキラがヒカルから指を引き抜いた。ヒカルは、安堵した。まだ、身体に痺れるような
快感が残っている。ヒカルのペニスは再び熱を持っていたが、あのまま続けられたら、
頭がおかしくなってしまいそうだった。ヒカルにとっては、そっちの方が怖かった。
だが、安心できたのは、ほんの僅かな間のことだった。ヒカルの太股を大きく左右に割り開き、
アキラが、もっと堅くて熱いモノを押しつけてきたからだ。ヒカルの身体は、緊張した。
すぐにアキラの意図がわかった。
「イヤだ…怖いよ…」
アキラに泣いて懇願した。何度も何度もイヤだと言った。アキラがヒカルの頭を撫でた。
「力抜いて…進藤…」
その言葉を聞いて、ますます硬直した。アキラは止めてくれるつもりはないのだ。
長い睫毛を涙に濡らすその瞳に、アキラが小さく溜息を吐いた。そして、全身を
強張らせているヒカルの胸に唇を落とす。
「あ……」
弱いところを責められて、力が抜けた。甘い声が唇から漏れる。
「くぅん…」
子犬のような吐息が鼻から抜けた。
すかさずアキラが、ヒカルの身体に覆い被さってきた。片手で腰をすくい上げ、
身体を密着させる。
「や、あああああ――――――――!!!」
身体を引き裂かれるような激痛が走った。
「進藤…」
アキラがあやすように、キスを繰り返した。
「痛い…!放して…許してよぉ………」
背中を仰け反らせて、アキラから離れようとするヒカルを強く抱きしめる。そのまま、
少しずつ腰を進めた。完全に埋めずに浅い部分で一旦止めた後、ヒカルが落ち着くまでずっと髪を撫で続けた。
「うぅ……痛い…痛いよ…」
ヒカルのすすり泣きに、胸が痛んだ。だが、それ以上にヒカルを手に入れた喜びの方が
大きかった。ヒカルの中にいると思うだけで、弾けてしまいそうだった。
ゆっくりと腰を揺すった。ヒカルが「ひっ…!」と、小さく息を呑む音が聞こえた。
「いや…やだ、動くな…痛い…!」
「ゴメン…我慢して…」
泣きわめくヒカルを抱きしめた。自分から逃げていかないように、しっかりとつなぎ止める。
「う…くぅ…進藤…」
ヒカルの中は、狭く熱くアキラを芯から痺れさせた。ヒカルは、青ざめた顔で唇を震わせて
いる。もう、泣くことさえも出来ないようだった。
ヒカルは、アキラとセックスをするということをもっと簡単に考えていた。知識と
想像力が現実に追いつかなかったのだ。こんなに辛くて苦しいものだとは思いもしなかった。
――――――痛いよ…早く、抜いてくれよぉ
アキラの動きは緩慢で、ヒカルに無理をさせないように気遣っていた。それでも、ヒカルに
とっては痛いばかりで、みんなが言うようにちっとも気持ちよくならない。男女の違いを
差し引いてもコレはあんまりだ。
――――――塔矢なんか嫌いだ!オレがこんなに痛いって……やめてって頼んでるのに…
「うぅ…」
ヒカルを抱きしめるアキラの肩口に思い切り噛みついた。自分に痛い思いをさせる
アキラへの仕返しだった。アキラが少し眉を顰めた。だが、彼は怒る代わりに、ヒカルの
涙の溜まった目尻に口づけをした。ヒカルの子供っぽい意地がアキラには可愛らしく
映ったようだ。緩やかに腰を揺すりながら、ヒカルの髪や首筋に唇を落とす。
ヒクッとヒカルがしゃくり上げた。身体を奇妙な感覚が通り過ぎた。さっき、指を
入れられていた時に感じたあの感覚だ。
「あ…え…?」
ヒカルは狼狽えた。疼痛の中に、微かに混じる甘い痺れ。それが何なのかを確認する暇もなく、
アキラに何度も身体を揺さぶられた。
アキラもヒカルの変化に気がついていた。苦痛を訴えていた唇から、熱い息が吐かれ、
アキラの肌を掠めた。大きな瞳は相変わらず、涙で濡れていたが、目元から頬にかけて
ほんのりと薄桃色に染まっていた。
書き忘れていた949は、15回目だ。
山猫やっと来たーーーーーーーーーーーー!
