★★☆東京理科大学 Part3☆★★

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372留年人
現在20歳の東京理科大学1年原級生です。
自分で言うのも何だけど、予備校での浪人時代は滅茶苦茶勉強したよ。
センター5教科の英、国、数、物、化、現社・・・本当勉強した。
でも予備校では友達が作れずずうっと独りぼっちだった。
大学に入るまでの我慢だって自分に言い聞かせた。
「♪人生まだまだこれからさ〜」って歌聴くとこの頃を思い出すなあ。
でも入試シーズンに風邪ひいちゃって結局第一志望の大学落ちて今の大学に行くことになった。
そんな俺だけど、去年の春先はすごく期待してたんだ。
まだ一度も彼女できたことなかったから、サークルとかコンパとかで彼女作ったり、友達と腹がよじれるほど笑いあったり・・・
夢みたいな4年間が送れるって・・・
大学受かってから入学式まで間があったから「ホットドックプレス」の「これでキミも彼女が作れる!」の特集読んで夢が膨らんだよ。
入学式の前日なんて心臓がドキドキしてなかなか寝られなかった。
そして大学生活スタート・・・
みんな俺より洗練されてるって感じだった。茶髪とかピアスとか、何か派手だった。
サークル勧誘は俺には声がかからない。テニスサークルの説明会の看板見つけて、その教室の前まで来たけど、俺テニスやったことないし、球技全くダメだし、
そんな俺がテニスサークルなんて・・・と思うと、もうその教室は入れなかった。教室にいたサークルの人が怪訝そうな顔でこっちを見ていた。
他にもいろいろサークル見回ったけど、肝心なところで声を掛けてみる勇気がなかった。教室やサークル棟の前までいけても中に入る勇気がなかった。
しょうがないのでサークルは諦めて、講義で彼女を作ろうとした。とりあえず隣に座ってたカワイイ女の子を見つけたので「どこから来てるの?」と本当勇気を振り絞って声を掛けてみたんだ。
俺女の子に声を掛けるなんて生まれて初めてだったから、声が裏返ってしまったのが自分でもわかった。
そうしたらその彼女、俺のことを不審者と思ったのか、隣の彼氏らしき男に目で合図して・・・その子一人で座ってると思ってたのに・・・「誰だ?てめえは!」ってその彼氏のドスのきいた声が教室中に響いたんだ。
「コイツ知ってる?」「知らない」なんて会話がボソボソ声なんだけど周囲に聞こえる声で、みんなこっちを向いてるんだよ。
俺もう半泣きで教室を出たよ。
次の日の必修科目もその彼女と同じクラスで、彼女が五人ほど友達と固まって座ってた。俺が教室に入ると急に笑い出したんだよ。
「キャハハ」「何がおかしいのよぉ〜」「失礼よ〜」
俺は教室に入る先生とすれ違いでまた教室を飛び出した。結局それ以来学校へ入ってない。
ただ前期試験が一応気になっていたので学校にいったら試験の掲示がしてあって、とりあえず般教でとれそうな科目だけ四単位とった。
必修科目はどうせ出来ないし、もう中退するしかないかなあと思った。
バイトも引っ越しのバイトで怒鳴られるし一日でやめたし、マクドナルドのバイトも、日雇いの登録制のバイトも3日も長続きしない。
バイトは男ばかりで、彼女どころか女の子の友達も出来ないし、怒鳴られてばかりだし、もうやだよ・・・
もう大学やめて通信教育に編入したいなあって思う。              
どうせなら慶應がいいな。高学歴だし、うまく行けば編入してもう一度大学生活やり直したいよ。