●おまえら男ならヒカルたんハァハァだよな?Part19○
72の初体験は、荒らしに翻弄されて本来の自由気ままさ、大胆さが
出ていないようだ。
>ボクは、進藤と自分の明るい未来のために、頑張ろうと思った。
「思う」を安易に使用してはいけない。この場合何らかの出来事が
主体の感情の変化を生み出したわけであるから、その動機が必要。
倒置であれ、接続詞の代用であれ、ここでは必ずそう思った動機が
必要。思う、頑張る、と抽象論を持ち出した以上、何らかの形で
その詳細を暗示するなりせねば小説とはいえない。せめて「なには
ともあれ」などと、逃げないと文頭から駄文を晒し、読者の興味を
冴えさせるはずだ。
>テクを磨こうと決心したのは良かったが、生憎、その相手が見つからない。
和谷はあれ以来、ボクの顔を見ると、真っ青になって大慌てで逃げてしまう。
何が良かったの?「その」は元来不要。前のテクが不細工。どのテクか説明する。
「逃げてしまう」という文学作品を見たことがありますか。「あの日以来逃げる
ようになった。」という形でないと、主体の後悔の念は表せない。中途半端に
砕けたカジュアルな文章を目指しているのかもしれないが、作者である君が
この話を読んで素直に面白いと思えなければ、他の誰も面白いとはいわないだろう。
逆に文体、文構成、表現に綻びを感じれられないようでは、コミュニケーション
能力を疑うしかない。