ああっヒカルたん! ついに、ついにヒカルたんの処女菊が… つД`)
このバカ先生! おまいの止まらない気持ちは分からんでもないが、
初めてなんだからもっとじっくりゆっくり気持ちよくさせてやらんかい!
でも痛がるヒカルたんにも(;´Д`)ハァハァ
これ読む前に、前回の話を特別編集ヒカルたんボイスを聴きながら
復習したらこれが実に(゚Д゚)ウマーでした。
初摘み
∧∧ ∧∧
キタ━━━━ (*゚∀゚) (∀゚*)━━━━━━!!!!!!!!!!!!
彡 ⊂ つ⊂ つ ミ
(( ⊂、 / \ 〜つ ))
ミ ∪ ≡ U′ 彡
ヤマネコ、久々の気がするよ。
今夜はヒカルたんの喘ぎ声でみんな(;´Д`)ハァハァだが、
開発前の初心いヒカルたんもイイもんだ。どんどん感じさせてやってくりぃ(;´Д`)ハァハァハァハァ
痛い痛いと泣き叫ぶヒカルたん。
気持ちよくなってきたヒカルたん。
(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ
ヒカルたんボイス、消えてる…。
再うpきぼんぬ。あああああ聞きてぇよーーーー!!!!
>955
うpしたよ。最初とは違ううpろだ使用したんで、part30で見てくれ。
今回はへたれさんは来ないんだろうか。
…来てくれ〜
オレのヒカルタンボイス2404までしかない・・・
壊れてる――――――――!?最後の一声が・・・
どんな(;´Д`)ハァハァボイスだったんだ・・・(;´Д`)ハァハァ
続き
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
アキラは先程と同じくゆっくりとした動きで、ヒカルを翻弄し続けた。ヒカルは戸惑っていた。
さっきまでは、痛くて…怖くて…早く終わって欲しいとばかり願っていた。それが今は…。
―――――どうしちゃったんだろ…何かヘンだよ…モヤモヤする…
アキラがヒカルの中を擦り上げる度、下半身から身体が震えるような感覚が沸き上がって
切ないようなもどかしいような気持ちになる。
堪えきれずアキラの首にしがみついた。無意識に自分から腰をすりつける。
「あ…はぁ――」
まるで、アキラの緩やかな動きでは物足りないと言わんばかりだ。痛みと恐怖からすっかり
縮こまっていたペニスは、ヒカルが既に快感の嵐の中を漂っていることを伝えていた。
勃ちあがった先端が、アキラの腹にこすりつけられ、それがまたヒカルに別の快楽を与えていた。
「…ん、あ、あぁ――――――」
一際高い悲鳴が上げ、ヒカルは、自分とアキラの胸や腹を汚してしまった。
頭の中が真っ白で、何も考えられなかった。アキラを抱きしめていた腕が静かに落ちた。
ヒカルの身体が弛緩するのを見届けると、アキラは改めて自分を完全に埋め込んだ。
華奢な身体が腕の中で、ピクリと震えた。
「あ、あ…」
最初はゆっくりと、そして徐々に動きを早くした。
ヒカルの身体が反り返り、アキラを強く締め付けた。
「や…やだ…うぅ…ん…」
先刻とはうって変わった激しさに、ヒカルは呻いた。身体を捩って、アキラから逃れようと
する。もちろん、それを許すわけがなかった。逸らせた顔を自分の方に向け、腰を抱き寄せた。
ヒカルが潤んだ瞳で切なげにアキラを見つめた。
アキラはずっと我慢していたのだ。本当は、ヒカルの中に入れた瞬間から、メチャクチャに
突き上げ、ヒカルの身体を存分に味わい尽くしたかった。この数ヶ月夢にまで見た瞬間だ。
だけど、ヒカルにこういう経験がないことがわかっていたから、出来るだけ優しくしたかった。
「とうや…とうや…」
ヒカルが哀願するように、自分の名を呼ぶ。苦しげに喘いでいた。そんなヒカルを宥める
余裕さえもうない。
「あぁ、あ、あ、とうや…」
甘い声がさらに煽る。激しく揺さぶった。
「はぁ…はぁ…いや…いやだぁ…」
イヤだと可愛い声で啼くヒカルを思い切り強く抱いた。
大きな瞳がさらに大きく見開かれ、ヒカルは身体を痙攣させた。アキラは、ヒカルを抱く
腕に力を込めると、そのままヒカルの上に倒れ込んだ。
アキラが後ろからヒカルを抱きしめた。
「進藤?どうしてこっちむかないの?」
ヒカルの耳元に囁きかける。ヒカルはアキラを無視した。恥ずかしくて、とてもじゃないが
まともにアキラの顔を見られない。だって、まだ灯りは灯されたままだ。
あの後、アキラはヒカルの中に何度か精液をそそぎ込んだ。ヒカルは、それを受け入れた。
最初は訳のわからないうちに、それから後は、快感の中自分から強請ったような気がする。
嵐が過ぎた後、放心状態のヒカルをアキラはキレイにしてくれた。自分の放ったもので
汚れた胸や、腹……。それから、ヒカルの中に残ったアキラの名残…。指を入れられて、
掻き出された。羞恥のあまり泣き出したヒカルを宥めながらも、アキラはその行為を
止めてはくれなかった。
「残ったままだと大変なんだよ……」
そう言われた。何がどう大変なのかをヒカルはすぐに理解した。少し、残っていたらしい。
この様に、とにかくヒカルにとっては、顔から火が出そうなくらい恥ずかしい出来事の連続だった。
アキラに背中を見せたまま眠ったふりをした。
「…!や…やめろよ!」
アキラがヒカルの胸を弄り始めたのだ。ヒカルは堪らず、アキラを振り返った。
「やっぱり起きてた。」
悪戯っぽく笑って、ヒカルの鼻先にチュッとキスをした。
アキラはヒカルの身体を自分の方に向けると、あらためてヒカルを抱いた。ヒカルの
頭を自分の胸に押しつけるようにして、掻き抱く。ヒカルは、アキラを上目遣いにちょっと
見て、それからアキラの胸に顔を埋めて小さな声で訊ねた。
「あの…あのさぁ…塔矢…」
――――――オマエ、初めてじゃないよな?
「ん?」
アキラが顔を覗き込む。ヒカルが可愛くてしょうがないという顔だ。優しい目で見つめられて
ヒカルは口ごもった。
「……何でもない…」
気になるけど…何だか、それを訊くのはルール違反のような気がする。
――――――でも、今はオレのものだよな?
ヒカルは、アキラの胸に顔をすりつけて、その背中に腕をまわした。
「初めてだよ…」
ヒカルが顔を上げた。どうしてわかったんだろうか?
「本当に好きな人とは初めて…」
そう言って、アキラはヒカルにキスをした。
それって初めてじゃないじゃん―――――と、言いたかったが、『好き』という言葉が
とても嬉しかったので、アキラに大人しく抱かれていた。
ヒカルは、初めてが好きな人だった。
――――――また、しような…塔矢
ヒカルはいつの間にか、アキラの腕の中で眠ってしまった。
おわり
初摘みキタ━━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━━!!!!!!
(;´Д`)ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ
可愛い喘ぎ声がとても生々しい。(・∀・)イイ!!
2404の後は2407,2414だよ。
無いのならでかいやつにうpしようか?
2414はまさにヒカルたんがイった後の
満足した喘ぎ声だぞ(;´Д`)ハァハァ
お願いします。
その二声だけでいいので・・・
(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ
>964
いつも(;´Д`)ハァハァ小説ありがとんなのだ。
ありがと――――――――――!
(;´Д`)ハァハァしたよ。
「いやぁ―、いやぁぁん!」ヒカルタンがこんな声で(;´Д`)ハァハァ
「あぁぁ・・・あ・・・ん・・・」ヒカルタン(;´Д`)ハァハァ
誰に言わされているんだ・・・
初摘みヤターーーー(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ
かわいいかわいいヒカルたん
こんなふうに初めてのエチーに頬をそめてはじらう清純ヒカルたんと
自分からおねだりしてお口でご奉仕する超インラーンなヒカルたんのふたりが
脳内でさざめきあう自分。
でもどっちも(;´Д`)ハァハァ 若先生達も同じこころもちだろうか…。
初摘みラストキタ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!!
交際たん乙!
今回は山猫に辿り付くまで大変だったなー。ラストまで書き続けてくれてありがとう!
また他の話の続きも楽しみに待ってるよ!
祭りに乗じてオレは逃げるけど、最後にこれだけ言わせてくれ。
ヒカルたん、君が幸せならオレは何も言わない・・・言わないけど・・・
ゴラおかっぱァッ!! やっぱ羨ましくてムカつくんじゃァァァァァァァァァッ!!!
>968
・・・・・・お・・・おまいは、まさか!?
(゚Д゚)ゴルァ!! 逃げるんじゃねえよ!
とか、書いていたらバレキタ━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
でも、オレはリタイヤだぜ・・・おやすみヒカルタン今週もキュートだったよ。
目が覚めたとき、ヒカルは自分の部屋の中にいた。緒方が部屋まで運んでくれたのを
うっすらと憶えている。ゆっくりと階段を下りて、居間に入る。
「ヒカル、起きたの?」
母が声をかけてきた。お腹はすいていないかとか、あまり他人に迷惑をかけてはいけないとか、
緒方先生が若くてかっこいいので驚いたとか矢継ぎ早に言われた。
母の屈託のない言葉は、ヒカルに何となく安らぎを与えた。いつもと同じ。何も変わったことなどない。
あの日、家を出た後の続きがここにある。
―――――何にもなかった…オレは…すぐに家に戻った…
そう思いたかった。でも、現実はヒカルの心を裏切り続けた。身体のだるさや、胸のむかつきが
あれが夢などではないということを、ヒカルに突きつける。
「そうそう、塔矢君が来たわよ。お母さん何度も携帯に電話したのに…」
母の言葉にどう答えようかと思った。ヒカルは、携帯をなくしたとウソをついた。どこに
あるのかはわかっている。でも、取りにはいけない。
「もうなくしたの?まだ、一週間もたっていないのよ?」
「……ゴメン…」
母親はまだ何か言いたげだったが、ヒカルのあまりの顔色の悪さに話を打ち切った。
「緒方先生が、風邪をひいたらしいって言ってたわね。薬飲んだの?」
ヒカルは曖昧に頷いた。風邪薬で治るとは思えない。緒方も適当な言い訳を思いつかなかったのだろう。
自分が直接聞かれても、お腹を壊したとか、風邪ひいたぐらいしか言えない。
後で、アキラに電話をしておくようにと母は言ったが、出来るわけもなかった。それが
出来るなら逃げ回ったりしない。
ヒカルのために、母がお粥を作ってくれたが、一口も食べることが出来なかった。喉の
奥に石を詰め込まれているような感じがして…口に含んでもどうしても飲み込めなかった。
部屋に戻ると、チェストの上のぬいぐるみと花火が目に入った。ヒカルはまとめて
ゴミ箱に突っ込んだ。だが、気になって何度も何度もそちらを見てしまう。
結局、ヒカルは溜息を吐きながら、それを拾い上げた。捨てることもできず、かといって
見ているのも辛い。紙袋に詰め込んで、ベッドの下に押し込んだ。取り敢えず、目の前からは
消えた。
ベッドの中に潜り込んで、今日のことを思い出す。
――――オレに気づかずに通り過ぎてったな……塔矢…。
ヘンなの…自分で隠れておいて…見つけてもらえなかったからって、傷つくなんて
あまりにも自分勝手だ……。
ホントは…ホントは…気づいて欲しかった…。抱きしめて欲しかった。
「塔矢…塔矢…」
自分で自分を抱きしめた。余計に寂しさが募る。昨夜は、緒方が抱いていてくれた。
「…い…佐為…」
名前を呼んだ。いつも、呼びたくて、でもずっと我慢していた人の名を…。
ベッドの中から、飛び出して、机の中を滅茶苦茶にかき回した。捜し物はすぐに見つかった。
「よかった…これだけはなくさずにすんだ…」
表紙の花をそっと何度も撫でた。大事に胸に抱えて、布団にくるまった。
―――――でてきて…もう一度…
その日から、ヒカルはほとんどの時間を眠って過ごした。食事もほとんどとらない息子を
心配して両親が代わる代わる様子を窺いに来る。医者に行こうと言う二人に、ヒカルは
イヤだと言い続けた。身体の痣はまだ消えていない。風呂に入る度に、嫌でもそれが目にはいる。それを見ると、あの時の恐怖が蘇り、ヒカルを酷く苦しめた。
せめて食事だけはとって欲しいと懇願されて、無理やり口に入れたが、結局、後で全部
もどしてしまった。
ものを食べることが出来ないので、身体が言うことをきかない。碁石にも何日触れて
いないのだろうか……。胸が疼いた。
あれから、緒方が何度か電話をくれた。内容はいつも同じ。
「大丈夫か?」「食事をとっているか?」
ヒカルの返事もいつも同じだった。
「うん。大丈夫。」
緒方がその答えを信じたかどうかはわからない。
アキラからの連絡はなかった。もしかしたら、ヒカルが電話をしなかったので、怒って
いるのかもしれない。例え、アキラから電話があったとしてもそれに出るつもりはなかった。
それなのに、電話を気にしている自分がいた。本当に、勝手だ。
小さく溜息をつく。ヒカルは静かに目を閉じて、また眠りへ落ちていった。
他の山猫さん来ネエのかな・・・
オレ、待ちくたびれたよ。
日記続きkitaaaaaaa━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!!!!!!!!!
山猫さんたちは自主的にやってくるんだから、交際たんは気にしなくていい
前スレで初めて山猫バーを貼ったら交際たんが来てくれて嬉しかったよ
光彩の時からずっとハァハァさせてくれててありが豚
ほかの山猫さんも通りすがってくれるといいな…
975 :
学生さんは名前がない:02/11/13 01:12
976 :
学生さんは名前がない:02/11/13 01:14
ひさびさ日記キタ━━━ヽ(゚∀゚)ノ━ヽ(゚∀゚)ノ━━━ヨ!!!!
へ ) ( へ
> <
ヒカルたん、辛そうで見てられんな・・・。
誰か早く傷ついたヒカルたんの心を癒してやってくれ!
しかし献身オガたんが男を上げる一方、
トーマス!! てめぇはどこで何やってんだゴルァ!!!ヽ(`Д´)ノ
>973-974
近々、イブンたんが連載開始予定。と勝手に予告してみる。
最近、山猫自体潰れることが多かったからなぁ。
そんなこんなで書く気がそがれてしまったのじゃないか?
その気になったらまた来てくれるさ。
日記だ日記だ(n‘∀‘)ηヒャッホー!かなりいい位置キープしとる緒方が気になるぞ。
オレもそーとー待ってる、山猫さん達。…忙しいパパまでとっ捕まえてリクったし…(w
でも負担になっちゃつまらんので、是非気の向いた時にいきなり投げ与えて欲しいよ。
>交際たん
最近すぐに潰れがちな山猫に交際たんの書く可憐なヒカルたんを見つけて(;´Д`)ハァハァするのが習慣化してたんだが、
近々復帰するつもりだ。枯れ木も山の賑わいっていうしな。
いつもいつも萌えさせてくれてありがトン。
あれ、秘糸2は山猫だったっけ?それとも新作がくるのか?
どっちでもいいや、待ってまつ。
とある職人でつが、一週間離れている間に、スレは二つも進んでいるし、プチは板移動……。
今浦島の状態で、小説書けるのは来週になりそうでつ。
でも、間あきすぎて、いまさら続き書くのも間抜けかもしれん……。
>>981 ダメだ!書くんだ!書きやがれ!待っているんだからな!
いや、書いてください。お願いします。
眠りから覚めて、何となく机の方に目をやった。瑠璃色の固まりがぼんやりとした視界
一杯に広がる。
「……?リンドウ…?」
一瞬あの花が戻ってきたのかと思った。が、その花は花瓶に生けられていた。ヒカルの花
ではない。
階段をゆっくり降りて、台所の母に声をかけた。
「ねえ、お母さんあの花どうしたの?」
「塔矢君がお見舞いに来てくれたのよ。」
思いもかけない言葉に、心臓が止まるかと思った。
「な…なんで…塔矢が…?」
ヒカルは狼狽えた。自分が眠っている間に、アキラが来た!?もしかして、こんな自分を
見られたのだろうか?
「ほら、この前お仕事おやすみさせてもらったでしょう?棋院で聞いてきたらしいわ。」
「………」
何を言っていいのかわからない。
「ヒカルが眠っているからって遠慮して、上がらずに帰ってしまったの。」
遠慮しなくてもいいのにねと、母は少し不満そうに言った。
嬉しい。すごくすごく嬉しい。アキラが来てくれた。でも、逢えなかった。逢わなくて
よかった。泣いてしまいそうだ。
――――泣いちゃダメだ…お母さんが心配する…
唇を噛んでぐっと涙を堪えた。
母が冷蔵庫から、半分に切ったスイカを取りだした。よく熟れて甘そうだ。
「これも塔矢君からのお見舞いよ。よく冷えているわ。食べるでしょう?」
母の表情は不安に揺れていた。無理に明るく言ってはいるが、ヒカルのことで相当神経を
すり減らしている。
「……うん…」
ヒカルが頷くと、母は顔がパッと輝いた。
スイカは甘く、瑞々しくて、乾いたヒカルの身体に染み通っていく。久々に口にした
優しい甘さだった。口の中で簡単に崩れるのが、今のヒカルにはありがたい。だが、
それすらヒカルは数口しか食べられなかった。
「もう食べないの?」
「………」
不安げな口調に、さらに少し、口に運んだ。心配そうにヒカルを見つめながら、躊躇うように
母が切り出した。
「今度の対局はどうするの?おやすみさせてもらう?」
「………行く……」
手合いを休むなんて考えてもいなかった。それに、棋院に行けばアキラに逢える。遅刻
スレスレに行って、すぐに帰れば……。少しだけでも、アキラの顔を見ることが出来る。
――――――少しだけ…少しだけだから……
なかなか来ないヒカルにアキラは焦れていた。
――――――もう始まるって言うのに…
ヒカルが病気なのは知っている。ひょっとしたら、今日は来ないのかもしれない。
皆が席に着き始める。アキラも仕方なく自分の席に着いた。それでも、何度も入り口に
目をやってしまう。
開始の知らせのほんの直前に、ゆっくりと入ってきた人影にアキラはホッと安堵の息を
ついた。が、待ち人の姿をあらためて見て、愕然とした。
あれが進藤!?―――――信じられなかった。顔は、白蝋のように白く、血の気がない。
ただでさえ華奢な身体は、ほんの少し触れただけで簡単に壊れてしまいそうなくらいだ。
ほんの数日前に会ったときは、ヒカルは太陽を存分に浴びて夏そのもののような輝きを
放っていた。元気な声で、「塔矢」と自分の名を呼んでくれた。
対局中だというのに、アキラは動揺していた。落ち着こうとしても出来ない。あんな
ヒカルの姿を見て、どうやって冷静になれるというのだ。
あの時、どうしてヒカルの様子を見なかったのか…!悔やんでも悔やみきれない。
眠っているヒカルを起こしたくなくて、玄関先で見舞いだけ渡して帰った。本当は、
逢いたくて仕方がなかったのに…。
アキラは、時間ばかりを気にしていた。今すぐ、立ち上がって、ヒカルを連れて帰りたかった。
986 :
当ほもスレ住人のHNさらし上げ:02/11/15 00:01
age
hossyu